2009年09月11日

空の下 ~プレシーズンの独り言3

世界選手権2009 ~レビュー4

LADIES

アリッサ・シズニー Alissa CZISNY (USA)
SP 53.28(14位) FS 106.50(8位) 総合 159.78(11位)

二年ぶり二度目の世界選手権出場を地元で叶えることができた全米女王は、地元オーディエンスはもちろんのこと世界中のファンから暖かく迎えられたに違いない。先の07-08シーズンの成績が振るわず、USFSAの強化ランクも降格になり、練習環境にも恵まれないというネガティヴな情報ばかりが伝わってくる中、LIVE中継で目の当たりにした全米初優勝という快挙には、流石の私も少なからず驚いたことを告白しなければならない。
全米の演技を見て、その快演(特にSP)に彼女の復活を確信し、世界選手権で彼女に再会できることを楽しみにしていた。

SPの『白鳥』もFSの『エキスパート』もシズニーらしいプログラムだ。彼女は本当にスローナンバーを表現するのがうまい。特にスパイラルとスピンは未だに絶品で、彼女の優雅なスケートを支えている。トリノ五輪以降、女子シニアの様相がすっかり「少女コンテスト」になってしまったので、シズニーに対して「未だに」という言葉を使ってしまったが、彼女はこの大会ではまだ21歳。寧ろこの1-2年が最盛期を迎える時期だと言っても本来はおかしくない。
ただ、彼女の優雅なスケートは今や競技会では逆風が吹いている。彼女のスケートの持ち味はシンプルさで、ごちゃごちゃと「つなぎ」を入れないとスコアが上がらない現代の競技会ではどうしても不利だろう。今回のSPでは彼女のTRに4.75という信じられない点をつけたジャッジがいたが(平均は5.90)、彼女のPCSが全体的に評価が上がらないのを見て、私は寂しくなってしまった。

ただ、彼女はFSのCCoSpとLSpでレベル4、しかもGOEで+3の評価を得た。これは今大会で唯一彼女だけが獲得した評価であり、技術的には十分トップを張れる力があることを示したと言えよう。これに全米のときのようなジャンプの安定性が戻れば、まだまだトップ6に食い込むだけのポテンシャルがあると確信しているのは私のノスタルジーなのだろうか。
今回は、世界選手権の舞台でまたシズニーと会えたということに感謝するだけで十分だったのかもしれない。次回は全米のときのようなシズニーに、バンクーバーやトリノ(2010世界選手権)で会いたいと願おう。

余談だが、今、日本全国の大手電気量販店の SONY BRAVIA のコーナーでシズニーと会うことができる。BRAVIAの4倍速技術をアピールするデモンストレーション用のプロモーション映像で彼女の演技を見ることができるのだ。映像ソースは2008GPスケートカナダのものだが、彼女の美しいスパイラルが大画面いっぱいにフルハイビジョン映像で楽しめる。背景のフェンス広告にはSONYの文字が見えて、SONYが同大会の協賛スポンサーだったことが分かるが、こういうプロモーション映像だったら大歓迎だ。私も思わずBRAVIAを真剣に検討してしまった。
ついでにもうひとつ余談を書くと、今、リリースされている『24シーズンVII』に登場する大統領の息子の嫁がシズニーに激似。さらに、大統領の娘はサーシャ・コーエンにクリソツだ^^;(ちょっと腹黒い役回りなのが惜しいが・・・・)


エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ Elene GEDEVANISHVILI (GEO)
SP 58.82(8位) FS 103.66(11位) 総合 162.48(10位)

欧州選手権でSP25位に終わり、FSに残れなかったときはとても心配した。彼女の場合は母国グルジアの政情不安がそのまま練習環境にも影響するようで(特に資金面)、彼女のコンディションの悪さ、練習不足が目立っていたからだ。
それが、世界選手権の1ヶ月前になって突然ソフィアからニュースが飛び込んできた。

「世界ジュニア選手権、女子、初日SP1位、エレーネ・ゲデヴァイニシヴィリ」

日本での世界ジュニアの放送(J sports)は1ヶ月以上も後の4月に入ってからのことだったので、このニュースに接したときは何が起きたのか混乱すらしてしまった。なにせゲデヴァニシヴィリが世界ジュニアに「出戻り」していたことすら知らなかったのだから(05年以来4年ぶりの出場!)。結局、世界ジュニアでは、FSで大崩れしてしまったため総合では6位に終わった彼女だが、SPではPB(60.32)をマークしていただけに、トリノ五輪以来の溌溂としたキュートな姿をLAで見せてくれるものと期待した。

SPでは復調ぶりが垣間見れた。世界ジュニアのときのようなトリプルのコンビネーションはなかったけれど、ジャンプが安定していて全体にきびきびとした演技。楽しげな表情から彼女のモチベーションも高いものがあったのだろう。58.82というスコアは1ヶ月前にマークしたPBに迫る点数で好調を維持しているようだった。
FSではSPで見せてくれなかった3T+3Tをクリーンに決めて快調な出足。ただ、3Sを始めとした後半のジャンプに乱れが続いたのは練習量が足りていないのだろう。スピンでも軸が安定せず回転速度も物足りないのはスタミナの問題もあったのか。世界ジュニア同様にSPよりも順位を落とす結果になった。そうは言っても、総合で10位に滑り込めたことは大きく、彼女一人で母国グルジア共和国にバンクーバー2枠をもたらすという快挙を成し遂げたのであった(グルジアは2枠目はどう使うのだろうか)。

彼女は可愛らしさの中に少しコケティッシュな表情があるところがとてもキュートで、SPの『キャバレー』やFSの『ベサメ・ムーチョ』のようなヴォードヴィルやミュージックホールの曲調がよく似合う。ところが、09-10シーズンのフリープログラムはあの『カルメン』だという。ゲデヴァニシヴィリのカルメンなんて簡単に想像はできないけれど、それだけに彼女が舞うカルメンはどんなプログラムになるのだろうか。
楽しみがまたひとつ増えたことに感謝。


サラ・マイアー Sarah MEIER (SUI)
SP 58.36(10位) FS 105.01(10位) 総合 163.37(9位)

腰痛(椎間板ヘルニア?)で欠場が続いた08-09シーズンのフィナーレ、世界選手権に腰痛をおして強行出場を決めた彼女の決意は、恐らく幾人もの人々の情熱と信頼と期待に支えられてのことだったろう。
マイアーは1月の欧州選手権を欠場している。欧州のスケーターにとって欧州選手権は「もうひとつの世界選手権」だ。まして2年連続2位という表彰台の常連になりつつあった彼女の08-09シーズンのカレンダーには、当然のことながらヘルシンキ行きの直行便の予約が書き込まれていただろう。

そのヘルシンキ行きを断念してまで臨んだLAは、これまた例年の世界選手権とは事情が違う。バンクーバー行きのチケットが懸かっていたからだ。スイスは前日の男子FSで既に男子出場枠を逸し、可能性が残っているのはもはや女子のみ。それもスイスの最後の希望、マイアーに託すしかない。そういう例年とは違う緊張感と対峙しながら、スイススケート連盟の役員たちはマイアーのフリープログラムを固唾を呑んで見守ったに違いない。そして恐らく彼女自身も例年以上の緊張感を感じていただろう。いや危機感と言ってもいいかもしれない。彼女自身、自分の演技が無事に終了するかどうかも分からなかっただろうから。

SPはステップアウトした3F以外は無難にまとめた。FSSpがいつもより腰高だったのはやはり腰痛のせいだろうか。明らかにヒップポイントが膝より高かった。ヘルニアであれば前屈姿勢は辛かろう。それでもシットポジションが認定されレベル4がもらえたのは幸いだった。演技終了後の彼女の表情が安堵に包まれているように見えたのは見ている私の心情が映ったせいかもしれない。
FSはただひたすら彼女の腰が4分間耐えられることを祈って見るほかなかった。
『黒のラフォリア~秋の紅』の曲調とマイアーの置かれている状況、そして見ているこちらの心情とが重なり合って悲壮感さえ漂って見えてしまった。ただ、シースルーで大きく開いた彼女の背中がより一層美しく見えたのはせめてもの救い。哀しみを持って人に訴えかける姿ほど寧ろ美しく見えてしまうのはビーナスの悪戯か。

スイスはおよそ10年の長きに亘って男子はランビエールに、女子はマイアーにその重責を託してきた。そのランビエールは先シーズンをもって引退(復帰のニュースについては後日)。今や国際舞台のトップシーンで戦える選手はマイアー1人になってしまった。まして五輪ともなれば尚更だ。そんな母国の状況は彼女自身も理解していただろう。だからこそ故障をおしての強行出場だったのだと思う。五輪出場枠が懸かっていなかったら果たして出場したかどうか。演技内容には彼女自身だって満足はいかなかっただろう。それでもマイアーが戻ってきたのは確かだった。そして、バンクーバー行きのチケットを2枚、スイスに捧げたのだ。
演技が無事に終了して、これまで堪えてきた感情が一気に噴出したのだろう。オーディエンスの歓呼に応えるより早く、両手で顔を覆ったマイアーの姿に私は胸が締め付けられた。

09-10シーズンの彼女のフリープログラムは『ロミオとジュリエット』。
バンクーバーではジュリエットの永遠の哀しみをその美しいスピンで包み込んでくれるだろう。


村主 章枝 Fumie SUGURI (JPN)
SP 58.40(9位) FS 106.18(9位) 総合 164.58(8位)

村主選手の08-09年は再挑戦のシーズンだった。そのチャレンジはまずコーチの変更から始まった。

ニコライ・モロゾフという、ある意味「劇薬」を投与することで自身の奥にしまわれている未知の引き出しを開けることから始まった。「フミエは新しいことをやろうとして混乱してきただけ。自分の良さをもう一度出せばいいのだ」というような趣旨でモロゾフ・コーチは指導したというが、その指導方法で彼女は確かに覚醒した。08年10月の東京選手権で誰よりもモチベーションの高さを見せ、暮れの全日本では勝負に徹する非情さをもってFS1位をもぎ取り、LA行きのチケットを奪取した。

三年ぶりとなる今回の世界選手権では、SP、FSともジャンプに細かいミスはあったものの、ベテランらしく二日間をそつなくまとめたのではないか。たいしたものだと思う。トップ10入りは立派だ。(SPのLSpを除けば)スピン、ステップともレベル3~4が並び、TESのスコアも上がるようになった。PCSが安定しているのは流石で、もう少し7点台が出てもいいかなと思えたほど。
欲を言えば、コンビネーションジャンプはトリプル+ダブルでいいからその精度を上げること、二連続だけではなく三連続も加えること、この二点があれば総合で170点台に上げることができよう。エッジ矯正は先送りしてでもコンビネーションのレベルを上げたほうが得策なのではないか。(ルッツのエッジ矯正にナーバスになって得意のフリップまで狂い出したら元も子もない)

兎にも角にも村主選手もトップシーンに帰ってきた。そして大会後、09-10シーズンを控えて、もう一度コーチを変更したことが最近アナウンスされた。彼女自身が「集大成」と位置づけるシーズンで、彼女はもう一度チャレンジをしようとしているのか。それとも自分の進むべき道は原点回帰と確信したのか。彼女は練習拠点を米国から自身の大好きなロシアへ戻した。

日本女子のバンクーバー行きチケットは3枚。
彼女は間違いなく、五輪3回連続出場を果たすため、その3枚目のチケットを虎視眈々と狙っている。


安藤 美姫 Miki ANDO (JPN)
SP 64.12(4位) FS 126.26(2位) 総合 190.38(3位)

そして、今大会で最も「おかえりなさい」という言葉が相応しかったのが安藤美姫選手だった。
前回イエテボリの舞台を自ら降りたディフェンディングチャンピオンは、LAでは自らの足で力強くポディウムに上がって見せた。

結果こそ真逆だったが、大会前の状況は実は今回も前回同様暗雲が立ち込めるという状況だった。前回は大会前に左ふくらはぎに肉離れを起こし、それをだましだましでイエテボリ入りしたものの、SP演技中に再発。回復しないまま出場したFSは演技途中で棄権。全日本で大会史上歴代最高点をマークしながらも、未完成ゆえにその完成形を期待されたフリープログラム『カルメン』は、ついにその真姿を見せることなくシーズンを終えたのは未だに記憶に鮮明だ。

実は今回も大会前に彼女は負傷していたという。今回は左太腿の肉離れ。ところが、今回は前回と異なり、負傷後の対応に成長の跡があった。(肉離れを起こした)太腿に瞬間的な負荷のかかるジャンプ練習を一旦中止。その間をステップとスピンの練習に費やしたというのだ。
さらに強力なサポートも加わったことも前回と違うところ。今回はフィジカルトレーナーに帯同してもらい、即座に治療を施し回復を早めたという。大会当日にテーピングが見られたことで心配されたが、これは負傷箇所を固定するためではなく「この方が力が入りやすい」ということだから、再発防止というよりも寧ろ強化策だったのだ。長いシーズンでは常に100%のコンディションで試合に臨めるわけではない。ましてやシーズンエンドの試合ではシーズン中に蓄積された疲労やその代償としての故障が噴出すことは少なくない。問題はそのときにどう対処するか、その術を身につけているかだ。
同じような故障を抱えながら、前回とは異なり大会に臨む彼女のメンタルは随分と落ち着いたものだったという。
イエテボリの涙は無駄にはならなかったのだ。

そして、競技当日の対策にも迷いがなく、明確な決断が彼女を躍動させた。
当初、得意の3Lz+3Loを入れることに拘りを見せていた安藤選手だったが、大会前にジャンプ練習を中止したこともあり練習不足は承知していたのだろう。SPでセカンドの3Loがダウングレードを取られると潔くFSでは2Loに変更。コンビネーションを確実に決めることでGOEを稼ぐ方向に軌道修正。GPファイナルで着氷させた4Sも回避。ジャンプだけではなく、プログラム全体のバランス、クオリティが重要だと判断した結果、不完全に終わる可能性があるジャンプは選択肢から除外したのだという。
この変更についてはモロゾフ・コーチとの連携が奏功したことを彼女自身が後日明かしてくれたわけだが、これも決断の明確さの表れだろう。
そして、今回の安藤選手のハイライトは、やはり大会前に重点的に練習したそのステップとスピンにあった。

SPはコンビネーションのセカンドがダウングレードされた以外はほぼクリーンな演技。LSpが相変わらずレベル2に留まっているのは勿体ないが、一方でこの『ザ・チェアマンズ・ワルツ』で表現しようとしている「風が吹けば飛んでしまいそうなたった一輪の花でも懸命に野に咲いている」というメッセージには、このシンプルなレイバックこそ寧ろ相応しい。これにサイドウェイズやビールマンを組合わせて複雑にしていたら、「野に咲く花」ではなく「人為的に仕立てられた品評会用の花」になってしまったかもしれない。(もちろんこれは競技会なのだから、勝負上は後者であるべきだという意見もあるのだろうが・・・・)
CCoSpとSlStでGOE+3の加点を得たのは大会前の練習の成果だが、その本領を発揮したのがFSだった。それは、怪我の功名とも言えるような成果となって躍動した。

FSのプログラム『交響曲第3番ハ短調 作品78「オルガン付き」』は当初、GPファイナルの直前に用意された間に合わせのプレタポルテだったが、遂にこのLAではそのシェイプされた肢体にあつらえたオートクチュールに見事に仕上がった。始め彼女はこのプログラムについて「楽曲に特にストーリーがあるわけではなく、その音に乗るだけ」というコメントで感情移入の難しさを示唆していた。
元々彼女にはテクニカルオリエンテッドなイメージが先行しているため、彼女には「ストーリー性のある演技の印象が薄い」という声もないわけではない。しかし、実は彼女の名演は、ストーリー性があって感情豊かに躍動するプログラムに多く見られる。ジュニア時代の『ジプシー・ソウル』や『火の鳥』、最近では『メリークリスマス、ミスター・ローレンス』や『シェヘラザード』、そして(07全日本の)『カルメン』。いずれもタイトルロールやストーリーテラーとなって舞った珠玉のプログラムだった。
ところが今回のサンサーンスでは、例え楽曲そのものにストーリー性はなくとも安藤選手はその旋律が与える印象、管弦楽とオルガンが協演するハーモニーを直感的に感じ取り、あたかも音楽の精霊となってリンクを駆け抜けた。
この『交響曲第3番「オルガン付き」』はサンサーンスが管弦楽の集大成として心血を注ぎ、自身の音楽人生を凝縮させたような作品だと言われている。安藤選手がこの楽曲の背景を知っていたかどうかは定かではないが、彼女のスケートにはサンサーンスがこの楽曲に込めた魂が憑依したかのような情熱がほとばしった。

そして、そのスケートを支えたのが彼女の主翼たるジャンプではなく、もうひとつの新しい翼であるステップとスピンだった。
深く傾け、切り替えしが早いエッジワークと、そのエッジに呼応するように深くしなやかに抑揚豊かに躍動する四肢。特に彼女の特長的な長く美しい手がステップに合わせて打ち振られるたびに、そのステップは躍動し、指先からさえも情熱がほとばしるかのようだった。スピンは空を目指してひたすら伸びる若木のごとくブレのない真っ直ぐな軸で回転し、トラベリングのない端正な軌道を描く。フィナーレに向けてますます回転速度を上げるコンビネーションスピンは、プログラム自体のフィナーレを高らかに告げるオルガンの重層的な和声と相まって、待ちきれずにその回転の途中から沸き立った満場のスタンディングオベーションによって、ようやくその回転を止めた。

「日本人でこれほど感情豊かに表現できる選手は他にいない」と試合後に語ったのはJSFの某副部長だが、彼女の感情の豊かさはこれまでは両刃の剣だった。感情の起伏にまかせるところがあったからだ。
感情を解き放ったときは快演を披露するが、気が乗らない、或いは感情を抑制したときには魂の抜けたような無表情の演技をすることも珍しくなかった。
しかし、今回の安藤選手はこのメンタル面でも成長を見せた。
感情を抑制するのではなくコントロールすることで、感情豊かな表現力を意のままにすることを手に入れたのだとしたら、それは彼女の大きな武器となろう。その豊かな感情を意のままに操りながらも、心が感じるままに自在にリンクを駆け抜けたとき、唯一無二の安藤美姫が帰ってきた。

最後のスピンがその回転を止めて、鳴り止まぬスタンディング・オベーションが安藤選手の耳に入ってきたとき、彼女はまるで憑き物が落ちたかのように我に返った顔を見せた。フィニッシュのポーズでステイプルズ・センターの天井を仰ぎ見たとき、彼女の目には会場の上空に広がるカリフォルニアの青い空が確かに映ったはずだ。スカンジナビアで見失いかけた極光が、ウェストコーストの眩い光となって彼女の全身を照らしていたに違いないから。

イエテボリの空はカリフォルニアの青い空につながっていたのだ。

漢字というのは時に寓意的だ。
銀は時に「金よりも良い」ことがあり、銅は時に「金と同じ」価値を持つ。
確かに安藤選手の今回の銅メダルは、東京での金メダルと同じ価値があった。単に日本人最上位ということではなく、彼女自身が復活した証しとして「金と同じ」価値があったのだ。

金 妍兒 ヨナ ロシェット 安藤 美姫 浅田 真央 フラット レピスト レオノワ 村主 章枝 マイアー ゲデヴァニシヴィリ シズニー コストナー

EPILOGUE 1 ~ISUの思惑

シーズンエンドの世界選手権は、そのシーズンを締め括るフィナーレであると同時に、翌シーズンの方向性を予感させる大会になることがある。今回、そう感じたのは五輪枠が懸かった大会だったというだけではなく、大会のルール運用にそう思わせることがあった。

もちろん私自身の見方に過ぎないが、今大会ではジャンプの回転不足判定(ダウングレード)が緩やかだったと感じた。あれほど神経質に取り締まっていた回転不足が大目に見られたジャンプがたくさんあり、ダウングレードは数えるほどに影を潜めた。もし、それ以前(GP、欧州、四大陸)の運用基準で判定していたら、今回の上位陣の顔ぶれは変わっていたかもしれないと思えるほどだった。特定の選手ではなく、全般的に判定が緩やかだったので、やはり運用基準を緩和したと見るのが妥当だろう。

なぜ、あれほど神経質だった「取締り」が手の平を返したように緩和されたのか。このこと自体を指摘、取材した報道が見当たらないので、ここからは私の仮説になる。
真っ先に考えられるのは、大会後の4月にリリースされたISUの09-10シーズンの発表されたルール改訂が影響したということだ。(ISU Communication No.1557)
既報の通り、このルール改訂ではジャンプの回転不足判定の運用基準が「部分的に緩和」されている(もちろんこのリリースではジャンプ以外についても様々記載されている)。
大要は、ジャンプに回転不足があったとき「技術審判は回転不足のダウングレードを行なうが、そのことはジャッジには知らせず、ジャッジは自身が見たままにGOEを評価する」というものである。
私は最初、この件に関する速報に接したとき「遂にダウングレード+GOE減点の二重減点がなくなりシンプルになった」と歓迎した。つまり「回転不足を含めてジャンプの減点はGOEに一本化する」と解釈したのだ。それが早計の糠喜びだったことはリリースを熟読して悟ったわけだが、結局はダウングレード+GOE減点の二重減点の制度は残ったままだった。
但し、ジャッジのGOE減点が義務ではなくなったので、例え技術審判が回転不足があったと判定しても、ジャッジが気づかなかった場合はジャッジは減点しなくてもいい。踏切り前のステップやジャンプの高さや距離、空中姿勢や着氷、着氷後の流れなどの出来栄えが良ければ、加点してもかまわないということだ。これが「部分的緩和」の中味だ。

例えば、3Lo(正規基礎点5.0)が回転不足でダウングレード判定になった場合でスコアをシミュレーションしてみよう。
08-09シーズンでは、基礎点が1.5、GOEが-1.0~-0.3となり、トータルでは最低で0.5、最大でも1.2が限界。
09-10シーズンからは、基礎点は1.5のままだがGOEが+1.5まで可能になり、トータルでは最大3.0まで可能になった。(もちろん机上の計算)

この試算でも明らかなように大した「緩和」ではないことに気づく。
結局はダウングレードという制度を改革しない限り「焼け石に水」なのだ。

ここまでは09-10シーズンのルール改訂の解説。ここからが本題。
私はこのルール改訂を控えて、ISUは今回の世界選手権で「予行演習」をやったのではないかと推理したのだ。
大会開催時のルールではダウングレードはジャッジに知らされ、ジャッジはGOEを必ずマイナスにしなければならない。このままでは予行演習にならない。そこで、技術審判はダウングレードするジャンプを減らすことで新ルールのシミュレーションを試みたのではないかという推理だ。
つまりは、こうだ。

まず、技術審判はダウングレード対象となるジャンプの中でも「軽微な回転不足」は今回はダウングレードしない。(それまでは軽微な回転不足=1/4未満の回転不足でも神経質にダウングレードしてきた)
次に、ジャッジは、(技術審判からダウングレードがコールされないので)当該ジャンプを自分の目で見たままに、スロー再生で確認することもなく、その出来栄えを評価しGOEをつける。
こうすることで、「ダウングレードがコールされない回転不足のジャンプ」に対して、ジャッジがどのようなGOEをつけるかがシミュレーションできる。
ISUは世界選手権という最大の本番の舞台で、翌シーズンの新ルールのゲネプロを敢行したのではないか、というのが私の大胆な仮説だ。
我ながらちょっと大胆過ぎるかなという仮説ではあるが、今大会のジャンプ判定は、これくらいの仮説でも立てないと不思議に思えるほどの「回転不足の取締り緩和」だったのだ。
もちろん、このようなシミュレーションに関係なく、取締りが緩和されたのであれば、私としては歓迎なのだが・・・・。

もちろん別な見方もできよう。それはISUがますます「出来栄え」を重視する方向にシフトしてきたという見方だ。
ジャッジの裁量の幅を広げることで、もっと見栄えや出来栄えを、即ち技術の難度よりも質を評価する方向に移行しつつあるのではないかという見方だ。
この見方については、J sports の解説やフィギュアスケート専門誌への寄稿でも知られ、ISUの判定役員評定委員でもある藤森美恵子さんもいろいろな機会に示唆している。
もともとルール改訂のコンセプトはこういうことなのだろう。そのコンセプトを世界選手権で実践しただけということなのかもしれない。


東京での世界選手権で安藤美姫選手が優勝したとき、彼女のコーチであるニコライ・モロゾフ氏は表彰台に上がった三人のアジア選手を見て「これからバンクーバーまでこの三人が表彰台争いをするだろう」と予測した。そして、その予測は今回のLAで現実のものになった。
東京以降、残りの二人が東京のメダルの色の順に表彰台の真ん中に上がったのだ。しかし、細かく見ると、その三人の様相は同じではない。最も安定し、順調に成績を上げてきたのは今回の新女王ではないだろうか。五輪前の直近の世界選手権で頂点に立ったからというだけではない。彼女の進む方向がISUの描く「難度よりも出来栄え重視」という方向と一致しているからだ。
「インフレ気味」という声さえ聞かれたほどの彼女の驚異的な優勝スコアは、彼女の演技が今ISUが最も評価する演技であることを物語っている。
確かにオーディエンスは安藤選手の演技にも新女王に勝るとも劣らない支持を表明していたが、オーディエンスの支持と競技結果は必ずしも一致しない(イエテボリの中野友加里選手を思い出そう)。
SPも含めてトータルでは新女王をISUは最も高く評価した結果が、そのままあのスーパー・スコアに表れている。
つまり、ISUが今、理想としているのは新女王のスケートなのだ。

イエテボリの女王はLAで自分自身を見失っていたが、翌月の国別対抗戦では自分を取り戻した。
それは、自分の弱み・課題に取り組み「すべてをうまくやらなくては」という迷いから抜け出し、例え多少偏っていようが自分の強み・武器を最大活用するという方向転換で挙げた成果だったようだ。
しかし、それは彼女にとって新しい試みではなく、実は原点回帰だったのではないか。かねてから噂されていた「全種類のジャンプを跳んだらボーナス点が入る」というルール改訂は結局は見送られたことも彼女の決断を後押ししよう。もはや彼女のベクトルはぶれることはないだろう。
「スポーツ・フィギュア」・・・・それが「現代最強のアスリート」に相応しいベクトルであり、また最も明確なコンセプトだ。

そして、LAの結果を受けて最も悩んでいるのが、実は東京の女王ではないだろうか。
彼女は今回、クワッドも、3+3のコンビネーションも封印した上、3Loが2回ともダウングレードされ、稼ぎどころのTESでかなりの点数を取りこぼした。別な見方をすれば、予定通り4Sと3+3が入れば206点以上を取れるプログラムを持っていたことになる。
4Sは精度の問題が残っているから計算から除外するとしても、3Loの2回のダウングレード(合計約10点減)がなければ総合で(4Sなしでも)200点を超えるポテンシャルを見せた。
これが何を意味するのかは明快だ。彼女は高難度のジャンプを無理に跳ばなくても、ステップとスピンと表現力で高得点を取れるスケーターになったということだ。
それは彼女にとって新しい引出しでもあった。
今回のFSで彼女のPCSがTESを上回ったのは大変興味深い。私が記憶している限り、彼女にとってそれは初めてのことではなかったか。ついでに言えば、ミスがあったTESですら9人中4人のジャッジのGOEで集計すると、新女王よりも3位の元女王のスコアが上回ったのだ。
この成果はコーチから見れば「想定内」かもしれないが、彼女自身にとっては「新たな悩み」かもしれない。勿論それは「贅沢な悩み」だ。なにせハイリスクな難しいジャンプを跳ばなくても高得点を獲れることを自分自身で実証してしまったのだから。
「クワッドは跳びたいが、全体のバランスも大切」
彼女の試合後の言葉に五輪シーズンの行く末が暗示される。


EPILOGUE 2 ~WTTの憂鬱

世界選手権閉幕後1ヶ月も経たないうちに国別対抗戦(WTT)が東京で開催された。開催発表時から何かと疑問が湧くこの新イベントだったが、百聞は一見にしかず。東京開催でもあり、まずは自分の目と肌で直に触れてみてからコメントしようと思い、代々木体育館に足を運んだ。

予想通りだったのは、選手がモチベーション維持に苦しみ、オーディエンスにも戸惑いが見られたこと。
シーズンカレンダーというのは習慣化されているので、国際経験が長い選手ほど「世界選手権の直後のISU公式戦」への参加目的を見つけられずに、モチベーションをどこに見出せばいいのか悩んでいたように見えた。
特に世界選手権の結果に満足感や達成感を持つことができた選手ほど苦しんだのだろう。本来はシーズンが終わって、心身をゆっくり休めたいという時期でもある。確かに、不満を残して世界選手権を終えたような選手にとっては、「リベンジ」のモチベーションを持ってWTTを「追試」に充てることができたかもしれない。
しかし、それはやはり一部で、多くの選手が「競技会のモチベーション」を持つことに苦労していたようだった。

一方で予想外だったのは、各国の選手が、競技会とは別のモチベーションで気持ちを奮い立たせていたこと。
ほとんどの選手はWTTを「後夜祭」のような捉え方で参加していた。
それがあの応援演出であり、選手たちのリラックスした楽しげな表情だったのだ。選手の気持ちは見事にオーディエンスにも伝播し、当日の会場は、公式競技会としては緊張感に欠け、エキシビションには見られない応援合戦が楽しげに繰り広げられるという奇妙な空気に満たされるということになった。

ISUはこのWTTを五輪の正式種目にまで発展させたいのだという。もともと個人競技のフィギュアスケートに「団体戦」を持ち込むことに違和感は今も消えない。
例えば、マラソン競技でも「団体表彰・メダル授与」があるが、この「団体戦」の結果を知らされてもピンと来ない。選手層の厚さを示すことにはなっても、「国別の成績」と言われても馴染まないからだ。
フィギュアスケートで団体競技を楽しむのであれば、シンクロナイズドスケートの方がよほど楽しめる。そこには本来のチームプレイがあるからだ。(選手同士の励まし合いというような、場外でのチームプレイをここでは論じていない)

もうひとつ、WTTを発展させるためにISUが再検討しなければならないのは、やはり開催時期だろう。
開催時期は選手のモチベーションと重要に関わるからだ。
WTTが世界選手権後の4月に開催されることが決まって、前季まで4月開催だった「ジャパン・オープン」が、シーズン開幕前の10月初旬に移動させられた。ご存知のようにジャパン・オープン(JO)も「地域別対抗戦」を謳い、団体戦の形式を採っている。
私はこの2大会の開催時期を逆にした方が両大会が共存できるのではないかと思っている。
JOは従来通り、世界選手権終了後=シーズン閉幕後に「エキストラ・イベント」として開催すれば、WTTで見せてくれた応援演出がお祭り気分をさらに盛り上げてくれるだろうし、エキシビションの「カーニバル・オン・アイス」には各種目の新チャンピオンを招待することでシーズン・エンドに相応しいオールキャストにもなろう。
一方で、WTTは10月初旬に開催することで「シーズン開幕を告げる最初のISU公式戦」として明確に位置づけられる。
シーズン最初の公式戦となれば、選手は新ルールの運用状況やジャッジのトレンドも把握できるし、何と言っても新プログラムを試す格好の場となる。こうすれば、選手はWTTに公式競技会に相応しいモチベーションを持って出場することができると思うのだが、どうだろうか。

ISUは(TV局、スポンサーも含む)自分たちの都合だけで考えるのではなく、是非選手の声も十分にヒアリングし、次回に生かしてほしいものだ。


最後に、今回のWTTは私の脳裏に暗いシミを残していったことを記憶しておこう。それは「歪んだナショナリズム」が残した爪痕だった。

この爪痕はWTTの運営に問題があったのではなく、一部の狂信的な「えせファン」が引き起こした事件だったらしいが、私は最初はそれがネット上の流言飛語の類いではないかと軽視していた。
しかし、今回はバーチャルでは済まず、リアルに行動を起こした愚か者がいたらしく、WTTは一部の予定を変更せざるをえなかったのだという。この件については、関連報道をご覧になっていない方には皆目検討もつかないだろうが、さりとて今ここで改めて私が詳述しても、胸糞が悪くなるだけなのでその気はさらさらない。
ある掲示板で「フィギュアスケートだって戦いなのだから、対戦相手を中傷したり、やじったり、妨害してつぶすのは当然。野球やサッカーの世界では当たり前で、フィギュアスケートはまだまだ大人しいもんだ」というような暴言を吐いていた輩がいた。私はこの書き込みを見てとても悲しくなった。

断言する。
フィギュアスケートはそういうスポーツでは決してない。

いや、野球やサッカーだって本来そういうものではない。ゲームが終われば「ノーサイド」。選手もファンも握手して終わるのだ。それがスポーツだ。
また、国際試合は「代理戦争だ」とまことしやかにうそぶく輩もいる。
そういう人はスポーツを純粋に楽しんでいない人だ。スポーツを欲求不満の捌け口にしたり、ストレス発散の道具にしたりしているだけだ。それはスポーツを政治利用する政治屋と変わらない。
そういう「えせファン」をフーリガンと言うのだ。
もちろん、スポーツでストレス発散できる効果があることは分かるが、それは一過性のものに過ぎない。ストレス発散の他の方法が見つかればスポーツは用無しになってしまう。スポーツを消耗品として消費しているだけ人の楽しみ方はその程度のものかもしれないが、スポーツ本来の姿を見失ってはいけない。

スポーツはスポーツのために存在するのだ。
少なくとも選手は消費者のストレス発散のためにプレイしているのではない。
ネット上でも目に余り、読むに耐えないものが数多く見られたが、リアルに行動するなどもってのほかだ。ネット上を傍若無人に闊歩する「えせファン」の格好の餌食にならないように、せめてこのブログでも火種となるような記事は書くまい。
それが私ができるせめてもの対策だ。

悲しいことに、記念すべき第1回の国別対抗戦は、こうして憂鬱なシミを残して私の記憶に刻まれることになってしまった。



世界は空の下でつながっている

トリノも 東京も イエテボリやLAも そしてバンクーバーも・・・・
世界中の空はつながっている
花は散り、若葉が吹き出した桜を見下ろす東京の青空に
一筋立ちのぼった真っ白なひこうき雲は
それは戦いの爪痕などでは決してなく
世界をつなぐタスキなのだと信じて

そして それがスポーツの真姿なのだと信じて・・・・



「プレシーズンの独り言」は今回でお終い。
次回は、備忘録ではなく、もう少しプレシーズンらしい企画にしよう。

テーマは「アイスショーとエキシビション」

それはいつかって?
GPシリーズが近づいてしまったら
「09-10グランプリシリーズ・プレビュー」にしてしまえ。
予定は未定だ^^;

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posted by pbq1463 |22:39 | コメント(5) | トラックバック(0)
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忍さん、おひさです^^;

コメント投稿者ID :

>「歪んだナショナリズム」というのはもしかして多くの人が持ちやすい意識なのかな~などと思うのです

特にこの5年間は日本国内の空気が完全に「内向き」になっていますよね。
世の中の空気が「内向き」になっているときというのは
排他的な感情が生まれやすいです。
排他的な感情が支配的になると
諸悪の根源をすべて「外」に求め
「他者」へ責任転嫁し
自分の物差しでしか物事を見られなくなってしまいます。

自分も決して例外ではないかもしれないという
自己反省する冷静な目を失いたくないものですね。

男子レビューでもお待ちしています^^

posted by pbq1463 | 2009-09-13 18:02

okkoさん、はじめまして!

コメント投稿者ID :

これからもよろしくです
自分でも呆れるほどの遅筆ですが
気長にアップをお待ちいただけるようでしたら
お付き合いください

posted by pbq1463 | 2009-09-13 17:43

空の下 ~プレシーズンの独り言3

コメント投稿者ID :

こんばんは。

大作ですね。何回かに分けてまったり書き込もうと思っております。

う~ん。今までに送って飛んでいったコメント内容をどうも思い出せません・・・エンタープライズつながりで映画スタートレック。華麗なるギャッツビーつながりで映画スティング。ラルフローレンつながりでアルマーニ衣装の映画アンタッチャブル。そのアンタッチャブルでカポネのボディーガード(白スーツ)の最期のジャンプ、エリオット・ネスから押し出された格好でのジャンプでしたが、正面を向いてのジャンプだったのでアクセルジャンプだったのではないか?着地に失敗しているので減点されたのではないか?など実にどうでもいい内容は書いた記憶があるのですが・・・
フィギュアは玄人もビックリするような考察、論理、持論を書いたんですが、残念ですね、忘れましたよ・・・

さてと。お!世界選手権女子ですか。
シズニー選手。良いですよね。
人畜無害と申しましょうか、ネットでシズニー選手を悪く書いてたコメントっていまだかつてお目にかかった事がありませんよ。あのマイズナー殿ですら「体がかたい」というコメントがあったのに・・・う~んシズニー選手を見ると心が洗われるようです。容姿も昔のフィービーケイツ、ジェニファーコネリー路線を継承するアメリカンアイドルみたいですし。

>ただ、彼女の優雅なスケートは今や競技会では逆風が吹いている

採点方式、判定の基準がまだ完全に確立されてないのでもしかするとこれからもフィギュアスケートの競技定義っていうの?フラフラとしていくような気がします。いつかはキチンと着地するのでしょうが、優雅、気品など点数化出来ない部分もある程度尊重される世界であってほしいと思ってますよ。

村主選手。
>暮れの全日本では勝負に徹する非情さをもってFS1位をもぎ取り・・・
ワタクシこの文を読んで勘違いしてしまいました。「衝突かよ!」と捉えてしまい、今日知人のフィギュアオタクに聞いた所「ジャンプ構成の事じゃネ?」と言われてツラツラと説明してくれましたよ。あんまし頭に入らなかったのですが^^
マイアー選手も他の選手同様に怪我に苦しんでるようで・・・
やっぱハードですねぇ~フィギュアって・・・
マイアー選手の演技の後に感じた管理人殿の感動は何となく分かりますよ。ドラマを感じるってヤツでしょう?
最近フィギュアやバレーなどのスポーツ放送が年々劇場化されているように思えます。作られたシナリオみたいな?まぁそういう手法の方が視聴率が取れるからやるんでしょうが・・・
ワタクシ実はつかみはそれでも別に良いと思うんですよね。スポーツを好きになるきっかけはそれでも(ミーハーでも)良いと思います。
問題は興味を持った後だと思うんですよね。勿論スポーツの楽しみ方なんてその人の自由なんでしょうが、より深く楽しめると申しましょうか、一番得するような楽しみ方でありたいかなぁ~

posted by 夕焼け | 2009-09-13 02:04

空の下 ~プレシーズンの独り言3

コメント投稿者ID :

こんばんは。
シーズンエンドのエピローグは少しばかり重たい内容でしたが、この空白期間にあれこれ自分の思いを巡らせていた事と、管理人さんの見解がそう違わぬものではなかったのでちょっぴりうれしいです(こちらのファンとしては)。もっとも「予行演習」という大胆な仮説は目から鱗の考察でしたが!
「少女コンテスト」・・・ トリノ以降女子シングルにあまり思い入れが持てなかったのはそのあたりに原因がありそうです。熟練(熟年?)の技術と芸術が見たいのですが。
行動に移すのはもってのほかだと思うのですが「歪んだナショナリズム」というのはもしかして多くの人が持ちやすい意識なのかな~などと思うのです。世界は空の下でつながっているんですよね!自分への自戒も込めて私も信じます。では。(前後しますが男子レビューもお邪魔予定です)

posted by 忍 | 2009-09-12 23:42

空の下 ~プレシーズンの独り言3

コメント投稿者ID :

出がけなので走り読みしてしまいましたが、読みごたえのあるアップありがとうございました。

コメントは初めてではないかと思いますが、毎回アップするのを今か今かとお待ちしてました。

これからも楽しみにさせていただきます。(*^^)v

posted by okko | 2009-09-12 08:52

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