2010年09月15日

世界のバスケ 流行の戦術

世界バスケを見ていて、世界の流行の戦術っていうものがある気がします。日本のバスケとは異なるものなので、ちょっと紹介してみたいと思います。専門家でもない、一ファンとして見ているので、間違っていることもありますが、その場合ご指摘頂ければと思います。あ、バスケの最高峰リーグは、NBAで間違いないと思います。ただし、戦術っていう点から見ると、ディフェンスをある程度制限しているので、それが世界基準とは言い難いものがありますので、ここではNBAは除きます。

ここ最近の世界のバスケは、とにかく大型化してます。ガードといえど190cm以上が当たり前で、中には200cmを越えるガードも存在します。インサイドはさすがに人間の身長はそこまで飛躍的に伸びないので、210cm前後で変わっていません。ただ昔はデカくてパワーのあるどっしりとしたのがセンターのイメージでしたが、最近はデカくても動ける選手ではないと活躍できません。それをふまえて、

①3Pラインの外側でのハイピックを使用したピック&ロールを中心にした攻撃。

選手の特徴をあげましたが、この攻撃のポイントはなんといってもセンターが3Pラインの外側まで出て行って、PGとのピック&ロールを試みることがポイントです。たぶんこれまではセンターとのピック&ロールといえばゴール付近に限られていたと思います。この攻め方の何が難しいといったら、やっぱりセンターが動けないとこの攻め方は出来ません。ハイピックするだけなら誰だって出来ますが、この場合はセンターもPGに合わせて中に切れ込む必要があり、PGのスピードについていけないとピック&ロールは機能しません。動けるセンターを持っていることで初めて出来る戦術です。

②ガード陣のティアードロップやスクープシュートが必須条件。

NBAでも良く見られますが、FIBAルールの場合特にインサイドのデカイ選手がゴール付近に陣取っている場合が多いのと、G陣がデカくなったとはいえど身長差が20cmぐらいあることもあるので、そのままシュートに持ち込んでもブロックされる可能性が高いです。そこで、ティアードロップやスクープシュートといったインサイド陣の頭を越すシュートが必要になります。かつては卓越した個人技でしたが、いまや世界では当たり前になってきており、トップクラスではGの必須条件です。世界のG陣は3Pシュートやアウトサイドのシュートだけでは駄目だってことです。

③コンボガードはもはや当たり前。ポイントガードの攻撃参加。

ちょっと古いかもしれませんが、PGはパスだけさばいていりゃいいっていう時代はとっくに終わっています。NBAでもそうですがコンボガードと呼ばれるPGとSGを兼任した選手が、まずは攻撃の先陣を切ります。パスを回すバスケに魅力を感じる日本ではなかなか馴染まないようですが、世界ではガードが個人技で突破していっちゃいます。よく日本に来る外国人PGなんかは、こういうタイプなのですが、シュートを確実に沈めればいいのですが、あまり決まらないと暴走気味に捉われてしまい、なかなか賞賛されません。まぁこれは選手の資質であって、駄目だった場合にいかにパスをさばくなりして切り替えるかがポイントであって、まぁそういう中途半端な実力しかないので日本でプレーしているだけなんですが。NBAだけでなく、世界でも当り前になっています。日本の場合、こういうのに非常に弱いし、そういう選手をつくろうとはしないような気がします。

この3つが今の世界の流行なんじゃないかと思います。日本ではなかなか見られない戦術。この辺りが、世界から見て日本が遅れているのかもしれません。といっても流行りだし、高さのない東洋人には必ずしもベストではないかもしれません。こいうったバスケを打ち破る日本独自のバスケっていうものがあればいいのですが・・・。サッカーにしても、世界のサッカーを積極的に取り入れる事や経験することによって強くなったと思います。なのですが日本バスケは、残念ながら日本の中だけで展開されています。海外挑戦といってもいきなりNBA目指してしまうので、ほとんどが門前払いに近い状態で帰ってきてしまいます。まずは世界のバスケを知る事。そして真似る事。そこからスタートするしかないのではないでしょうか?

この記事に対するコメント一覧
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世界のバスケ 流行の戦術

コメント投稿者ID : NID00017503

初めてコメントさせて頂きます。
内容の中でガードの高身長化、センターの機動力は
納得のいく部分です。
が、PGについては自分は別の意見です。
確かにNBAではコンボガードが多いと思います。
しかし反面でゲームメイク・コントロールが出来ないガードが
増えてきていて、各チームともに従来のPGを望む傾向があると
自分は考えています。
NBAでもユーロリーグでもPGが得点力を要求されることは
あるとは思いますが、コンボガードは飛躍しすぎかなと
思ったのでコメントさせて頂きました。

世界のバスケ 流行の戦術

コメント投稿者ID : ponta2

PGさんコメントありがとうございます。コンボガードや攻撃型PGのについては、個人の資質や能力と言う面があるので、必ずしもそういったものがすべてにおいていいとは限らないとは思います。ただ、相手にディフェンス力(特にG陣の1ON1でのディフェンス)がある場合には問題があるでしょうが、少しでも劣る場合には、攻撃型PGやコンボガードは絶大な威力を発揮すると思います。個人的に思うのは、世界では攻撃かゲームコントロールの二者択一ではなくて、攻撃も出来るがゲームコントロールも出来るよという両方できることを要求されていると思うのです。そのどちらにウェイトをおくかの問題だと思うのです。少なくとも得点力の無いPGというのは、世界ではもう通用しません。世界バスケでも得点力の無いPGはあまりいませんでした。ただし、ゲームコントロールできなくなったPGはやっぱり負けてます。そういった意味で世界のバスケの流行の1つにあげてみました。

世界のバスケ 流行の戦術

コメント投稿者ID : melo

お久しぶりでございます。
コンボガードの件ですが、私は賛成です。
結局相手より得点多く獲るスポーツなので得点力はあるべきです。がしかし、ゲームメイク・コントロールできてのプラス得点力かと。ゲームをコントロールしてチームの得点を伸ばすというのもソレはソレでチームの得点力でしょうから。
要は、チーム事情に合ったPGの選別が重要と思います。
一般論として、どこのポジションだから得点力はいらないといったことはないと。そう思います。

世界のバスケ 流行の戦術

コメント投稿者ID : OOH00002467

①については、結構前(2000年ぐらい、もっと前?)から行っていたような気がします。ただ違うのはPFではなく、Cがピックにいく点かなと思います。
そういう意味で、動けて、外もできるCが多くなってきているという考えには、仰る通りだと思います。

②も、仰る通りかと。ティアードロップやスクープシュートは必須技術になってきていると思います。ただ、ティアードロップやスクープシュートは、決して、難しい技術ではないです。
日本だとあのような類のシュート(フックなど)はタブー視する指導者が多くいるので、あまり日本では見られないですが…。

③については、みなさんと同じ意見ですが、現代バスケにおいてPGの得点力は必要不可欠かと思います。
ただ、得点力のあるガードといっても、いろんなタイプがあると思うので、一律にコンボガードとは言えないかなと感じます。
むしろ、コンボガードが増えたというより、現代バスケの潮流として、全ポジションのフラット化が進んでいるように思います。
それの流れに逆行しているアメリカが優勝したのは、
アメリカが今だに王国として健在なのを印象づけたように感じます。



世界選手権をみて、ピック&ロールは最強の戦術だと確認するとともに、日本はなぜこんなにピック&ロールが普及しなのだろうと考えてしまう。
ヨーロッパ選手のハーフコート・バスケットの上手さを、見習えないものだろうか。

質問です。

コメント投稿者ID : mera

人様のブログですみません。

何故、PFでなく、
Cがスクリーナーになってきているのでしょうか?
Cの方が体の幅が大きく、スクリーンに掛けやすいから?

ガード同士でピック&ロールをやったら駄目ですか?
2人ともドリブルと外郭シュートに自信があれば、
スクリーンは掛かりにくいかも知れませんが、
ガードが突ける程度の隙は作れると思うのですが?

Re 質問

コメント投稿者ID : ponta2

バスケ普及委員会員No.005 さん、コメントありがとうございます。個人的な見解なので、もし間違っていたら誰かフォローお願いします。センターがハイピックに行くことのメリットは、まずセンターについている相手のセンターを外に引っ張り出す事です。これでゴール下のディフェンスが少し開きますので、そこをガードが一気にゴール目指します。それが駄目なら次にガードとセンターのミスマッチを誘います。普通は身長差のミスマッチですが、逆にスピードのミスマッチを利用してでもいけます。CかPFは、PFが中にいてしまうと邪魔になるので、最近PFは外で待機していることが多いです。PGとCの2メンゲームでも、そうそう簡単には突破できません。その時にいかに巧く合わせてフォワードが飛び込んでくるかがポイントです。この合わせがヨーロッパの選手は巧いんですよ。なのでCがハイピックすることが多いのだと思います。

G同士だとミスマッチが期待できないのと、中に切れ込んでいく事に対しては効果が無いので、あまり見られませんね。やるならむしろGが個人技で一人でやっちゃう場合が多いですかね。

世界のバスケ 流行の戦術

コメント投稿者ID : NID00017503

レス読ませて頂きました。
自分の認識ですが、PGにある程度の得点力があることは
現在では世界標準だと考えています。
ただコンボガード=得点力のあるガード??については
大いに疑問な部分です。
確かにコンボガード自体があいまいな表現だと思っています。
例えばNBAで言えばウェイドはコンボガードでC・ポールはPG?
個人的にはSGよりのガードでは十分なゲームコントロールは
出来ないと考えております。
あくまでも補助的な役割なら可能ですが。
ブログ主様が書かれるなら、攻撃型PGと書いた方が良いと思います。
まあ自分もバスケを(PG)をやっている手前、偉そうな事は言えませんが
言葉に流される表現は避けた方が宜しいのではないでしょうか。
そして最後に一言
現在の日本バスケの育成方針はガードで言えば高身長でいて
ゲームメイク力・得点力を要求しています。
それもつい最近といった訳ではありません。
逆に言えば低身長=ガードの図式は崩れてきています。
そういった事も良く加味した上で書かれた方がいいのではないでしょうか?

世界のバスケ 流行の戦術

コメント投稿者ID : mera


お返事ありがとうございます。

なるほどです。

結論はスイッチさせて、
スピードのミスマッチを突く為
なんですね。

ありがとうございました。

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