2007年08月27日
あと一歩 もう一歩 フランス戦 U17ワールドカップ
惜しかったと言うべきか、力負けと言うべきか、評価が分かれる試合だったと思います。 確かに試合全体としては押されていましたが、前半の守備は安定しました。 サイドから度々、攻撃されていましたが、ゴール前のFWは抑えていたので、それほど怖くありませんでした。 二列目から裏のスペースに飛び出されることもなかったので、安定して守れていました。 フランスの攻撃には意外性がなかったので、日本も守りやすかったと思います。
そして、数は少ないながらも、チャンスを作っていました。 柿谷のビューティフル・ゴールもありました。 狙っていても、なかなか決められるゴールではありません。 シュートへの意識の高さと、それを実現する高い技術がかみ合った素晴らしいゴールでした。 これ以外にも日本の決定的なチャンスは、ほとんど柿谷がらみでありました。 それだけに、残念な結果です。 特に残念だと考えているのは、1-0でリードしている後半の日本のプレーです。 何度もフランスからボールを奪うのですが、なぜか攻め急いですぐにフランスにボールを取られ返されます。 そして、波状攻撃を仕掛けられるのです。 こうされると、守備陣は厳しい。 速攻で追加点を狙いに行くのは、悪くありません。 しかし、1点リードしている場面で、速攻を仕掛けてボールを奪われるのは最悪です。 速攻を狙うのであれば、少なくともフィニッシュには持ち込めないと、いけません。 中盤で通るかどうかわからないパスを出すのは、止めないと。 もちろん、そこには負けているフランスが激しいチェックでボールを奪いに来ているので、ボールを前に出さざるを得ない状況はあったと思います。 要するに完全なフランスのペースと言うことです。 あそこで、もう少しボールが持てる技術があれば、日本は逃げ切れていたと思います。 中盤でボールをキープして攻められれば、DFラインも押し上げができます。 フランスのDFラインも下がりますので、クリアボールも取りやすくなります。 そうすれば、日本のDFラインも落ち着いて守ることができます。 残り20分強を守りきることはできたと思います。 だから、この連続二失点を守備陣だけの責任にはできません。 チーム全体に責任があると考えるのが当然でしょう。 このあたりのゲームのフィニッシュの部分で、日本の詰めの甘さが目立ちます。 それはU17だけでなく全ての日本代表の試合で見受けられる部分です。 これが歴史の違いと言うことなのか、意識の差なのか、技術の差なのか、体格の違いなのか、よくわかりません。 おそらくその全てが関係しているのでしょう。 TVの解説では「あの二分間だけが」と評されていましたが、私はそうは思いません。 それは、フランスは逆転した後は明らかにペースダウンしていたからです。 このあたりは、リードしていても攻め急いでいた日本とは好対照です。 フランスは2-1と逆転した時点で、守りきれる自信があったのでしょう。 三点目を取りに行くリスクとメリットを考えた結果、一度ペースを落としてボール支配率を高めることを選択しました。 そして、その意識がチーム全体に浸透していました。 もちろん、チャンスがあれば3点目を狙っていましたが、決して中盤で危険なボールの奪われ方はされていません。 ほんの少しの差なのですが、ボールをキープする技術と意識の差が、この結果を生じさせたと思います。 これで日本代表はグループ三位に終わりました。 この大会はグループ三位でも上位の三チームは決勝トーナメントへ進出することができます。 他のグループの結果、日本は各グループ三位の中で四番目の成績で決勝トーナメントへの進出を果たせませんでした。 三番目のタジキスタンとは得失点差1の差でした。 ナイジェリア戦での三失点がやはり大きく立ちはだかりました。 明日は、U17日本代表の大会三試合を通じて振り返ってみましょう。
posted by passion |05:44 |
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