2009年06月11日
消耗戦を終えた後の試合は、どうするのか ~対カタール戦を終えて~
ひとまず本大会出場決定後のカタール戦は、課題の残る1-1。 しかし今回も、相手ゴール前の技術の低さに助けられました。 今回の一戦も、言ってしまえばウズベク戦と似たようなゲームでした。 そういうことを差し引いても、腐った試合というセリフはいけないですね。 この言葉が象徴するように、『勝ちにいく試合』だったのか『本番で試す』だったのか。 今回はそのへんの部分にフォーカスを当てて、考察してみたいと思います。
【あのスターティングは、実際に本番でもありえるのか?】 昨日の不調の原因として、 まず第一に『体力的な問題』を前提に挙げておきます。 先日、私が書いたウズベク戦のレビューのコメントで、 『コンディション』を問う方が多数いらっしゃいました。 非常にそれは当たっているなと痛感し、 ケンゴシステム、ないし4-2-1-3を試合で使うにあたり、 コンディションはかなり多くの、成功要素を占めるという結論に至りました。 最初に、昨日の状況を箇条書きにしておきます。 ・3日前にアウェーで試合、即移動と体力的にかなり厳しい ・ウズベク戦からのスタメン変更は4枚、システムも同じ ・メンバーが変わったなかでこのシステムが機能するのか、というテスト ・コンセプトに関しては、ブレがないものと考える 変わったのは両ボランチに阿部・橋本の両選手。 右サイドバックが駒野選手に代わって、レギュラーの内田選手。 そして大久保選手に代わって玉田選手、という陣容の変更。 こうして名前を挙げてみると、内田・玉田の両選手はもともとレギュラー組であり、 大きく変わったのは2枚だけ、と見るほうがよいかなと思います。 そしてコンセプトはこれまで通り、システムは過去3戦と同じやり方です。 まず私が疑問に感じたのは、もっとスタメンを変えてよかったのでは? ということ。 本大会のなかで、もちろん長谷部・遠藤の両選手がケガ・累積警告で使えない。 そんな状況に陥ることも、決してありえない話ではないと自覚しています。 しかし両ボランチという心臓部が変わっているなかで、 これまでやってきた『俗称:ケンゴシステム』が機能するのか。 ちょっと本番を想定してみましょう。 昨日のような疲労度を考えれば、およそ本大会予3戦目くらいのコンディション。 岡田監督の掲げるコンセプトを『実戦』するには、ちょっと体力的にきつい。 ましてや可能性の話を言えば、怪我人や出場停止で軸の選手がいないことも。 そのときにどんなメンバーで、どんなプランニングを持って試合に臨むのか。 どうすればコンセプトを変えずに、日本が追求するサッカーを実現できるのか。 そこをテストできたんじゃないのかな、と思います。 闘莉王選手と山口選手を組ませてみるだったり、 タテ並びの2TOPとして本田圭祐選手を置いてみるだったり、 オプション模索のために考えられるアプローチは、いくつかあったはずです。 もちろんそれは、ケンゴシステムを軸にするなら、の話ですが。 【あえて、オーソドックスというオプションを用意しておく】 私見を述べるなら、メンツが変わるならシステムも変えるべき、だと思います。 とかく今回・前回とシステムの話に傾倒しがちですが、ご容赦下さい。 システムを固めてそこに選手をはめるのか、 システムを緩和して選手の特性を活かすのか、 どっちがリスクを和らげられるか、といえば当然後者です。 それでコンセプトが崩れると言われればそれで終わりなのですが、 そもそもそんな簡単に壊れてしまうようなコンセプトじゃ、まったく困ります。 実際に現場では、後半開始から2TOPの4-4-2に変えて試合に臨みました。 途中から阿部選手に代えて松井選手をピッチに送り出し、 そして遠藤選手の代役として、憲剛選手をボランチに置くボックスに変えました。 そこから瞬間的にですが、普段のポゼッションを取り戻せるようになりました。 どういうことなんでしょうか? 前回のレビューで述べたとおり、ケンゴシステムは『特定』の人間が活きる戦い方。 であれば、メンバーが変わったときに彼らが活きる戦い方も、チョイスすべきでは。 それはコンディションや特性を考えた、『新オプション』を模索することにもなる。 『人が変われば流れも変わる』という試合中の要素を、もっと可視化すべきなのです。 まぁ、それを自発的にできることを、最終的に求めているのかもしれませんが。 だから4-4-2、というのは少々安直のような気もしなくもありませんが…。 しかしシステムや戦い方を難しくするよりかは、きちんと力を出せるやり方。 そっちのほうが、大切に思えるのは私だけでしょうか。 【ラインコントロールが重要になる、4-2-1-3】 ウズベク戦、カタール戦を見て、なぜあそこまで押し込まれるのか。 前回は攻撃に切り替えができないところを指摘して考察した訳ですが、 今回をみて思ったのはDFラインとボランチのライン位置かなと思いました。 押し込まれたときにルーズボールを拾えないのは、 DFラインにボランチが並んでしまう状況ができるから、と考えます。 なぜそうなるかの理由は、①ハーフウェー付近で悪い取られ方をする、 ②後ろでじっくり繋ぐうちに、実は相手のラインを押し上げられている、 ③日本が攻めたときに、ことのほか全体のラインが間延びしている、 これらが理由としてあるかな、と挙げてみます。 カタール戦で阿部選手のミスから、1対4の状況を作った場面があります。 日本はこういう状況を作りたくないので、相手ボールのときはラインを深めにする。 そして前線、及び両サイドがチェイシングを行い、ボランチは極力ディレイする。 ここが、真ん中から押し込まれる原因かな、と思います。 であればボランチのうち1枚がボールに行き、プレイエリアを外に押し出す。 こういった対応になっていけば、押し込まれる展開も減るかもしれません。 そうすれば全体のラインが高くなっていくことも、効果に繋がるはずです。 で、もし長いボールを放り込まれたら、サイドの選手が対応する。 こうすることでシュートアングルも限定できるし、リスクも減らせるはずです。 いずれにせよ、アジアや親善試合で通用するだけの戦い方ではダメなので、 このへんの精度を高めなくては、ですね。 ★ 結果に関してあーだこーだ言ってしまっても、 W杯出場が決まった以上、いかに有意義に残りのゲームをこなせるか。 そのあたりが、もっと見えるような1年にしてもらえればと思います。 長くなってしまいましたが、今日はこのへんで。
posted by pjsb |16:00 |
サッカー |
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消耗戦を終えた後の試合は、どうするのか ~対カタール戦を終えて~
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ちょっと失礼します。私見ですが。。。12番目の選手。。。
昨日のカタール戦をみて感じたことは俗に言う12番目の選手が日本にはいない。というよりも本当にサポーターとして機能していない。
ただただ応援?してるだけのレベルの低さ、ゲーム状況の反応の悪さ、ゲーム内容をまったく理解していない。
なぜ、中澤がPKを取られた時点で口笛を吹くなり・ブーイングをするなりアクションを起こさないのか?また、その選手(カタール)に対してボールをキープしたときしつこいまでの、執拗なまでのブーイングを浴びせないのか?
審判に対しても少しでも日本に対して不利な笛を吹いた場合、プレッシャーを与える執拗なまでのブーイングを行わないのか?
歌を歌っている場合ではないのに。。。
ただただスタジアムに行き騒いで応援する今の日本のサポーターこそ世界でも、アジアでも最低のレベルだと思います。特に代表の試合となるとこの傾向があるように思われます。イランーUAE戦を見てましたが、UAEが攻撃に転ずるとブーイングの嵐、イランが攻撃に向かえば大歓声!
レフェリーに対してはUAEに有利な笛を吹けば大ブーイング、UAEの選手に対しては執拗なまでの口笛・ブーイングとイランホームの利を最大限に生かしたサポーターの姿を見ることが出来ました。
それに比べ昨日の日本のサポーター?お客さんは応援してるつもりだと思いますが、ここぞと言うときのアクションが無い!カタールにのびのびとゲームをさせている。審判にはすき放題に笛を吹かせている。
これではホームでやる意味が無いと思います。
世界・アジアのサポーターのレベルを考えると日本は最低ランクでしょう。
あれだけの観衆が一つにまとまり大ブーイングを延々と行えば相当なプレッシャーを与えられると思うのに非常に残念です。
相手に攻撃されて悲鳴が聞こえるうちはホームでやる意味がない。
スタジアムに足を運ぶ観客は12番目の選手の自覚、ゲームの状況判断を磨いていきましょう!
観客から真のサポーターになったとき本当の意味で日本は世界に認められるでしょう。
まだまだ20~30年はムリかな~
昨日のカタール戦。。。
戦術・監督の采配を語る以前の選手個々のセンス・技術の問題。
posted by Roby10 | 2009-06-11 17:47
消耗戦を終えた後の試合は、どうするのか ~対カタール戦を終えて~
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はじめまして初コメです。
カタール戦はボランチが相手のプレスによって最終ラインまで下げられた事が一番大きいと思いました。確かに消耗戦を終えての試合だったこともあり多少は走れないとは思っていましたが…。 私もメンツが変わるならばシステムも変わるべきだと思います。 今回はボランチが変わったわけですが、正直プレスを受けて前を向けないために前線にパスを配給できないのは今の日本において致命的。
後半中村(憲)がボランチに入って少し落ち着きましたが…。 つまりボールを奪ってからいかに早く前線にパスを配給できるかが大事だと思います。 ゴール前にさえボールを運べれば日本の技術が生きると思います。
サポーターの話がでていますが、確かにただ応援していてもダメ。いいプレーには歓声 ダメなプレーをしたら罵声でいいと思います。
posted by sena | 2009-06-11 20:46
Re:消耗戦を終えた後の試合は、どうするのか ~対カタール戦を終えて~
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豪州はホームでバーレーンを無失点に封じましたね。予選突破をアウェイ・カタールで決めて長距離移動と中3日で状況は日本と似てますが、ライバルチームは守備の固さで最終予選を余裕の通過。日本はウズベキスタン戦の疲れと予選突破の解放感でホーム最終戦を勝利で飾れませんでした。序盤に先制点でウズベキスタン戦と似たような展開でしたが、ホームでも結局ゲームを支配出来ない…と言うより支配しようとしないのは何故?
豪州なら相手にある程度ボール持たせても後ろを固めたりする進め方するでしょうし、日本も先制したら自分達の試合の進め方を確立しなくては。格下の相手にもホーム&アウェイ共に出方伺うような時間帯を作っては相手に主導権渡して綱渡り式の試合の進め方してる様にしか見えません。ドイツW杯の豪州戦もラッキーゴールで先制しながら『試合の終わらせ方?それは相手チームとボールに聞いてくれ!』的な試合運びで日本中をハラハラさせて、最後は失望の淵に…確かにサッカーは相対的なスポーツなので90分間自分達がゲームを支配する事はあり得ませんが、先制点を取ったチーム・ホームチーム・ボール保持で相手チームより上回れるチームはゲームをより支配出来るハズ。私は勝つための戦略(コンディションや気候条件、選手起用やゲーム運びのシュミレーション等々含めた)あってこその戦術だと思います。自分の信じる戦術や主力選手の存在は大切ですが、それに固執し過ぎる前に戦略あっての戦術であると考えて欲しいですね。
posted by takkun | 2009-06-12 01:23
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