2008年05月17日

ポーランド撃破!柳本バレー集大成!!

 やってくれました、柳本JAPAN。予想を遥かに超えるバレーを展開しポーランドを撃破しました。1番大事な試合をいい形で勝ったことで今後のはずみになりますね。このまま全勝を目指してほしいと思います。

 さて今日のポーランド戦では、W杯とは別のチームのように変わった日本を見ることが出来ました。ほとんど同じメンツでこれだけの変化が見られるとは思いませんでした。できるなら最初からやれよという感じもなくはないですが。
今日はポーランド戦から見る日本の変化について3つのキーワードを軸に考えてみたいと思います。

1、スピード
 やはりまず感じたのはスピードアップ。栗原、木村両選手へのトスが明らかに早くなっていました。
特に驚いたのが木村。レフト並行は高橋なみのスピード。四セット目あたりに一本完璧なレフト平行がありましたが、スピード、打点ともに世界トップクラスの素晴らしい平行でした。こういう攻撃をもっと頻繁に使えるようになると大きな武器になります。また、パイプも素晴らしかった。打点は低いもののあのスピードは女子では世界トップクラスでしょう。決定率も高かったですね。一本自分でレセプションして自分でパイプを打った場面も見られました。こういうプレーが増えていくと相手のサーブの狙いも分散されて木村自信も楽になります。是非ものにしてほしい。
栗原もパイプのスピードは明らかにあがっていました。レフト平行に関してはまだまだ早くできると思うでこれからの課題ですね。
さらに地味にスピードアップしていたのが荒木。速攻のテンポがまたワンテンポ早くなりました。
この3人のスピードアップはチーム全体に劇的な変化を与えていました。

2、柔軟性
 自分が今日感心したのがこの点。柔軟性が感じられるプレーが随所に散りばめられていました。
 まず栗原がアタックするフェイクを入れて荒木のセミにつなげたプレー。いままでは高橋のみが行っていたプレーですがバッチリ機能していました。こういうプレーが増えるとまたひとつバリエーションが増えます。またレセプションに関しても気になる場面が。相手のサーブがレセプション体系から外れていた栗原に向かったきた場面。いままではすぐさま逃げていた栗原ですが今日は取りにいっていました。結果として佐野と交錯しそうになり弾いてしまいましたが、そういう場面では無理に佐野が取りにいくより栗原が取ったほうが確実です。柔軟に栗原が取る場面があっても自分はいいと思います。
 また柳本監督にも柔軟性が見られました。3セット目で木村を下げて狩野を入れた場面。結果としてそのセットは追い上げることはできませんでしたが、今までの監督では考えられない判断でした。調子が悪い選手はどんどん変えていく。全員バレーへの第一歩を踏み出した感じがしました。河合以外の選手は全員出場させるなど全員バレーへの意識は高まっているみたいですね。

3、変化
 まずセッターが一本目に触ったあとの対応に変化が見られました。今までは高橋、または木村が上げるのが暗黙の了解でしたが、どうやらセンターがあげるシステムへの移行を図っているようですね。攻撃の枚数のことを考えるとそのほうがスムーズです。荒木あたりは結構きれいにあげていたのでシステムとして定着すればまた幅が広がりますね。杉山はつなぎが苦手なので果たしてどうするのか。今日は杉山が上げる場面は見られませんでした。今後見極めていこうと思います。
 竹下の組み立てにも変化が見られました。Bキャッチやラリー中でも中央からの早い攻撃をできるだけ使おうという意識が高かったですね。木村、栗原のパイプや、荒木の縦のBなど、かなり意識して使っていることが読み取れました。今日はそれが良く機能していて、高いオープンをあげる機会が激減していました。いい方向に動いていると思います。

 
 チームとして成長が見られた点は大きく以上の三点だと思います。ただ今日の勝因はほかにもあります。
ひとつは徹底したポーランド対策。今日の日本はスプレットぎみにブロックの位置取りをしていたように思います。特に前半は両サイドがスプレットぎみに構え、センターは相手のクイックにコミットでつく場面が多かったです。これが1,2セット目は見事に機能。相手のスパイクコースもかなり研究していて、ポーランドの決定率を大きく下げることに成功していました。サーブの狙いどころと連動して、これは研究の賜物だと思います。 
2つ目に相手のミス。大事な場面でのサーブミスやトスが合わなくてのスパイクミス、選手同士の交錯にかなり助けられました。ポーランドはコート内でゴタゴタしていた印象です。
3つ目につなぎが非常によかったこと。杉山や荒木、栗原といったあまり細かいプレーは得意ではない選手も含め非常に足が動いていました。これでかなりポーランドはイライラしていましたね。

 今日はいいところがたくさん見れた試合でした。しかし同時に課題も見えましたね。
まずスピードを追い求めると現れる当然のリスクですが、トスが合わない場面が非常に目立ちました。もっと精度をあげていく必要があります。
またセッターが1本目を触ったあとの対応など、まだシステムが確立されていない部分もあります。自滅の要員となるので早いうちに確立したいものです。

 何だかんだ書き連ねましたが今日の試合は純粋に楽しめました。今回のOQTはワクワクしながら見れそうです。

 さて明日の相手はプエルトルコ。あなどれない相手ですがここに苦戦するわけにはいきません。河合を試せるところまで余裕がでれば明日は満点です。今日の調子ならそういう展開に持ち込めると思います。ぜひ河合のトスアップも見たい。
明日は高橋に変えて狩野をスタメン起用するのもありかもしれません。高橋は大事な場面では欠かせない選手ですがやはり本調子ではありません。今日の動きを見る限り狩野は結構機能しそうなので、高橋を休ませる意味もこめて狩野の起用も期待したいです。

 それでは明日もワクワクする試合が見れることを期待しています。

posted by 近江牛 |21:59 | 全日本女子 | コメント(2) | トラックバック(1)
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ポーランド撃破!柳本バレー集大成!!

こんばんわ
近江牛殿のブログを読むと、流されやすい私なんかは
「そうか~日本も劇的に強くなったもんだ」
と考えが変わりそうで・・・(笑)
柔軟性で書かれている栗原ー荒木の流れ。NEC高橋ースギの技かと思いましたが、アイコンタクトか感性か見事に決まりましたね~
確かに「全員バレー」を言えなくもないんですが、大村はやっぱセンターとして考えているんでしょうかね?大村サイドなら栗原もリラックスして打てるんでしょうが・・・

NEC選手なのになんでシンはパッキンなんでしょうか?
NECって髪染めるの禁止と思ってましたが・・・
大会終わったら元に戻すんやろか・・・
な~んか夏休みの間だけ、ビールやオキシドールで髪を染めてた中学時代を思い出しました。

posted by 小太郎 | 2008-05-17 23:58

ポーランド撃破!柳本バレー集大成!!

まぁ「劇的に強くなった」は言いすぎですけどね。でも強くなろうとしているのは確かだと思います。確かな変化は感じました。ただ今は精度が悪すぎ。今のままだとブラジル・イタリア・ロシアなど世界のトップにはまだまだ片手で捻られるでしょうね。このまま北京まで継続して強化をしていけばメダルは無理でもそこそこいい戦いはしてくれると信じてますが。
大村については合宿ではサイドの練習をしていたはずです。一応栗原の控えとして考えていると思いますよ。そういう起用が大会中にあるかどうかはわかりませんが。栗原に変えて大村を出す機会があればそれは評価に値すると思いますね。これからに備えても今日辺りで試運転しておきたいところですが・・・。

シンに関してはリーグ中も真っ黒ではなかったような。今ほどひどくはなかったですが。イクさんも染めているようだし、昔より規則がゆるくなったと見るか、2人は特別と見るか。NECも変化の時期に来ていますからその辺も変わってきているのかもしれません。

posted by 近江牛 | 2008-05-18 09:41

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