2008年09月01日

世界フィギュア2008 エピローグ ~ 08-09シーズンへ向けて

世界選手権の出場枠

ファンというのは通常、自分が応援している選手の演技や成績が関心の中心だろうが、複数枠を保有している国/地域の協会関係者や指導者らにとっては選手個々人の成績と並んで、この出場枠数は大変な関心事である。少しでも多くの自国選手を出場させ、選手育成に役立てたいと考えるからだ。ここで簡単にこの10年間の日本の例で見てみよう。
男子シングルでは、長らく日本の第一人者として活躍していた本田武史さん(現・プロスケーター)の成績次第で日本の出場枠数が1-2名の範囲で増減を繰り返す時代が続いていたが、前回の東京大会で高橋大輔選手(2位)と織田信成選手(7位)が揃って活躍、合計9pt.を獲得し、08年イエテボリの出場枠として3枠を得た(私の記憶が正しければ日本男子勢の3枠獲得は初めて)。だが、そのイエテボリでは3枠獲得の原動力の一人であった織田選手不在の中、高橋、小塚、南里の3選手で再び3枠を確保できるかどうかについて、JSFが相当気を揉んだのは想像に難くない。
一方で女子シングルの場合は、2001年バンクーバー大会までは1枠だったが、この大会で村主章枝選手が7位と健闘し2枠獲得。翌02年長野では村主(3位)、恩田美栄(5位)両選手の活躍で合計8pt.を得て初めて3枠獲得。以降はこの2名に加えて、荒川静香、安藤美姫、中野友加里、浅田真央の「野辺山世代」の選手が次々に出場。日本女子勢は毎回2名以上が好成績を連発し、03年以降は連続して3枠を維持している。
こうして見ると複数枠獲得のためには、国内1強ではなく2強以上で競い合う層の厚さがいかに重要かが分かろう。それは長らくJSFが推進してきた育成計画のひとつの到達点であり、私のようなオールドファンの夢だった。こうして08年イエテボリで初めて男女揃って3名ずつ出場できるという状況になったのである。新聞の片隅にしか載らずTVでもついでに紹介される程度だったが、男女揃って3枠を獲得した07年東京大会は、そういう意味でもエポックメイキングな大会だったのだ。

そこで今回は世界選手権のエピローグとして、次回09年ロスアンゼルス大会の出場枠数について記しておこう。出場枠数を見れば、各種目での勢力図も分かりやすくなる。
世界選手権では当該大会に出場した選手の「順位ポイント」により次回の各国/地域の出場枠数が決定される。翌季に五輪を控えている場合は五輪の出場枠数にも適用される。簡潔に説明すると以下の通り。

選手に与えられるポイント
1-15位の選手: 順位をそのままポイント化。 (例)1位=1pt.・・・・15位=15pt.
16-24位の選手: 全員16pt.
25位以下(FNR)の選手: 全員18pt.
大会にエントリーしていたが故障等で最初から棄権した選手(今回では男子シングルのプレオベール)、FSで途中棄権した選手(今回では女子シングルの安藤美姫選手)も「FSの成績が記録されなかった選手」であり、FNR扱いとなり25位以下の選手と同様に18ptとなる。

次回複数枠を獲得する条件
どの国/地域でも最低1枠はエントリー枠として与えられ、最大は3枠。出場選手の順位がポイント化されるので、合計ポイントは少ない方がよいというシステムだ。2枠以上獲得する条件は以下の通り。
3枠獲得の条件
今回3名(組)出場した国/地域: 3名(組)のうち上位成績2名(組)合計ポイントが13pt.以下。
今回2名(組)出場した国/地域: その2名(組)の合計ポイントが13pt.以下。
今回1名(組)出場した国/地域: その1名(組)の獲得ポイントが2pt.以下。(=2位以内の成績)
2枠獲得の条件
今回3名(組)出場した国/地域: 3名(組)のうち上位成績2名(組)の合計ポイントが14-28pt。
今回2名(組)出場した国/地域: その2名(組)の合計ポイントが14-28pt。
今回1名(組)出場した国/地域: その1名(組)の獲得ポイントが3-10pt。(=3-10位の成績)
上記条件に合わなければ、次回はすべて1枠になる。例え今回3枠持っていた国でも、出場選手の上位2名(組)の合計ポイントが28pt.以下に収まらなければ、次回は一気に1枠に激減してしまうこともありうるわけだ。


08年大会の獲得ポイントと09年大会の出場枠

それでは、各種目別に次回ロスアンゼルス大会で複数枠を獲得した国・地域のポイント数、イエテボリ大会からの枠の増減を見てみよう。
表記内容は以下の通り。
国・地域 / イエテボリ大会での有効獲得ポイント(ポイント内訳) / 枠の増減数

アイス・ダンス
3枠獲得
フランス / 8 (1+7) / 増1
米国 / 10 (4+6) / 増減0
2枠獲得
英国 / 8 (8) / 増1
イスラエル / 9 (9) / 増1
ロシア / 16 (3+13) / 減1
イタリア / 15 (5+10) / 増減0
カナダ / 18 (2+16) / 減1

今回3枠を持っていたブルガリアは1枠に激減してしまった。カルガリーに続き東京も連覇した大立者、デンコワ/スタビスキー組の偉業で今回のイエテボリでは3枠を獲得していたのだが、スタビスキーの不幸な事故により彼ら自身が07-08シーズンの活動を停止。イエテボリも欠場したため、今回のブルガリアは出場枠をフルに使えずデミレワ/クラーキン組のみの出場だった。そのデミレワ/クラーキン組がFDに進めず(FNR)18pt.に留まったため、次回は1枠に戻ってしまった。
それにしてもスタビスキーはどうしているのだろうか。不幸な事故だっただけに軽率なことは言えないが、東京大会の後には引退を撤回し現役復帰の意志を見せていただけに残念でならない。今となっては、レセプションパーティでお会いしたときのユーモラスなお人柄が偲ばれるだけなのだが・・・・。

ペア
3枠獲得
ドイツ / 1 (1) / 増2
中国 / 7 (2+5) / 増減0
カナダ / 9 (3+6) / 増減0
ロシア / 11 (4+7) / 増1
2枠獲得
米国 / 21 (10+11) / 増減0
ウクライナ / 27 (9+18) / 増減0

現在、ペアの2強、中国とカナダが3枠を維持したのは流石だが、特筆すべきはドイツ。ドイツから唯一出場したサフチェンコ/ゾルコーヴィ組が優勝、ドイツは2枠増の大躍進となった。但し、ドイツは次回何組出場してくるかがポイント。せっかく3枠獲得しても今回同様1組出場だと2位以上の成績を挙げないと3枠は維持できないのだが。

男子シングル
3枠獲得
カナダ / 10 (1+9) / 増1
日本 / 12 (4+8) / 増減0
米国 / 13 (3+10) / 増減0
2枠獲得
ベルギー / 6 (6) / 増1
ロシア / 7 (7) / 増1
フランス / 18 (2+16) / 減1
スイス / 21 (5+16) / 増減0
スウェーデン / 27 (13+14) / 増減0

カナダの3枠獲得はもちろんバトルの戴冠なくしては成しえなかったわけだが、チャンの初出場にして9位の健闘も光る。日本は高橋選手の失速に肝を冷やしたが小塚選手のこれまた初出場で8位の大健闘が窮状を救ったと言えよう。米国はライザチェックの欠場で3枠維持に危機感を抱いていたはずだが、そこはフィギュア王国USA。キャリエールが奮闘し層の厚さを見せたと言えようか。
むしろ今回失速したのは欧州勢。フランスはやはりプレオベールの棄権(=FNR)が響いた。ジュベールの孤軍奮闘では減枠も致し方ないところ。それよりも皮算用が大きく狂ったのはチェコだろう。欧州覇者ベルネルを擁して臨んだイエテボリで2枠維持は堅い、あわよくば3枠も、と見込んでいたかもしれないが、蓋を開けてみればまさかの大失速。1枠に減ってしまったのは大誤算以外の何ものでもないだろう。そして、ロシアはヴォロノフの活躍で増枠の2枠。帝国復活を目論む皇帝プルシェンコは、この増えた1枠を利用してロスアンゼルスで現役復帰を現実のものにするのだろうか。どちらにしても新旧の世代が群雄割拠する男子シングルの来季はますます楽しみだ。

女子シングル
3枠獲得
日本 / 5 (1+4) / 増減0
2枠獲得
イタリア / 15 (2+13) / 増減0
フィンランド / 17 (8+9) / 
米国 / 17 (7+10) / 減1
韓国 / 19 (3+16) / 増減0
カナダ / 19 (5+14) / 増減0
スイス / 24 (6+18) / 増減0

女子シングルは地殻変動が起きた。フィギュア王国の名を長く牽引してきた女子シングルで米国が2枠に減ってしまったのだ。記録を丹念に調べれば正確なところが分かるだろうが、私の記憶では米国女子勢は3枠が当たり前であった。それくらい2枠の記憶がない。マイズナーの低迷はもう少し辛抱が必要だろうが、全米選手権の勢いに期待していただろうワーグナーの不出来には全米協会(USFSA)の面々も落胆したのではないか。これで3枠は日本だけになってしまった。安藤選手の負傷には日ス連(JSF)の方々も心臓の縮む思いがしただろうが、中野選手が安定した力を発揮したことには心強い思いがしただろう。浅田真選手も含めて日本の女子陣はこの3強が揃って崩れない限りは3枠は安泰と思わせるほど全盛期を迎えている。
一方で惜しかったのはイタリア。3枠獲得まであと一息だった。13位のマルケイが11位になっていれば、2位コストナーのポイントと合わせて3枠獲得だった。13位マルケイと11位セベスチェンの差はわずか2.24だったのだから。

各国とも出場枠数を維持した中、フィギュア王国・米国が1枠減らしてしまったことは別な視点でも興味深い。というのも、ただでさえ米国内ではジュニア勢の台頭が著しく、USFSAは誰をシニアに移行させるかに腐心しているだろうから、この減枠状況ではUSFSAの苦悩ぶりが想像されるからだ。
とは言え、USFSAでは選手の格付けが明文化されているので、イエテボリの閉幕後1ヵ月も経たずに来季の陣容が早くも発表されているので、米国女子シングルの08-09シーズンの陣容をご紹介しよう。USFSAでは選手を前季の成績により3チーム(+予備1チーム)に格付けしていている。JSFで言うところの「強化指定」のランクに近いものだと見て差し障りはないだろう。

Team A (いわゆるAランク)
◆選定基準:
全米1位、世界選手権10位以内、GPファイナル3位以内、四大陸1位、のどれかに該当すると無条件でAランクに指定される。(この条件を満たさなくても、直近3年以内に世界選手権3位以内の実績がある選手はコンディション次第で考慮)
◆08-09指定選手:
ナガス(全米1位)、マイズナー(世界選手権7位)、B・リャン(世界選手権10位)
◆派遣大会のレベル(出場資格を与えたわけではない):
ISUチャンピオンシップ大会(世界選手権、冬季五輪、四大陸選手権、世界ジュニア選手権)

Team B
◆選定基準:
四大陸2-3位、シニアのGPファイナル出場者、世界ジュニアまたはジュニアGPファイナル3位以内、全米2-4位、全米ジュニア1位
◆08-09指定選手:
ザン(シニアGPファイナル4位/世界ジュニア2位/全米4位)、フラット(世界ジュニア1位/全米2位)、ワーグナー(全米3位)、ジル(全米ジュニア1位)
◆派遣大会のレベル:
ISUチャンピオンシップ大会以外の国際大会(GPシリーズ等)、米国内の各種大会

Team C
◆選定基準:
ジュニアGPファイナル4-6位、シニアまたはジュニアのISU公認競技会3位以内、全米のシニア5-7位/ジュニア2-5位/ノービス1-3位、(その他実績も考慮)
◆08-09指定選手:
E・ヒューズ、ハッカー、他13名
◆派遣大会のレベル:
米国内の各種大会

ISUチャンピオンシップの成績で考えるとナガスはフラットに譲ることになるが、米国内のタイトルを優先させるところは米国らしいとも言うべきか(なにごとにも「全米一=世界一」と考えるのが米国らしさ?)。
ともあれ、フラット、ザン、ナガスのジュニア3人娘(死語?)は来季はいよいよシニア資格を得る。この3人にマイズナー、ワーグナー、B・リャンも絡んで、世界選手権出場の2枚のチケットを巡る米国内の争奪戦は熾烈を極めるのではないか。しかも来季の世界選手権はバンクーバー五輪の出場枠数をも賭けた重要な大会だ。USFSAとしても何とか3枠に戻したいだろうから、次回の出場者選考は相当慎重になることは想像に難くない。もしかしたら、地元LAで開催される09年世界選手権に出場する米国勢の顔ぶれは今季とはまったく違うものになるかもしれない。
ついこの前まで「日本は世界で最も代表争いが熾烈な国」と喧伝されていたが、どうやら来季はその称号が太平洋を渡ることだけは確かなようだ。

posted by pbq1464 |03:26 | コメント(11) | トラックバック(0)
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小春日和さん、コメントありがとうございます。

コメント投稿者ID :

コメント興味深く拝読しました。

>他に楽しい事もある。スケートは辛い。けれど愛してしまった以上、私はここから離れられない。

ささやかながらも確かな感慨をもって、この一文を繰り返し読みました。味わい深いものがありますね。
このようなスケート観をもった選手のスケートは、どんなことがあっても唯一無二の存在感を示して、見る者の心を捉えて離さないでしょうね。
某コーチも言っていましたが、このような選手には言葉を交わさなくても伝わるパッションがあるのだと思います。
小生はこのようなパッションをもった選手に「物語りのあるスケーター」だと共感するんですけどね。

>今は辛くて、早く時が過ぎてしまえばいいと思っているけれど、ずっと自分が向き合ってきた競技を去るとき、私はいったい何を思うのだろう

そうですか・・・金妍兒がそんなことを言っているのですか。
彼女にも「物語り」が始まりつつあるのでしょうね。
小生が直感的に彼女に惹かれるものを感じていたのは、このような感性だったんですね。合点がいきました。
フィギュアスケートに限らず、他の競技、いや、すべての人にも言えることかもしれませんが、人はその内なる陰が深ければ深いほど、外に向かって放つ光も輝きを増すのでしょうね。
小生は金妍兒のプライベートのことはよく知りませんが、彼女はもしかしたら若くして死生観をもっているのではないか、なぜかそのように感じてしまうことがあります。
小生の勝手な妄想ではありますが、どうしてもそのように感じてしまうことがあるのです。技術的には世界屈指の選手であることには間違いありませんが、それ以上の魅力を彼女の中に感じるのです。

そう言えば、バトル引退しちゃいましたね。
かなり寂しいです。
書きたいことは山ほどあるんですけど、コメント欄であまり長くなるのは流石に気が引けるのでやめておきます。
イエテボリでは一世一代の演技だったんですね。
「生バトル」は1回しか見たことないんですよ。これからはアイスショーでもっと見られるのかな?
彼のステップがまた見たいものです。

posted by pbq1464 | 2008-09-27 02:14

alexandraさん、こんばんは。

コメント投稿者ID :

>出場1名でも3枠を取れる場合があるということを初めて知りました。

3枠取るよりも3枠を維持するほうが大変でしょうね。
例えば、伊藤みどりさんのように一人の天才が現れれば3枠取ることは可能です。でも一人の活躍だけでは3枠は維持できないんですよね。2名以上で出場すると、2名の合計ポイントで計算されてしまいますから。
そういう意味でも、今の日本女子が3枠を維持し続けているというのは本当にすごいことなんですね。
今は間違いなく全盛期です。2年連続で世界チャンピオンが日本から生まれたんですから!同じ「2年連続」でも一人の選手が連覇するよりもある意味で価値があります。一人の天才の活躍ではなく、層の厚さで成しえた連覇ですから。
問題は、中野、安藤、浅田真、この3人に続く世代なんですけどね・・・

>昨日Champions On Iceに行ったところ、安藤選手の新SPらしきプログラムを見られました。

小生も見てきました。14日の昼の部です。
安藤選手のPGがSP用をベースにしているのはすぐに分かりました、エレメンツが複雑で高難度のものが多かったですから。ショーPGはあそこまで難度を上げないものです。
他のスケーターのコンディションがいまいちだった中で、安藤選手の出来が際立っていたのは、GP初戦が近づいているからでしょう。06年のスケアメのように、安藤選手は初戦に向けてコンディションを上げてきているのかもしれません。身体も非常に絞れていましたし・・・・、楽しみですね。

posted by pbq1464 | 2008-09-19 22:46

世界フィギュア2008 エピローグ ~ 08-09シーズンへ向けて

コメント投稿者ID :

こんにちは。
久しぶりに拝見しましたが、出場枠の件、とても勉強になりました。出場1名でも3枠を取れる場合があるということを初めて知りました。

もうすぐ新しいシーズンが始まりますね。楽しみな反面、不調や故障に苦しむ選手たちに心を痛める日々も再開するのかと思うと、切ない気分になることもあります。
(実にネガティブですが^^;)
でもそういった挫折が選手を(たぶんファンも)成長させるし、新たなドラマを生み出すのだと考えるのなら…やはり楽しみです。

管理人さんやはるさんのおっしゃる「一方通行、冷静さを欠いたコメント」というお話には多少耳の痛いところもあり、自戒しなきゃ!と思いましたが…
来たるシーズンも、よろしくお願いします。

昨日Champions On Iceに行ったところ、安藤選手の新SPらしきプログラムを見られました。
素人目ですが、昨シーズンよりスピンの切れがいいように見えて、体調がいいのかな?と思うと嬉しかったです。

posted by alexandra | 2008-09-15 16:48

夕焼け小焼けで日が暮れて

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山のお寺でニアミスでしたね^^

>ホドルスキーの「エル=トポ」「ホーリーマウンテン」も十分OKです

ホドロフスキーであれば、小生は『サンタ・サングレ』ですかね。ひたすら悲しく、ひたすら美しい、そして最後に救われる・・・・一生モノの映画です。

グラムロックの洗礼を受けた世代としては、ボウイの場合はどうしても70年代前半の作品が小生にとってのボウイの原風景になります。
こんなこと言ったらボウイさんご本人は顔をしかめるのでしょうけど^^;

>アメリカ人のスポーツNO1意識っていうのは時々、羨ましく思える時があります

御意・・・・おっと、また「禁句」を使ってしまった(爆)

>プロになってもファンであり続けるような気がします。

マイズナーはプロの世界でもスタースケーターになりそうな気がしますね。いつまでもファンを大切にする、そんな雰囲気を感じますね。(まだまだこれからですが)

最近、小生の仕事仲間でオクサナ・バイウルのファンを発見しました。まだ26歳の女性なので、思わず「しぶい趣味だね」と感心し、その理由を聞いてみたところ「ペトレンコとの師弟愛、逆境から這い上がってきた物語りに惹かれる」んだそうです。
ついでに言うと、なぜか日本選手には関心がないようで、本人が米国帰りの帰国子女ということもあってか、米国選手がお好みのようでした。そこで小生はマイズナーを推薦しておきました。これから彼女の物語りが始まるよ、ってね^^

>天下を取っても世界タイトル、オリンピックタイトルまで届かないような気がしますね~3強時代はまだしばらく続くんじゃないかなぁ

夕焼けさんのイメージする「3強」は不明ですが、小生のイメージでは「2強+1」という感じでしょうか。2強は実力、安定感とも甲乙つけがたい。厳密に言うと実力的には一人がちょっと上回っているんだけど、この2シーズンほど少しフィジカル面で不安が見えてきた。もう一人は実力的には僅差で譲るかもしれないが、抜群の安定感があり、総合的にはこの二人は甲乙つけがたい。そんな2強ですね。
問題は「+1」の選手。条件が揃えばむしろこの2強を凌駕するほどのポテンシャルを持っていながら、いかんせん予測が難しい不安定さを抱えている感じ。
よって「2強+1」というのが小生のイメージですかね。
もっとも、米国の新世代のうち1人くらいは、この2強+1に割って入ってくるような予感もします。あくまでも予感。但し、こういう予測はヤボという気もしますんで、この辺にしておきましょう。

posted by pbq1464 | 2008-09-05 20:20

世界フィギュア2008 エピローグ ~ 08-09シーズンへ向けて

コメント投稿者ID :

ニアミスですね~直前まで書き込まれてたんですか~?
はい。ジョークです(^^

「時計じかけ~」がストライクゾーンならリンチ、スコセッシ、コーエン兄弟の映画は軒並み許容範囲という事になりますね~私はジェニファーコネリーの「フェノミナ」もストライクに入っています(^^踏み込んでしまいますとホドルスキーの「エル=トポ」「ホーリーマウンテン」も十分OKです~ジブリやハリウッド大作も普通に好きなんですが(^^ちなみにデビッドボウイは「トゥナイト」です。ラビリンス(サントラ)もいいのですが2曲しか歌ってないので・・・おっとまた反れました(^^

アメリカ人のスポーツNO1意識っていうのは時々、羨ましく思える時があります~星条旗のユニフォームを着ると俄然バレーやサッカーは強くなりますし・・・WBCの決勝でもキューバ対日本でもあれだけのお客さんが入り、サッカーW杯アメリカ大会でもあの集客数・・・「驕り」だけではなくスポーツ文化、生観戦文化が日本より遥かに進んでいるような気がします~ただインディよりもF1のほうが上とは思いますが(^^

そのアメリカ選手のランク分けですが、おお~マイズナー殿Aランクですか~マイズナー殿に怒られるかも知れませんがちょいと意外ですね~全米選手権の結果はイマイチだったのですが、過去の世界タイトルもあるし現在もアメリカのエースと認められているようですね~嬉しい限りです~世代交代が迫ってきていますが(20前で世代交代というのもおかしな話ですが・・)私はもう笑顔で滑ってくれれば満足です(^^将来引退しても、プロになってもファンであり続けるような気がします。管理人殿のジャネット・リン、ウチの女房が今でも「少年隊が好き」という気持ちがなんとなく分かるような・・・ただワタクシ芸能人は堀北真希なんですが(^^

私的に思う事なんですが、アメリカは戦国時代に突入した感がありますが、天下を取っても世界タイトル、オリンピックタイトルまで届かないような気がしますね~3強時代はまだしばらく続くんじゃないかなぁ~3選手の名前がもしかしたら他の方と違うかも知れないので書きませんが、トップスケーターの中のトップグループは抜き出ている印象を受けます~

posted by 夕焼け | 2008-09-05 15:22

夕焼けさん、いつもいつもすんません^^;

コメント投稿者ID :

メッセージしかと受け止めました。
いつも暖かいお言葉にしみいります。

ところで、小生はJクラブにいたことがあるとは書きましたが、選手だったわけではないですよ。
いわゆる「フロント」にいたんですよ。
誤解のないように^^
(夕焼けさんも多分ジョークで書かれたのだとおもいますが・・・)

posted by pbq1464 | 2008-09-05 14:25

はるさん、ありがとうございます。

コメント投稿者ID :

>私は長文を読むのが大好きです。むしろ長文であったほうが嬉しいです。

ありがとうございます。「好き」とか「嬉しい」とかダイレクトに言われると多少気恥ずかしくもありますが・・・^^;

>本文中にあったスタビスキー、現在も裁判中です

やはりまだ係争中でしたか。長くなるのでしょうね・・・

>ブルガリア開催だった今年の世界Jr選手権のエキシビションで群舞の指導もしていました。

ほおーーー。世界ジュニアのEXはJ sportsで録画だけしていて、まだ見ていないんですよ。今度見てみます。
彼のようなケースだと、日本では社会的な制裁を受けて、二度と表舞台には出られないような状況になることが想像されますが、お国柄によっても違うのでしょうね。
どちらにしても軽率なことは言えないので、日本からは静かに見守るしかないですね。

>07年のDOI、日本びいきの彼らならまた来日してくれるだろうと、見送ったことを後悔しています。

そのDOI、小生はしっかりと見てきました。私はアイスダンスは北米の選手のようなモダンな香りのする演技も好きだし、彼らのような厳かな雰囲気漂う演技も好きです。彼らもまた「欧州の香り」たっぷりの滑りが魅力だと勝手に思っています。特に、デンコワさんの大人の色香はたまりません^^;

>保証された明日なんて誰にも来ないのですね。

なんか、じーーんと来ちゃいますね、はるさんの言葉。
なんと返していいやら・・・・うまい言葉が見つかりません。
今日を精一杯生きること、その積み重ねが明日につながっていく。小生には、それしか言えません。
日はまた昇ります。

posted by pbq1464 | 2008-09-04 23:33

累計アクセス数 15万件達成!

コメント投稿者ID :

本日、9月2日、AM2:05、たまたまアクセスカウンターを見たら、ジャスト「150,000」になっていました!

まあ、スポナビで15万件なんてのは、このブログが超マイナー(不人気?)であることを露呈していることになるのかもしれませんが、ジャストのアクセス数に遭遇できることも滅多にないことではありましょう。

この場を借りて、読者の皆様に感謝するものであります。
あまり読者に配慮した、読みやすい、分かりやすいブログではないかもしれませんが、バーチャルコミュニケーションが氾濫するこのご時世に咲いた仇花と思って、今後ともお付き合いください。

多謝

posted by pbq1464 | 2008-09-02 02:14

世界フィギュア2008 エピローグ ~ 08-09シーズンへ向けて

コメント投稿者ID :

先のエントリーではお返事ありがとうございました。
コメント欄を受けてですが、私は長文を読むのが大好きです。むしろ長文であったほうが嬉しいです。

コメントに関しては勢いで書き込むのではなく、一呼吸おいて冷静になってから書き込みたいと自戒の意味で思いました。好きだからこそ熱くなるのでしょうが、どこかに客観的な部分も残しておきたいですね。

本文中にあったスタビスキー、現在も裁判中ですが、それが法的に問題視されない国ではデンコワとアイスショーで滑ったりしています。今度はロシアのスターズオンアイス(日本でいう芸能人社交ダンス部のアイスダンスバージョン。アメリカのアイスショーとは別物です)という番組に出演するようです。ブルガリア開催だった今年の世界Jr選手権のエキシビションで群舞の指導もしていました。

被害者やご遺族の心情を慮れば、こんな感傷を持つことも許されないかもしれませんが、彼らの選手としてのキャリアがこんな形で終わってしまったこと、今でも悔しくて悲しくてやりきれない思いです。07年のDOI、日本びいきの彼らならまた来日してくれるだろうと、見送ったことを後悔しています。
保証された明日なんて誰にも来ないのですね。繰り言を書いて申し訳ありません。

posted by はる | 2008-09-02 02:03

管理人より(2)

コメント投稿者ID :

(「管理人より(1)」から続く)

2つ目のお叱りは、ある投稿コメントにレスした小生の「返答」に対してのものでした。

最初に、浅田真央選手のレビュー記事に対してAさんより以下のコメントが投稿されました。
「誤解を恐れずに言うと、彼女はきっとこのままではいられないだろうなと思っています。女性らしい体型への変化、大きな故障、スランプ。全てを避けて通ることは、たいていの場合不可能。(中略)私は浅田選手の熱烈なファンのように「無敵で真っ白な真央ちゃん」には興味がないので(笑)、その自己イメージが覆されたとき、彼女のスケートがどう変化するのかが楽しみです」

このAさんのコメントの趣旨は当ブログの趣旨に適うものであり、選手に対して非礼も見当たらないので掲載しました。
さらに、Aさんのコメントの趣旨に賛同すべく、「彼女のスケートがどう変化するのかが楽しみです」という箇所に対して、小生は「御意」とレスを返しました。

ところが、小生のこの「御意」というレスに食ってかかってきた人がいたのです(その人を仮にBさんとします)。
Bさんは小生に対して、「あなたは、浅田選手が怪我することを望んでいるのか!怒りがこみ上げてきた。こんな考えを持っているような人が選手をリスペクトしているとは思えない」という趣旨の大激昂の投稿を送ってきました。

流石に小生は落胆しました。前述の “Clockwork dolly” については小生の修辞がまわりくどくて誤解を生んだかな?というように解釈できないわけでもありませんでしたが、Bさんの投稿に対しては呆れるのを通り越してがっかりしてしまいました。ああ、なんというショートテンパーか、はたまた早合点の早とちりか・・・・。
小生が「御意」と応えるきっかけになっている小生の記事、そして小生のレスコメント全体をよく読んでほしい。小生のブログを前後の関係、パート別の展開の流れ、趣旨をきちんと把握しながら、継続的にお読みになっている方には問題ないと思いますが、このBさんは「故障やスランプの後の復活にドラマが生まれることを期待している」という文意を理解していない。或いは(そういうテーマに関心がないのか)まったく読んでいない、或いは単語や短いセンテンスだけを拾い読みしているだけとしか思えない。
もともとこのレスコメントの原点は、小生が「単に勝利や成績を重ねていくのではなく、逆境からの復活にドラマがあり、物語りが生まれてくる」と書いた記事にあります。そういう意味の物語りは浅田真選手にはまだ始まっていないのではないかとも書きました。補足するまでもありませんが、故障やスランプを期待しているなんて一言も書いていない、そういう逆境があってもそこから復活する「物語り」に味が出てくるのだと小生は書いているのです。また、別な箇所では、「浅田選手はそのような物語りとは無縁な存在かもしれない」とも書いています。つまり、スランプや故障とは無縁な奇跡的な可能性も感じるとも言っているのです。また、「リスペクト」とは盲目的に選手を賛美することでは決してありません。自分のご贔屓の選手の賛美記事にしか興味がない、受け入れられないというのであれば、当該選手のファンブログだけに出入りすればよろしいかと思います。

なぜ、Bさんのような短気な反応が出てしまうのでしょうか?
恐らくそれは小生のブログが、多くのブログとは異なり長文だからではないか、と思っています。観察、仮説、検証、再現というフェイズを試行錯誤しながら、演繹と帰納を組み合わせて論証を試みることを志向する小生の記事の文体は、およそ他の「日記」、「雑記」的なブログとは異なり、大変な長文になり、決して「さらっと」読める類いのものではないことは承知しています。しかも執拗なまでに氾濫する修辞の数々・・・・^^; まあ、読みやすくはないでしょう。また、読みやすくしようとも思っていません。長文読解がお好みではない、修辞のセンスが自分の好みと合わないという読者であれば小生のブログは時に苦痛でもあるでしょう。もっとも何も自分から苦痛を求める必要もないわけで、そういう読者はもっと自分が読みやすいブログに自然と流れていくものだとは思います。それでいいのです。小生も「長文読解講座」をやっているわけではありませんし。
ただ、ひとつだけお願いがあります。なにか疑問に思ったり、納得できない、理解できないことがあったら、どうぞ遠慮なく質問をしてください。「あそこの表現が気になるが、真意は何か?」とか、「私はこう解釈したが、これでいいか?」とか、質疑応答をやりましょう。それが2 way communication の基本です。それもせずに、いきなり「頭に来た!」はないでしょう。最初からコミュニケーションを拒否するような一方通行の抗議ではレスのしようがありません。そういうのを「藪からスティック」じゃなかった、「藪から棒」と言うのです^^;

偶然にも時を同じくして、8月30日付けの朝日新聞に今回の件と関連する記事が載っていました。
スポーツ面の連載コラム『自由自在』に、ロゲIOC会長のコメントを紹介した記事です。「はい上がる姿に感動」という見出しで掲載された記事では、米国の射撃選手マシュー・エモンズがアテネに続いて北京でも失意に終わりながらも、4年後のロンドンに再々挑戦しようとする姿を伝えています。そして、ロゲ会長が「私が感動するのは、失敗を認め、また金メダルを目指す彼の態度だ」と述べているということも。
このコラムの執筆者である稲垣康介氏がコラムの最後に記した一文をそのまま転載して、「管理人より」を終了することとします。この一文を支えている価値観こそは、小生が繰り返し言うところの「物語り」と共鳴するものだということは、賢明な読者には説明の必要もないでしょうが・・・・。

「感動を呼ぶのは、頂点を極めた勝者だけではない。挫折を受け入れ、またはい上がろうと努力する姿も、見る人の心を打ち、勇気を与えてくれる」(2008年8月30日、朝日新聞・朝刊・スポーツ面)


PS
ほらね、また長くなったでしょ・・・・^^;

posted by pbq1464 | 2008-09-02 01:58

管理人より(1)

コメント投稿者ID :

管理人のpbq1464です。
本編と趣旨が異なるのでコメント欄に記しておきたいことがあります。
今回の世界選手権レビューでお叱りを2件いただきました。いずれも浅田真央選手に関してのことでした。結論から申し上げますと、小生の記事を文脈の前後をきちんと読まずに、「言葉の端」だけに反応したために文意を読み取れないことから生じた誤解でした。その2件の抗議についても最初は掲載しようと思っていたのですが、掲載すると投稿者のハンドルネームが公開されてしまい、ご本人の名誉に関わることになると思いましたので掲載は見送りました。なぜ名誉に関わるのかと言うと、誤解による勘違いのコメントだけならまだしも、怒りに任せて最初からコミュニケーションを望んでいない一方的な抗議だったからです。また、当ブログは、どこぞの掲示板とは違い、管理人が投稿をコントロールするブログです。管理人である小生が当ブログに相応しくないと判断した投稿は掲載しないという方針もあります。
最初はただ単に無視すればよいかと思っていたのですが、少しだけ考えを改めました。
というのは、誤解に基づく抗議は2件だけだったのですが、2件あるということは同じような誤解をしている方がもっと潜在しているのではないかと思ったのです。但し、それは読者を慮るからではなく、選手に失礼があってはいけないと思うからです。小生のブログを選手が目にするとは思っていませんが、選手でなくても選手に近い人が目にして同じように誤解してしまっては元も子もありません。また、小生としても敢えて誤解を狙って意図的にシニカルなブログを書くことも趣旨にはありません。
そこで、あくまでも浅田真央選手ご本人、並びにご本人のご家族、関係者に対して、当該箇所について補足説明を加える次第です。

まず、1つ目のお叱りは、小生のレビュー記事の下記の表現に対してのものでした。

「新採点方式に求められるのは、高度な技術力と正確な実施力なのである。そして、このコンセプトに浅田真選手の特性が非常に親和していると思われる。(中略)欧州のメディアが彼女の演技を「ロボットのようだ」と評したらしいがこれは言いえて妙だ。(中略)それだけ彼女の演技は人間離れした難度と精度の高さがあるということだろう。もっとも「ロボット」という表現は可愛げがない。私だったら “Clockwork dolly” くらいには言える」

この文章の中の “Clockwork dolly” に対して、「大変な努力をしてなし得た技術に対して『機械仕掛けの人形』とはあまりにも気の毒な言い方だ」という趣旨の憤慨したコメントが投稿されました。
上記文章を落ち着いて再読いただければ自明の理ですが、私は欧州メディアの「ロボット」という報道に反論して“Clockwork dolly” と表現したのです。それも浅田真央選手の正確無比な技術に敬意を表する意図を込めて。表現方法、語彙には当然小生自身の嗜好や経験が反映されます。 “Clockwork dolly” という表現には、小生自身が浅田真央選手から授かった微笑ましい思い出と、その思い出に対する小生なりのエスプリを込めたつもりです。既にお気づきの方は多いと思いますが、小生の文章は修辞を多用しています。その修辞の種明かしをすることは本来避けたいのですが、今回だけは例外的に「解説」することにします。

確かに “Clockwork dolly” は「機械仕掛けの人形」と直訳することができます。にもかかわらず、なぜこの表現に「微笑ましい思い出」が入っているのか? それは浅田真央選手をノービス時代から見守ってきたファンの方だったら気づいたかもしれません。彼女がノービスで注目されていた頃、会場のファンの間ではよく「今日も “ぜんまい仕掛けのオモチャ” のようにくるくる回ってたね」という声が聞かれました。もちろんこれは彼女の演技を微笑ましい目で見ていて出た会話です。ノービス時代からトリプルジャンプを次々に決めて見せて元気いっぱいリンクを滑り回る姿は微笑ましく、「ぜんまい仕掛けのオモチャ」という表現は彼女を見守る大人たちの優しい眼差しから生まれたものでした。その表現を思い出し拝借したのです。ついでに言うと、“Clockwork” という言葉は小生の大好きな映画『時計仕掛けのオレンジ』の原題 “Clockwork Orange” からも拝借しています。“Automatic” や “Machine” という言葉を使わず “Clockwork” という言葉を修辞に選んだのは、そのような微笑ましい思い出のリマインドと小生が敬愛する映画の原題へのオマージュからなのです。
また、“dolly” とは “doll” の口語上の音便形であり、単に「人形」という意味ではなく、「お人形さんのように可愛らしい女の子」という意味を込めたときに愛称のように使います。これまた、私の大好きな David Bowie の名作 “Hunky Dory” の “Dory” という単語と語感が近いことも発想の起点になっています。
決して、操り人形のような無機質な意味合いではなく、小生なりの愛着を込めた修辞であることをどうか理解してほしいと願います。

(以下、「管理人より(2)」へ続く)

posted by pbq1464 | 2008-09-01 03:46

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