2008年08月17日
もうがっかりです。そもそも男子の中国戦で日本男子の勝負弱さを見せられてからテンションがた落ちだったのにさらにこんな試合見せられちゃぁ萎え萎えですよ。
今日は第一セット序盤は日本のサーブ&ブロックが機能して大量リードのいい滑り出しでした。しかし王一梅の強打にビビッタのか知りませんがそこから流れが変わります。さらに中国はヒョウコン、ヌイヌイ、ヨウコウというアテネ経験者をごっそり抜いてきました。一方の日本は流れが悪くなってもなかなか動かず中国に完全に流れがいってしまいました。このセットは周と王以外は中国も決定力不足だっただけに惜しいセットを逃すこととなりました。まぁそもそもこのセットから栗原・木村の両エースが決まらないという負けパターンには陥っていましたが。柳本監督は本当の終盤で狩野を栗原に代えて入れる大胆な采配を振るいましたがちょっと遅すぎましたね。
第2セットからは中国のやりたい放題。日本は守りはそこそこ機能しているもののサイドアウトが取れません。レセプションが返っても決まらない。返らなかったらドシャット。0か-しかない状況でした。今日の中国はバンチリードブロックが完璧に機能してましたね。さらに日本は個人個人の調子も悪く一枚ブロックにも打ちつけまくりです。さぁブロックしてください。って感じの馬鹿正直な打ち方ばかりでした。このセット途中から戻ってきた栗原も完全に手打ち。スピードもなく完全に2枚ブロックが揃ってましたから中国にとってはブロックの絶好の機会でした。攻撃に苦しんでいた日本とは対照的に中国はこのセットからグングン決定率を上げてきました。ブロードに対してレフトブロッカーがコミットで飛んでいた日本に対してダブルブロードなどのコンビを使ってきます。こうなると日本は手も足も出ません。中国のスパイク練習状態です。
3セット目も中国が圧倒。完全に集中力の切れた日本は怠慢プレーも続出です。リバウンドを取るときも大林が言っていたように中途半端。ちょっとフォローしにくところにボールが落ちていました。後半の木村のジャッジミスのときなんかは完全に集中の糸が切れていたと思います。木村の表情が・・・。さらにサーブも効果的なのは木村のみ。中国、やりたい放題です。後半は栗原に代わって入った大村がよく決めていましたが時すでに遅しという感じでした。今日は監督もよく動いたとは思いますがタイミングが遅すぎです。最後の最後で大村と荒木に引っ張られてようやく動きがよくなってきたんですけどね。残念です。
とにかくひどい試合でした。手打ちの栗原に、マイペースプレーの高橋、空気の杉山にムラの大きい木村、レセプションの乱れる佐野にいまいちトスにスピード感のない竹下、頑張ってはいたけどオープンはほとんどドシャットの荒木。これ以上ない負の連鎖でした。中国の20本近いブロックが全てを物語っていますね。
次の試合はブラジル戦。この展開は避けたかったんですが・・・。とりあえず健闘を祈ります。
posted by oumigyuu |22:38 |
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2008年08月14日
やりました!手に汗握る接戦。ヒヤヒヤさせられましたが勝ったことは評価に値します。
第1セット、第2セットは日本の理想的な展開。サーブで的をしぼりリードブロックでワンタッチをとって早い攻撃で切り返す。特に栗原がブロック面でとてもいい動きをしていました。一方の日本はセンター線が爆発。ポーランドのブロックはまるでついていけずバラバラになりました。また早い段階でポドレッツを下げたのは大きかった。これでポーランドの攻撃はスコブロニスカとグリンカにしぼれました。さらに高橋がようやく復活。完全に日本の流れでした。
が、続く第3セット。1本目のスコブロニスカのスパイクの音が今までと違うことに少し不安を覚えました。そしてその不安が的中します。ポーランドが完全に攻めに入りました。思い切りのいいスパイク、センターの攻撃、強いサーブ。こうなると日本は防戦一方。さらにセッターがスコルファに変わったことで組み立てが変わり、今まで機能していたブロックが完全に機能しなくなりました。スコルファは竹下、高橋と弱いところをつきながらもトスを散らすいいトスワークでした。
第4セットもポーランドの流れ。しかし日本もディグや二段打ちなどで見せ場をつくり力と力のぶつかり合いに。しかしそうなるとポーランド優位。スコブロニスカを止めることができず日本はセットを落としてしまいました。
ファイナルセットも力と力のぶつかり合いでした。しかしそんななかでも荒木を絡めた多彩な攻めを貫いた日本が有利に試合を進め、最後は杉山に完全に一枚振られたところを木村に決められポーランドは崖っぷちに立たされる結果となりました。
今日の日本は竹下と高橋の復活によりチームのバランスがよくなりました。さらにレセプション体系やブロックチェンジの面で積極的な動きを見せた柳本監督も立派でしたね。なぜか柳本監督はボニッタ監督相手だと積極的な動きを見せます。そして個人的に一番感心したのが栗原のブロックです。日本は基本はバンチリードシステムをとっていますが、ほとんどの場合竹下・高橋はリリースしています。つまりセンターとレフトの二枚で真ん中の攻撃にも対応していかなければなりません。今日の栗原は完全なバンチの体系をとって真ん中からの攻撃にも対応しながら、相手のライト攻撃(スコブロニスカやセンターのブロード)に対してもリードで完璧なブロックを展開していました。これはこれからの日本にとっても大きな武器になると思います。今後対戦するキューバや中国はライト攻撃が強烈ですし。
一方のポーランドはミスが多かったですね。やはりまだ荒削りです。さらにセンター線がちょっと弱い。センター対決ならブロック・スパイク両面で日本の圧勝です。高さはあるだけにもう少しミドルブロッカーのブロックがよくなればもっと守備力はあがるはずです。今日なんかはディグはすばらしかったわけですから。
さぁ、今日の勝利で予選突破はほぼ確実でしょう。あの状態でポーランドがアメリカに勝てるとは思えません。この先の戦いはメダル候補との戦いです。少しでも食らいついていけるよう、攻めの姿勢を崩さずに戦ってほしいと思います。
posted by oumigyuu |01:36 |
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2008年08月13日
今回も男女まとめてのアップです。
まずは女子から。まぁ問題なく勝てた試合ではありましたね。色々試すにはちょっと相手が弱すぎたくらいです。こういうときこそ河合を1セットまるまる試すとかもう少し動いてもいいと思うのですが。まぁ得点率の関係もあるのでなかなか難しかったんでしょうけどね。とりあえず全員を使えたのでよしという感じでしょうか。
ただテンシンコンビがまだ乗ってきません。全日本女子の一番の問題はここですね。竹下はまだトス自体が不安定でアタッカーが打ち切れない場面が目立ちます。高橋は一枚ブロックにまともにぶつけることが多くて今の状態では恐くて見ていられません。四年前のアテネでも中国戦でやっと立ち直った2人です。しかし今回は今日力を発揮しないと予選敗退もありえます。これからの試合、この2人にかかるウェイトも大きいと思います。
次に男子。強豪ブルガリアに善戦しましたが自分たちのミスからガタガタ崩れていきました。ここから追い上げ、または引き離しという場面での連続ミスはいただけません。特にノブコフなんかはいい活躍を見せていただけに勝負どころのミスが目立ちました。
さらに二段トスが非常に不安定なのがもったいないです。解説でも指摘されてましたね。
サーブももっと強く打てるはず。やっぱり現代バレーは半分以上サーブで決まると言っても過言じゃないと思います。イタリア、ブルガリアと、この五輪の場で攻めのサーブを貫いています。ここで日本が負けてると勝負に勝てるわけがありません。
あとはセッターとのコンビですねぇ。朝長とも宇佐美とも特にサイド陣がいまいちあっていません。男女共にセッターでつまずいてます。男子もいち早いセッターの復活が望まれます。
試合を通してブルガリアがニコロフ頼みだったおかげでブロックはそこそこ機能していただけに残念な試合ではありましたが希望はもてました。中国、ベネズエラには負けられません。攻めの気持ちを忘れずに、しかし丁寧なバレーを展開して欲しいところです。
posted by oumigyuu |10:54 |
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2008年08月10日
男女とも第一戦が終了しましたね。書くことがあまりなさそうなので男女まとめてアップしようと思います。
まず女子です。完全に勝てる試合を落としましたね。サーブとブロックがそこそこ機能していたのに(ブロードにはやられ放題でしたが)結局はアメリカのブロックの前に屈しました。第三セット、第四セット共に終盤で一気に走られましたね。どちらもレセプションが乱れ(しかもCキャッチ以下)二段になったところをアメリカお得意のブロックで仕留められ、そっから全日本が機能停止状態に陥り一気に走られた感じでした。何より問題は何も動きを見せなかったベンチワークとあきらめの早さです。ベンチワークの悪さはいままでもそうでしたがWGPでは改善の兆しが見えていただけに残念。柳本監督はいいときはいろいろしてきますが悪いときは本当に動きません。せっかくタイムアウトをとっても「切り替えて」しか言わないですし。昨日の試合は弁護のしようがないほどひどかったですね。またベテランで固めたチームの弊害でしょうか。追いつかれるとぴたりと動きが止まります。そうなると二段→ドシャットの嵐です。3,4セットの後半は見ていて痛々しかったです。竹下のトスも2セット目以外はいまいち。わかりやすくしかも短いトスが多かったです。とにかくレセプションの建て直し(櫻井、狩野の投入)が必要です。Bキャッチならいいんです。Cキャッチ以下を連発するのはまずいです。
次に男子ですが2セット目までしか見ていません・・・。そこまででは正直女子以上に見所のない試合でした。純粋に力の差を見せ付けられた感じです。イタリアも特別よかったとは思いませんでしたが個々の決定力の差は歴然でした。なんか力でねじ伏せられた感じです。また日本はサーブが最悪。あれでは勝てませんよ。イタリアのサーブはすばらしかったですからね。そこがひとつの差だったと思います。それとセッターは最初は宇佐美で行くべきだと思います。朝長もいいセッターですがどうしても相手ブロッカーが日本の平行に追いついてしまいます。個人的には福澤ももっと多用していいと思います。やはりあの高さは魅力的です。レセプションも思っていたよりは大丈夫そうですし。とにかく男子は全敗でもいいので好きなだけ暴れてきてほしい。もっと攻めの姿勢が見たいです。
posted by oumigyuu |21:28 |
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2008年08月08日
いよいよ開会式が迫ってきました。本格的にスポーツの祭典が開幕しますね。
バレーボールは五輪で見たい競技4位になったそうです。依然として注目度は高いですね。特に中高生から圧倒的な人気があるそうです。この五輪の結果が未来のバレー界にも繋がっていくでしょう。
さて全日本女子の対戦スケジュールをざっと振り返ってみましょう。
9日 VS USA
11日 VS ベネズエラ
13日 VS ポーランド
15日 VS キューバ
17日 VS 中国
男子と交互に行われるため1日おきの対戦となります。休養日は身体のケアと次の試合に向けての戦術的な意志の統一に集中ですね。無意味な3人レシーブとかは要りません。
一番の勝負どころはやはり初戦のアメリカ戦でしょうね。WGPではフルセットの末2回とも負けています。是非ここで借りを返したい。ただ正直勝率は40%くらいでしょうか。おそらく多くの方はもっと低く見積もってるでしょう。もともと地力が向うの方が上な上に、アメリカの監督は中国の英雄郎平氏。完全なアウェーでの戦いです。厳しい戦いになりますね。ただW杯以降進化を続けている全日本ですから勝てない相手ではないはず。ここで勝てば大きく弾みがつきますね。
次の相手ベネズエラには確実に勝利したいところ。ここで控えの選手を五輪の場に慣れさせることも必要でしょう。アメリカ戦で負けたとしてもここで立ち直ってほしいですね。
続いてのポーランド戦も大事な試合。60%の確立で日本有利だと見ますが力は互角。ボニッタ監督にはアテネのときも悪夢を見せられたのでここでも借りを返したいところです。ここで負けると予選突破が絶望的になってしまいます。絶対に落とせない試合です。
キューバ戦はいつも勝てそうでなかなか勝てないですね。何度歯がゆい思いをしてきたことか。ここも勝てない相手ではないですがかなりの苦戦を予想。キューバはオリンピックになると見違えるように動きがよくなりますからね。虐殺もありえます。勝率30%とみます。
そして開催国中国戦。一度勝利はしたものの、もともと中国には全く相手にされない日本。完全アウェーなのも手伝って虐殺が予想されます。ただアテネでは一番いい試合をした相手。(力の差は明らかでしたが)そのいいイメージをもって食らいついてほしいところです。
日本は3位抜けが目標。そこでセルビアかイタリアに当たれば勝機はあります。そのためにもアメリカ戦が鍵ですね。明日の試合は要チェックですよ。
さて開会式の時間が迫ってきました。まずは開会式でオリンピックのもつエネルギーを感じてほしいですね。
日本選手団に幸あれ
posted by oumigyuu |19:52 |
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2008年08月07日
昨日に引き続き全日本女子の戦い方について考えてみます。今日はディフェンスについて。
やはりディフェンス力をあげるにはディグではなくサーブ&ブロックが鍵となりますね。やっていくことの方向としてはWGPの決勝ラウンドと同様でいいと思います。
ひとつはサーブは最後の最後まで攻めること。少しでも甘いサーブを打つと相手は確実に一本で切ってきます。狙いどころをはっきりとさせた上で全力でサーブを打ち込む。これはどんな国が相手でも同じですね。
ふたつ目はワンタッチ狙いのブロック。手の出し方は基本的にはソフトブロックの形でいいでしょう。高さのない日本はそれしかありません。ただ相手が二段を打つ込んでくるような場面では手をしっかり前に出してキルブロックを狙っていかなくてはなりません。相手エースを止めると盛り上がりますしね。竹下が後衛時には積極的に3枚ブロックを取り入れていくことも必要でしょう。またブロックのシステムとしてはWGPでは大分バンチリードに近い形を取っていました。基本的には高橋と竹下はリリースすることになると思いますがそれは仕方ないですね。2人には正面の相手から一回でも多くワンタッチを取ることに専念してもらって、あとの2人で2枚ブロックをできるだけ多く完成させるしかないです。ミドルブロッカーだけでなく木村・栗原の両レフトにもブロックの比重は大きくかかると思います。
いずれにせよサーブで崩して両サイドの攻撃に対してワンタッチを取り、そこからバックアタックを含めた早い攻撃で切り返すのが定石。ディフェンスについてはサーブで八割方決まると思います。栗原を中心にどの選手もいいサーブをもってますから自信を持って打ち込んでほしいと思います。
さて開幕まであとわずか。あと全日本の選手にできることは身体の調子を整えることでしょう。アテネではみんな満身創痍の中での戦いとなりました。今回はそうでないことを願っています。
posted by oumigyuu |22:41 |
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2008年08月06日
しばらく放置していましたがアップ再開です。なかなか記事にできそうなネタがなかったのとプライベートが忙しくなってきたのが重なってなかなか更新できませんでしたが、五輪直前のこの時期にいつまで放置プレーするわけにはいきません。気合を入れて更新していこうと思います。
さて全日本女子についてですが、あまり情報は入ってきてませんね。何人か怪我をしているとの情報もありますがどれも本当なのかはわかりません。とりあえず怪我なく、万全の状態で挑んでほしいですが。
情報があまりないのでOQTの戦い方から五輪での戦い方を考えていきたいと思います。今日はオフェンス面について考えてみます。
W杯からOQTへの間に大きく変わったのが攻撃スピードです。木村、栗原両レフトのバックアタックは世界を相手にしても十分な武器となりました。ここをどう生かしていくかがひとつの鍵だと思います。バックアタックは前2枚のときに積極的に使っていきたい攻撃ですが、前2枚になる3ローテ中2ローテが今まであまりレセプションに入らなかった栗原が前衛です。OQTでは栗原をレセプションに入れて木村にバックアタックを打たせている場面が多かったので五輪ではもっとそれを徹底するでしょう。となると栗原のレセプションがかなり重要になってきますね。OQTやワールドグランプリでは範囲が狭いこともあってか特に問題はありませんでした。しかし五輪ではそうはいかないでしょう。相手国はきっと栗原を徹底して狙ってきます。さらにサーブの威力自体が他の大会と五輪では違います。果たしてそのサーブにどこまで栗原が絶えられるか。五輪での日本の攻撃の鍵を握るのはそういう意味でも栗原だと自分は思います。もちろん栗原が崩されれば木村がレセプションに入るなど柔軟な対策は求められますが、それでは相手の思うツボですからね。
バックアタックを効果的に使っていければAキャッチからの攻撃はもちろん、Bキャッチやラリー中のアタック決定率も大分あがるはず。バックセンターからだけではなくバックライトからの攻撃を積極的に取り入れて相手のブロックを寸断できれば日本のペースです。個人的な北京でのオフェンス面の鍵はずばりバックアタックですね。
なんか随分と駄文になってしまいましたが明日はディフェンスについて考えてみようと思います。
posted by oumigyuu |21:15 |
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2008年07月13日
今日のブラジル戦でWGP全日程が終了しました。今日のブラジル戦については個別には触れません。まぁ当初の予想より全然いい試合をしてくれたと思います。ただ1セットも取らせないのがブラジルの実力だったということです。
今回のWGPは北京直前とあり非常に戦い方が難しい大会だったと思いますが自分はいい戦い方をしたんじゃないかと思います。日本ラウンドはガチメンでしたが、海外ラウンドでは控えを色々試すことも出来ました。本当はもっと早くから控えも使っておくべきでしたがいままでそれをしてきませんでした。WGPが控えを試す本当に最後の場所でした。ぎりぎりのタイミングでようやく柳本監督が動きを見せましたね。またファイナルラウンドでイタリアに勝利、またはそれ以外の国とも思いのほか善戦したことでモチベーションも下げずに北京へ向かうことができます。これは四年前とは大きな違いですね。四年前の反省も踏まえたベターな戦い方だったと思います。
さて戦術的にもOQTからさらに変えてきた点がありました。
ひとつはセッターがファーストタッチした場合。OQTではセンターがトスアップするという約束事にしていましたが、今大会からまた木村、高橋がトスアップするというかたちに戻してきました。「結局センターにトスアップさせてもレフトオープンしか上げれない。」なら「木村か高橋にあげさせたほうが精度は高い。」という判断でしょう。ただ今大会の木村、あるいは高橋のトスアップは従来のレフト一本やりのものとは違いました。センターのブロードや早い平行トス、そしてバックアタックと様々がかたちで攻撃を使えていました。あのくらい色々使えるなら今のかたちの方が確かに機能しますね。北京へ向けてはこのままでいいと思います。
次にレセプションのかたちが少し変わりました。基本は高橋、佐野、木村の3人ですが、木村が後衛で前が2枚のときに木村をレセプションから外して高橋、佐野、栗原の3人で取るようにしました。これは木村のバックアタックを生かすための策ですね。心配なのは栗原がレセプションで狙われることですが、範囲が狭いこともあってかあまり気になる場面はありませんでした。むしろ栗原が自分でレセプションしてから自分で打つ場面のほうが目に付きプラスに働いていた印象です。旧式の戦い方ではライトとリベロ、そして後衛レフトでレセプション体系をとり、前衛レフトは平行に専念させるのがセオリーでした。しかしバックアタックが一般化してくると、レセプションしてからの攻撃がバックアタックより前衛でのほうが比較的簡単なこともあり(そのときのポジションにもよりますが)後衛レフトをレセプションから外すほうが効率的になってきます。ようやく全日本もその域に入ってきたということですね。これは栗原と木村の成長のおかげです。このかたちをもっと突き詰めたのが男子で一般的なスーパーエースを置く形ですが、それは北京後のお楽しみですね。北京後は木村、栗原のレフト対角で十分戦えると思いますので。
そしてブロックの向上も見られたと思います。OQTではコミットを多用したブロックシステムをとっていましたが、今大会は大分リードで対応する場面が増えてきたと思います。バンチぎみに構える場面もあり3枚ブロックも見られました。(竹下は必ずリリースしていましたが。)その影響で相手のクイックと早い平行、または高さと早さを兼ね揃えたブロードには手も足も出ないこともありましたが、確実性は増しワンタッチを取る回数は増えたと思います。また手の出し方もキルブロックを狙った前に出す形ではなく、手を真上に上げるような感じのソフトブロックが多かったですね。高さのない日本には必要なかたちです。さらに相手のあわせたブロック戦術やブロックチェンジも見られました。キューバ戦でのあおりブロックが一番印象的ですね。柳本監督もやればできることを見せてくれました。
以上の点からOQTより攻撃力、守備力ともにアップしたと思います。強豪とあたっても一方的にはやられなくなりました。控えをある程度監督が有効活用できるようになってきたのもプラスですね。さらに決勝ラウンドに関しては竹下の好調さも大きかったと思います。いつもあのくらいのプレーができていればまだ竹下の価値というのが認められると思います。
ただもちろん課題も山積み。
ひとつは連続ミス。どうも自分たちのミスで流れを失う展開が多かったように思います。攻めてのひとつ、ふたつのミスは気にしないほうがいいと思うんですが、連続でミスを出してしまうと完全に相手に流れがいってしまいますからね。相手に流れが行きかけたときに連続ミスが多かった気がするのでメンタル的な影響もあると思います。あせらずに戦うことが大事です。
つぎにレセプション。レセプション自体は全体的に見れば◎でしょう。国際大会では65%あれば十分です。というかそれ以上返せるような生ぬるいサーブはオリンピック本番ではないでしょう。(決勝ラウンドのイタリアのサーブの弱さは不気味なくらいだった。)ただせめてBキャッチに抑えたい。日本はAキャッチも多いんですが、崩されると一気にCキャッチ以下まで崩されてしまいがちです。ここをBキャッチで抑えたいですね。Aキャッチが無理だと思ったらアタックライン付近にあげとけばいい。そういう発想も大事です。キューバ相手にはそういう考えをもって挑んでる感じがしますが、そのほかの国相手でもそういう考えが必要な場面があると思います。どうしてもセッターが小さいので「ピンポイントで返さないと。」と思ってしまいますが、縦のBやネットに対して垂直気味に走るブロード、そしてバックアタックや高橋への無理矢理平行などBキャッチでも使える選択肢は増えてきてますから少しの妥協は必要だと思います。
あとは大事改善されてきましたがサーブですね。決勝ラウンド後半ではよくなりましたが、それまでの試合では1セット目はサーブが走っていても2セット目以降弱くなるケースが目立ちました。現代バレーではサーブが命。最後まで攻めの姿勢を崩さないことが必須です。
控えセッターや木村、栗原の控えに関してはむしろ不安が増した感じもしますが、今回試したことが北京に繋がると信じるしかありません。今日二枚替えが成功したことが北京へ繋がるでしょう。
長くなりましたが、強豪国にも勝てる可能性は0ではないんだということを証明できた大会になったと思います。精度を高めて、コンディション万全で望めれば可能性はあるでしょう。自分のこの大会の評価は70点。もう少し結果が伴えばよかったですが結果を求める大会じゃないですからね。可能性を感じさせてくれたということで高評価です。いつのまにか聖子やルーキーズの生徒が消えたことが少し気になりますが。
それでは北京での健闘を祈って。ガンバレ、ニッポン!!
posted by 近江牛 |21:13 |
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2008年07月08日
オリンピックの出場メンバーが決定しましたね。結局OQTと同じメンバーですか。まぁ追加メンバーの使い方からいってもそうなるのは明らかでしたが。
そうなると心配なのは木村と竹下の控えですね。
木村の控えは実質いない状態です。今回のWGPでも出ずっぱり。いつものことながらさすがに休ませてあげてよと思います。木村は意外にタフですが波の大きい選手。これまでも木村がブレーキになって負けた試合はいくつもありました。でもそういうときのための控え選手がいないから何もできずにそのまま負けてしまうんですよね。今回のメンバーの中では一応狩野が木村の控えにあたるんでしょうがブロック面を考えるとやはり厳しい。基本は狩野は高橋の控えでしょう。まぁプレミアの主力選手を見てみても木村の変わりになりそうな選手は見当たらないので仕方がないといえば仕方がないんですが。今回は木村に頑張ってもらうしかないですね。本来はありえないんですが。
次に河合については前回の記事でも述べたとおり。本番までまだまだ伸びる選手なので期待するしかないでしょう。二枚替えが使えるようになると大分違うんですが。
まぁでも個人的には櫻井が選ばれたことが嬉しかったりするのでとりあえずオリンピックまで楽しみにしています。これからWGP決勝ラウンドも始まります。公開処刑になるのは目に見えてますが、何か北京へ繋がるものを得てほしいと思います。
posted by 近江牛 |22:02 |
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2008年07月05日
今日ようやくWGPのテレビ放送を見ることができました。内容については特に言うこともなく。まるで大人と子供でした。
ここで考えたいのがセカンドセッターについてです。自分は初めて全日本で一試合トスを上げる河合を見ましたが確かにちょっとひどい・・・。きれいにボールが返ってきたときはまだいいんですが、ちょっとでも動かされるとまるでトスになってませんでした。特にクイックとライトへのトスが安定せずどのアタッカーも苦しんでいましたね。今日見た限りではボールの回転を殺すのが下手な感じです。トスもでたらめに回転がかかったままあがるケースが多かったです。
ただひどい有様ではありましたがいい面も見られました。
ひとつはレフトへの平行トス。荒れる場面が多かったですが、きちんと上げれた時は「高くて早いトス」になっていたように思います。栗原に対しては河合のトスのほうが合いそうな感じでした。まぁブラジル戦では栗原自体があまりよくなかったですが。
もうひとつですが、ブラジル戦ではアタッカー陣が何とかしてあげようと色々考えていました。河合のトスが安定しないのを分かった上で何とか自分がしてあげようとブロックを利用したりコースを無理矢理切っていったりしていました。この辺りは若いセッターが入ったことでの好影響だと思います。
さていい面もありましたがやはり不安が大きいことを露出してしまった河合。自分は期待していたし春校ではもっといいトスを上げてたように思うんですが・・・。やはり春校と世界は違うということでしょうね。そうなるともうひとつの選択肢があります。内田の存在ですね。WGPには登録されていないので出場はできませんが全日本メンバーには登録されました。本人に召集に応じる気があるのかどうかもわかりませんが可能なら心強い存在でしょう。ただし内田にも多くの問題がありますね。内田自身のフィジカル面の問題。コンビを合わせる時間の短さ。国際経験のなさ。下手すると今の河合となにも変わらない結果になってしまいます。ここは監督の考えどころですね。自分はここまできたら河合でいってほしいとも思いますが・・・。難しいところです。
とりあえずWGPが河合の勝負。ここで少しでも改善の兆しが見られないと厳しいでしょうか。正セッターは竹下だとしても控えセッターは絶対に必要な存在。ここにきてセカンドセッターで悩んでる状況は決して好ましくありません。WGPが終わったら迅速に、なおかつ慎重に決めることが望まれます。
posted by 近江牛 |20:11 |
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