2009年05月06日

ゾラが監督に向いているとは思いもしなかった サッカーの言葉メモ

「サッカーの理念を伝える手段は言葉ではないということ。(中略)すべてはトレーニングを媒介にして伝えるべきだ。選手はトレーニングを通じて僕がやろうとしているサッカーを理解し、それを体で覚えるようになる。これが僕の監督としての哲学さ」
ワールドサッカーキング 2009年1月22日 ジャンフランコゾラ監督インタビュー


僕がチェルシーファンになったきっかけは、そこにゾラがいたからだ。
今でもチェルシーは好きなチームだが、アブラモビッチが来てからの変容ぶりは、若干複雑な気分だ。(ちなみにアブラモビッチもゾラが大好きだったようだ)

ゾラは今でもチェルシーのサポーターにとって、大きな存在だ。イタリア人なのに、イングランドに愛され続ける選手。
その存在の大きさは、サポーターにとってだけではなく、ジョン・テリーにとってもそうらしい。先日もプレミアの中継で、テリーの背番号(26番)が、ゾラ(25番)に一歩でも近づくための番号だ、というエピソードを倉敷さんが披露していた。

実を言うと、ゾラがウェストハムの監督になるという意外な決定を聞いたとき、かなり複雑な気分だった。僕はゾラが監督として、うまくいくとは思っていなかった。
「名選手必ずしも、名監督ならず」
ファンタジスタで凄いプレーができる選手は、チームをマネージして作り上げるなんて、うまくできないだろうと思っていた。

ご存知のように、プレミアの監督寿命は短く、ポールインスのように、現役時代に有名だった選手でも容赦なく首を切られてしまう。
でも、ゾラは大丈夫。たとえゾラが監督として失敗しても、彼の栄光は少しも傷つくことはない。ゾラは、いつまでもゾラだ。

そんな勝手で弱気な言い訳を用意して、なかなか勝てないウェストハムを見ていたが、しかし予想ははずれた。
ゾラのウェストハムは、勝利を重ねてきている。それもチームの伝統に合わせて、若手を起用して、若手の成長とチームの勝利の両方を勝ち取っている。

ゾラの監督ぶりってどんなだろうか? それは想像もできない。
荒々しい言葉で、選手を鼓舞する、熱血監督じゃないよね。
緻密な戦術を選手に押しつけるタイプでもなさそうだ。
それから、今でも、ウェストハムのどの選手よりも、うまいのは間違いない。

ゾラは多くを語らず、プレイやトレーニングで、選手に理念を植え付けていく。
ゾラのプレイもそうだったけど、なるほど、サッカーは言葉じゃ表現できないものな。


■サッカーの言葉 過去の記事はこちら

posted by オオウチコム |12:01 | サッカーの言葉メモ | コメント(1) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/ouchicom/tb_ping/108
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
ゾラが監督に向いているとは思いもしなかった サッカーの言葉メモ

コメント投稿者ID :

ゾラってすごくできた人間なんだそうです。インタビューした記者たちがゾラの人間性を絶賛してたことをよく覚えています。天才でありながら人格者、それがチームにプラスの影響をもたらし続けるのかなと思います。

posted by ナポリからの刺客 | 2009-05-06 13:02

コメントする

「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。

※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
  例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」

※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
  例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」