2008年05月31日

勝ったと思った瞬間から負けは始まる

 今日の試合、途中まで白熱した試合でしたが、結果として最低の試合となってしまいました。4セット目の点差から勝ちきれなかったという結果が今の植田JAPANの全てを物語っているようです。

 もともとイタリアとの地力の差は明らかでした。特にセンター線の差は歴然。マストランジェロ?は素晴らしかったですね。さすが世界トップクラスのミドルブロッカーです。一方日本のミドルブロッカーは今日は目立った活躍はなし。クイックは相手のバンチリードに対応されてしまっていたし、ブロックは振られ放題でした。それでもそこそこ相手ブロッカーを引きつけていたのがせめてもの救いですね。明日からは特にブロック面で頑張ってほしいです。ブロックはミドルブロッカーの個人技の差だけでなく、組織としての差も大きいので難しい問題ではありますが。

 それでもイタリアをあそこまで追い込めた要因は以下の点ではないでしょうか。
・山本、越川の好調
・徹底したサーブでの11番(レフトの選手。番号合ってないかも)狙い。
・イタリアのサーブミス連発
・勝負どころでのサービスエース
・レシーブでの粘り
 そして2,3セット終盤の日本は気持ちの面でイタリアを上回ってました。

 デュースの末に2,3セットを奪われたイタリアはモチベーションがた落ち。そして4セット目のあの展開。誰しもが勝ったと思ったでしょう。そこから負けへのカウントダウンは始まってましたね。完全に力みだした日本に対してイタリアは集中力を発揮。最後の1点をとらせない。イタリアの追い上げが始まりました。そういう場面こそ荻野の出番と思ったら荻野はデュースに縺れ込むまでアップゾーンでニコニコしてるし・・・。何のためのキャプテンだよ・・・。日本はデュースになってからまた集中力を発揮。越川中心に粘りますが最後は根負け。完全にメンタル的な問題でした。さらにその後の5セット目では完全に足が止まる。監督も試合を捨てたのか最後のあがきなのか控え選手を次々投入。結局5セット目は何の見せ場もなくイタリアの圧勝で終わりました。
ちなみに自分は4セット目終盤のテレビ放送のカットの仕方を見てこれはフルセットだなと予想してしまいました。そうやって結果を逆算できる放送形態にはやっぱり不満はありますね。まぁ仕方がない面もあるんですが。

 この試合を見て思い出すのが女子の2試合。シドニーOQTの日本VSクロアチア。もうひとつがアテネオリンピックのブラジルVSロシア。いずれも勝ちを確信した瞬間からチームがガタガタになりました。あと一点で負けという場面であきらめなかったクロアチアやロシアの選手の精神力も凄かった。今日の試合はその2試合と同じような試合でした。結局シドニー最終予選の教訓は生かされなかったんですね・・・。

 完全にメンタル的な面で負けた試合。こんな植田JAPANは見たくありませんでした。しかし終わったことを悔やんでいても仕方ありません。明日からは全勝が絶対条件。今度こそ本当の覚悟をもって挑んで欲しいと思います。

posted by 近江牛 |22:20 | 全日本男子 | コメント(16) | トラックバック(2)
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2008年05月31日

OQT男子開幕 期待と不安

 いよいよ男子も最終予選が開幕しました。男子については予備知識も少ない自分ですが、自分なりにポイントを考えてみたいと思います。

 まずは発表されたメンバーから考えられる戦い方を予想していきましょう。ちなみにメンバーは以下の12人。

セッター 宇佐美 朝長
センター 松本 山村 斎藤
レフト 越川 石島 荻野 福澤
スーパーエース 山本 清水
リベロ 津曲

 WCメンバーから富松、千葉が抜け、斎藤、福澤が加入しました。富松と千葉に関してはリーグで結果を出せなかったのが響きましたね。いまいち調子が出なかったようです。新たに加入した2人に関しては植田監督の期待が感じられます。斎藤はリーグではそんなに活躍の機会はなかったですが、高さと経験があります。オリンピックへの挑戦は今回が最後。その辺のモチベーションの高さにも期待しているのでしょう。福澤はまだ現役大学生。レシーブにかなり不安があるものの、あの跳躍力は大きな武器。いきなり最終予選となると荷が重いかもしれませんが自分も福澤には期待しています。
 スタメンのメンバー、基本的な戦術はWCと変わらないでしょう。WC後半のあの戦い方ができればオリンピックの切符も見えてきます。鍵はサーブと、乱れたときの攻撃ですね。サーブはとにかく強く。そして多少乱れても強引にBクイックや両サイドの平行、パイプなど早い攻撃につなげていく。やっているレベルは違えど、鍵となることは女子と変わりません。強気のプレーが肝心です。

 次に対戦相手は以下の通りです。

5/31(土) 日本 × イタリア
6/1(日) 日本 × イラン 
6/3(火) 日本 × 韓国 
6/4(水) 日本 × タイ 
6/6(金) 日本 × オーストラリア 
6/7(土) 日本 × アルゼンチン 
6/8(日) 日本 × アルジェリア

 男子の場合、北京行きの切符をつかめるのはたったの2チーム。イタリア以外のチームには負けられません。しかし逆に考えるとイタリアに負けてもまだチャンスは多分にあるということです。もし今日負けてもその負けを引きずらず明日からにつなげていくことが大事です。鍵となる試合はオーストラリア戦でしょう。アジアの最大のライバルです。WCでは好き放題相手にやられてしまいましたが、WC後半の戦い方ができればもっと食い下がれるはずです。といっても、どうやら今回のオーストラリアは一段とパワーアップしてるようなのでかなり不安ですが。また男子の場合、どこの国とも力が拮抗していて勝ちを計算できる国はありません。ひとつひとつ確実に戦っていくことが必要です。

 かなり厳しい戦いになることはみなさんも承知の通り。しかし希望はあります。とりあえず今日のイタリア戦。力試しのつもりで自分達のバレーを繰り広げてほしいと思います。頑張れ、ニッポン!!

posted by 近江牛 |16:54 | 全日本男子 | コメント(3) | トラックバック(2)
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2008年05月31日

またひとつ時代が終わっていく

 次々に引退者の情報が入ってきてますね。しかも今期はVリーグ(あえてプレミアとは言わない)を代表する選手の引退が相次ぎ、またひとつ時代が終わるのかなぁと考えてしまいます。

 まずは公式に発表があったカオル姫こと菅山選手。
 2005WGPでのフィーバー(あのときのイメージソングは確かフィーバーでフューチャーだったような)が有名ですが、もともとVリーグではかなりの人気選手でした。JTでは今でいうチャレンジリーグ時代の苦しいときから頑張っていました。意外にも苦労人なんですよね。
 またプレースタイルも他の小型選手とは若干違いました。全日本では早いトスを打つ機会も多かったですが、もともとは高めのトスを自慢の跳躍力を生かしてズドーンと打ち込んでいくタイプ。その美しい姿とレシーブでのガッツがファンを魅了しました。
 性格的にも見た目とは裏腹なものをもってましたね。あのルックスとは対照的に非常に男っぽい性格であることは、テレビなどでも承知のことでしょう。その意外性がまた人気を呼びます。
 このように人を惹きつける要素がたくさんある選手で、Vリーグを代表する選手の1人でもありました。
 ここ数年は体調不良に見舞われたり、スキャンダルを報じられたり(本当かどうかは知りません)と踏んだり蹴ったりだった印象で、これがひとつの引退のきっかけにもなったのでしょう。また、チームには小酒や井上、全日本には佐野など、自分が引退しても大丈夫な環境があったことも大きいでしょうね。
 いずれにしても残念なことですが、カオルさんのことです。考えに考えて出した結論でしょう。これからも応援しています。

 次に向井キャプです。自分のブログで得意の?フライングをかましてくれました。
 向井と言えば、東レのTHE・キャプテンといった感じの選手でした。自分がレギュラーであれ控えであれ、チームをまとめるキャプテンシーは素晴らしかったですね。キャプテンとしてはVリーグでも一番適任者だったのではと思います。
 プレースタイル的にはこちらも跳躍力を生かして高く跳んで高いところから打つタイプ。またやや精度に難ありのジャンプサーブも面白いものがありました。確かサーブ賞も獲得したことがあると思います。しかしここ数年は見るからに高さが落ちてしまい、控えにまわることも多くなりました。それに伴いジャンプサーブも封印していました。レシーブやバックアタックに進歩が見られたので、プレーであまり見られなくなってしまったのは残念でした。
 向井は実は去年引退なんじゃないかと言われていましたが、チームのために一年引退を延ばし、そしてプレミア優勝というひとつの大役を果たしたことでの引退決意でしょう。いつでも第一にチームのことを考える向井キャプはVリーグを代表するキャプテンだったと思います。現役生活に悔いはないでしょう。長い間お疲れ様でした。

 また同じく東レの冨田選手の引退も判明しましたね。非常に高いポテンシャルを秘めた選手でしたが、怪我に悩まされました。あのブロックは非常に魅力的だったんですけどね。スポーツ選手にとって怪我とは最も恐いものだということを思い知らされた感じです。今期はスタメンで出る機会も多かっただけに引退は残念ですが、とりあえずゆっくりしてほしいと思います。

 まだまだ引退する人は出てくるでしょう。本当に寂しい時期ですね。引退する選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。

posted by 近江牛 |10:32 | Vプレミア | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年05月27日

NECレッドロケッツ 退団者発表

 今年もこの季節がやってきましたねぇ。出合いあれば別れあり。仕方がないことですが寂しいものです。
特に今年は赤ロケを支えてきたベテラン、これからに期待だと思っていた若手など意外な面々の退団が決定しました。

 まずはミナコさん。ミナコさんに関しては、とうとうこのときが来たかという感じです。時にはアタッカー、時にはセッターとまさにオールラウンドな選手で、NECを象徴する選手の1人でしたね。ここ数年はセッターとしてNECを支えてきました。セッターとしては技術的に難がありプレミアトップクラスのネタキャラでもありましたが、衰え知らずのジャンプサーブと高さを武器に全日本にも選ばれた総合力がありました。秋山という実力者が加入しスタメンを譲っていた昨シーズンも、最後には3レグでの快進撃を支えるセッターとしてスタメンに戻ってきました。いなくなってしまうのは寂しいですが気持ちよく送り出したいですね。今までありがとうございました。引退後も陰ながら応援しています。

 次にグミさん。茂原アルカスが廃部になった後、センター不足のNECに加入しました。NECでは先々シーズン、先シーズン共に最後にはスタメンの座を獲得。高さや派手さはありませんが、サボらず真面目なプレーでセンタープレイヤーとして動き回ってくれました。グミさんがいなくなるとさらにセンターの層が薄くなってしまいますが、これを機に若手も奮起してほしいですね。グミさんは赤ロケの苦しい時代に頑張ってくれた選手として感謝しています。今までお疲れ様でした。

 そして一番驚いたのがミナミ。NECに入団して初めての黒鷲でいきなりスタメンセッター起用されるなど、かなり期待されていた選手です。セッター、ライト、リベロなどあらゆるポジションでプレーをし、ミナコさん同様オールラウンドさを発揮してくれました。ただポジションを固定してあげられなかったのが可哀想な感じもありました。これからどのような道を進むのかわかりませんが、まだまだ若い選手です。どこかでまたプレーしている姿を見たいですね。

 最後にショウコです。プレミアリーグでは出番はありませんでしたが、全日本組みなどが抜けるオフシーズンにはなかなかいいプレーをしていました。早い段階での退団は残念ですが、自分が悔いのない道に進んでほしいと思います。

 退団というのは寂しいものですが、4人にはこれからも自分が信じた道を歩んでいってほしいと思います。ほんとうにお疲れ様でした。

posted by 近江牛 |20:07 | NECレッドロケッツ | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年05月25日

OQT女子閉幕。最後は高さに屈する。

 実は今日の試合、1,2セット目を見てないんです(汗)なので日本がいい展開で試合してた時間帯をまるまる見てないんですねぇ。家に帰ってきて、どうせもうボコボコにされてるかなぁと思ってテレビを見てみたら、予想外に2セット連取していてびっくり。これは勝てるかもと思って見ていたら結局は力の差を感じさせられる展開で逆転負け。喜んだり落ち込んだり忙しく見ていました。まぁセルビア相手によくやったかなぁとは思います。本音をいえば、セルビアは本調子ではなさそうだったし、あそこまでいったら勝ってほしかったですが。

 今日の試合でよかったところはサーブですね。常にサーブで崩していてセルビアに早いバレーをさせませんでした。ただそこまでは良かったんですが、それでも打ち込んでくるのがセルビア。高さとパワーは今まで戦った相手と段違い。日本が2枚、3枚とブロックを揃えても、ことごとく弾き飛ばされました。この点は素直にセルビアのサイドアタッカー陣を褒めるしかしかないですね。
 日本は真ん中からの攻撃が効いていた印象です。セルビアは基本はリードブロックですが、高橋、木村のレフト平行にはライトブロッカーが、荒木、杉山のブロードにはレフトブロッカーが、マンツーマンに近い形でとんできてました。なのでその分パイプやクイックは効いてましたね。ただレフト攻撃や二段、オープンになるとほとんど通用しませんでした。あの高いブロックは驚異的ですね。日本のサイドアタッカー陣ではなす術なしといった感じでした。
 高さとパワーの差を感じさせられた今日の試合でしたが、今日の試合をバネにして高さへの対応をさらに考えてほしいと思います。ずっと言われ続けている永遠の課題ですしね。

posted by 近江牛 |21:40 | 全日本女子 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2008年05月24日

あきれて何も言えず

 いくらタイのパフォーマンスが良かったとしてもフルセットはダメでしょ。こんなんじゃ明日のセルビア戦はボコボコにされてしまいます。

 今日は日本の課題が全部出た試合でした。サーブは弱いし、ブロックはシステムも何もないセンターの個人技に依存したものだし、サイドアタッカー3人は波が激しいし。特にブロックに関してはもう少しどうにかならなかったんでしょうか。タイのコンビは確かにスピードはありますが、幅と高さはそんなにないので、バンチリードシステムがある程度成熟してるチームには通用しないと思いますが。それにあれだけやられる日本って一体・・・。最後は地力の差で勝ちましたが、タイのほうが遥かにいいバレーをしてました。内容にこだわるって言ってましたがそれどころじゃなかったですね。多治見がいい仕事をしたのが唯一の収穫でした。

 タイは1セット目から思い切りのよさが目立ちました。日本のブロックをはじきまくり。1セット目はサーブも強かったですね。2セット目以降もそれが持続できれば今日は勝てたかもしれません。またヌットサラはさすがの実力。タイお得意のラリー中のクイックは今日も健在でした。それに加えバックアタックも絡めた立体的な攻撃もあり、日本のお粗末なブロックを翻弄してました。
 高さがなく、ブロックがあまりに弱いのが残念。結局最終セットは高橋の超高速平行に対応できずにやられ放題でしたし。

 今日の日本を見てるとセルビアに勝つにはただひとつ。サーブで崩しまくるしかないと思います。日本のブロック力ではセルビアの高さとスピードに対抗するのは容易じゃないですし。さらに明日は中途半端な攻撃は全部叩き落されます。ミスを恐れずに思い切った攻撃をすることが必要です。
 セルビアはほぼ控えメンバーでポーランドとフルセットの激闘。一方日本はガチメンで挑んでタイとフルセットの戦い。この差は大きいですね。

posted by 近江牛 |21:23 | 全日本女子 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年05月23日

北京行き決定!韓国戦雑感と北京に向けて。

 予想通り今日の韓国戦で北京行きが決定しました。とりあえずおめでとうございます。といっても今日の試合は反省点も多くある試合でした。では今日の韓国戦について簡単に考えてみましょう。

 やはり第3セットを落とす悪い癖がでた今日の日本でした。いつも理由は同じ。サーブが弱くなるからです。そして自分たちのレセプションも乱れます。これは気の緩みから来るのか。はたまた相手に研究されてそうなっているのか。両方とも当てはまるとは思いますが前者の理由も大きいでしょう。まだ2試合残っているので徹底して改善を図ってほしいと思います。
 今日良かったのがセンター線。トスをあげればほとんど決めてくれました。あのスピードと瞬時に相手ブロックを見る能力は世界にも十分通じます。特に荒木の活躍が光った今日の試合。今日のMVPは間違いなく荒木ですね。
 また、バックライトやバックレフト(!)からの攻撃など今までになかった攻撃を見せたり、狩野や多治見をワンポイントではなく交代させるなどまだまだ見せていないオプションがあるのは好材料です。
 ただ韓国のコンビに対してはほとんど対応できてなかったのは気になりました。途中から完全にバンチに構えて対抗していましたが、相手のスピードとバリエーションの多さに圧倒されてしまいました。やはりシステムとしてはお粗末なところを露呈してしまった感じです。
 
 一方の韓国は可能性を感じさせる試合でした。高さとスピードとバリエーションは近年の一貫した強化が実を結びつつあることを証明してくれました。若い選手が多く、ミスが続いたり崩れたら建て直しがきかないなど経験のなさからくる荒さは目立ちましたが、レセプションが返ったときのコンビは素晴らしいですね。怪我人続出のなかよくやってると思います。
 またキム・サニの成長も素晴らしい。代表に入った当初は下手糞もいいところだったんですが、今日の試合では立派にチームを操ってました。
 センター線が強化されてキム・ヨンギュンが復帰すれば、まだまだ世界と戦えるチームだと思います。この方向性でロンドンに向けても強化していってほしいですね。

 さて何はともあれ北京行きを決めた日本。会場は大盛り上がりでした。しかし選手や監督には浮かれた表情は見られませんでした。あくまで大事なのは北京五輪本番。竹下も言ってましたがまだスタートラインにたったばかりです。この大会もまだ2試合あります。全勝で勝ち上がって北京への弾みにしてほしいと思います。
 次の相手はタイ。やはりレセプションが返ったときのコンビは一流です。今日の反省もふまえ、常に攻めのサーブで戦ってほしいと思います。

posted by 近江牛 |21:36 | 全日本女子 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年05月21日

改善されない明確な弱点

 今日の試合は可もなく不可もなく、結局はドミニカの荒さに助けられた試合でした。日本は1セットを落としたものの、そのほかのセットは危なげなく取りました。バルガスの加入でレベルアップしたと見ていたドミニカですが、根本的な欠陥が改善されない限りそんなに変わらないですね。

 今日のタイトルは実は日本じゃなくてドミニカを指したもの。日本も長年同じ欠陥を抱えていますが、それはドミニカも同じ。高さとパワーは圧倒的なものの、あまりに不安定なレシーブとセッター、そしてミスの多さ。これらの欠陥が少しでも改善されない限りこれ以上のレベルアップは図れないでしょう。
今日の試合に関してはエチェニケはそんなに悪くなかったと思います。とんでもないトスもありましたが今日はそれ以前の問題。取られたセットではレセプションがガタガタでした。Bキャッチならドミニカは問題なし。ただあそこまでCキャッチ連発されるとセッターとしてはどうしようもない。それでもアタッカー陣が調子に乗ると格上も食う力はあると思いますが安定感がなさすぎです。個々の能力の高さから将来性を期待されるチームではありますが、実はこれ以上のレベルアップは日本以上に厳しいのではないかと思えてきました。木村レベルのレシーブ力をもった選手が1人でも現れれば変わるとは思いますが。

 一方日本はいたっていつも通りのプレー。2セット目を落としたのはサーブが弱かったから。逆に日本のレセプションが数字以上に崩されてた印象です。また2セットは足も止まっていてつなぎのプレーも雑でした。
ブロックに関しては、あれだけ的がしぼりやすかったらどこのチームでもある程度機能するでしょう。案の定相手のセンター攻撃が増えた2セット目はロンドンとバルガスのブロードに全く対応できてませんでした。それでも荒木がクイックを2本きれいにワンタッチをとったり、大村が相変わらず出るたんびにブロックを決めてくれたりしたのは立派です。栗原を相手レフトにスイッチさせるなどの策を講じたのもプラス要素。(特別褒めるようなことではないんですけどね。)

 何か日本のプレーが悪かったわけではないですが見所のない試合でした。
次は北京の切符をかけた韓国戦。4年前のように完勝といきたいですね。鍵となるプレーはいつも同じ、サーブとレセプションです。明後日はワクワクできる試合を期待しています。

posted by 近江牛 |22:26 | 全日本女子 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年05月20日

粘りの日本!実を結んだ選手の頑張り。

 今日のカザフスタン戦はハラハラしましたねぇ。第2セットは本当にどうなるかと思いました。結果として今日のターニングポイントはあそこでしたね。あそこでセットをとって走った日本と、取れずに走られてしまったカザフスタン。これが結局は地力の差でしょう。今日は苦戦はしましたがよくやったと思います。
それでは今日の良かった点と苦戦した理由を振り返りましょう。

良かった点
1、脅威の粘り
 特に第2セットのデュースに縺れ込んでからの粘りは驚異的でした。ボールが本当に落ちない。いつもあのくらい粘れるといいんですが。でも今日は本当によく足が動いていました。
2、未来のエースの躍動
 今日は粘ったボールを決めてくれるエースが2人いました。ずばり栗原と荒木ですね。特に第2セット後半はものすごい決定率だったんじゃないでしょうか。荒木は高速Cワイドに加えラリー中のセンターセミでも活躍。まさにセンターエースの活躍でした。栗原はレフトからバックから打ちまくりでしたね。20点以降のスパイクは本当にほとんど決まっていたんじゃないでしょうか。勝負どころで決める。やはりこういう場面を見ると彼女のエースの才能を感じます。また高橋も今日は大事なところで決めていましたね。
今日はそのほかのメンバーも含め個々の動きがよかったですね。大村、多治見、櫻井ら控えのメンバーもいい活躍をしていました。

苦戦した理由
1、カザフスタンの予想以上の動きの良さ
 正直あそこまで粘られるとは思いませんでした。先日のプエルトルコといい、最近はどこの国も粘り強くなってきてますね。またパブロワが切れなかったのも大きかった。今日は最後までよく頑張っていたと思います。
2、サーブでの前後のゆさぶりへの対応
 日本はどうも前後のゆさぶりに弱い傾向があります。今日も木村がゆさぶられて2セット目の接戦へとつながってしまいました。木村が狙われるのはいつものことだし、前後のゆさぶりへの対応の悪さも昔からなので改善してほしいと思います。
3、サーブの弱さ
 今の全日本メンバーはみんな効果のあるサーブをもってるんですが、どうもここ最近の国際大会では崩せていません。ミスしてはいけない場面はしっかり入れて、それ以外の場面ではもっと相手を崩すことを考えて強く打ってほしいと思います。
4、大事な場面でのミス
 ミスはポーランド戦から多かったですが、今日は流れに乗れそうな場面でのミスが目立ちました。第2セットは特に連続ミスが続いた印象です。新しい取り組みを始めているのでミスはつきものですが、流れに乗れそうな場面でのミスは極力防ぎたいですね。

 今日はもっと楽に勝ってほしかったんですが、選手が頑張っていたのでいいでしょう。戦術を越えたこういう戦いほど心に響く試合はありません。

 明日は破壊力抜群のドミニカが相手です。サーブで攻めていい状態で打たせないことが大事ですね。逆に日本は多彩な攻撃でブロックを寸断していきたいところです。

posted by 近江牛 |21:09 | 全日本女子 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年05月18日

見えた!竹下の凄さと限界!

 今日のプエルトルコ戦。かろうじて勝ちましたが、昨日褒めたことを全部撤回したくなるくらいグダグダな試合でしたね。フラストレーションたまりまくりです。一応日本が苦戦した理由を考えてみましょう。

1、見切られたトスワーク
 今日のタイトルにもなってますが、今日は竹下の弱点がボロボロ出てきた印象です。
まず第一に完全にトスワークが見切られていました。これは竹下だけではなくチームのシステムの問題ですが。特に3セット目からはひどかったですね。栗原→杉山→木村とシャットされたときはため息しか出ませんでした。もともとあのローテは苦しいローテです。栗原の遅い平行、杉山のブロード、木村のパイプの三種類の攻撃パターンがありますが、栗原に関してはトスが遅いので特に警戒しなくても2枚揃います。木村のパイプは、サーブで木村を狙うことで攻撃発生率をかなり下げられます。あとは少しセンターブロッカーが相手ライトよりに構えておけば杉山のブロードにも2枚つくことは可能です。特に今日は栗原がシャットされたら杉山、前二枚がダメなら木村と、非常にわかりやすいトスワークがあったため相手ブロックが完全に揃っていました。プエルトルコはこちらがクイックを仕掛けた場面ではかなりの確立でコミットしてきていたので、あの場面では木村をレセプションから外して(その間は栗原が入る)、杉山にAのおとりでとばせて木村をバックライトから使うなど、とりあえず試してみる方法はあったと思います。(うまくいくかは別問題ですが)あそこで何の策もなくズルズルと6連続失点を許してしまったのは非常に情けなかったです。この場面のほかにもことごとくトスが読まれていた印象。今日は昨日よく見られた乱れたところからのパイプや縦のBも少なく、以前のバレーへ逆戻りしてしまった感じすらありました。トスの出所が低い部分や、バックライトへのトスのときにかなり反る癖もかなり影響していたでしょう。何だか今のチームの限界を見てしまった感じです。
またブロック面でも今日はかなり竹下のところを狙っていました。日本もブロックポジションをスイッチするなどするものの、相手セッターとアタッカーが意外によく日本を見ていて意味なしでした。
今日のような試合こそセッターのチェンジが有効だと思うんですが全くその気配はありませんでしたね。河合はやはりそこまで信用されてないということでしょう。竹下至上主義の限界を感じてしまいました。とんでもなくキャッチが乱れてもそれを強引に高橋の平行トスへもっていったプレーなんかは竹下にしかできないんですけどね。今日は悪い部分が上回ってしまいました。

2、プエルトルコの徹底した日本分析と粘り
 プエルトルコのアタッカーの攻撃力は予想していましたが、あの粘りは予想外でした。かなり日本の組み立てやスパイクコースを研究していたようで、ことごとくコースに入っていました。この試合への意識の差も正直あったと思います。

3、精度不足
 昨日も指摘した点ですが、全てのプレーに対して精度が低いです。スパイクもミスが多いし、レセプションの返球率もいまいち。ラリー中もなんだかコートのなかがバタバタしています。今日は試合内容が悪かったので昨日以上にその点が目立っていましたね。

 今日は高橋が復調してきたのが唯一の収穫ですかね。もう少し控えの選手を起用する余裕があればよかったんですがそうはいきませんでした。
今日、明日とチームでもみっちりミーティングがされると思うので、出来る点から一つ一つ立て直してほしいと思います。

posted by 近江牛 |21:22 | 全日本女子 | コメント(2) | トラックバック(1)
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