ノータイトル!

これこそが戦国! 北米地獄

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さて、現在開催中のシンシナティマスターズ。ジョコビッチの全マスターズ制覇という、ひょっとすると生涯グランドスラムよりも難しいのではという偉業を阻む最後の砦となる超高速ハードで、全米オープン前哨戦。

その!シンシナティで!さぞや熱戦が繰り広げられるのかと思いきや。 まずは話題になる欠場者。トップ10のうち試合に出られるのが3人。それ以外の7人は勝つとか負けるではなく、その前! エントリーすら出来ないという状態。なんだここは!

さらにさらに、錦織に至っては手首の故障で残りシーズン全休。今シーズンに限ってならジョコビッチ、ワウリンカに続きトップ選手(の定義は難しいですが)としては三人目。

残った中でもズベレフ弟がイチコケ。シード選手もばったんばったん倒れてしまう上に、怪我を示唆しながらの敗退(ソック、ゴファンあたり)もあり、勝ち残ったキリオスなんかも怪しい。シードで生き残っている方が珍しいthe・魔境。バトル・ロワイアルかなにかかな? もはや健康体を探すのが難しいツアー日程にメディアからもさすがにATPさんやりすぎなのではとの意見もちらほらあがる始末。

しかし、それにつけてもこの日程! さらに言えば鬼畜日程と両輪の世界ランクについては今に始まった話ではないのです。事実、09年全豪オープンを優勝してからナダルはハードコートの試合(数なのかな?)に公然と文句をぶつけていますし、現行の一年で変動する世界ランクを二年制にしてはどうかと提唱し、ツアー日程に関してもマレーあたりと一緒にボイコットをちらつかせながらATPに詰め寄った経緯があります。さらにジョコビッチはもっと賞金出せるやろと軽口を叩き、WTA過激派からよってたかって袋叩きにあったのはつい最近の話。最後のは微妙に男女問題を孕みますからちょっと毛色が違うかな。デリケートな話題なのでノーコメントですが、シモンも同じ炎上をしていますよね。

そうです、歴史は繰り返されるのです!

さあ、歴史を振り返ってみましょう。結局ボイコットという超強行策までちらつかせますが、時の選手会長、ローズフェデラーが現行制度を強く支持。その他ATP会長の人選などでやはり意見の対立したナダルが選手会辞任という運びになったのが5年前。ふーむ。結局改革はなされなかったのですね。ま、フェデラーの影響力を考えるとね。

そして、月日は流れ、ボイコットではありませんがドクターストップという形でトップ選手がズバズバ消える2017シーズン。 歴史は繰り返されるのです! 全米オープンシリーズという権威あるGSと前哨戦ですが、主催者、スポンサーは強制ボイコットの憂き目にビクビクでしょう。BIG4や、それに続く有力選手がエントリーすらしない。しても早期バイバイとあっては、そしてスカスカオープンドローをぽっと出ヒヨッ子がするすると上位進出などされては、ねえ?

シャポバロフのようにデルポ、ナダル抜きをやってくれるならともかく、ねえ? ダニエルに敗退後暴言、負けそうになると演技連発、うんコートマナーのマナリノがマスターズ上位ラウンドとか、ねえ? みんな思っていても失礼だから言わないでしょうけど、正直激萎えしなしなザウルスでしょ。それならインターハイ女子ダブルス決勝の方がはるかに見所あるし。みんなで見よう、インハイtv!

さて、このタイトすぎるスケジュールですよね。 もちろん僕もエース錦織を壊された日本人としては、一刻も早くツアー日程、および馬車馬スケジュールを余儀なく組ませられる世界ランク制にメスを入れて欲しい気持ちはあるのです。しかしローズフェデラー様が反対した理由を見ると、一概に反対も出来ないのです。

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これこそが戦国! 北米地獄

plusoneblueファンです。
いつもニヤニヤしながら読んでます。

展開予想された後で読むと、毎回その正確さぶりに驚きます。
杉田の3回戦、まさに予想された展開通りにやってくれましたね~



ATPのスケジュール問題ですが、これはすぐにはどうにもならないでしょうね。1つくらい250レベルが別の事情で消滅したりすることはあり得るでしょうけど、抜本的全体的には難しい。

各トーナメントはATPよりもむしろ各地ローカルの主催者にあるわけで、そこにはそこの長い歴史がありますよね。試合が終われば選手もファンも次の土地に旅立つのですが、主催者やボランティアスタッフたち、そこのローカルスポンサー、そしてツーリズムに必死な自治体やホテルなどは、終わった直後からその地で1年後の準備が始まるわけです。どれを削除するか、とかATPが判断できる次元じゃないですよね。

代替最適解は「欠場ペナルティ制度」の見直しで、選手サイドに出場オプションの幅を持たせることでしょうか。2016-2017戦略的フェデラーを量産させる、的な。錦織でいえば例えば毎年「芝シーズンは全欠しハードに備えて充電する」的な。

ただ、再度主催者側に戻せば、「去年の充実の顔ぶれが半減する」ということになれば、入場者の減少や放送権収入の減少などの懸念が起きることになります。

現状を続ければ選手生命の縮小による業界危機、システム変更すれば世界各地での主催者の問題、どちらに進むにしても、本当に難しいですね。

現状ママイキで、かつ各地ツアーの価値を減らさずに選手負担を減らすには、1試合あたりの肉体的負担を減少させる方法が一番最短距離なんですが・・・それに賛成するテニスファンは皆無でしょうか・・・

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