2007年11月27日

ヨーロッパサッカー、ゴールにまつわるエトセトラ。

クリスマスも近づき、欧州サッカーも折り返しを迎えようとしている。
今日はゴールにまつわるお話でもしようかと思うわけです。

【リーガ・エスパニョーラ】…ホームで33ゴール
アトレティコ・マドリーは、今季これまでホームで行われた7試合で
33ゴールが生まれている、(22得点・11失点)ちなみに、2位はバルセロナの
ホームゲームでの23ゴール。10ゴールの差が生まれた。
ゴール欠乏症に陥っていたアトレティコ・マドリーだが、
第10節のセビージャ戦、続くビジャレアル戦、そして第13節のバジャドリー戦で、
いずれも「4-3」で勝利している。
前線はフェルナンド・トーレスが抜けた穴をチーム全体で埋めようとする
共通意識が生まれており、昨季までは彼のパートナーでしかなかった
アグエロが前線を引っ張る存在として大車輪の活躍を見せているためだ。
しかし、一方のバックラインは軟弱そのもの。一時は「鉄壁コンビ」とも
言われたパブロとペレアも、失点とミスの多さで有名なコンビになった。
いつも撃ち合いゲームをやっていては、目標のCL出場は見えてこない。
失点を減らすには、パブロとペレアの復調と、
正確なロングフィードからゲームを作れるゼ・カストロの起用も視野に入れるべきだろう。

【セリエA】オリンピコも撃ち合いゲーム歓迎
ローマの本拠地・オリンピコでは、これまでの5試合で25ゴールが生まれている。
1試合平均5ゴールが生まれるのだから、ティフォージもさぞかし満足だろう。
昨季のサッカー界の流行語にもなったゼロトップが今季も好調で、
戦列を離れているトッティの代役・ブチニッチも大当たり。
そこにジュリ、シシーニョの新戦力もフィットしているのが大きい。

【ブンデスリーガ】クローゼが抜けても変わらない?
クローゼがバイエルンに去ったブレーメンは、ホームで22得点・9失点。
攻撃面では、サノゴとウーゴ・アウメイダ、アンドレアセンが好調をキープ。
守備でもナウドとメルテザッカーが堅実な働きを見せている。
シャーフ監督もクローゼなき時代の始まりは不安だったはず。
しかし、第6節から無敗をキープ。ひとまず安心といったところか。

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posted by pishaaaa14_07-08 |00:11 | リーガ・エスパニョーラ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年10月31日

キケ・フローレス、解任される。

キケ・フローレスがメスタージャのベンチから姿を消した。

ファンやマスコミに「つまらないサッカー」とけなされ続けたキケ。ここ最近の5試合で4敗という成績不振の責任を取られての「解任」だ。チェルシー・エスパニョール・ローゼンボリ・セビージャに敗れたわけだが、特に、勝利が義務の、格下・ローゼンボリ戦での敗戦が致命的だった。「守備だらけのサッカーはいらん」とファンの怒りが爆発したのは記憶に新しい。しかし、シニカルな目線で見てみれば、解任論は開幕前からうごめいていたし、リーガ・CLの戦いが重要な局面を迎えていたわけではないので、タイミングとしてはココしかなかったのかもしれない。

クビにしたのはいいが、後任監督の選考は難航しているようだ。「守備一辺倒のつまらないサッカーからの脱却」「勝てるサッカー」を目指すようだが、この2つの願いを叶える人材はごく少数かつビッグネームのはず。後任候補と噂される6人は以下のとおり↓

リッピ(元イタリア代表監督)
モウリーニョ(元チェルシー監督)
カペッロ(元レアル・マドリード監督)
スコラーリ(現ポルトガル代表監督)
デシャン(元ユベントス監督)
デル・ボスケ(元レアル・マドリード監督)

現時点では、「モウリーニョを監督に!」というファンの声が大多数をが占めているが、02-03シーズンの「無敵」と呼ばれたレアル・アドリードを率いていたデル・ボスケの実績も捨てがたいはずだ。心配すべき点といえば、どこか落ち着きがないバレンシアのフロントだろうか。キケ・フローレス時代が確立する前には、1シーズンで監督を何度も更迭・解任を繰り返したケースもある。ここでしっかりと品定めをしておかないと、同じ過ちを繰り返すことになるだろう。理想だけでなくある程度「結果」を出せるチームに仕上げられる人材が必要だ。

そういった意味では、デル・ボスケが適任ではないだろうか?彼の元でバレンシアがスペイン人化をさらに推進していけば、ギリギリの低空飛行を続けるスペイン代表を強化していけるというメリットも生まれるかもしれない。後任人事についての議論がしばらくは過熱しそうだ。

可哀想なのはキケ・フローレス。験かつぎのマフラーを最後まで忘れないほど真面目な性格なのに、最後まで「勝ってもつまらないサッカー」と揶揄され、結局は解任。お別れとなる記者会見で「孤独に苛まれた、難しい2年間だった」「監督の座は失ったが、人生を取り戻した」と語っている。まずは静養からスタートすることになるだろう。彼もウナイ・エメリ(アルメリア)と同じでリーガの中ではまだまだ若い監督だ。彼が最高の輝きを放つのは、真面目なサッカーを受け入れてくれる中堅チームしかないのでは?と思うのは私だけだろうか?

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posted by pishaaaa14_07-08 |02:19 | リーガ・エスパニョーラ | コメント(5) | トラックバック(0)
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2007年08月31日

Hasta siempre, Puerta.~プエルタよ、永遠に。~

前半4分、エルゲラのゴールが決まると、祝福に集まった選手たちが空に手をかざす。
スウェーデンの雨空の下からの祈りは、遠いところへ旅立った彼の元へ届いただろうか。

サンチャゴ・ベルナベウ杯を中止したレアル・マドリーに対し、
バルセロナはイベントを中止した上でガンペール杯を開催。
スタメン選手は、「16 PUERTA」のユニフォームを着てカンプノウの芝に飛び出した。

彼が―アントニオ・プエルタがこの世を去って2日が経つ。
大きな喪失感はセビージャからスペイン全土へと広がり、
今もなお、全世界に広まり続けている。
まだ知名度が低い選手ながら、
1人のアスリートの死がここまで世界を悲しませている。
サッカーとは、そこまで人々に愛されているスポーツなのだろう。

サンチェス・ピスファンにプエルタの棺が到着したのは、29日午前0時過ぎ。
5000人のファンが集まり、口々に彼の名を叫ぶ。

"Puerta, amigo, Sevilla esta contigo"
(プエルタ、わが友よ、セビージャはキミ一緒だ)

ライバル・ベティスのユニフォームを着た若者の姿も見える。
背中に、急ごしらえの背番号「16」がちらほらと見えてくる。
そこに日頃からいがみ合う熱い息吹は感じられなかった。
共に、セビージャのイムノを歌っているではないか。
セビージャのデル・ニド会長と、ベティス筆頭株主のロペーラ氏が
口を真一文字に結んだまま抱擁を交わす。今にも零れ落ちそうな涙を堪えながら。

ギリシャから戻ってきたセビージャ選手一行が到着。
チェバントンが泣いている。パブロ・アルファロも、ヘスス・ナバスも。
バスの中では涙を流していたファンデ・ラモスは、
外に出てからは、悲しみに暮れる選手の肩を抱き、抱擁を繰り返していた。

その後、セビージャに縁のある選手たちが続々と駆けつけた。
セルヒオ・ラモス、バチスタ、レジェス、サビオラ…。
バルセロナからはジョアン・ラポルタと選手を代表してプジョルが来訪。
そして、ライバル・ベティスの選手たちも
ウエルバでのアウェイゲームを終えたその足で駆けつけた。
行政からもプエルタに最後の別れを告げにやってきている。

深い土の中に帰るため、セビージャの選手・関係者たちが棺を抱える。
ここまで来ると、もう誰も涙を堪えきれない。
涙はもう出尽くしたのか、完全に打ちひしがれた表情を浮かべる者も…。

全てが終わった後、デル・ニド会長はこんな言葉を残している。

「ダイヤモンドの左足がこの世を去ってしまった。」

彼の言葉が、全てを物語っているだろう。

05-06シーズンのUEFA杯ファイナルでのゴールは「プエルタッソ」と呼ばれ、
「セビジスタの人生を変えたゴール」と呼ばれている。
「まぐれ」とも言われたファイナル進出からまだ2年。
それでもセビージャは着実に強豪、ビッグチームへの階段を昇り続けている。

そして、彼はさらにこうも語った。

「彼はもう旅立ってしまった。そして、今もこうやって我々の人生は続いている。セビージャは無敵のチームになった。明日、我々は12人でピッチに立つ。プエルタの魂は永遠に我々と共にあるのだから。全力でミランに勝ちに行こう」

CL予備選は9月3日に、リーガ第2節は後日開催。
明日、モナコで行われるUEFAスーパーカップで、
勝利を遠い空の向こうまで届けられるだろうか。

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posted by pishaaaa14_07-08 |00:53 | リーガ・エスパニョーラ | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年08月30日

Sevilla esta llorando~セビージャが泣いている~

リニューアル記事にこういう暗い話題を持ち込むのはどうかと思うが…、

このニュースに触れずにはいられない…。




スペインサッカー界は、若き才能を失った。 

セビージャのアントニオ・プエルタは、28日14:30にこの世を去った。 
死因は、心臓疾患(おそらく繰り返された不整脈が原因)だった。 

8月25日、ホームで迎えたヘタフェとのリーガ開幕戦、 
サンチェス・ピスファンのピッチを縦横無尽に駆けながら、 
前半29分に自陣ゴール前で突然意識を失った。 
チームドクターの迅速な処置で、一度は意識を取り戻し 
自力で歩いてピッチを去るも、ロッカールームで再び意識を喪失。 
セビージャ市内の病院に搬送。ICUで治療を受けることに。 

倒れた直後から、国内主要スポーツ紙はもちろん、 
各クラブが激励のメッセージを発表。 

そして、セビージャの公式HPには、スペイン国内外から 
1日で4500通の激励メッセージが届いたという。 

誰もが祈っていた、奇跡の回復。 
しかし、その願いが叶うことはなかった。 
入院直後から危篤状態に陥り、2日後にこの世を去った。 
死者を弔う、ブラックリボンをあちこちで見かける。 

今、思い出すのは、今年の3月に現地で取材したバルセロナ戦。 

首位攻防戦で、昨シーズンのベストゲームのひとつだった。 
試合開始前、入念にピッチコンディションを確認するバルセロナに対し、 
ベンチに座ってリラックスするセビージャの選手たち。 
クラブ・スポークスマンの息子と思われる男の子が、 
特別にピッチに入る許可をもらったようで、 
選手が座っているセビリアベンチに近づいていた。 
しかし、父親に促されても、うまく話せないでいる男の子に、 
優しく話しかけていたのが、他でもないプエルタだった。 
チェバントンやパロップにも(確か)話を振り、その場を盛り上げていた。 

彼には元々、「心底明るくて、楽天家」という評価がある。 
ファンサービスという点では至極当然のことなのだが、 
彼の死という事実を前にした今、一気にあの日の記憶が蘇ってきた。 
そう言えば、うるさかったけど、いい笑顔やったなー。 

仲間の命の灯火が消えそうな時ではあったが、 
チームはCL予備予選3回戦を戦うべくギリシャに向かっていた。 
しかし、彼の死が知らされるとUEFAは試合延期を決定。 
セビージャは滞在1日未満でスペインへとんぼ返り。 
プエルタに最後のお別れを告げることになる。 
最後の瞬間は脳死状態になったこともあり、 
臓器移植にも踏み切る可能性があるという。 

まだ22歳。スペイン代表にもデビューしたばかりなのに…。 

数ヵ月後には、父親になっていたはずのに…。 

最後、どんな気持ちであの芝の上を駆けていたんだろう。 
そう思うと、心が痛くて、痛くてしょうがない。 
今シーズンも開幕からいいサッカーしてたんだけど、 
そんなサッカーの内容も忘れてしまうほどの悲しい事件。 

今はただ、安らかに眠って欲しい。 

今、セビージャという街が、スペインという国が 
一人の選手の死のために泣いている。

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posted by pishaaaa14_07-08 |14:17 | リーガ・エスパニョーラ | コメント(0) | トラックバック(1)
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