2008年08月25日

試合時間は10分延びていた!

 マルチ・ボール・システム導入によって。

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 17歳以下世界選手権の1995年エクアドル大会後に、FIFAが刊行した報告書です。このころは日本ビクター・カップだったんですね。
 これは、ガーナがブラジルを破って優勝した大会でした。小野選手、稲本選手等の日本は、アメリカに勝ったものの、グループ・リーグ最下位で終了。これが、各種世界選手権として、初めてマルチ・ボール・システムを導入したもののようです。

 いきなり10分も実働時間が増えた!  しかし、なにと比較したんだという疑念は残りますね。全試合のあらゆるアウト・オブ・プレー、中でもスローインとゴール・キック、コーナー・キックでしょうが、その場面のたびに、ボールが一個である場合の想定計算をしていたとは考えづらい…

 ともかくこのエクアドル大会の平均実働時間は、なんと65分05秒だそうですよ。
 で、一番較べやすそうなのは、同じ年の近い時期の似通った大会、カタールでのワールド・ユースなんですね。イバガサ、ソリンのアルゼンチンが、カイオ等のブラジルに勝って優勝しました。中田・松田・安永選手などからなる日本は、トーナメントに進出し、ブラジルに1−2で負けています。

 同じ1995年でも、ワールド・ユースの方ではマルチが採用されていません。マルチのアンダー17の65分05秒に対し、そうでないカタールでのユースは、55分20秒。マルチ・ボール・システム実施の境界、たしかに10分近く増えたんですね。やはり影響は大だったようです。

● 試合時間は10分延びていた その2!

 一つ前のワールド・ユースは、1993年のオーストラリア大会。このときの平均実働時間は、56分11秒となっています。1995年カタール大会と近い数値ですね。
 では、アンダー17の前回大会、日本開催の1993年はどのくらいだったか?

 47分!!

 なんて短いんだという気がしてしまいます。でも。

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 いやはや、キック・イン試行などは記憶していましたが、この日本大会までは、17歳以下の試合というのは80分だったんですね。忘れていました。

 ということは。このブログで運動量についての記事を何度か載せ、下記では、杉本さんからお寄せいただいた情報を引用いたしましたが…

 「走行距離の真相 憶測」
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/175

「詳細不確かながら、1995年、高地会場を含むエクアドルでのアンダー17世界選手権では、9.4km。そして1993年の日本開催アンダー17が、9.7km だったそうです」

 深く考えずに、どのレベルでも 10km くらいなんだという気分で、こう書きましたが、これが二年後のエクアドル大会のように90分の試合だと想定し、マルチで65分くらいの実働時間であったらと考えてみると、単純には、13km 以上の走行距離になります。
 まあ、単純に延長するのは間違いですけど、かなり密度の濃い走り合いだったかもしれませんね。


 でも、ちょっと意外な面もありますね、65分になったといわれると。下記などで、なんども最近の平均実働時間に触れましたが、2006年ワールドカップが55分、2008年欧州選手権が59分弱にすぎませんでしたから。減ってきたということでしょうか。

 「EUROの環境はワールドカップに勝った?」
 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/184


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