2008年07月23日
「走り」の増加という サッカーの進化?
「しかし、すでに五〇年代のハンガリー・サッカーのスタイルは時代遅れだった。 当時の選手は、90分間に二千メートル、フィールドをかけ回る程度だった。一試合に六千メートルは走り、しかもその大部分にトップスピードを要求される現代のサッカーは、かけ離れたものになっていた」 — ラヨシュ・バロティ — サッカーは、次第次第に運動量を増やしていったともいわれます。それでも、2km 〜 6km しか走らないサッカーとは、いったいどんなゲームだったのか、非常に疑問です。
バロティ監督は、二度にわたりハンガリー代表監督、そのほかベンフィカの監督などを歴任しました。第一次世界大戦勃発の1914年誕生の人。4月に「三つのB」でとりあげたブコビ、チャクナーディ両名のあいだに挟まる世代ということになります。 第二次大戦前に選手時代を過ごし、戦後はブコビ等と同様、コーチになりました。 こういう人が、1950年代絶頂期ハンガリーのことを記述しているので、疑う余地はなさそうですが… 冒頭の文は、1980年に出た本に載ったもの。六千メートル走る現代サッカーとは、1970年代あたりのを指すわけでしょうね。 引用した部分を含むバロティ監督の論考は、Web上のサッカーマガジン無料閲覧で読めます。ニュアンスなど、全体から把握していただければなと思います。1981年3月10日号と3月25日号。 下記リンク目次の下の方の、162番目と163番目をクリックすると、該当号の目次ページを開けます。 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/138 ● 長束恭行さんのブログから 欧州水準に劣るクロアチアの走力レベル(http://nogomet.cocolog-nifty.com/hrvgo/2007/04/post_ead1.html) 全文は上記をご覧ください。その、お終いの部分のみ引用します。 「現代サッカーの方向性は明らかに走力が必要とされているデータの一つに、1960年代に一人の平均走行距離が平均2.5~3kmだったのが、80~90年代には6~8km、21世紀になってからは8~10kmと飛躍的に伸びています。 … 中略 … ちなみに、70~80年にバイエルンやレアル・マドリッドで活躍したパウロ・ブライトナーは11,400mと驚異的な運動量を持った一方で、同じくバイエルンで活躍したFWカール・ハインツ・ルンメニゲは4,700mに留まっております。60年代ではディスティファーノが4,300m、マリオ・ザガロが3,900mと計測されています」 【この走行距離の話は、長束さんご自身の考察というのではなく、ほかの方の論説を翻訳、まとめてくださったものです。その点、充分にご留意お願いします】 ● 強引にくっつけてみる - 1950年代 2km - 1960年代 2.5~3km - 1970年代 6km - 1980〜90年代 6~8km - 2000年代 8~10km 60年代から70年代の急増は、いったいどうしたのかと、まあ、そんな気もしますが、それなりに増加傾向が、きれいにながめられる感じです。 日々進化していくと称されるサッカー。50年も経てば、18,250回も日の出を繰り返したことになります。閏を入れると 18,263回。 走行距離の増大も、宜なるか。 ● が、個々の選手を考えると… 【ルンメニゲ】 ウィングやミッドフィールダーとして、得点を量産した選手ですね。速くて確実、技術も賞賛されました。個人的には、ボレー・シュートを、あてる感じではなく、足を振り抜くように思い切って蹴っていたシーンが浮かんできます。 この人は、相手ゴール近くに屯して待つイメージでもありませんでした。 テレビでながめた西ドイツやバイエルン・ミュンヘンの試合を想起すると、ともに出ていたブライトナーの半分以下しか動いていなかったとは、とても思えない、しかし、4,700m! 【ディ・ステファノ】 史上最高の選手かともいわれる、伝説的な流動センターフォワードですね。ヨハン・クライフに似たプレー・スタイルだと噂され、グラウンド全体を動きまわり、ディフェンス、組み立て、そしてシュートまで、あらゆる段階で重要なプレーをしたと伝わります。 こうした伝承が実態に近いのなら、4,300m ばかりしか動かないということは、どうも、ちょっと… 【ザガロ】 ハード・ワーキング・ウィンガーだったはずなんですけどね。事実は違うのか? ワールドカップ二連覇のブラジル代表チームで、中盤から左ウィングまで動きまわり、ときには味方ゴールのライン上で、失点しそうな状況から、ヘディングでクリアしたりもした、とか。やはり、一試合を通じての走行距離を計測して、3,900m だけとは考えづらいものがあります。 【2008年】 ここで、下記に載せたスペインとドイツの、今回の欧州選手権全試合の走行距離表をご覧ください。一番動いた選手と、チーム全体です。フィールド・プレーヤ合計が、10km を超えるのが普通のようですね。 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/169 3〜4km というと、2008年にあっては、ゴールキーパーの走行距離総量です。ドイツのレーマンはポルトガルとの試合で、前出のルンメニゲの例を上回る、4,831m の移動をしたことになっています! ルンメニゲなど、例に挙がった選手たちや、過去のチームの、実測データと計測基準・手法の文書はありませんか? はたして、1960年代までの選手というのは、今のゴールキーパーよりも動かないで試合をしていたのか? ● 一部、確認可能? ハンガリーの1950年代については、幸いにも今、1953年の代表チームの試合を、ほぼ一試合分動画で見れるので、感覚的には確かめられそうです。努力すれば、雑な「走行距離」くらいは算出できるのかもしれません。 まあ、言葉じりにこだわると、ハンガリー代表チームは不適切な例だともいえます。「90分間に二千」しか、うんぬんという英文には、その当時の average player は、との語が入っており、ウェンブリーに登場した代表選手たちは、とても平均的水準にとどまるものとは見えませんからね。 そういえば、二千メートルというのは、英書ではヤードでした。二千ヤードが正しいとすれば、1,830m ほどですよ… そのあたりは別として、仔細に見直していないまま思い込みで考えると、1953年ハンガリー代表の、少なくとも中盤から前の選手は、走行距離=一試合の移動距離全体が、とても 2,000m どころの話ではなさそう。 この点は、下記から動画をダウンロードすれば、ある程度まで検証していただけるでしょう。 http://foot2010.exblog.jp/7188305/ さらに激増伝承に疑問を投げかけ、別の、古いデータも見てみようと思います。 続きはこちら…
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「走り」の増加という サッカーの進化?
コメント投稿者ID :
ひどいですね。最近は運動量が上がってきているのは知ってましたが、昔そんなに少なかったとは。昔の偉大な選手は今のトップ選手の半分の運動量ですからね。なんかそれで昔の選手がいくら偉大でも、その人たちに今のサッカー選手のことを偉そうに言って欲しくなくなりました。今だったら中学レベルの運動量ですよ、それは。やっぱ進化した現代サッカーでトップに君臨している選手が史上最高の選手だと思っていましたが、少しそれが確信に変わりました。
posted by plane | 2008-07-23 22:59
「走り」の増加という サッカーの進化?
コメント投稿者ID :
長束さんやクラマーさんの話とか聞くと上の人のようになってしまいがちなのかと、自分を含め、改めて思いますね。やはり、影響力のある人は、元データを提出してもらって再度、第三者が検証できるように紹介をしてもらわないとって思いました。自分がここに挙げたリンク先引っ張りだしてこう言うのもなんですが・・・(笑)
なんかところどころ運動能力ってところを調べて行くと、管理人さんの触れている有酸素運動がキーワードみたいですね。
http://facta.junis.ni.ac.yu/pe/pe2000/pe2000-03.pdf
セルビア・モンテネグロでのプロとアマの選手のデータ比較ですが、VO2max(最大酸素摂取量)に有意な違いがあるとしてます。あと速筋の割合ですね。
走行距離の中身を調べるのなら、有酸素運動から無酸素運動に切り替わる前後の速度帯とスプリントに注目して見たほうがいいのかもしれませんね。
http://isis.ku.dk/kurser/blob.aspx?feltid=184592
ここには過去のデータに2mほどですがスプリントに違いがあるようです。19.3mと17m・・・。このデータは、・・・実働時間は考慮されてないですね。この点は測定法が同じような条件だったかわからない。
素人には測定法がよくわからないので単純に比較していいのかっていうのも問題ですよね。恐らく、過去のデータっていうのは現在の測定とは全く違っているのかもしれません。どのような条件下で得た数字なのかがわかれば、ちょっとは比較できるのでしょうけど。
posted by ブランク | 2008-07-24 00:01
返.進化でしょうか
コメント投稿者ID :
plane さんへ
たしかに進化してる部分はあるでしょうが。
もうしわけない、ひどく字数が多すぎました。「昔の選手が今の選手の半分の運動量」なんてことは、あり得ない。そういう疑問を呈するつもりが、わかりづらくなってしまったようです。次では、ちょっと反証を書いておきました。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ports/article/175
> 今だったら中学レベルの運動量
昔も今も、大人も子供も、運動量総体に極端な大差はないと思います。役割ごとの違いは、けっこう大きかったかなと感じますけど。
進化に確信…
たとえば、学校の先生やご両親とは異なる知識を持っている子供、別のことができる子供。そんな子がいても、別に、先生やご両親よりトータルで優秀とはいえませんよね。
確信できる進化を人間がしているなら、殺人や戦争はなくなってるはずかもしれない。マラドーナを遥かに凌駕するプロ選手が、今ごろは百人くらい存在しなければおかしい気がします。
どうもありがとうございました。
ブランク さんへ
探しよう次第でいろいろあるんですね。ありがとうございました。
運動強度はやはり速度で分けてますね。個々の選手の能力まではとれないのか、それよりも、一部リーグ水準だと、誰も大差ないということか。あ、やっぱり最大酸素摂取量の個別推定値は、把握してないみたいですね。
ダッシュは、ウィングとセンターフォワードに顕著で、一番少ないのはセンターバック。
中央のミッドフィールダーとディフェンダーたちは、同じように歩き程度の移動距離が長い…
これだけだと、型枠どおりの動きがほとんどなのかなと思えてきますね。
各人がボールを持っているのは、全体の1.2 – 2.4 %にすぎず、距離にして300mもない。これは、いい古されたボールなしの動きの重要度を、あらためて強調してるようです。
厳密に比較するのはできませんね、残念ですが。大雑把に済ませておくほかなさそうです…
でも、こういうのが何種類か見れると、単なる思い込みに肉付けができてきますね。どんどん発表していただきたいものです。
posted by コリバノフ | 2008-07-24 06:59
「走り」の増加と「最上位のB] 1
コメント投稿者ID :
08CL セルチックーバルサ
セルチック 2点目 前半38分
状況①
バルサ自陣から 逆襲。
メッシ 中央をドリブルから
アークへ走りこんだデコへ。
戻ったセルチック MFが カット。
横のMFに渡る。
ロナ アンリ イニ
デコ
MF MF
↑
メッシ
トゥーレ
posted by 杉本 | 2008-07-24 21:09
「走り」の増加と「最上位のB] 2
コメント投稿者ID :
状況②
セルチックMFから FWへ 楔のパス。
左サイドへ 展開 ドリブルで上がる左FW。
ロナ アンリ イニ
デコ
メッシ MF
↓
左FW
トゥーレ
プジョル
↓
FW
DF
posted by 杉本 | 2008-07-24 21:22
「走り」の増加と「最上位のB] 3
コメント投稿者ID :
状況③
左FWに 応対するプジョル。
「長い距離を 戻ってきた」 イニ。
左FW 二人を かわしてクロス。
2列目から 走りこんだ ロブソンが ヘッドでゴール。
ロブソン
DF ↓ ←左FW
↓ イニ
プジョル
posted by 杉本 | 2008-07-24 21:33
「走り」の増加と「最上位のB] 4
コメント投稿者ID :
ここで 「走りの増加」 という観点から 見ると・・・
イニは 右ウイングの位置まで走りこみ
右サイドバックの位置まで 「長い距離」を 動いている。
バルサ自陣→セルチックペナ右→バルサペナ右
イニは チームのために「献身的に動いて」いる。
との 見方も あるでしょう。
メッシのパスミスが 「走りの増加」=「イニの無駄走り」 更には 「失点」を 招いた。
との見方も あるでしょう。
posted by 杉本 | 2008-07-24 21:59
「走り」の増加と「最上位のB」 5
コメント投稿者ID :
次に 「最上位のB]という観点から 見ると・・・
状況③ 自陣まで リトリートしたのは 何故か?
状況②で 楔のパスを 入れられたから。
何故 楔のパスを 入れられたか?
「トゥーレ」が 楔のパスを出した選手に 寄せていないから。
何故 「トゥーレ」は 寄せていなかったか?
ひとつ ふたつ先を 読む=予測して
ポジショニングしていないから。
即ち「最上位のB」が 足りない。
メッシが デコへ パスをする時
「状況」は 分かるはず。
状況②=バルサのFW+デコ+イニ 5人が「前残り」
この状況を 作っては いけない。
楔のパスを 入れさせては いけない。
展開されて リトリートせざるを 得ないので。
失点の原因は 「トゥーレ」の「最上位のB」である。
posted by 杉本 | 2008-07-24 22:56
「走り」の増加と「最上位のB」 6
コメント投稿者ID :
「最上位のB」の低下が 「走行距離」の増加を
招いているかも 知れません。
いや それとも
「3つのB」 全てが 低下しているから
「走行距離」が 増大していると したら・・・。
サッカーは 「進化」してますか?
サッカーに 「進歩」は ありますか?
53ハンガリー ご覧になれば わかるでしょう。
posted by 杉本 | 2008-07-24 23:49
「走り」の増加という サッカーの進化?
コメント投稿者ID :
「最上位のB」の低下っていうのは、ありえそうです。
仮にそうだとして、なんでそうなったか?そこが問題なんじゃないでしょうか。あまり考えなくなってしまった理由っていうのがあるんじゃないかなって思う。
恐らく、「考えなくても勝てた」時期があったから。
それを「進化」か「退化」っていうと価値観の相違によって定義が変わってくると思うんですが、方向性がどこかで変化したっていう見方はどうでしょう。何が昔に比べインスタントな思考を許容してしまっているのかっていうところが押さえるべき点じゃないッスかね。
posted by ブランク | 2008-07-25 01:27
サッカーの進化?
コメント投稿者ID :
セルチックのゴールは、見事な展開だったような記憶がありますね。が、細部は忘却の彼方、メモするほどの印象でもなかったので、新たに想像をしてみて。
楔のパスが通ったとしても、じゃあ、いったい何人を守りに使いたいって?、そんな気もしますね。
まず、中央でディフェンダーが、どのくらいの距離でマークしていたか、疑問があります。中央のディフェンダーは、楔のパスをカットし得る可能性を持った角度で、マークしていたのかどうか。
次に、プジョルは、昔の人がジョッキーイングと呼んだ「いなし方」は無理だったのか。相手を縦にドリブルさせて応対するなど、できなかったのか。さらにイニエスタも下がってきて、相手一名。なおさら、守備の技術やコンビネーションがどうなのって気がします。
これは、ベッケンバウアーや、ランパード父のプレーなどと通じる技術ですね。
三つ目に、走り込むロブソンを、マークしてくっついていく思想がない、最終ラインに受け渡すだけのゾーン守備思考を金科玉条としているのかどうか。
今は、最後までエリア・マーキング、プラス、ボール・マーキング、そんな標語をかかげられる守りが高級だ、みたいな論調が幅を利かせてるようですね。が、ディテール部分を省略すれば、それは基本的にお笑いごとのようにも思えます。
Bの退潮があるとしたら、それは、いわなくなったこととも関係してるのでは?
フィジカル強調による弁明の隆盛や、3、4、12などを珍重する非流動的スタイルへの賞賛などの結果、攻撃エリアにいたったあとは「個」だ、などという、理解しやすい話が一般化してしまい、真のディテールは、語られない傾向になってきたためか。ボールを運んだら、そこからは「個」なら、コンビネーションの工夫など、入り込む余地は極小ですからね。
「インスタントな思考を許容」している状態は、それ自体は悪いともいえなさそうですね。大衆化して、話題にのぼることが多くなった証しではないでしょうか。
皮相な見解や逆説的な見方に対し、ある意味のオーソドクシーが退きすぎてるのかもしれません。なにかしらオーソドックスなのが厳としてあって、それでインスタントやパラドキシカルな説も生きてくると思いますけどね。
単なる雑多な変化、トレンドの中で、微妙な進化は続いているだろうと考えますが、そうしたものを大きな視点でとりだしてくれる論者が、もしかしたら、いないんじゃあありませんかね。「世に伯楽あって」ということか。
思わせぶり最悪文学や、ジャック・ティベールなどを祭る風潮を、早く衰退させていただきたいもの。内外の高水準試合を実地に多く観察した人が、冷静な概論を表すのが待たれます。
posted by コリバノフ | 2008-07-25 12:49
「走り」の増加という サッカーの進化?
コメント投稿者ID :
まあ、言いたいことに反して、結論をすぐ求めようとしているのが見え見えでしたね(笑)正に、インスタント(笑)
確かに色々、理由がありそう。
「安全第一」が幅を利かせてくるようになって、「監督」の役割ってどう変化していったんですかね?WMが単に模倣に終わってしまったんじゃないかっていう指摘。ピッチ上における選手の思考パターンにWMってどういう影響を与えたんでしょう?
ディスコミュニケーションがどこで起こっているんですかね。
世代間、選手間?列車の連結部分はどこ?監督と選手は主従関係?サポの目線はピッチの動きを方向づける?「個」と「組織」をどうして分けた?フィジカル重視はインスタントだから?マンツーとゾーンを分けたのは?印象で語られ続けるディスクールのメリットとデメリット。考えずに走り続けることで得られる対価と喪失するもの。
サッカーの本質が変わらないとしたら、それを求めようとするのが筋ってもんじゃないッスか。じゃ、捻じ曲げようとしているものは何?破壊と構築。ディストラクションで得られるものは何?
ブログを読ませてもらって、単に「進化」や「退化」を論じるのはあまり建設的じゃないって思ったのもあって、生意気にも意見しましたが、「大きな視点」で見るっていうのは今の試合を見る上で必要ですね。それと同時に細やかな動きに目を凝らすことも。ジャーナリストの役割ってやっぱり大きいなと。
観戦が観察と同義で、観客の視線によって得られる結果が変わる。蓋を開けるまでは生きている猫なんでしょうね。選手同様にどこまでディテールにこだわれるのか・・・。
posted by ブランク | 2008-07-25 23:04
「走り」の増加という サッカーの進化?
コメント投稿者ID :
コーチの役割は、一にも二にも、試合のための準備を指導することだったかなと思います。その内容には、各々かなり違いがあったでしょうけど。
WMも、その受容態度によって、また時期により、まちまちだったろうか、と。
○○の秘伝のタレとかなんとか称したりしますね。サッカー指導者の多くは、自らの手法の本質を語りたがらない。そういう意味のことをエリック・バッティは書いていました。それはたいして変化ないんじゃなかろうかと感じます。上っ面の、聞こえのいい部分だけは公表するんでしょうが。
でも、そういうとこを別にすれば、なにがしかは脈々と引き継がれてもいると思います。
中で幾人かが、意識して破壊的なことを試みただけではありませんかね。
一方、見る側は流行語に左右されるところが大きいでしょう。北極星が見えなければ、かなり右往左往するのも当然。
で、それぞれについての仮説は、どうなっているのですか?
posted by コリバノフ | 2008-07-26 22:53
「走り」の増加という サッカーの進化?
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ポラリスたるジャーナリストですか・・・。
正に監督のようにピッチを見つめている人物でなければならないでしょうね。しかも古今東西の事象を諳んじているような・・・・・・多分、いない(笑)
監督って職業ができたのっていつなんでしょうか?
監督じゃなくて選手が試合をするんだとよく言いますが、今は監督の名前でそのチームの良し悪しをジャーナリストなんかは判断する傾向が強いんんじゃないかって思うんですがどうでしょう。
選手がピッチで個々に判断するよりも戦術やコンセプトに合わせたプレーを重視することで、選手間で状況に応じて変えるべき行動がある程度制限されているんじゃないかって思います。勝利を強く望めば、監督によっては「安全第一」を求めるようになる。選手個人の表現とは別に。
五輪の合宿でPA内はマンツーだって反町さんが言っているようですが、自分のチームでゾーンに慣れた選手は容易に変えることができない。恐らく青山が外されたのはそういう切り替えが上手くできなかったせいもあるのかもしれない。
管理人さんがマンツーとゾーンはそもそも切り離すことはできないって言うのは、よくわかるし、それを当然のように行っていた世代もあったんでしょう。ゾーンという言葉で文節される前に。
今は情報が多くて取捨選択に困るってことが世の中に増えてますが、もしかしたらサッカーでもピッチ外で与えられる情報が多くて、ピッチ上で優先順位を素早く判断できる能力が衰えているのかもしれません。
そういった点で本質っていうものが空洞になっているのかも。ゴールを狙う、ボールを奪うっていう本来の目的よりもチーム戦術を守ることにウエイトが占められているような・・・。
そうそう、関係ないですが運動能力関係で興味深い話がありました。
http://www.jssm.jp/kikanshi/21-1/83.pdf
継続調査で、結論までにはいたってないですが、ユース世代で有酸素運動は重要視されている一方で、プロへ上がる上では加えて無酸素運動での能力の優劣で選抜されているのではないかという論考。
パフォーマンスによるんでしょうが、ある意味、運動能力で淘汰されていくんでしょうね。そこにピッチ上での判断力っていうのがどれだけ見られているのか?中田みたいな自己主張できる選手っていうのは、日本ではどう評価されているんだろう?
こういうデータを見ていると別のところが気になります。
posted by ブランク | 2008-07-29 00:31
「走り」の増加という サッカーの進化?
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> 監督って職業ができたのっていつ
イングランド代表だと戦後、ドイツ代表は戦争に向かうころだったかと思います。でも、名目を別にすれば、コーチ役はつねにいたんではないでしょうか。
> 今は監督の名前でそのチームの良し悪しを
そういう見方をするのが通ってことでしょう。選手間で状況に応じて変えるべき行動が制限される程度は、強くなってきてるかもしれませんね。
それが、見る方にも単純化につながって、歓迎されてるんではないでしょうか。試合の中からシンボリックなプレーをくみとり、そこから全容を想起させる類いの記事が、先日立ち読みしたサッカー雑誌には、ほとんどありませんでした。
「4−3−3ができる」とかできないとか、クライフなんかも馬鹿なことを答えていたようです。そういうの、簡素でいいですよね。それを難しいことに見せられれば、高尚に受けとめてもらえるでしょうし。
> PA内はマンツーだって反町さんが言っているよう
前後が不明ですが、守備側が密集してない、たとえば3対2でディフェンダーが一名多いシーンだとしたら、そこでなんらかの分担エリアを守りきるゾーン守備などを実行するとは、とても考えられない気がします。
> ユース世代で有酸素運動は重要視されている
運動量の総量を求めると、自然にそうなりそうですし、また、練習を重ねることでもそうなっていきやすいのでしょう。
60いくつという値が、他競技に較べて高いらしいですが、サッカーを、持久系の競技プラス瞬発力と見るなら、やはり持久系の競技と比較した方がいいのかなと、素人目には映ります。ロードレースの選手とかなら、ユース年代で70以上じゃあないですかね。
> ピッチ上での判断力っていうのがどれだけ見られているのか?
見分けづらいかもしれませんね。ゆっくり読んでみます。ありがとうございます。
posted by コリバノフ | 2008-07-29 01:33
「走り」の増加という サッカーの進化?
コメント投稿者ID :
「ゴール前」をPA内って勝手に思ったんですが、どうやら、アタッキング・サードでってことみたいッスね。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2008/07/28/13.html
中盤が追い越す人間を流しがちだからでしょうかね。ヤスダあたりにキツク言ったのは。長友も1対1の強さはあるんだけど、サイドに人がいれば結構マークの受け渡しは多い気がする。そのあたりの修正でしょうね。
この試合も比較して見てたせいか、中盤ユルイ感じのところがありましたね。梶山が流してたりとか。それで最終ラインが下がってんのか、下げてるから中盤ユルクなってんのか、わかんないですが。
アルゼンチンは様子見だったような感じ。ただ、単純なワンツーが正確で早い。中央での崩しが上手かったような。
もう少し、ああいう相手は前目で潰す意識を持たないと後手をふみそう。サイドの崩しがなかったな、確かに。
監督は代表もそうなんですが、「クラブ」ではっていうことだったんですけど。ちょいと調べるとかなり古そうですね。名称にsecretary とmanagerが併用されていたようで、スコットランド選手を連れてきたりとプロ化の流れを生むような今でいうGM的な役割も兼ねていた・・・。
戦術指導については、よくわかんないッスね、やっぱり・・・。
posted by ブランク | 2008-07-30 00:43
「走り」の増加という サッカーの進化?
コメント投稿者ID :
> アタッキング・サード
かつては守備ゾーンとか守備地域とかでしたね。アラン・ウェイドも、双方から見るという意味で、攻撃または守備エリアという呼称で図示していました。自軍ペナルティ・エリア周辺といっても、ほぼ同じでしょうね。
> アルゼンチンは様子見
積極的な工夫は見せず、リケルメの判断に大きく依存という印象ですね。ほんとはもっとできるんでしょうか。
posted by コリバノフ | 2008-07-30 06:30
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