ダービージョッキー大西直宏 騎手の視点

日本ダービーをはじめ通算512勝を挙げた元JRA騎手・大西直宏のオフィシャルブログです。

onishi-naohiro

元JRA騎手。1997年には、サニーブライアンに騎乗して皐月賞・日本ダービーの2冠を達成。通算512勝、重賞12勝。引退後は、騎手ならではの視点で競馬を表現するターフメディアクリエイターとして、レース解説などを発表。日刊スポーツを もっと見る
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念願の函館記念を勝った丹内騎手

3連休の先週末、函館競馬場では前週の七夕賞に続くサマー2000シリーズの第2弾、第52回函館記念が行われ、3番人気マイネルミラノが優勝、見事重賞初勝利を挙げました。 手綱をとった丹内騎手は函館競馬場からすぐのところに実家があり、いつか騎手になってこの地元の競馬場で重賞を勝つことが幼い頃からの夢だったようです。 函館で行われる重賞に挑戦すること12回、デビュー13年目の今年、30歳にしてその願いが......続きを読む»

7月23・24日の注目馬情報

注目ランクB 梅田智 厩舎 ショウナンタイザン ※函館4-6R・3歳未勝利・芝2000mに出走予定 待望の復帰戦。後のダービー出走馬を完封した初勝利の後、脚部に不安が出てしまい休養を余儀なくされたこの馬。今回は半年ぶりの競馬となる。6月下旬に函館に入ってからは急ピッチに乗られており、来週には態勢が整うだろうという報告。先週は特別登録もしていたようだが、そこを見送っていよいよ出走となる。手掛けるのは......続きを読む»

戸崎騎手は福島での乗り方をすっかり手の内に入れた

第52回七夕賞。 この時期に行われる福島競馬の名物レースで、当日は七夕にちなんで織姫賞・彦星賞という特別レースも組まれていますね。 ちなみに僕は七夕賞は勝っていません。 優勝したのは僕も注目していた3番人気アルバートドック。 勝因は戸崎騎手のそつのないレース運びでしょうか。 まず好スタートを決めて馬なりで行く馬を先に行かせ、なるべく内側に入れるよう後方を確認しながら位置取りを決めました。 ......続きを読む»

7月16・17日の注目馬情報

注目ランクB 伊藤正 厩舎 ダイフク ※函館4-6R・3歳未勝利・芝2000mに出走予定 5走前の東京戦から腕利き助手に手替わりして、③④③⑥②着。しかもその腕利き、函館にこの馬1頭持ちで滞在している。通常以上に手をかけられる環境となれば、前走の②着も納得の結果。「入厩して日が浅かった前走であれだけの競馬ができたのは力をつけている証拠です。滞在して体調は今回の方が良さそうだし、洋芝の適性も見せたコ......続きを読む»

明暗を分けた福島競馬場での乗り方

気温30度を超す日が出てきたこの頃、梅雨明けはまだ少し先のようですが暑さに負けそうな身体に気づき、いっそうの体調管理を心掛けています。 競馬も先週から夏の福島開催が始まり、いよいよローカルシーズン到来です。 日曜メインは3歳馬によるGⅢレース、第65回ラジオNIKKEI賞。前走のプリンシパルSで3着に入った好走が評価されて1番人気に支持されたゼーヴィントが優勝しました。 このレースの上位人気馬......続きを読む»

7月9・10日の注目馬情報

注目ランクB 国枝 厩舎 ディープジュエリー ※函館2-12R・かもめ島特別・芝1800mに出走予定 スイートピーSを勝った後が鳴かず飛ばずの競馬続きだが、今回は2階級の降級戦。ましてや牝馬限定戦となれば、さすがに力が違うだろう。一時は東京開催で復帰するプランもあったそうだが、納得行くデキになるまでジックリ函館まで待ったという話。実戦で手綱を獲る三浦も、稽古に乗って好感触を掴んだとのことで、これは......続きを読む»

馬場を読みきった蛯名騎手の的確な判断

春競馬の総決算、第57回宝塚記念が先週日曜日に阪神競馬場で行われました。 世間の注目が集まった昨年の2冠馬ドゥラメンテ。 休養明けの中山記念を勝って前走ドバイシーマクラシックも落鉄しながら2着に好走、今回は単勝1.9倍の堂々1番人気を背負いレースに臨みました。 ところがスタートがひと息で出負けした感じになり、そのため予想していたよりも後ろのポジションから行くことに。鞍上のM.デムーロ騎手もしま......続きを読む»

7月2・3日の注目馬情報

注目ランクMM 西浦 厩舎 マインシャッツ ※中京1-10R・濃尾特別・ダ1800mに出走予定 500万勝ちの内容が圧巻。これは!と思わせる競馬だったにも関わらず、前走が案外の伸びあぐね。少々ガッカリさせられたが、このままでは終われない厩舎の期待馬、巻き返しに賭ける意気込みは強いことだろう。まともに走れば古馬相手でも十分通用。要注目だろう。 注目ランクB 角居 厩舎 クロコダイルロック ※函館6......続きを読む»

ダービー1・2着馬に騎乗した騎手2人の戦い

東京競馬場で先週日曜日に行われた3歳ダートGⅢレース、第21回ユニコーンステークスは単勝2番人気のゴールドドリームが優勝。 2番人気とは言っても1番人気ストロングバローズと人気を分け合う形で、終わってみればこの2頭のワンツーという固い決着でした。 まずは2着に敗れてしまったストロングバローズについて。 逃げ馬が不在のためか、鞍上ルメール騎手は先頭集団につけるレース運びをしました。 競馬におい......続きを読む»

6月25・26日の注目馬情報

注目ランクMM 今野 厩舎 エイシンヒアゴーズ ※函館4-2R・3歳未勝利牝・芝1200mに出走予定 一言、これまで掴みどころがない成績。ただ、調教の動きは常に良く、能力は秘めているのは間違いないという評価に変わりはない。そこで今回は芝の短距離に挑戦し、変わり身を狙う作戦になったようだ。「落ち着きがあり体調は安定しているし、ゲートから出した稽古の感じも良かったです。変わるなら今回でしょう」と、大変......続きを読む»

馬を信じ切った戸崎騎手と応えたルージュバック

梅雨らしい湿った空気に包まれ季節の移り変わりを意識するこの頃、競馬の世界もすでに2歳戦が始まり、春のGⅠレースは6月26日に阪神競馬場で行われる宝塚記念を残すのみとなって、いよいよ夏のローカル開催が近づいてきたことを実感する時期になりました。 競馬自体は毎週開催されているとはいえ、やはり区切りというか、気分が切り替わり、少し肩の力を抜いてレースを楽しめるようになりますね。 さて先週日曜日に行われ......続きを読む»

6月18・19日の注目馬情報

注目ランクMM 中竹 厩舎 ヨカグラ ※函館1-6R・3歳未勝利・芝2000mに出走予定 5戦連続4着と、ある意味で珍しい結果続きだった頃はまだ良かったが、その後に崩れしまい、いまだ未勝利の身。しかし、輸送前の栗東ではかなり気配の良さが目立っており、「コレは函館に行けば面白いですよ」と報告を受けている。デビュー戦3着が札幌の芝で、血統的にいかにも洋芝が向くタイプ。これは大変身があってもよさそうだ。......続きを読む»

安田記念で復活を遂げたロゴタイプ陣営の読み

先週は東京競馬場で春のマイル王決定戦、GⅠ第66回安田記念が行われました。 目下7連勝中、うち直近4つはGⅠレースという無敵のマイル王モーリスが断然の1番人気に支持され、僕も負ける要素が全く見当たらないこの馬には注目していました。 スタート直後に好位につけ、流れに乗れたかなと呑気にレースを眺めていると、前に壁を作れずグイグイとハミを取って鞍上との折り合いを欠くモーリスの姿。 鞍上のT.ベリー騎......続きを読む»

6月11・12日の注目馬情報

注目ランクB 萩原 厩舎 ミッキージョイ ※東京3-10R・江の島特別・芝1600mに出走予定 芝替わりで勝負話をお伝えした3走前に3連単1万5520円の的中をお届けし、その後も連続的中をもたらしてくれた当社ドル箱馬。前走の秩父特別を逃げ切って勝利。その後は一息入れて立て直し、降級となるココに照準を合わせて調整して来た。ここは他にも準オープンで好走実績のある馬も予定しているが、キャリアが浅く底を見......続きを読む»

日本ダービーを若い川田騎手が勝った意義

待ちに待ったこの日がやってきました。 先週日曜日に東京競馬場で行われた第83回日本ダービー。 騎手になる前の子供時代から何十年もこのレースを観てきましたが、これほどハイレベルなメンバー構成となったダービーは記憶にありません。 過去を振り返っても、時代を代表する圧倒的なスターホースがいたり、2強や3強と呼ばれるライバル同士の熱い戦いがあったりと記憶に残るものばかりですが、今年のダービーは圧倒的な......続きを読む»

6月4・5日の注目馬情報

注目ランクB 相沢 厩舎 カネータ ※東京1-7R・3歳上500万下・ダ1300mに出走予定 いかにもこの時期らしい話。前走後は無理せず立て直しに注力し、降級するココを待っての復帰戦。「このクラスなら力が違います」と、厩舎サイドは早くも星勘定しているそうだ。東京コースも問題なくこなせるタイプだけに、ここはイキナリを狙い撃ちたい。 注目ランクB 吉田 厩舎 ブリクスト ※東京2-10R・由比ヶ浜特......続きを読む»

オークスに見た池添騎手の意気を感じる騎乗

第77回オークスが先週日曜日に東京競馬場で行われ、シンハライトが1番人気に応え優勝。 僅か2センチのハナ差に涙をのんだ桜花賞2着の雪辱を晴らしました。 桜花賞馬ジュエラーが骨折により休養に入り、さらに今年の3歳牝馬では実力No1と目された2歳女王メジャーエンブレムがマイル路線へ変更し先日のNHKマイルCを快勝と、ライバル馬たちが不在の今回、実績・能力が抜きんでているシンハライトが単勝2.0倍の断......続きを読む»

5月28・29日の注目馬情報

注目ランクB 野中 厩舎 トウカイセンス ※京都11-9R・御池特別・芝1200m内に出走予定 休み明けでも稽古量は十分で、厩舎スタッフも「いいレースできる。来週はコレやで」と、親しい人間に話していたとのこと。力の要る馬場より平坦馬場が合っている馬で、厩舎サイドもその個性に配慮して京都開催のココに間に合わせたそうだ。ミルコが騎乗予定、これは勝ち負け濃厚のムード。 注目ランクB 池上和 厩舎 ニケ......続きを読む»

ヴィクトリアマイルで戸崎騎手が心掛けたこと

新設から10年以上が経過し、すっかり定着した牝馬のマイルGⅠレース、第11回ヴィクトリアマイルが東京競馬場で行われました。 優勝は7番人気ストレイトガール。 枠番はやや外寄りの7枠13番でしたが鞍上の戸崎騎手は無理に押していくことはせず、いつものように中団につけ、なるべく馬場の外を回らないよう心掛けて騎乗していました。 そして直線に向いて前がぽっかりと開くと一気に加速、大レースゆえ何が起きても......続きを読む»

5月21・22日の注目馬情報

注目ランクB 大久保龍 厩舎 ダノンブライト ※東京9-12R・4歳上1000万下・芝1400mに出走予定 降級待ちの立場ではあるが、休み明けの前走を叩いた上積みは大きいようで、今回は勝ち鞍のある左回り替わりが好材料。意外に陣営は色気を持っているらしく、依頼を受けた三浦も「楽しみにしています」と、かなり気があるようだ。自在性のあるタイプで展開は不問。 注目ランクB 中内田 厩舎 マテンロウゴース......続きを読む»

NHKマイルCで見せたルメール騎手の平常心

先週日曜日に東京競馬場で第21回NHKマイルカップが行われ、1番人気に支持された2歳女王メジャーエンブレムが優勝、現時点では3歳馬で唯1頭のGⅠレース2勝馬となりました。 前走の桜花賞は単勝1.5倍の断トツ人気を背負いながら、スタート後に先手を取れず馬群に揉まれて4着に敗れてしまいましたが、このNHKマイルCでは鞍上のルメール騎手が前回の敗因をしっかりと胸に刻み込み、この馬の名誉を取り戻すべく見事......続きを読む»

5月14・15日の注目馬情報

注目ランクMM 尾形充 厩舎 クロフネビームス ※東京7-12R・4歳上1000万下・ダ1600mに出走予定 勝ってもクラス編成で降級になる4歳馬だが、この馬の場合は降級待ちではなく、勝ってもう一度1000万をという姿勢。道中内で窮屈になり、4角手前で下がってしまった前走。直線は内から捌いて、メンバー中最速の脚を使って伸びるも4着。できれば先週の牝馬限定に出走したかったが、節が足りずに今週またもや......続きを読む»

名手の腕がものを言った長丁場・天皇賞

ゴールデンウィークのさなか多くのファンでにぎわう京都競馬場で1日、第153回天皇賞・春が行われ、平成の盾男・武豊騎手が騎乗する2番人気馬キタサンブラックが優勝。 今回の勝利で武騎手は春の天皇賞7度目の制覇です。 競馬において距離が長くなればなるほどジョッキーの技術がものを言う、とは昔から言われていることですが、そのとおりこのレースでは武騎手の腕が冴えていましたね。 完璧といえるペースで逃げて後......続きを読む»

5月7・8日の注目馬情報

注目ランクB 中内田 厩舎 ゼンノサーベイヤー ※京都5-6R・3歳500万下・ダ1200mに出走予定 2月以来、ひと息入ってだいぶ間隔が開いた今回。実は4月の2週目に痛恨の除外を喰らっており、外国産馬うえに使うところが限られてしまい、ココまで延びたという事情がある。ただ、ジックリ乗り込めた分もあって、仕上がりは万全という話。既に現級でも最上位の実力は証明しており、普通に走ればまず勝ち負けになるは......続きを読む»

チェッキーノはオークスでも期待大

先週日曜日は東京競馬場でオークストライアル・第51回フローラステークスが行われ3番人気チェッキーノが優勝。 これで4戦3勝、陣営がこの馬のために慎重にレースを選び大切に扱ってきたのがわかる期待の3歳牝馬です。 母ハッピーパスは2001年の牝馬クラシック戦線を賑わした人気馬、全兄コディーノも2歳重賞2勝に朝日杯FS2着、2013年皐月賞3着など活躍した馬です。 たとえGⅠタイトルがなくても馬名を......続きを読む»

4月30・5月1日の注目馬情報

注目ランクB 梅田智 厩舎 キタサンサジン ※東京3-12R・4歳上1000万下・ダ1300mに出走予定 当初は同じ日の京都にあるレースを使うつもりだったそうだが、オーナーがその日は京都に来られないという事情に加え、前走で悔しい思いをした戸崎から「是非また乗せてください」と熱烈なラブコールがあったとのことで、この東京遠征が決まったらしい。前走も伏兵の大駆けに屈しただけで、クラス突破順番待ちであるこ......続きを読む»

皐月賞3強を負かした蛯名騎手の好騎乗

全国的に強風に見舞われた先週日曜日、中山競馬場では牡馬クラシック第1弾・第76回皐月賞が行われました。 過去にも3強と言われる年は何度かありましたが、ここまで強烈に“ザ・3強”という感じの、飛びぬけた3頭が出走する皐月賞は初めてじゃないでしょうか。 また上位人気の3頭以外も例年であれば本命でもおかしくないほど普通に強い馬ばかりで、個人的には史上最高のメンバー構成と思います。 勝つのは3強のうち......続きを読む»

4月23・24日の注目馬情報

注目ランクMM 梅田智 厩舎 サイモンゼーレ ※京都1-10R・橘S・芝1400m外に出走予定 イイ、悪いをハッキリ言う厩務員が「メチャクチャいい」と絶賛するほど、今回は具合がイイらしい。どうやら一時の不振を完全に脱したと見ていいようだ。ならば、ココでは格上とも言える存在。「ベストは1200mだけど、開幕週なら1400でも押し切れると思いますよ」とは先の厩務員。人気落ちの今回、逆張りという手もあり......続きを読む»

桜花賞で明暗を分けた2人の騎乗

先週は第76回桜花賞が阪神競馬場で行われ、牝馬クラシック1冠をかけて大変に見ごたえのある勝負が繰り広げられました。 昨年の2歳女王、単勝1.5倍の断然1番人気馬メジャーエンブレムは4着。 敗因は1つではなく、様々な要素が重なってこのような結果になったと思われますが、やはり最も影響が大きかったのは、好スタートが切れずに普段よりも少し後ろの位置取りになったことでしょう。 これにより馬群に囲まれてし......続きを読む»

4月16・17日の注目馬情報

注目ランクMM 伊藤大 厩舎 タケルアヴァロン ※福島4-3R・3歳未勝利・ダ1700mに出走予定 厩舎にとってコレは秘密兵器的存在。メンバーが手薄な福島で、大駆けを目論んでいる。ひとつ上でアグネスデジタルを父に持つ半兄のクレメンスは大井で6戦5勝と大活躍。父がタイキシャトルに替わったこの馬は、門別から中央に移り、3月から美浦で本格的に調教を開始している。ココ最近はデビューを目指してウッド中心に乗......続きを読む»

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