2008年08月02日
ワールドカップで日本が No.1だった数値
まず、ちょっとした余談です。
ひょんなことから今ごろになって、2006年ドイツ・ワールドカップで、日本代表チームが参加国中トップの数字を記録していたのだと知りました。第一位とはいえ、たいして重要な指標ではないため、あまり広く話題になることはなかったかもしれません。 まあ、たしかに一位だからといって偉くもないのですが、しかし悪いということもない。ドイツ大会終了後には、各種記録が雑誌や書籍にいろいろ掲載されたはずですから、少なからぬ方々がご存じでしょうね。これについてのご見解などがあれば、時期遅れですが教えてください。この第一位の数字を、誰かがこう評価していたとかの情報でもけっこうです。 これをご承知でない方には。 2006年ワールドカップの試合において、日本代表はどういう数値でナンバー1だったでしょうか? こう問いかけをしておきます。日本代表が最高位ではあるものの、正確には、もう一つのチームと一緒に第一位です。 こんな些少事というか、妙な質問だけでは話にならないので、ほかにわかったこととあわせて、来週にでも関連記事を発表しようかと考えています。ご存じない方に気を持たせないよう、ササッと用意いたしますので…
上記余談の続きとして、別の第一位のことを記しました。以下をご覧願います。 「♪ジーコ監督は最高、トルシエ監督が最凶?」 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/182 これとは違う一番はなんでしょうか?(8月3日追記)
● 運動量の激増という説話を否定する? さて、話は変わり、ここからは2006年ワールドカップの日本ではなく、メキシコ五輪で銅メダルを獲得する日本代表チーム等へと移ります。 「スペイン、ドイツと、無謀だが日本を比較」の続き。補足するというのか、おまけです。単純に1967年の方を、5分、延長計算するとこうなりました。
ポジション・役割の違いで、走行距離に大差があるのはそのままですが、全体的なでこぼこを埋めるようにながめると、かなり2008年に近くなった感じがしますね。 ● 無理に試みる「条件そろえ」 最新の欧州選手権決勝と、四十年以上も昔の日本対韓国というオリンピック予選。二つの試合は、前回記したように、時空を隔てながらもわりと似た部分はありました。しかし、試合中の気温が低かっただろうという点を除けば、日本対韓国が不利な条件をそろえている感じがしてならないんですね。 1967年の方が湿度は高い。雨の試合に、重くなるシャツや靴。交代枠が1名であり、しかもそれが導入されて間もなくのころ。たいていは最後まで動き続けなければと考えています。走りをセーブする気はないでしょうが、ある種の配分志向はあったかもしれません。そして、ボール1個でやる試合です。 ● マルチ・ボール以前、実際のプレー時間は10分近く短かった? マルチ・ボール・システムが導入されたものの、今になってみると、極端には実働時間が増えていないようではあります。でもそれは、ほかの要因とからまりあってのことと思います。 マルチ・ボールでない過去の試合でも、90分の試合で実際のプレー時間が60分以上ということも、現実にあったらしい。今も、マルチでやっていない試合で、そうした時間が記録される場合もあるでしょう。その際は、マルチ・ボールが影響しない部分などで、プレー中断が短く抑えられたのだろうと想像します。 同一の試合内容で、一方はすぐに替えボールが供給される。もう片方は、一つのボールが戻されるのを待つことがある。単純に想定してみれば、マルチ・ボールでは数分程度、実働時間が増加しそうですね。 1990年代半ばにマルチ・ボール・システムが導入された当初は、90分一試合で、10分も増えたとするような見解もあったと思います。 イン・プレーの時間が長くなれば、当然走行距離総量も増えることになります。 ● アクチュアル・タイム調整で、強引に四十年以上の懸隔を吸収 2008年欧州選手権の決勝戦、ボール支配時間で、ドイツが27分56秒、スペインが25分50秒となっていました。この、54分弱を、実働時間だとみなせるでしょうね。 1967年の日本対韓国の実働時間はわかっていません。欧州選手権と較べれば短かっただろうと思うだけですが… 欧州選手権決勝 五輪予選 4 CK 7 6 CK 5 ? GK ? 8 GK 16 24 FK 26 18 FK 21 スローインは、欧州選手権が 33。日韓戦は不明。 かなり実働時間をロスするPKは、どちらにもありません。 試合途中のキック・オフ回数は、ドイツ対スペインが一度だけなのに対し、3−3の日韓戦では6回。 ほかに大口の時間消費というと、コーナー・キックや相手ゴール寄りのフリー・キックなどに、どれだけ間をとったのか。そのときに審判は時計を止めたかどうか。1967年の状況はわかりませんね。 1990年代半ばからのマルチ・ボール・システムで、一番オフ・ザ・ボール時間が短縮されたのは、やはりスローインだろうなと思います。ゴール・キックもそうでしょうか。ボール一個なのだから、やはりスローイン同様だった気もします。これらは、試合の技術水準が低まると増える傾向にあるといわれます。日韓戦は多かったのか? 日本対韓国の試合で、スローインが両チーム合計40回前後はあったとすると、中断した回数はだいたい全部で120回ほど。それぞれの中断がどの程度であるかの想定は難しく、また意義が薄そうなので、一律に考えてみます。マルチ・ボール・システムと比較して、どれもが2秒くらいもたついたとすれば、4分減ることになります。3秒ならば6分。 キック・オフも、日韓戦の方が5回多いわけだし、スローインやゴール・キックに際して、ボールが届けられるのに手間取ったこともありそうです。2008年の欧州選手権決勝よりも、5分以上は短かったのではないでしょうか。 こんな粗雑な線で単純に考えて、日韓戦の実働時間を5分、つまり一割くらい水増ししてみたらどうかと思えてきたわけです。 ほかにも1967年の走行距離が少なくなりそうな要素があるので、5分から10分くらいは時間を増やしてやろうというのは、あながち不当でもなさそうですよ。 ● 以前のグラフでも割り増ししてみました
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ここまでおつき合いいただいた読者の皆様には、深くお礼を申しあげます。いろいろやっても、結局のところ、厳密な比較は無理なようです。 こうした調整ではなく、もっと古今の実測値を並べた方が、かなり確からしく増加・減少具合を特定できるなと思うのですけど、そんなデータは容易に入手できそうもない感じで… もっとほかに、運動量変化の具体的な数値にもとづく話をご存じありませんか?
posted by ports |22:45 |
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ワールドカップで日本が No.1だった数値
コメント投稿者ID :
試合数 3 で トップに なるのは?
押し寄せた記者の数。
又は
試合前予想で「グループリーグ突破は、確実!」
と答えた人の割合。
posted by 杉本 | 2008-08-03 00:01
ワールドカップで日本が No.1だった数値
コメント投稿者ID :
1位って、わかんないですね(笑)
なんでしょう。雑誌とかで目にしませんでした。
楽しみにしています。
この割り増しデータを見ると、確かにFB、WGは変わらないように見えますね。やはりCBの部分か・・・。
スタイルによる違いっていうのを加えて見ると、また代わるかもしれませんね。CBが攻撃参加しているような試合と比べるといいッスね。
恐らく、気候の差は大きいんじゃないかと。特に湿度に関するデータがないですけど。そういう意味では、実働時間を考慮すると、この試合、ユーロの決勝と遜色ないかもしれませんね。そうすると問われてくるのは中身ですね。
posted by ブランク | 2008-08-03 00:07
ワールドカップで日本が No.1だった数値
コメント投稿者ID :
運動量でしょ?
posted by いちばんって言ったら | 2008-08-03 00:11
ワールドカップで日本が No.1だった数値
コメント投稿者ID :
ファウルを与えた数か(イエロー)カードをもらった数の少なさでしょ?
それしか思い浮かばない。
posted by 通りすがり | 2008-08-03 01:34
ワールドカップで日本が No.1だった数値
コメント投稿者ID :
ファウルを犯した数の少なさだと思います。たしか06年のNUMBER+に載ってました。
ちなみにファウルが一番多かったのはガーナでした
posted by ま | 2008-08-03 05:00
返.ワールドカップで日本が No.1だった数値
コメント投稿者ID :
みなさま、どうもありがとうございます。
No.1関連は、下記に続けました。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/182
通りすがり さんと、ま さんがコメントなさったとおり、ファウル数も2006年は最少でした。
NUMBER+に載っていたとは、さすがのご記憶ですね。その手の文をほとんどまったく読んでおらず、存じませんでした。
—————————————————————
さて、気候との関連は難しいですね。やはり、ある程度までは、困窮しつつも消化してしまうと思います。
相手次第、そして自分たちの臨み方次第という面が大きいと感じますね。
CBの攻撃参加が前衛的だとすれば、今は、二十世紀と較べて、退歩した最先端だといえますかね?
posted by コリバノフ | 2008-08-03 09:18
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単純に1967年の方を、5分、延長計算するとこうなりました。
ポジション・役割の違いで、走行距離に大差があるのはそのままですが、全体的なでこぼこを埋めるようにながめると、かなり2008年に近くなった感じがしますね。
● 無理に試みる「条件そろえ」
最新の欧州選手権決勝と、四十年以上も昔の日本対韓国というオリンピック予選。二つの試合は、前回記したように、時空を隔てながらもわりと似た部分はありました。しかし、試合中の気温が低かっただろうという点を除けば、日本対韓国が不利な条件をそろえている感じがしてならないんですね。
1967年の方が湿度は高い。雨の試合に、重くなるシャツや靴。交代枠が1名であり、しかもそれが導入されて間もなくのころ。たいていは最後まで動き続けなければと考えています。走りをセーブする気はないでしょうが、ある種の配分志向はあったかもしれません。そして、ボール1個でやる試合です。
● マルチ・ボール以前、実際のプレー時間は10分近く短かった?
マルチ・ボール・システムが導入されたものの、今になってみると、極端には実働時間が増えていないようではあります。でもそれは、ほかの要因とからまりあってのことと思います。
マルチ・ボールでない過去の試合でも、90分の試合で実際のプレー時間が60分以上ということも、現実にあったらしい。今も、マルチでやっていない試合で、そうした時間が記録される場合もあるでしょう。その際は、マルチ・ボールが影響しない部分などで、プレー中断が短く抑えられたのだろうと想像します。
同一の試合内容で、一方はすぐに替えボールが供給される。もう片方は、一つのボールが戻されるのを待つことがある。単純に想定してみれば、マルチ・ボールでは数分程度、実働時間が増加しそうですね。
1990年代半ばにマルチ・ボール・システムが導入された当初は、90分一試合で、10分も増えたとするような見解もあったと思います。
イン・プレーの時間が長くなれば、当然走行距離総量も増えることになります。
● アクチュアル・タイム調整で、強引に四十年以上の懸隔を吸収
2008年欧州選手権の決勝戦、ボール支配時間で、ドイツが27分56秒、スペインが25分50秒となっていました。この、54分弱を、実働時間だとみなせるでしょうね。
1967年の日本対韓国の実働時間はわかっていません。欧州選手権と較べれば短かっただろうと思うだけですが…
欧州選手権決勝 五輪予選
4 CK 7 6 CK 5
? GK ? 8 GK 16
24 FK 26 18 FK 21
スローインは、欧州選手権が 33。日韓戦は不明。
かなり実働時間をロスするPKは、どちらにもありません。
試合途中のキック・オフ回数は、ドイツ対スペインが一度だけなのに対し、3−3の日韓戦では6回。
ほかに大口の時間消費というと、コーナー・キックや相手ゴール寄りのフリー・キックなどに、どれだけ間をとったのか。そのときに審判は時計を止めたかどうか。1967年の状況はわかりませんね。
1990年代半ばからのマルチ・ボール・システムで、一番オフ・ザ・ボール時間が短縮されたのは、やはりスローインだろうなと思います。ゴール・キックもそうでしょうか。ボール一個なのだから、やはりスローイン同様だった気もします。これらは、試合の技術水準が低まると増える傾向にあるといわれます。日韓戦は多かったのか?
日本対韓国の試合で、スローインが両チーム合計40回前後はあったとすると、中断した回数はだいたい全部で120回ほど。それぞれの中断がどの程度であるかの想定は難しく、また意義が薄そうなので、一律に考えてみます。マルチ・ボール・システムと比較して、どれもが2秒くらいもたついたとすれば、4分減ることになります。3秒ならば6分。
キック・オフも、日韓戦の方が5回多いわけだし、スローインやゴール・キックに際して、ボールが届けられるのに手間取ったこともありそうです。2008年の欧州選手権決勝よりも、5分以上は短かったのではないでしょうか。
こんな粗雑な線で単純に考えて、日韓戦の実働時間を5分、つまり一割くらい水増ししてみたらどうかと思えてきたわけです。
ほかにも1967年の走行距離が少なくなりそうな要素があるので、5分から10分くらいは時間を増やしてやろうというのは、あながち不当でもなさそうですよ。
● 以前のグラフでも割り増ししてみました
ここまでおつき合いいただいた読者の皆様には、深くお礼を申しあげます。いろいろやっても、結局のところ、厳密な比較は無理なようです。
こうした調整ではなく、もっと古今の実測値を並べた方が、かなり確からしく増加・減少具合を特定できるなと思うのですけど、そんなデータは容易に入手できそうもない感じで…
もっとほかに、運動量変化の具体的な数値にもとづく話をご存じありませんか?


