2007年09月10日

決め手欠く日本代表 オーストリア戦 三カ国対抗

オシム監督就任後、日本代表の初めての欧州遠征です。
対戦相手は7日がオーストリア、11日がスイスです。

オーストリアがFIFAランキング84位。
この順位はカタールの一つ下で、中国の一つ上。
日本から見ると格下の相手です。

スイスは45位で、日本が41位ですからほぼ互角と言えるでしょう。
ただ、スイスは2006年のワールドカップで決勝トーナメントに進出していますし、直近の親善試合ではオランダに2-1で勝利し、アルゼンチンに1-1で引き分けているので、かなりタフな試合になりそうです。

そしてその初戦のオーストリアとのゲームが、クラーゲンフェルトでおこなわれました。

このスタジアムは2008年スイスとオーストリアが共同で開催する欧州選手権の舞台となります。
その名誉あるこけら落としのゲームとして日本代表が選ばれました。
ただ、スタジアムはまだ工事中らしく、試合前日も工事していたそうです(^^)。

試合の方は序盤から攻勢を仕掛けるオーストリア。
前線から激しいプレスをかけられ日本はボールがつなげません。
高い位置でボールを奪ったオーストリアは、そのまま攻撃を仕掛けます。
そんな中、存在感を示していたのが稲本。
さすがに、フランクフルトで開幕から四試合連続先発しているだけあって好調です。
素晴らしいアタックでボールを度々奪います。
そして、サイドチェンジあり、スルーパス有りとパス回しも絶妙で、完全復活を印象づけてくれました。

そうこうしているうちに、オーストリアのプレスのタイミングをつかんだ、日本はボールをキープできるようになります。
そうなると、オーストリアは攻め手を完全に奪われて、日本ペースです。
最大のチャンスは遠藤のフリーキックを相手GKがはじいた場面です。
ゴール前に詰めた田中達也が詰めて浮かしたシュートを放ちますが、ゴールの角にあたりゴールなりません。
相手GKも倒れてパンチングした後、素早く反応してプレッシャーをかけていたので難しいシュートだったと思いますが、なんとか決めて欲しいシュートでした。
また、前半の終了間際には、稲本のスルーパスに反応した中村俊輔のシュートもGKに阻まれました。

興味深かったのが、0-0で終了した後の観客のブーイングです。
これがヨーロッパの国の日本に対する見方を表しているのでしょう。
彼らからすれば、アジアの1チームでしかない日本にゲームを支配されるとは思ってみなかったのでしょう。

後半も全般的に日本ペースで試合は進みます。
後半26分には期待の松井大輔が投入されます。
しかし、途中交代だったことで、うまく攻撃に絡めません。

結局、日本は得点を奪うこともなく0-0の引き分けに終わります。

全般的には、技術に勝る日本ペースでしたが、オーストリアもヨーロッパらしい基本に忠実なプレーを見せてくれました。
前からいけるときはいくし、後ろに引いたときが良いときは後ろに引く。
そのあたりの判断はさすがだと思います。

日本は流れの中から得点が出来ない弱点はそのままでした。
もちろん、アジア・カップとメンバーが大幅に替わったわけではないので、当たり前と言えば当たり前です。
先発の中では稲本が光っていました。
攻撃のメンバーはFWの組み合わせが目新しかったですが、機能していたとは言い難かったと思います。

オーストリアの監督もペナルティエリア近くまでは完全に日本にコントロールされていたと認めています。
要するに、ゴール前での仕掛けにもう一工夫がないということでしょう。

スイス戦では、遠藤の代わりに松井を先発で使って欲しいと思います。
この試合での松井は、途中交代だったので周りの選手と合っていませんでした。
彼はオシム好みの選手ではないかもしれません。
ドリブルで仕掛けていくので、ボールを奪われることも多いのですが、その強引さが今の日本代表には必要ではないかと思います。
パスだけで、得点することが難しいことは、今までの試合で分かっています。

次はオーストリアよりも守備の固いスイスです。
この時期は固定したメンバーで戦うのではなく、日本の新しい攻撃のスタイルを模索して欲しいと思います。

posted by passion |05:46 | サッカー | トラックバック(0)
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