2009年03月12日

白地に青く十字を戴いて~2009欧州選手権レビュー2(女子シングル篇)

ISU欧州フィギュアスケート選手権大会2009
ISU European Figure Skating Championships 2009


LADIES 女子シングル
今回は32の国と地域、合計40選手がエントリー。今回3枠持っていたのはディフェンディングチャンピオンを擁する伊太利亜とホスト国の芬蘭。ついでに言えば2枠を持っていたのは、英、洪、露、瑞西の4ヶ国。(国名の漢字表記も芸がなくなってきたのでこの辺にしておく^^;)
そして、女子もまた男子同様、独占とまではいかないが寡占を示す結果となった。
レビューはFSに進んだ24選手の内、総合上位の印象に残った選手について触れる。(FS滑走順)

ユリア・セベスチェン Julia SEBESTYEN (HUN)
SP:43.32(14位)、FS:91.15(7位)、総合:134.47(8位)
彼女も足に故障を抱えながらの演技(アキレス腱痛らしい)。彼女のフリップも今や不正エッジ判定を取られるようになった。但しその高さは健在。その他にも回転不足があったりパンクしたりでSPのジャンプはすべて減点。これが響いてSPのTESは20点を割り込んでしまった。TSSの43.32は彼女の実力から10点は低い。
FSのトウジャンプは見応え抜群だった。最初のルッツから始まる3連続ジャンプはカメラがローアングルから撮影していることもあって、その高さが強調されて見えて実に豪快そのもの。全体にスピードと流れがあって見応えがあった。トリプルの予定がダブルになったりジャンプのミスがスコアに響いてしまったけど全体的な出来は良かったと思う(本当に今の採点はジャンプでミスすると点が伸びない)。
但し、PCSのTRで4.00という低スコアをつけたジャッジがいたのにはビックリ。そんなにスカスカの演技には見えなかった。他のジャッジは5.50~6.00つけていたというのに・・・・。

アレーナ・レオノワ Alena LEONOVA (RUS)
SP:45.08(11位)、FS:98.91(4位)、総合:143.99(4位)
今季からシニア参戦を始めたばかりで初出場の欧州選手権でいきなり4位に飛び込んだ18歳は、世界ジュニアにもダブルエントリーするロシアの次代を担うホープ。(GPはシニア・エントリー)
ロシアのホープと紹介したが、実は昨年末に行なわれた国内選手権では5位だった。ロシアの欧州選手権出場枠は国内1-2位の選手に与えられるのが通例だが、なんと国内1-2位を占めたのは共に12歳! ソトニコワ、タクタミシェワ(カナ表記怪しい?)というジュニアにも上がっていないノービスの選手だった。つまり、シニア対象の欧州選手権ではこの2名は資格年齢に達していなかったため、後述する3位のゲルボルト(19歳)と5位のレオノワ(18歳)が繰り上げ派遣となった次第。ちなみに、4位のペトゥシュコワ(16歳)も出場条件を満たしていたが、5位のレオノワが優先されたのはロシア協会の期待の表れか。これが日本だったら、国内4位よりも5位の選手を選考した時点で、協会ではなく選手に非難の矛先を向けるお門違いの ヤ カ ラ が大騒ぎするだろうにと余計な想像をしてしまった。
SPではルッツのダウングレード以外はクリーンなジャンプ。SpSqがレベル1になったのは姿勢保持時間が短かったからか? 全体的に時間のカウントについては鷹揚な大会だったように感じたが、こと彼女に関しては厳しい判定のように見えた。スピンは軸がきれいで回転速度が速く見栄えがする。それだけにFSのLspでビールマンポジションを取っていたが回転数が不足して(2回転未満)レベル1に留まったのは勿体なかった。
FSではジャンプ・シークエンスでステップアウトがあった以外は大きなミスもなく本人も出来栄えに満足していたのではないか。初出場の緊張の中での演技でもあったろう。手応えを感じながら演技終了した直後には、初出場の緊張も一気に解けて感涙にむせぶ姿にはまだ18歳のあどけなさがあった。
なお、時間を前後して書いてしまうと彼女は1ヶ月後の世界ジュニアでは初優勝。今季は飛躍のシーズンとなった。かくして、ロシア協会の目論見は吉と出た。

キーラ・コルピ Kiira KORPI (FIN)
SP:47.60(7位)、FS:91.41(6位)、総合:139.01(5位)
かつてカタリーナ・ヴィットはフィギュア界のグレース・ケリーと謳われたことがあったが、さしずめ彼女はシャーリーズ・セロンといったところか。(まったくの私見^^;)。
今季は故障した足の回復に時間を費やしていたようでGPシリーズでもお目にかかれず心配だったが、昨年末のフィンランド選手権で見事に復活。第一人者のポイキオやディフェンディングチャンピオンのレピストを制して初戴冠、欧州選手権の出場権をゲットして5年連続の出場だ。
昨季のSPのコスチューム(黒のロングスリーブに白黒ボーダーのタイトミニ)が洒落ていて素敵だと思っていたら、その評判に気を良くしたのだろうか、今季のものは昨季のそれに似たコスチュームになった。今季はタイトワンピだがやはりボーダー。但し、上半分が素材違いの白のボーダーで下半分が紅白のボーダー。基本デザインは似ているが配色が異なるので今回はよりフェミニンな印象。どちらにしても彼女はボーダーがよく似合う。
さて演技の話。SPでは最初のコンビネーションにセカンドが入らなかったのが痛かった。PG曲はタンゴなのだがちょっと淡白で物足りない印象が残ったのが惜しい。それでもPCSの評価が高かったのは救いで(平均6.61)、FSでも巻き返しに期待が膨らんだ。
そのFSは冒頭でいきなりアクシデント! 演技開始早々、バッククロスでエッジを引っかけていきなり転倒してしまったのだ。見ていてドキリとした。しかも単純な転倒ではなかった。転倒でフェンスに激突して腰の辺りを痛めてしまったようで演技を中断。再開はしたのだけど今季のルールで演技中断は減点2。ちょっと厳しい。転倒で減点1があるのだからそれで十分だろうに。最近のルール改定はやたら減点範囲が増える方向でちょっと辟易する。
それでもうれしかったのはオーディエンスの反応。彼女が演技を再開すると拍手(手拍子)で応援。私も思わずTVの前で「がんばれ、がんばれ」という声が出てしまった。しかもここはホームタウン。この後のトリプルのコンビネーションとソロジャンプが続けざまに成功すると、地鳴りのように沸き起こった歓声にTVの前でも鳥肌が立った。オーディエンスの手拍子は最後まで鳴り止まない。SpSqは少し保持時間が短かったような気はしたがレベル4。PEで7.25を出してくれたジャッジには最敬礼。それくらい彼女の演技はオーディエンスを熱くさせていた。
FSでは、彼女は地元フィンランド勢としては最初の滑走者。ホームタウンの声援で勢いづくという意味で、先鋒の役目を果たした結果となった。(とは言え、彼女は2シーズン前の銅メダリスト。彼女自身に「先鋒を務める」なんて意識はなかったとは思うが・・・・)

トゥーバ・カラデミル Tugba KARADEMIR (TUR)
SP:46.26(9位)、FS:84.59(10位)、総合:130.85(10位)
トルコ・フィギュアスケート界の第一人者。というよりも私は彼女以外のターキッシュ・スケーターを知らないと言った方が正しい。私は彼女のような選手が出場することも欧州選手権の魅力のひとつだと思う。トルコというお国柄もあるかもしれないが私は彼女の独特の雰囲気が気に入っている。スペシャルなジャンプを持っているわけでもなく、トップスケーターに最近トレンド(?)の激しいアクション満載のステップがあるわけでもない。それでもスピンの姿勢には個性が感じられるし、何と言ってもエキゾチックな容姿がとてもチャーミングだ(一つひとつのパーツが大きい顔立ちはいわゆる日本人好みではないかもしれないが・・・・)。
SPのPG曲は映画『オーシャンズ13』のOSTからのものだが、この楽曲の選択は果たして効果的だったのだろうか。リズムがつかみにくく、音を取りやすいとは思えない。よってもって演技映えしない。彼女の個性にはマッチしていないように思う。そういうこともあってSPはパッとした印象がなかったこともあるのか、PCSは随分と低かった(19.16、平均4.79)。
FSでは一転してプレゼンスを示した。スピンはレベル3~4。疾駆するようなスピード感はないかもしれないがSlStの振付けも面白く、他の選手にはない存在感があった・・・・と思って、コリオグラファーを調べてみたらカート・ブラウニング先生ではないか。なるほど・・・・。フリップはSP、FSとも不正エッジ判定だったが、ちょっと可哀相。「!」くらいで十分だろうに。ジャンプでミスがあったのでTESは伸びなかったが、PCSはSPよりも上がり平均5.25。彼女のPCSはジャッジ間で評価が分かれるようで4点台~6点台とバラつきが大きかった。

カロリーナ・コストナー Carolina KOSTNER (ITA)
SP:51.36(3位)、FS:114.06(1位)、総合:165.42(2位)
歴史の深さと大会規模の大きさが揺るぎない格式を誇る特別な大会、それが欧州選手権だ。この大会で三連覇を果たすという意味は、欧州のスケーターにとっては世界選手権や五輪で勝つことにも匹敵するのかもしれない。コストナーが三連覇を果たせば、あのスルヤ・ボナリー以来のことだから15年以上も遡ることになる(ボナリーは1991-95年で5連覇)。あのスルツカヤでさえ連覇は二回までだ(合計では7度制しているが)。偉業を目前に控えてコストナーは平常心で臨めたのだろうか。
彼女はもともとスピード感がある選手なのだが、今大会での彼女はSP、FSとも異様なまでのスピード感を感じた。スピード違反と言ってもいいくらいに怖いほどのスピードが出ていた。ただそのスピードはコントロールできていないようにも見え、ジャンプが全体的に跳び急ぎの感じでバランスを崩しているところがしばしば見られた。
まずSPでは、序盤のジャンプミスを最後まで引きずったような印象。得意の3F+3Tだがファーストの軸が傾き着氷でバランスを崩したためセカンドがダブルに抑えざるをえなかった。ルッツは完全に跳び急ぎ。左足トウが右足のブレードに引っかかるような感じでジャンプすらできずに転倒。ジャンプで9点以上も失った計算(転倒-1含む)。得意のステップも気持ちが逸っている感じでバランスを崩し、流れが悪くぎこちない感じ。PCSが全選手中の最高点(27.96)だったのは貫禄だが、FSよりもSPで高得点を稼いできた彼女としては異例に低いTSSに留まってしまった。(本来はSPで60点以上は出せる実力がある)
FSでも滑り急いでいるような印象が続いた。 3F+3Tのセカンドがまたしてもダブルになり、ソロのフリップもダブルに。ただしSlStは流石。私の見立てでは彼女のSlStは現在の女子シングルでは世界一のステップ。スピード、バランス、エッジワーク、氷の乗り方、どれも一級品。PCSの平均7.56は女王の貫禄かもしれないが、FSでもTESが伸びない。やはりジャンプの細かいミスが響いたのが大きい。
結果的にFSで1位になり面目は保った格好だが、総合では1.90及ばず、ボナリー以来の欧州三連覇の偉業は潰えた。
ところで、彼女のFSのプロトコルを見て不思議に思った人もいたと思うが、後半の3Sの後の二つ目のスピンが無得点になっている。この点について一部で疑問が出たようなのでTVで見た限りの範囲でコメントしておこう。
彼女のPG構成ではスピンは本来、CCoSp(足換えコンビネーション)、CSSp(足換えシット)、FSSp(フライングシット)の三種類の予定。二つ目のCSSpがCCoSpになってしまったので、同種類スピンを二度行なったということでキックアウト、無得点になってしまったということだろう(今季のルール改定)。スピンは「2種類以上の基本姿勢+各姿勢で2回転以上」になるとCoSpに判定される。彼女は最初の足換えスピンをシットポジションでやっていたのだが、最後に立ち上がってアップライトポジションへ移行。このアップライトで3.5回転くらい回ってしまったのでCSSpのつもりがCCoSPに取られてしまったのだと思う。本来はシットポジションから立ち上がって1.0~1.5回転くらいでスピンを終了する予定だったと思うのだが回り過ぎてしまったのではないか。何とも勿体ないカウントミスだ。ジャンプでも細かいミスがあったし、そもそもSPで出遅れたわけだからこのスピンのミスだけを採り上げるのは適当ではないかもしれないが、彼女が三連覇を逃したのがわずか1.90点だったことを考えると、新採点方式の冷酷さを改めて認識する採点結果だった。

ラウラ・レピスト Laura LEPISTÖ (FIN)
SP:56.62(1位)、FS:110.70(2位)、総合:167.32(1位)
SPでは、地元フィンランド勢の先鋒として登場。大歓声が期待の大きさを感じさせる。昨年3位だから期待も当然。3T+3Tがすごいきれい。3+3のコンビネーションとしては最も基礎点が低いが、GOE加点が1.60もついたので3F+3T並みになった。アクセルがシングルになり、SpSqがレベル1になったのが惜しい。このミスがなければSPは60点台に達したはず。SPトップに立ったとは言え56点台に留まった上に、上位3名の実績から推測するとFSでは順位変動が起きる可能性を十分に想像できた。2位のポイキオ、3位のコストナーとの差は各々0.56、5.26という僅差だったのだから。
しかし、そんな波乱の予想を尻目に、レピストのFSは見事だった。すべてのエレメンツで音楽を表現したようなクリエイティブな演技。音楽とスケートの融合を垣間見た。3+3の予定が3+2になったり、ルッツがシングルになったりというジャンプのミスは仔細なことのようにすら思えたほどだ。全体的に派手な振付けはないし、楽曲も厳かな雰囲気で賑々しさというものとは縁遠いものだっかもしれないが、「音楽を表現する」という意味では見事にシンクロしていたと思う。見た目の激しさはなくとも十分パッションを感じた。こういう演技の後ではいくら言葉を費やしても私の文才ではうまく書き表せない。映像を見る機会があったら必見だ。
結果だけを見ればFS2位であり、コストナーのミスにも助けられ、僅差で逃げ切った優勝だったかもしれないが、その演技内容とそこから受ける感銘は金メダルの輝きに相応しいものだった。彼女のパッションに匹敵する文章で彼女の演技を描写する術を私は持ち合わせてはいないが、せめて演技終了後の会場の反応について最後に書き加えておくことで、彼女とオーディエンスに対する私なりのスタンディングオベーションとしよう。
彼女は最終滑走ではなかったし、FS自体の結果も2位だったけれど、地元開催で優勝候補の最右翼を抑えての初優勝で、悲鳴のような大歓声に沸き立つオーディエンスと彼女の感涙に、一昨年の東京体育館を思い出さずにはいられなかった。

スザンヌ・ポイキオ Susanna PÖYKIÖ (FIN)
SP:56.06(2位)、FS:100.25(3位)、総合:156.31(3位)
地元フィンランドの女子シングルの第一人者。長く国内のフィギュア界を引っ張ってきた彼女は今回が7回目の出場。日本で言えば村主選手のような存在か。4シーズン前の欧州選手権では銀メダルを獲得したこともある実力派だ。
SPではジャンプがすべてクリーンに決まった。2Aの後に着氷した足でそのままツイズルを見せてくれたのが印象的でとてもきれい(だからと言ってこの2Aに加点が付いたわけではないが)。スケーティングにスピード感がなかったのは残念だが、それでもエレガントを感じさせるほど、流れはスムースなものだった。
FSは、熱に浮かされたかのような雰囲気の中での登場となった。直前のレピストがコストナーを抑えてトップに立った快演に沸く中での登場となれば、若いスケーターだったら平常心を保つのは難しかったかもしれないが、流石はポイキオ。落ち着いた演技で、FSでも地元の期待に十分応えるスケートだった。
ルッツとフリップがダブルになるなどジャンプにいくつかミスはあったが、SP同様に全体に流れるようなスケーティングがきれいなのは変わらない。TV解説ではフィンランド選手が滑る度に「フィンランドの選手は皆滑りがきれい」ということを決まり文句のように連発し、さらには「フィンランド選手のスケートがきれいなのは水がきれいだから」という俗説まで披露してくれたが、この辺はフィンランド協会の指導方針とかを聞いてみたいものだ。その辺の話も披露してくれたらTV解説も少しは楽しみになるというものだ(もちろんインターバルでの解説に限るが・・・・)。
コルピの奮闘、レピストの快演でオーディエンスの応援もますます勢いづく。ポイキオはフィンランド勢のFS最終滑走者だったということもあり、彼女は十分にその追い風を独り占めして滑りきった。
2シーズンぶりの欧州選手権で見事4シーズンぶりの表彰台に輝いたのはもちろんシーズンベストを更新した彼女自身の力だが、キスクラで見せた晴れやかなその笑顔は地元ファンの「支える力」に対する感謝の表れだったに違いない。

カタリーナ・ゲルボルト Katarina GERBOLDT (RUS)
SP:48.62(5位)、FS:88.43(8位)、総合:137.05(6位)
欧州選手権初出場の19歳のファーストネームはカタリーナ・ヴィットにあやかって命名されたのだという。それだけでもちょっと興味を引かれる。笑顔の口元が美しくちょっとキーラ・コルピ似(褒めすぎ?)。昨年のNHK杯で来日しているのでご覧になった方もいるとは思う(NHK杯の出来は芳しくなかったが)。眉間から鼻にかけて怪我でもしていたのか絆創膏らしきものが見られたが、セロフの絵に1点だけシミを見つけてしまったような気分になってしまった。
SPではルッツに注意マークがつけられジャッジからも減点されたのは気の毒。あのアングルでよくエッジの角度が分かったものだ。それも標準速度の再生で。スピンやステップがレベル1の判定に留まったのは仕方ないが、TRで3.75を付けたジャッジにはがっかりした。他のジャッジが平均で5.00前後だっただけに、今季のTRの判定基準はそれだけ解釈が難しいということか。
2009年の欧州選手権、FSの最終滑走者は、伝説のディーヴァの名を継いだ『カルメン』を舞った。しかし、『カルメン』にこのコスチュームはどうだろうか? ちょっと可愛すぎる感じがする。新しい解釈というほどの新味も感じなかっただけに惜しい気がした。PG前半は音楽とエレメンツがシンクロしていて目をひきつけられたが、後半にはちょっと合わないところも目立ってきたのが残念。
ただ、彼女の四肢の長さは演技を美しく見せるし、ISUバイオグラフィーのデータ以上にスラリと見える身長も演技映えして目を惹き付けようというものだ。ロシア勢は彼女も含めて次世代が伸びてきているようで、スルツカヤ不在の寂しさを払拭させてくれるだけの楽しみが増えつつあることだけは確かなようだ。



Swinging Euro
北欧のスカンジナビア諸国の国旗には共通して「スカンジナビア・クロス」と呼ばれる十字が描かれている。もともとはデンマーク国旗(赤地に白十字)に使われたのが最初だということだが、フィンランドの国旗は白地に青の十字だ。このスカンジナビア・クロスの国旗はオーストリアやスコットランドのそれと並んで、世界最古の国旗のひとつに数えられているという。
フィギュアスケートの欧州選手権は冬季五輪はもちろんのこと、世界選手権よりも古い歴史を持つ、フィギュアスケートで世界最古の国際大会だ。五輪プレシーズンの2009年、その世界最古のチャンピオンシップの表彰台を占めたのは、世界最古のスカンジナビア・クロスだったことは、これからのフィギュアスケートの趨勢にどの程度の影響を与えるのだろうか。
一部のアスリートたちが席巻する現在のフィギュアスケート界で、その発祥の地であるはずの欧州のアーティストたちは果たしてその美しさをどこまで守っていけるのだろうか。
今大会の女子シングルのスコアは決して高いものではない。世界選手権の上位争いは170点以上、表彰台争いでは少なくとも180点以上になるだろう。その中心にいるのは、欧州にとっての “Rest of the World” のアスリートたちだ。

欧州は今、誘惑と憂鬱の狭間で揺れている。

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posted by pbq1464 |23:08 | コメント(2) | トラックバック(0)
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白地に青く十字を戴いて~2009欧州選手権レビュー2(女子シングル篇)

コメント投稿者ID :

どうもやっぱり俺です。
今回はレピスト選手とポイキオ選手について書こうと思います。
レピスト選手のフリー観ましたよ。
今で言う「ツンデレ」ってやつですかね?学校の同級生は男子の話題ばかりしていて、興味を示さず一人蚊帳の外にいる女子生徒と申しましょうか、所々に流れるドンファンフレーズ(フェロモン)を軽くいなすというか、かわすというか・・・演技後半からちょいと情熱的になり
「やっぱり恋してんじゃねーか^^」
と突っ込みたくなるような女の子を想像しましたよ。
演技と音楽の融合の定義が今も分りませんが、こうやってストーリー(陳腐ですが)を自分なりにイメージできるのって中々無いんですよねぇ。ワタクシはレピスト選手のフリーって「ドンファンの曲で演技する」というよりも「ドンファンの曲で喜怒哀楽を表現している」印象に思えましたよ。ちょいと意味不明ですかね?^^バレエなどでもよくありますよね。技術的な部分での美しさとダンサーが演技で表現する喜怒哀楽の感動、美しさってのが。レピスト選手ひじょ~に良かったです。隣のコーチのハシャギぶりもグッドでした。
このブログは極力管理人殿が自論、批評を書かずに選手の演技に対しての分析?とでも申しましょうか、ルールのありよう、公平な立場でのレポートが基本スタンスとなってます・・・が!ホント管理人殿って、こういうストーリーがある演技好きよね^^

そしてポイキオ選手。
前々からそうなんですが、ワタクシ雑誌やブログなどでこの選手が取り上げられると、きまってシドニーポアチエが頭に浮かんでくるんですよね~

スザンヌ・ポイキオとシドニー・ポアチエ

「夕焼け!ポしかカブってねーじゃねえか!(ポアチエ)」
と突っ込まれそうですが、何か重なるんですよねぇ。
「え!それだけ?(ポイキオ)」
と突っ込まれると恥ずかしながら返す言葉が無いのですが、グッドな演技だったみたいですねぇ、ポイキオ選手おめでとうございます~

posted by 夕焼け | 2009-03-15 11:13

白地に青く十字を戴いて~2009欧州選手権レビュー2(女子シングル篇)

コメント投稿者ID :

どうもです。
ナイスタイムラグ!いいですねぇ~速報性高いスポナビでこのブログだけ時間軸がズレている感があります。アナログ的、職人的な匂いがしますよ^^ワタクシもコメントは時間がある時にマッタリと書こうと思います。と言いながらも今書き込んでいるのですが・・・

今日の所は2選手をピックアップして書きます。
え~まずはキーラ・コルピ選手。そうでしょう、そうでしょう。管理人殿もそう思うでしょう。あの容姿は反則ですよねぇ。去年の白黒の衣装はブランド雑誌に出てくるモデルそのまんまだったような気がしますよ・・・去年のSPのコルピ選手は「反則スレスレ」ではなく明らかな「反則」でした。あれはヤバかった・・・
しかし「ヤバかった」にしては、日本でも人気は勿論あるんでしょうが、マスコミが取り上げて特集する程ブレイクしてませんよねぇ人気ランクならゲテバ二シヴィリ選手と同じぐらいでしょうか?ワタクシはどっちかと言えばゲテバニシヴィリさんなんですが^^

トゥーバ・カラデミル選手は今日初めて演技を観ました。綺麗な選手ですねぇ。イヤイヤ十分日本でも超美人として受け入れられると思いますよ^^今や日本人もパーツを強調した美人の代表格アンジェリーナ・ジョリーで見慣れてますからねぇ。抵抗は少ないと思います。
SPを観たのですが、リズムがつかみにくいですかね?手拍子のリズムなら2と4がアクセントになってますよね。典型的なヨーロッパタイプのリズムの取り方です。テンポを倍にすると3だけでもリズムが取れるかも。こういう曲って日本とあちらさんとではリズムのアクセントが逆になるんですよね。と言うより日本は何でも1でアクセントを持ってくる傾向があるのですが・・・染み付いた民族性とまでは言いませんが畑を耕す時の感覚、クワを振り下ろす(アクセント)引っこ抜く(ため)振り下ろす(アクセント)引っこ抜く(ため)が日本人の基本手拍子なんですよね。多分ですが^^逆のパターンで例えるなら弓を構える(ため)打つ(アクセント)などの「ため」から始まるリズムはまだ日本には浸透されてないような気もします。ワルツのリズムも日本だけではなくアジアは1でリズムを取るとしっくりくるんですよねぇ。本場は2のパターンが多かったりしますが^^
う~んただそこまでフィギュアに楽曲的理解度を求めてるのも日本人選手には不利と言うより酷なんじゃないかなぁ。どうなんでしょう未だに素人なので採点基準がどこまで踏み込んでいるか知らないのですが。
カラデミル選手のSPは違和感なく観れましたよ。ただワタクシはニワカ的と申しましょうか、ぼんやり楽しむタイプですからフィギュアを詳しく知る人とは違った見解になる事が多いですからねぇ^^

posted by 夕焼け | 2009-03-13 05:08

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