2008年09月05日

錦織 デルポトロに敗れ全米8強入りならず

錦織圭の冒険が終わった。

全米OPの四回戦で、第17シードのファン・マルティン・デルポトロと対戦した錦織はセットカウント0-3(3-6、4-6、3-6)でストレート負けを喫し、準々決勝進出を逃した。

ともにシンデレラ・ストーリーを歩んできた10代同士の対決はデルポトロの勝利に終わり、錦織の夢のような快進撃は終わった。

結果は、3-0だったが勝つチャンスが全くなかったわけでもなかった。
第一セット3-1とリードしながら5ゲームを連続で落とすなど、一つのミスから腕が触れなくなり、負の心理状態に陥り自滅した。

若さが出た試合だった。
だが、ミスから自滅することはトップ選手でもよくある。
彼らと若い選手の違いは、彼らはそこからカムバックすることができると言うことである。

一人で戦うシングルスというゲームでは、誰の助けも借りられない。
一人で相手と戦い、そしてそれ以前に自分との戦いに勝たなければならない。
一度、弱気なってもそこから立て直すことのできる、精神力が世界のトップを目指すためには必要となる。

錦織圭にとっては良い勉強になっただろう。

負けたとはいえ今大会における、錦織の活躍は素晴らしかった。
下を向く必要はない。
年は一つしか違わないとはいえ、この年代での1年の違いは大きい。

世界ランキング17位のデルポトロは、出場した過去4大会で連続優勝を果たしており、10位に入っていない選手で15連勝を記録した過去20年間で2人目の選手となっている。

負けたからといって何も恥じることはない。

3回戦で大会第4シードのダビド・フェレールを破った錦織は、全米オープンでは10年前のマラト・サフィン以来となる最年少での16強入りを果たし、さらには1988年大会のアンドレ・アガシ以来となる最年少での準々決勝進出を目指していた。

錦織は間違いなく、来シーズンベスト20には入れるだろう。
そこまでは、順調に行けるだろう。
そしてベスト10入りも、それほど遠くない未来に実現できるだろう。

だが、そこから先は前人未到の領域である。
しかし、彼ならその壁を乗り越えてくれるだろう。

そして、その先を目指してほしい。
なんとも楽しみな選手が現れたものである。

posted by passion |00:31 | テニス | トラックバック(0)
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