2007年12月05日

人の人生とはわからない  岡田氏 代表監督就任へ

岡田武史氏が日本代表監督に就任することが、決定的となった。
これについては、当初の予想通りといっていいだろう。

11月16日にオシム氏が、倒れて1ヶ月たたない短期間での、決断は評価してもいいのではないだろうか。
今の日本では彼以外の選択肢はなかっただろう。

ただ、気になるのはJFA側が岡田氏にもオシムのサッカーを継続して欲しいと願っている部分である。
以前のコラムでもお話したが、オシムのサッカーは彼にしかできないのだから、岡田氏には彼独自のサッカーを見せて欲しいと願っている。
そして、日本代表の調子が悪くても「オシムはよかった」などとは、絶対に言わないこと。
オシムが回復したとしても、代表を指揮することはできなのだから。

マスコミやファンが言うだけならいいのだが、岡田氏をサポートするべき立場のJFAが、正式な就任前にこのような発言をすることに危惧を覚える。

ところで、この岡田氏の代表監督就任であるが、私の周りではすこぶる評判が悪い。
特にオシムのサッカーを継続して欲しい人からは、かなり激しい反発がある。
だが、どちらにせよオシムがいない以上、好むと好まざるとに関わらず、彼のサッカーからは離れざるをえない。

W杯予選が間近に迫りつつある今、希望と現実に明確な区別をつけて、現実的に振る舞うことが求められる。
無い物ねだりばかりしても、仕方がないではないか。
実現可能なオプションの中から最善を選ぶのが、危機管理である。

また、フランスワールドカップでの惨敗のイメージが強いのも、岡田氏に反発する一因であろう。
だが、当時は岡田氏もコーチから、加茂監督の突然の辞任を受けて、急遽代表監督になってしまった。
経験も心の準備も無いままの代表監督だったのだから、致し方がない。
これは彼の責任というより、経験不足の彼を続投させたJFAの責任だろう。

その後、彼はコンサドーレ札幌をJ1へ昇格させ、横浜Fマリノスを二連覇に導いた。
今の日本に、彼以上の実績を残した監督は少ない。

また、彼の著作や、公演を聴いていると、経験したことを自分で勉強しよく理解しているように思う。
だから、私は岡田監督に期待している。

それに、岡田氏にしたってこのタイミングで代表監督になるのは本意でないだろう。
うまくいって当然だし、負ければ「オシムがいれば....」の大合唱になるのは目に見えている。
しかし、誰が代表監督に就任しなければならない。
彼も批判を受けるのは、分かっていてオファーを受けるのである。
その心意気をわかってあげようではないか。

それにしても、岡田監督の人生は波瀾万丈である。
プロ化以降、二回も代表監督になるのも珍しいが、そのどれもが前監督の途中降板によって就任するのも珍しい。
もし、フランス・ワールドカップに加茂監督で行っていれば、岡田氏は地味で目立たないコーチで終わっていたかもしれない。
人の人生とは、わからない。
今回の岡田氏再登板の話を聞いて、そう思わずにはいられなかった。

posted by passion |05:55 | サッカー | トラックバック(2)
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【日本代表監督について】 岡田氏の代表監督就任を支持します 【TheGreatestSports】

■まずはオシム監督について オシムさんが倒れてしまったのは本当に残念だし悔しく思ってます あんなに日本サッカーのために頑張ってくれた外国人監督は今までいなかったし今後も現れないかもしれない 水野のコメントによると4年目のジェフを率いる時「日本で死ぬ覚悟ができたから」というコメントがあったという まさか自分が倒れるなんてその時は思ってなかっただろうけどそれほどの覚悟で日本サッカーのために頑張ってくれたオシムさん アジアカップの日本代表の試合は正直ひどかったけどその後予定していたかのようなアタッカー陣の起用に

2007-12-05 12:04 | 続きを読む
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