2009年05月20日
ダブル緑対決 長谷部 ヴォルフスブルク 疑問
ヴェルダー・ブレーメンは今夜のイスタンブール決戦、UEFAカップ・ファイナルに照準を定めています。その次に大切なのが5月30日のドイツ・カップ決勝、対レバークーゼンでしょう。 決勝まで進んでいるカップ戦に対し、すでに中位で終えるのが確定しているリーグ戦の方では、手抜きではないかという試合をしていたみたいです。 直前のカールスルーエ戦はブレーメンのホーム・ゲームで、久しぶりにジエゴを復帰させています。しかし彼は今日の決勝戦が出場停止。ほかにウーゴ・アルメイダなどは出場しているものの、ピサロ、ロセンベリ等は控えにも登録せず、ベンチは5選手だけ。 最下位カールスルーエに2点をリードされたハーフタイムには、もうフリンクスを引っ込めたようです。そして3点目をとられた時点でようやくエジルを投入しましたが、ついでにバウマンをベンチに下げてしまってます。UEFAカップ決勝向けの休養と足慣らしだと考えたか。しかし、この決勝戦が終わってしまえば、三日後の対ヴォルフスブルクにおいて、ジエゴ、エジル、ピサロなど、技巧派選手そろい踏みというかたちもあり得るでしょう。こういうタイプに、比較的ヴォルフスブルクは苦戦するのでは? 日本代表の長谷部、大久保両選手をかかえるヴォルフスブルクには、どうにかして初優勝をしていただきたいところではあります。引き分けでも、たぶんOK。が、なんとなく裏をかかれそうにも思えてきます。そんなヴォルフスブルクの籠城ぶりはどういうものか。
● だいたい良好ながら ヴォルフスブルクは、いわゆる「コンパクト」スタイルです。人を集めてボールをからめとろうとします。人と人の距離感は総じて悪くなく、相手に寄せる意志が見えるような、闘志を感じる守りです。 前回は攻撃の一面をながめましたが、守備も、失敗したときの方が特質を見透かせる気がしますので… 5点差をつけて勝利したアウェー・ゲーム、5月16日のハノーファー対ヴォルフスブルクから。 アシスト2 長谷部、決定機 大久保! 次はドローでも優勝? http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/437 ハノーファーのタルナトが、対角線にトップのフォルッセルへ長いパスを送り、ヴォルフスブルク側はオフサイドをとりました。 赤がハノーファーで、白がヴォルフスブルク。これはあらかじめ相手を読める状況で、はじめっからやるぞぉと、そんな雰囲気のシーンでした。この、相手が1名でしたが、マークせずに見ておくというかたち。これと似た雰囲気は、もっと後退させられたとき、攻め込まれた場合にも感じられたりします。 この試合、前半の中ごろから、長谷部選手とリーターは前後の位置を入れ替えました。リーターが最終ラインの一角となった、前半の後半のプレーを。 ヴォルフスブルク陣に入って、ハノーファーのバリチュとクジノベクがパス交換。フォルッセルが最前線から下がります。
バリチュは縦に走り、クジノベクはピントにパス。いったん浮いたフォルッセルも、前に動き出します。
バリチュはシェーファーが、フォルッセルのことはバルツァーリが、迎えようとしています。 ピントは、一番前から下がりかけるブルヒンクヘパス。ブルヒンクは厳しくマークされてはおらず、ぎりぎりオフサイドでもないはずです。
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ここで、ブルヒンクがダイレクトでフォルッセルに叩いていれば、たぶん、まったくオフサイドの懸念なく、そのままゴールキーパーと一対一になれたかと思います。 でも、ブルヒンクはフォルッセルに渡せず、後方にドリブル。マトルンクがそれを追い、シンジェロルツが挟みに向かいます。
ブルヒンクはトップに戻ったフォルッセルにパス。ここは、おそらくオフサイドだったろうなと思います。でも、笛は鳴りません。微妙ですからね。
抜け出したフォルッセルは、コースの甘めなシュートを放ち、ゴールキーパー、ベナーリオがよく弾きました。
長谷部選手は腕を上げてオフサイドを主張。 ヴォルフスブルクの場合、こうしたシーンはバイエルンやブレーメンや、バルセロナとかと較べても少なめだろうかなと感じます。が、そうはいっても、毎試合幾度かはあったと思います。 パスまわしをしながらギャップが見つかるのを待ち、そのギャップを突くとかいう「パスサッカ」などではなく、この事例のような、タイミングが合致したボールなしの動きでの崩しに直面すると、迎え入れタイプのゾーン守備は、わりと楽に裏へ抜けられてしまい、早々に壊滅することが多い。浅いラインを敷くヴォルフスブルクは、こうした決壊の回数が少なくとも、相手の技量がそこそこ高ければ危険です。 ハノーファーは、こうしたコンビネーションをさほどシンクロさせられませんでした。シュートも甘め。しかし、単刀直入に浅いバックスの背後へ出すパスや、事例と同系統の、たいして大きくもないポジション・チェンジで、ヴォルフスブルクを崩す手前近辺までは迫れました。 ブレーメンにUEFAカップの疲労が薄ければ、ジエゴ、エジル、ピサロ等が動ける状態でそろうなら、ヴォルフスブルクにとっては嫌ですねぇ。 この試合は、ヴォルフスブルクのキャプテン、ジョズエが出場停止だったので、多少ゆるくなってしまった面もあります。しかし、ジョズエがいる試合でも、集まっていて崩れそうなシーンは出てきます。あまり重くなってもまずいので、このくらいにしますが、ちょっと不安…
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しかし、この決勝戦が終わってしまえば、三日後の対ヴォルフスブルクにおいて、ジエゴ、エジル、ピサロなど、技巧派選手そろい踏みというかたちもあり得るでしょう。こういうタイプに、比較的ヴォルフスブルクは苦戦するのでは?
日本代表の長谷部、大久保両選手をかかえるヴォルフスブルクには、どうにかして初優勝をしていただきたいところではあります。引き分けでも、たぶんOK。が、なんとなく裏をかかれそうにも思えてきます。そんなヴォルフスブルクの籠城ぶりはどういうものか。
これはあらかじめ相手を読める状況で、はじめっからやるぞぉと、そんな雰囲気のシーンでした。この、相手が1名でしたが、マークせずに見ておくというかたち。これと似た雰囲気は、もっと後退させられたとき、攻め込まれた場合にも感じられたりします。
この試合、前半の中ごろから、長谷部選手とリーターは前後の位置を入れ替えました。リーターが最終ラインの一角となった、前半の後半のプレーを。
ヴォルフスブルク陣に入って、ハノーファーのバリチュとクジノベクがパス交換。フォルッセルが最前線から下がります。
バリチュは縦に走り、クジノベクはピントにパス。いったん浮いたフォルッセルも、前に動き出します。
バリチュはシェーファーが、フォルッセルのことはバルツァーリが、迎えようとしています。
ピントは、一番前から下がりかけるブルヒンクヘパス。ブルヒンクは厳しくマークされてはおらず、ぎりぎりオフサイドでもないはずです。
ここで、ブルヒンクがダイレクトでフォルッセルに叩いていれば、たぶん、まったくオフサイドの懸念なく、そのままゴールキーパーと一対一になれたかと思います。
でも、ブルヒンクはフォルッセルに渡せず、後方にドリブル。マトルンクがそれを追い、シンジェロルツが挟みに向かいます。
ブルヒンクはトップに戻ったフォルッセルにパス。ここは、おそらくオフサイドだったろうなと思います。でも、笛は鳴りません。微妙ですからね。
抜け出したフォルッセルは、コースの甘めなシュートを放ち、ゴールキーパー、ベナーリオがよく弾きました。
長谷部選手は腕を上げてオフサイドを主張。
ヴォルフスブルクの場合、こうしたシーンはバイエルンやブレーメンや、バルセロナとかと較べても少なめだろうかなと感じます。が、そうはいっても、毎試合幾度かはあったと思います。
パスまわしをしながらギャップが見つかるのを待ち、そのギャップを突くとかいう「パスサッカ」などではなく、この事例のような、タイミングが合致したボールなしの動きでの崩しに直面すると、迎え入れタイプのゾーン守備は、わりと楽に裏へ抜けられてしまい、早々に壊滅することが多い。浅いラインを敷くヴォルフスブルクは、こうした決壊の回数が少なくとも、相手の技量がそこそこ高ければ危険です。
ハノーファーは、こうしたコンビネーションをさほどシンクロさせられませんでした。シュートも甘め。しかし、単刀直入に浅いバックスの背後へ出すパスや、事例と同系統の、たいして大きくもないポジション・チェンジで、ヴォルフスブルクを崩す手前近辺までは迫れました。
ブレーメンにUEFAカップの疲労が薄ければ、ジエゴ、エジル、ピサロ等が動ける状態でそろうなら、ヴォルフスブルクにとっては嫌ですねぇ。
この試合は、ヴォルフスブルクのキャプテン、ジョズエが出場停止だったので、多少ゆるくなってしまった面もあります。しかし、ジョズエがいる試合でも、集まっていて崩れそうなシーンは出てきます。あまり重くなってもまずいので、このくらいにしますが、ちょっと不安…


