2008年12月14日

チームの方向性 (24/82)

サンズのホームで好調マジックとの対戦。

昨日は移籍組の2人が早速プレーしました。





試合内容は心臓が止まるような試合・・・

試合時間残り10秒弱のところでターコルーに逆転シュートを決められ、会場は嫌なムードでした。(本当に彼は勝負強い・・・)

しかしサンズがその後のプレーで得点し、どうにか勝利しました。

最後のプレーはPorterの考えたセットがズバリはまりました。
凄く簡単なバックドアでしたが、Nashのスクリーンのタイミング、Hillのカット、Amareのパスも絶妙だったと思います。
もしHillにボールが通らなかった場合は、hands offでNashにボールを預ける決まりだったようです。プレーに絡んだ3選手で、一番打ちそうにない選手に打たせたのがこのプレーが成功した理由かもしれません。




シュートを決めた後にまだ3秒弱残っていたので、またターコルーに決められるんじゃないかという想像で、心拍数の上昇と汗が尋常じゃなかったです。(僕だけでしょうか? 苦笑)


試合の内容はともかく、思い切ったトレードの後に勝てた事は非常に大きかったと思います。今は内部分裂が一番恐ろしいですから。

且つフェニックスのファンに対しても、長年見てきた2人をトレードした分の成果を見せないと、ファンも離れていってしまいます。難しいですね・・・

勝たないとファンが離れますし、かといってチームを改革せずに負けても同じですしね。フロントは大変です。


今日の試合はチームに闘志を感じました。
Nashのあそこまで気合の入った試合は久しぶりに見た気がします。

BellとDiawが居なくなった悲しみと怒りのようなものをぶつけたんでしょうか。悪い時間帯、J-Richへのワンパスで速攻が成功したときのあの表情は鳥肌が立ちました。(例えて言うならアジア杯でゴールを決めたときのサッカーの中澤選手)

この試合負けていたらどうなっていたか想像するだけで恐いです。





さて、試合の内容はこのへんで終わりにしまして次の話へ・・・


シーズンの1/4を終え、ここ数年で最低の勝率。
フロントが早くも動き、思い切ったトレードを敢行しました。

PorterがHCに就任してからのスローガンは「ディフェンシブな戦い」でした。それを実現するためにShaqを中心としたオフェンスにシステムを変更し、一気に試合のテンポをスローダウンさせました。

Porterが目指す「ディフェンシブなチーム」というのは、決してCelticsのような鉄壁のディフェンスのことではありません。

リングを取るには「最低限のディフェンス」を目指す、という事のようです。ここぞの場面で守りきることの出来るレベルに到達するのが目標でした。

PorterがShaq中心のオフェンスを組み立てようとしているのは、「堅いディフェンスとRun&Gunが両立しない」という考えに基づいていると思われます。チームの平均年齢やベンチの層を考えても、スローダウンさせることは妥当な考えだったかもしれません。


しかし、いざシーズンが始まってみるとかつてのオフェンスの輝きは失われ、それがディフェンスにも影響するという悪循環に陥ります。

一番の問題点は「Turnover」。

Turnoverの中でもオフェンスチャージやトラベリングといったヴァイオレーションではなく、相手にスティールされたりパスミスでボールを奪われる事が多いのが特徴でした。

前者と後者で違うのはそれが得点に結びつくかどうかです。

サンズはTurnoverから許す失点が非常に多く、リズムに乗れない原因になっていました。サンズはじっくり攻めてTurnover、相手は難なく速攻で得点。これがサンズの典型的な「悪い時間帯」。



しまいにはBellやNashといった選手からHCの求める「方向性」に不満が出始める事態に。

この頃からPorterは「もっと走ってよい」と言い始めるんですね。

しかし、方向性の定まらないチームは下位チームに対しても星を落とし始め、4連敗を喫します。

連敗脱出後もチーム向上の兆しが見えないことから、今回のトレードに踏み切ったのだと思います。

このトレードの話しは2,3週間前から話し合われていたそうなので、もし4連敗がなければトレードが実現しなかったかもしれませんね。



ではこのトレードで見えてくるチームの「方向性」は?



・・・正直迷走か。


リングを取れなかったオフェンシブな戦いを捨て、ディフェンシブな戦いで挑んだものの成果が出ず。そして今は少し以前のオフェンスに戻そうという状況です。

言ってしまえば中途半端な位置にいます。

将来目指すところが見えないですね。
チームの中心が癖があり年齢の高いNashとShaqである以上、勝負を早くしなくてはいけないのは確かですね。

それもあってどうしても動きがその場しのぎになっている印象です。

将来的なチーム改革を意識してAIを獲得したPistonsとは大違いです。
(互いに苦戦していてもPistonsファンは前向きでいられる気がします・・・)

前回の記事でこのトレードを評価した自分でしたが、冷静になって考えると少し疑問が出始めました。トレードそのものではサンズが得をした、と感じたので必要以上に喜びすぎたかと(苦笑


J-Richの獲得でオフェンス力は上がりました。

ここ数年に引けを取らないオフェンス力と、少しのディフェンスを携えてリングを取れるのか・・・?

それとも残りのシーズンでディフェンスが劇的に良くなるのか。
(まず有り得ない)


このトレードの成功する確率は50%くらいかもしれませんね。

成功=Playoffsで勝つ

だとすればハードルは非常に高いです。
シーズンでいくら勝ってもPlayoffsで勝てないと意味が無いことは痛感してますからね。


先行きのわからないチームが、戦い方のヒントを早く見つけてくれることを祈るのみです。

  • タグ:
  • NBA

posted by phoenixsuns1 |18:15 | サンズが優勝するには?? | コメント(0) | トラックバック(0)
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