2008年10月06日

圧倒的ポゼッション、長谷部途中出場、GKがアシスト!

 終わってみれば、ボール支配率は73.1%。試合結果は…

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 昨夜のブンデスリーガ、シャルケ04対ヴォルフスブルクです。ブンデスリーガだと、5分刻みでの支配率も出ていました。ホームのシャルケが、長谷部選手が所属するヴォルフスブルクを圧倒。でも、ほかの数値は、さほどの大差にはなっていなかったようです。

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 長谷部選手は、後半に逆転を狙って起用されました。この試合では、ゴールキーパーが、ロング・キックではないアシストを記録する、珍しいゴールもありました。

● ヴォルフスブルク、専守防衛?

 ヴォルフスブルクの試合をいくつかながめると、相手により状況により、かなり戦い方を変えるチームだというのがわかります。
 たとえば、ボーフムとのアウェー・ゲームでは、かなり好まれているらしい「前からプレス」を、下手にやりすぎる戦術を見せました。とにかくあたりに行けという感じの、特攻ムードの守備。ボーフムがそれを逆手にとって、かわして攻める展開になってしまいました。が、ヴォルフスブルクは、それを多少弱めつつも断続的に繰り返し、途中でゲームを支配する時間をつくっています。結果は引き分け。

 長谷部は途中から、小野 出番なし…ブンデスリーガ
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/210

 9月21日、首位のハンブルクを地元に迎えて、3−0と勝ってしまった試合では、序盤で追い回し気味の守備を演じはしましたが、それは、あまり初期陣形を崩さないゾーン・プレス的な手法。リードして、試合も後半しばらく経つと守りに釘づけにされ、しかし守りきってみせました。

 そして今回は、あらかじめ下がりきった感じの守りから、鋭く反抗を狙う前半。後半になると、ボールを奪った際の攻め上がり人数を明らかに増やし、相手ボールへのチェックも、ハーフウェイくらいから始めたり…

● 長谷部は内か外か

 リーグ開幕時、長谷部選手は右サイドの控え選手的な扱い。しかし、上で触れたハンブルク戦で、日本代表チームと似て、中央右寄りで起用され、次の、対カールスルーエのときもそうだったようです。それが、今回は左サイドの控え。いろいろなバリエーションを使うマガト監督なので、今後も複数の役割で使い回されるでしょう。

 でも、マガト監督のファースト・チョイスは、ジョズエと中盤でコンビを組ませることではないのかなと、そんな気がします。
 この試合は、左側でシャルケのラフィーニャへ対応しつつ、自軍ボールの際には、ゴールへ向かって攻める役割。出場してすぐに、ヴォルフスブルクが逆転ゴールを決めたので、比較的、守りの仕事が多めになりましたが、いいつなぎのパスや、相手ペナルティ・エリアまで迫るドリブルも見せました。より攻撃力が高いシャルケが相手ということで、本来が長谷部選手であるべきところに、リーターが使われたのだろうかと考えられます。ま、事実はどうなのか、ぜんぜんわかりませんが。

● 大雑把な得点経過

 前半、当然のようにシャルケが先制し、後半ヴォルフスブルクが逆転。いずれも見所のあるゴールでしたが、中でも逆転ゴールは見事なもの。
 ヴォルフスブルクがシャルケ陣内に押し上がり、ポジション・チェンジをしながら左右にボールをまわしました。そして、リカルド・コスタがバルツァーリにパスをして、そこからまたリカルド・コスタへと。ザッカルド以降はダイレクト・パス。

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 長谷部選手は、このときたぶん、相手の居残り選手をケアしていたのだろうと思います。

 そして終了近く、ゴールキーパーのアシストによって、シャルケが追いつきます。

 左コーナーを得たシャルケ。ニアのゴール・エリア角で空中戦、しかし、ボールは通過して、シャルケ、ボルドンの足もとに落下。空振りして立ち足にあたり、後方へ跳ねる。ペナルティ・スポットあたりに攻撃参加していたゴールキーパー、ノイヤーが素早く寄り、ダイレクトでシュート。
 長谷部選手が足を出しましたが触れず。あたり損ねながらゴールへ飛んだボールは、ちょうどクラニイのいる場所に。右のアウトで振り返り気味にトラップし、すぐにまた、右のアウトで転がす。ヴォルフスブルクのゴールキーパー、PKを防ぐ殊勲を見せたベナーリオの、右側をすり抜けるようにゴール・イン。

 七割以上というボール支配率に、天が恩恵を施しでもしたかのような、終了間際の同点劇。サッカーは、ゴールを競い合うものですね。

 では、フォーメーションの図に、得点時間なども書き込んで、かんたんに。

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● 右バックが二名のヴォルフスブルク

 右バックをやることが多い20番リーターは、必ずしもディフェンダーではなく、一段前方のポジションでも起用される選手で、また、ザッカルドも、機会があれば中へ外へ、攻撃参加をするタイプ。だから右バックがふたりといっては間違いなのですが、ともかく守備を固める姿勢は明白だったと思います。
 相当に攻撃的なシャルケの右バック、ラフィーニャには、原則としてゲントナーがマーカーに指定されていた感じ。

 4−2−3−1よりは、4−4−2の守備態勢かという見映えのヴォルフスブルクだとはいえ、右の守りを固めた分、デジャガはかなり攻撃にからもうともしました。
 反転逆襲の際は、中央のミシモビッチ、ジェコの突破がメインでしたが、組み立てたときは、外から安全に攻めようとしていたと考えられるスタイル。

● シャルケ04

 ヴォルフスブルクが守備的だったこともあってか、シャルケはほぼ2バック。中盤のエンヘラール、ベスターマンもかなり攻めに出るので、2−3−2−3的な2−3−5ともいえます。
 つまり、かつて世界中の基本だったと伝わる、WM以前の「旧式」フォーメーションとは、こんなものかなとも思える、前がかりのシャルケ。

 ◆ 2バック≒4バック
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/51

 このメンバーだと、ヴォルフスブルクのような「外へ」、「外から」という攻撃ではなく、「中も外も」のかたちになるようです。クラニイやアルトゥントップも空中戦で勝てるわりに、必ずしもセンタリング狙いではない。
 このあたり、「外から志向」のバイエルンなどよりは、中央志向のベルダー・ブレーメンの方に近いですね。でも攻め方は、ブレーメンの手をかけた巧妙さとは異なり、シンプルなパス回しを目指して、攻めきろうとするもの。そして、どんどん攻めに出る人数を増やしていきました。

 前線三名は随時入れ替わりながらプレーし、エンヘラール、ベスターマンが、そこに加わります。そして、タッチ沿い一辺倒というイメージですが、ラフィーニャがつねに前を狙っていました。コビアシビリも中盤の支援に上がり、ジョーンズも、前への比重がわりと多い感じがあります。

 守りはちょっと…


posted by ports |10:45 | コメント(0) | トラックバック(0)
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