ノータイトル!

シャラポワへの特別待遇

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国際陸連の会長がWTAにいれば、どんなによかっただろう。

強ければ、許される。人気があれば、許される。

そのような誤った価値観を世界中に振りまいた全米オープンだったし、肯定的記事を流すメディアの罪は大きい。あろうことかテニスライターまでも記名入りで書いたとあっては、テニスを終わったスポーツへと進めているといって差し支えないだろう。

シャラポワへのWC、連日のセンターコート。

異常である。

しかし文句を言うのは現役選手の一部のみ。 あろうことか、乗り越えただとか、バッシングに負けずだとか、涙した、みたいな肯定的なニュアンスで捉える人の多いこと多いこと。ドーピングで汚れた、汗以外の液を神聖なコートに撒きちらすのはご勘弁いただきたい。

当たり前だが、一番に賞賛されるべきは薬物も使用せず、長きに渡ってツアーを支えた選手たちである。言い換えるならウォズニアッキをはじめとする、クリーンな現役選手こそが尊敬されるべきである。 ここでいかに勝ち上がったかは一切合切関係ないわけだし、反論として試合結果を持ち込むなど恥ずべき行為である。 ウォズに対して、重要なのは4Rへ進んだこと、ところで彼女はいずこに? というのは見事な切り返しでもなんでもない。記名入りで賞賛した秋山英宏は何か弱味でも? あるいは本の内容が9割錦織のブログから引っ張ってきたという驚きの構成で、頂点への道とかいう仰々しいタイトルつけて、1500円オーバーで売り出すライターには、シャラポワがずれた論点でしゃべっていることに気が付くのは少し難しい仕事なのかもしれない。

本当に駐車場からやり直す精神性があるなら、世界ランクに応じたツアーから上がってくるべきなのだ。なぜWCで出ているのか? 散々自分には集客性があると主張するのに駐車場よりかは立派な、運営に苦しむ小規模大会に客を引っ張って、勝ち上がってみせるメンタリティはないのだ。事実として。ホスピタリティ整った大きい大会のみセレクトして出場している選手が駐車場でも試合をする準備があると口先で言う辺り、ペーテン師としての才能には恵まれているように思う。

さらに勝てば官軍のロジックを持ち出すなら、ブシャールに言われた通りペーテン師であると認める必要があるはずだ。やっぱりペーテン師的に都合の悪いことは覚えていないのだろう。そうして過去を全部忘却してしまえば、なるほど長期離脱から不屈の闘志でカムバックする世間からの風当たりの強い自分を演出できる。形容のしようがない。 しかしながら、テニス365、テニスデイリー、アンサー、テニスマガジンあたりを見る、こういうシャラポワ像を売り出したいのだろう。

終わっている。

そもそも、勝てば良い、結果を出せば良いという思考ではなぜドーピングがいけないのか理解できるはずもなく、新たな手段が開発された暁には、自制することが出来ないということを世界に証明した瞬間であるわけだ。それにもかかわらず、佇まいから強さを感じたらしい山口奈緒美の意見を聞いてみたい。面の皮が厚くて、強いという意味ならわかる。

まあ、FDA無認可、添付文書もないような状態で、WHOや各国医療団体のガイドラインにあるファーストチョイスをぶっちぎって、メタ解析論文もないであろう、メルドニウムを何故使用するに至ったのか説明出来ないにもかかわらず資格停止期間を短縮したことこそが誤りだった。ガトリンが永久資格剥奪になるはずだったのに、何故か捜査に協力することで短縮され、復帰、金メダルを獲得し、国際陸連会長に苦言を呈されるという事態をつい最近お見かけしたのと同じ構図である。 あちらは会長が先陣切って、嫌われ役になるのを承知で批判したが、WTAからはそういう話は聞こえてこないのが残念である。アンテナはどうやら男女問題にしか向いていないようだ。

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この記事へのコメントコメント一覧

シャラポワへの特別待遇

 WCは主催者の権利ですからねぇ。ぱっとしないWTAにとって、シャラポアの復帰は希望の光だったのでは?

 案外、シャラポア自身は乗り気じゃなかったけど主催者に泣きつかれたから、仕方なく出場しヒール役を演じて集客を煽ったのかもしれませんよ?

 ぶっちゃけて言うとお金って大事です。多くのスタッフを支えなければならない主催者の立場になれば、より確実に数字化できる利益に手が伸びるのはむしろ自然です。テニスの未来よりまずは目の前のお金ですよ。スタッフを路頭に迷わせるわけにはいかないですからね。

 テニスの在り方を危惧されるのであれば、やはりWTAが何からしらの方針を出すべきでしょうね。
 主催者を批判するのは、少しかわいそうだと思います。

シャラポワへの特別待遇

>ルールで許されているからといって、不必要な成分を摂取すべきではないというのが大原則

これこそが今話題になりつつある「TUE」問題の根幹なんです。

「TUE」という医療の名の下で、書類形式上では合法的にドーピング薬を使うことから、
「医療という名の下の脱法的なドーピング」という声も根強くある。
ハッカーによる暴露で申請・利用データを見せられて疑いの声も強くなっていった。

「TUE」の建前としては
「使用しても健康を取り戻す以上に競技力を向上させる効果を生まない」と説明してるが、
選手や外部から公平性に関する不満や疑問の声について、もっと耳を傾ける必要がある。
今までのように「適正に申請してるから問題ない、競技力を向上させない」で押し通すのも難しくなってきている。

WADAや各種競技団体はハッカーの暴露の後手に回っているが、クリーンを標榜するならば今後は、
「TUE」申請リストの全面公開や、医師による「TUE」認定の厳格化及び、
「TUEはホントに必要なモノなのか?」というそのものの是非を検討をしていかざるを得ないだろう。

自転車競技とか常に薬物汚染との闘いの業界であり、一部の薬に厳しい選手や評論家からは、
「TUE」を使う状態なら「欠場するかパラスポーツに出ればいい」という厳しい声すらもある。


シャラポワについても強引かもしれないが医療行為と認定されてしまった以上、
納得できなくてもそれを突き崩すのは簡単ではない。
様々な薬と同様に今後はいろいろと調査していくうえで答えはでてくるだろう。

シャラポワへの特別待遇

シャラポワの問題は私も気になっていましたので、plusoneblueさんと少し違う観点で記事を上げさせていただきました。
よろしければご意見いただければと思います。

この記事で書かれている内容には全く異論ありません。
テニスそのものへの信頼、という意味ではもう1つ大きな問題なのが八百長でしょうか。
ドルゴポロフが疑惑をかけられたようですが、賭けの対象になっている以上は抜本的な解決は難しいのかなと思ってしまいます。
ファンが期待しているのは真剣勝負だと思うのですが。。。

「シャラポワへの特別待遇」へのコメント

plusoneblueさん
シリアスバージョンの記事、今回の件について知識薄めの私にはかなり勉強になりました。学生テニスの記事等も読ませて頂き、テニスに対する○○の深さを感じます。
私も、今回のplusoneblueさんの様に沢山のコメントを頂いた事が何度かありますが、、こんなやり取りがこのブログの醍醐味というか、私にとっては楽しい事です。
しかし、十数件の中には批判的なコメントがかなり多かった記憶があります。そんな意見がここのコメント内では、かなりのシェアを占めますが、実際もっと多くの意見の中では、如何程のシェアになるのかなという気がした事を思い出します。
又、こんな記事を、も、書いてくださいね。
今度は私も参戦させて頂きたいと思います。

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