2008年07月17日
運動量・ボール支配率 数字で見る EURO
2008年欧州選手権、チーム全体の動きの多少はどうだったのか。![]()
ゴールキーパーの走行距離を除いた数値で並べました。ファイナリスト2チームは、長短、いずれにもエントリーしていますね。 ● 少ないチーム 一番少ないフランスは、特殊な状況下にありました。この大会は、退場者が三名にすぎませんでしたが、そのうち二名は、試合終了近くになっての退場です。唯一、対イタリア戦におけるフランスのアビダルだけが、前半24分という早い段階で除外されました。 それを念頭において見ると、ポルトガルとトルコの試合、そして決勝戦が、目立って走行距離の少ない試合だったといえるでしょう。やはり決勝戦は、疲れや慎重さなどから、動きが少なくなったのではないかと考えます。 ポルトガル対トルコは、途中からしか見てません。トルコは活発なようでしたが…。この試合では、トルコのゴールキーパーが90分くらいに退場になりましたね。三名交替を済ませていたために、フィールド・プレーヤーがゴールを守っています。してみると、ポルトガルの省力ぶりが特筆ものでしょうかね。 しかしポルトガルは、対ドイツ戦では、17番目にランク・インする距離を記録しました。 ほかには、二試合を登壇させたスイスが、運動量の少ないチームということになるかもしれません。とはいえ、ほとんど 10km に達するあたりではあります。そしてスイスの三試合目、対ポルトガル戦は、長距離側の5位になっていますね。 フランスとチェコは、少なめなチームという感じですかね。 ● 多いチームなど ルーマニアが多いですね。もう一試合もベスト20には入ります。スウェーデンもそうです。ロシアは、準決勝のスペインとの再戦が、ベスト20以内です。 そうはいっても、延長にならなかった試合は全部で28試合ですから、順位は56位までしかないということになります。28、29位といったら、もう真ん中になってしまうわけです。 スイスや、ドイツ、スペインの例をからすると、多かったり少なかったりしているチームが多い感じです。 大雑把には、相対する二チームが、互いのやり方に影響されあって、走行距離は変動するのだと思います。自分たちのやり方次第というだけでもないですね。だから、たいていは対戦した両者が、近い走行距離数を記録していました。どちらもがある程度まで、相互にあわせ合わざるを得なくなるのでしょう。 ということは… ● 対戦チーム間の走行距離に、差が大きかった試合
横長すぎて、右端まで見えないかもしれませんね。一番右はカタカナの対戦国名で、そのとなりは試合結果です。 走行距離が少ないチームの方が、すべてボール支配で優勢ですね。それが興味深かったので率も時間も含め、それで、長く横に延びてしまいました。 だからどうした? つまり、ボール支配で優位に立っていれば、チーム全体で動きを節約できる! 素晴らしい結論だと思いましたが、そうやって(?)勝てたのは、この中では一番差が小さいポルトガルだけでした。ほかは、負けか引き分け。作戦は成功したが結果には結びつかず、ということで(?)。まあ、一割程度の優位、55% くらいの支配率で、相手を圧倒というのでもないですからね。あくまでも試合の中身によります。 この表がなぜ6位までかというと、それは気分です。4,000m 差で区切りました。 90分で 5km 前後の違いというのは、十人に分ければ 500m ですね。この程度までなら、少ない側でもさほど圧倒されずに済む場合もあり得るのでは? ゴールを背に守っていると、必然的に相手より動く距離が短くなります。たとえば、十分ほど自陣に引き上げて守備固めをしていたら、相手の攻め方次第では、一人当たり 100 や 200 の差は、ごく普通に出てきませんか。まあ、あくまでも相手のスタイル次第でしょうね。それによっては、守備側と攻撃側に、極端な差も生じづらいかもしれません。 ということで、輝く2位までが問題でしょうかね。11km もの大差をつけられたフランスは、先述したとおりスペシャル・シチュエーションでした。だから、ギリシア対スウェーデン、この試合はどうなんだとなります。それで、この試合を見てないものですから、どなたかに解説をお願いしたいと思います… ● ボール・キープ率が偏りがちな試合での、走行距離の差片方が六割以上くらいにならないと、さほど偏っているイメージがなかったりしますが、60% で切ると三つだけなので、ここは、例のギリシア対スウェーデンを含めるということで、ちょっと甘くして15番目までです。 1位になったスウェーデン対スペインでも、時間帯により、スウェーデンが圧倒しているときもあり、一方的な印象でもありませんでした。なにより、終了近くまでは引き分けに終わる試合でしたからね。 どのくらいの偏りから有意の差なのかといっても、やはり内容次第だということですね。数字だけで、すでに帰趨がはっきりしているといったら、7:3に近いくらいの偏りがある場合でしょうか。あまり運動量との関係をこじつけてみても、試合ぶりなしには意義が薄い感じです。 そこで、運動量の総量と、プレー時間の照合をしようと思います。 続きはこちら…
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片方が六割以上くらいにならないと、さほど偏っているイメージがなかったりしますが、60% で切ると三つだけなので、ここは、例のギリシア対スウェーデンを含めるということで、ちょっと甘くして15番目までです。
1位になったスウェーデン対スペインでも、時間帯により、スウェーデンが圧倒しているときもあり、一方的な印象でもありませんでした。なにより、終了近くまでは引き分けに終わる試合でしたからね。
どのくらいの偏りから有意の差なのかといっても、やはり内容次第だということですね。数字だけで、すでに帰趨がはっきりしているといったら、7:3に近いくらいの偏りがある場合でしょうか。あまり運動量との関係をこじつけてみても、試合ぶりなしには意義が薄い感じです。
そこで、運動量の総量と、プレー時間の照合をしようと思います。


