ダービージョッキー大西直宏 騎手の視点

日本ダービーをはじめ通算512勝を挙げた元JRA騎手・大西直宏のオフィシャルブログです。

onishi-naohiro

元JRA騎手。1997年には、サニーブライアンに騎乗して皐月賞・日本ダービーの2冠を達成。通算512勝、重賞12勝。引退後は、騎手ならではの視点で競馬を表現するターフメディアクリエイターとして、レース解説などを発表。日刊スポーツを もっと見る
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毎日王冠 23年ぶりの牝馬勝利が示すルージュバックの強さ

10月に入って一気に涼しくなり、秋の深まりを感じます。 競馬でも夏の間休養していた古馬の強豪たちが続々と出走してくるようになって、GⅠシーズンならではの活気が漂ってきました。 先週は第67回毎日王冠が行われ、古馬の王道路線を行く馬たちが東京競馬場に集結しました。 僕が注目したのは3番人気のアンビシャス。 前走の宝塚記念では対抗に挙げて結果は16着大敗でしたが、その時アンビシャスの手綱をとっ......続きを読む»

10月15・16日の注目馬情報

注目ランクMM 藤原辰 厩舎 ディーエスフェイム ※新潟2-9R・3歳上500万下・ダ1200mに出走予定 体調上向きと陣営も期待していた前走がまさかのシンガリ負け。しかし、好位でレースを進めていたところに4角で2着の馬にブツけられ、ラチに接触してしまう大きな不利。敗因は明白であり、完全に度外視でいいだろう。その後は心身ともに立て直すため放牧へ。9月のはじめには帰厩して、順調な調教をこなしている。......続きを読む»

スプリンターズS ビッグアーサーを飲み込んだ悪い流れ

秋のGⅠシーズン到来。 先週は中山競馬場で第50回スプリンターズSが行われ、短距離のスペシャリストたちが集まりました。 まず僕が注目したのは1番人気馬ビッグアーサー。 3歳時は1戦1勝、4歳の昨年1年間で一気にオープンまで駆け上がり今年の高松宮記念を重賞未勝利馬ながら1番人気で迎え、制した素質馬です。 デビュー戦以外、現在まで全ての出走レースで1番人気に支持され、また実際、今まで掲示板を外し......続きを読む»

10月8・9・10日の注目馬情報

注目ランクB 堀 厩舎 アドヴェントス ※東京3-12R・3歳上500万下牝・芝1800mに出走予定 既走馬相手のデビュー戦を楽勝、続く昇級戦は惜しくも2着に敗れたが、上手く乗った勝ち馬に出し抜けを喰らった格好で、クビ差ならやはり能力は高いと見るべき。本気で目指していたGⅠの舞台は遠のいてしまったが、「まだ先がある馬ですから」と、陣営に悲観の色は見られなかった。今回は牝馬限定戦。鞍上には福永。必勝......続きを読む»

神戸新聞杯 力の違いを見せつけたサトノダイヤモンド

前週のセントライト記念に続いて、菊花賞トライアルのGⅡレース・第64回神戸新聞杯が阪神競馬場で行われました。 僕がまず注目したのは断然人気に推されていましたが、やはりサトノダイヤモンド。 ダービー2着以来の出走となる今回、中間の追い切りが6Fから2本というのはちょっと少ない気がしますが、今きっちりと仕上げてしまうと次走に響いてくるので、これほどの馬であればここで無理する必要はなく、先々のことを考......続きを読む»

10月1・2日の注目馬情報

注目ランクB 矢野英 厩舎 ウォリアーズソウル ※中山8-8R・3歳上1000万下・ダ1200mに出走予定 勝って同条件だった前走の阪神戦は、久々の影響か道中の行きっぷりが悪く中団からの追走。直線で外に出してから伸びてはいるが、既に態勢が決した後だった。その後、すぐに使おうとしたところ調整がつかず、ココまで延びてしまった。「坂路とコースを併用して乗り込んでいます。中山の1200mは走り慣れているし......続きを読む»

セントライト記念 蛯名騎手に見たディーマジェスティへの信頼

先週日曜日、中山では菊花賞トライアルのGⅡレース第70回朝日セントライト記念、阪神で秋華賞トライアルのGⅡ・第34回関西TVローズSと東西で牡牝のトライアル戦が行われ、レースはそれぞれ断然の1番人気に支持された馬が優勝。 本番に向けて仕上がり上々と思わせる勝ちっぷりを見せてくれました。 セントライト記念で僕が期待していたのもやはり単勝1.4倍の1番人気馬ディーマジェスティで、おそらく勝つのはこの......続きを読む»

9月24・25日の注目馬情報

注目ランクB 加藤征 厩舎 オーダードリブン ※中山5-12R・3歳上500万下・芝2000mに出走予定 デビュー時から評価が高く、未勝利勝ちの際は的中馬券もお届けしたお馴染みの馬。その直後の山吹賞が1番人気に推されるも4着。ダービー出走のラストチャンスに賭けた前走のプリンシパルSではゲート内で座り込んでしまい出遅れて全く流れに乗れず9着。その後3歳馬同士でもう一度使うつもりが、骨瘤が出てしまい休......続きを読む»

セントウルS 逃げ切ったビッグアーサーが抱える不安点

9月に入りようやく暑さが和らいできました。 秋の開催が始まった阪神競馬場ではサマースプリントシリーズ最終戦のGⅡレース、第30回セントウルSが行われました。 まず僕が注目したのは1番人気ビッグアーサー。 3月の高松宮記念を優勝して以来5か月半ぶりの出走ですがやはり実績が抜けていますからね、どんなレースをするか注目していました。 結果は想定通りの逃げ切り勝ちで、それも2着馬に1馬身差をつける......続きを読む»

9月17・18日の注目馬情報

注目ランクB 堀 厩舎 シャインプラチナム ※中山3-3R・3歳未勝利牝・ダ1800mに出走予定 これは北海道出張組からの報告。「体調さえ大丈夫なら、次は負けようがないでしょう」と、現地で見ていた人間もこぞって楽しみにしているそうだ。肝心のその体調だが、美浦の精通筋に言わせれば「狂いはありません」とのこと。崖っぷちに立たされた名門厩舎の3歳未勝利馬。意地の一撃が見られそうだ。 注目ランクB 宮本......続きを読む»

新潟記念 ジョッキーとして乗り応えのあるコース

夏競馬最終週となった先週日曜日、新潟競馬場ではサマー2000mシリーズ最終戦、第52回新潟記念が行われました。 優勝は2番人気アデイインザライフ、2着に1番人気アルバートドック、3着は9番人気ロンギングダンサー。 それと4着ベルーフを加えた上位組は3~4コーナーを回るときには最後方から数えて4番以内に位置という、いかにも差し有利な結果となりました。 新潟競馬場の芝コースの特徴は、水はけがかなり......続きを読む»

9月10・11日の注目馬情報

注目ランクB 池上弘 厩舎 タケルラグーン ※中山1-12R・3歳上500万下・ダ1200mに出走予定 降級緒戦の前走は、後方待機から上がり最速の脚を使いながら5着まで。ただ、戦前の段階で「新潟向きじゃない。地力に期待」と評価がイマイチだったことを思えば、上々の始動戦だったと言っていいだろう。今回はひと叩きした良化に加え、得意の中山ダ1200m。「上がりの掛かる条件でこそ。今度は大丈夫でしょう」と......続きを読む»

キーンランドC 大外枠を活かし不利を最小限に抑えた戦略

8月最後の日曜日、札幌競馬場でサマースプリントシリーズ、第11回キーンランドカップが行われ2番人気ブランボヌールが優勝。 初コンビを組んだ鞍上・戸崎騎手は8月だけで重賞3勝をあげる大活躍です。 ブランボヌールは14頭立ての大外枠から好スタートを決めて、好位追走。 戸崎騎手は内側から前に出ていく馬を行かせたあとに、それを見ながら自分のペースを守りつつスムーズな追走をしました。 内側と外側、真ん......続きを読む»

9月3・4日の注目馬情報

注目ランクB 矢野英 厩舎 プリンシアコメータ ※新潟11-8R・3歳上500万下牝・ダ1800mに出走予定 レース後、すぐに石川のクビが決定したところを見ても、やはり納得行かなかったのだろう。休み明けでもキッチリ仕上がっていた前走。陣営も勝ち上がりを狙っていたそうだが、レースに行って砂を被ると難しい面を出してしまい、結果、仕掛けが大きく遅れてしまうことに。盛り返して3着にはなったものの、「チグハ......続きを読む»

札幌記念 ネオリアリズムの癖とレースを読みきったルメール騎手

お盆の頃には涼しくなった昨年とは違い、今年はまだ30度を超える暑い日が続きますが、そろそろ夏競馬の日程も終わりに近づいてきました。 先週日曜日の札幌競馬メインはGⅡレース、第52回札幌記念。 GⅠ戦線で活躍が期待される馬たちが夏の休養後の秋初戦として選ぶことも多いこのレース、秋競馬に向けて絶対に見逃せません。 今年最も注目を集めたのが昨年の年度代表馬モーリス。 もちろん、僕もこの馬にも注目は......続きを読む»

8月27・28日の注目馬情報

注目ランクB 宮本 厩舎 ウインフルブルーム ※小倉10-11R・小倉日経OP・芝1800mに出走予定 約1年半ぶりの実戦復帰となった前走。さすがに無事に回ってくるだけかと見ていたが、持ち前の先行力をフルに発揮すると、後続を寄せ付けることなく勝ち切ってしまった。頭数と展開に恵まれた面は否定できないが、さすがに力がある。あれだけ走れば反動が気になるところだが、栗東ブレーンからの報告によれば「『順調ど......続きを読む»

関屋記念 不利を承知で外を選んだ戸崎騎手

国民の祝日として8月11日が山の日と制定され今年から施行。 その山の日からお盆期間に夏季休暇をとる人も多いのでしょう。 スタンドを見渡して感じるのは、お盆休みに開催される競馬は他の週に較べ、ファミリー層が多いということ。 通常の土日であれば1人または友人数人で気軽に来る人も、やはりまとまった休暇となると親族や子どもを連れてレジャーとして競馬を楽しんでいる気がします。 あと、お盆は競馬場駐車場......続きを読む»

8月20・21日の注目馬情報

注目ランクMM 野中 厩舎 ビリオネア ※新潟8-11R・NST賞・ダ1200mに出走予定 母タフネススターという、当社お馴染みのドル箱血統とあってデビュー当時から注目していたが、ココに来てようやく素質が開花した印象。2歳時以来、久々のオープン挑戦となる。牝馬らしく、今、物凄く調子がイイという報告が入ってきており、ここ昇級戦でも楽しみにしたい1頭。ちなみに、前走時にはミルコが継続騎乗を志願したとい......続きを読む»

頭一つ抜けた2頭の戦いとなったレパードS

先週の新潟競馬メインは3歳馬によるダート重賞、第8回レパードS。 まだ歴史は浅いものの、のちにGⅠで活躍するなどダート界でメジャーになった馬が3歳時に多数出走してきたおかげで、競馬関係者・ファンの間でも注目されるレースとなりました。 今年の優勝馬であるグレンツェントも、春からの伏竜S→青竜S→ユニコーンSというダート適性の高い3歳馬にとっては理想的ともいえるローテーションでここまでやってきました......続きを読む»

8月13・14日の注目馬情報

注目ランクB 小島茂 厩舎 ファイアクリスタル ※新潟6-7R・3歳上500万下牝・芝1800mに出走予定 厩舎期待の素質馬の復帰戦。約4ヶ月ぶりの実戦で、中間もビッシリ追ってはいないが、動きは滑らかでやはり能力の高さを感じさせるもの。これで当週に追い切ればキッチリ態勢は整うだろう。自己条件の牝馬限定戦なら互角以上の走りができるはず。タイプ的に広い新潟もプラスに働くことだろう。鞍上は石川騎手を予定......続きを読む»

アイビスSDに見たM.デムーロ騎手のさすがの騎乗

真夏の新潟競馬が始まりました。 開幕週のメインレースは日本で唯一の直線コースで行われる重賞、第16回アイビスサマーダッシュ。 直線のレースは、当然ですがコーナーがないため普通のコースに比べると不利を受けることが少ないのが最大の特徴でしょうか。 その代わり必要不可欠なのがスピードの絶対値で、速さについていけない馬では競馬に参加すらできず後方ままで終わることが多いかと思います。 そして勝利するた......続きを読む»

8月6・7日の注目馬情報

注目ランクB 梅田智 厩舎 マイティドリーム ※小倉3-2R・2歳未勝利・芝1800mに出走予定 兄は厩舎の屋台骨を支えたショウナンマイティ。その縁もあって、弟であるこの馬に寄せる厩舎の期待も非常に大きい。新馬戦は人気を裏切る結果となったが、「ひと叩きして芯が入りピリッとしてきた。惚れ惚れする動き」と、かつては兄ショウナンマイティも手掛けた担当は、この中間の良化を絶賛しているそうだ。良馬場なら今度......続きを読む»

中京記念でガリバルディを導いた福永騎手の騎乗

子どもたちや学生が夏休みに入り、関東の梅雨明け宣言も間近に迫った先週末、中京競馬場ではサマーマイルシリーズ第1戦・第64回中京記念が行われました。 サマーシリーズでスプリントが6戦、2000が5戦あるのに比べ、マイルは3戦(中京記念・関屋記念・京成杯AH)しかないのが少し寂しいですが、これは真夏の開催で芝1600mのレースが組める競馬場が新潟しかないので仕方ありません。 考えてみれば短めの距離が......続きを読む»

7月30・31日の注目馬情報

注目ランクMM 中舘 厩舎 チュラカーギー ※新潟1-8R・3歳上500万下牝・ダ1200mに出走予定 1番人気を裏切る大敗に終わった前走だが、1400mながら半マイル通過45.8秒という1200m並みのペース。池添も「追走に苦労しているうちに砂を被って……」と、急流にスッカリ戸惑ってしまったようだ。精神的ショックを軽減するためにすぐ放牧に出され、復帰が決定。今回は再び石川に手が戻ることが決まって......続きを読む»

念願の函館記念を勝った丹内騎手

3連休の先週末、函館競馬場では前週の七夕賞に続くサマー2000シリーズの第2弾、第52回函館記念が行われ、3番人気マイネルミラノが優勝、見事重賞初勝利を挙げました。 手綱をとった丹内騎手は函館競馬場からすぐのところに実家があり、いつか騎手になってこの地元の競馬場で重賞を勝つことが幼い頃からの夢だったようです。 函館で行われる重賞に挑戦すること12回、デビュー13年目の今年、30歳にしてその願いが......続きを読む»

7月23・24日の注目馬情報

注目ランクB 梅田智 厩舎 ショウナンタイザン ※函館4-6R・3歳未勝利・芝2000mに出走予定 待望の復帰戦。後のダービー出走馬を完封した初勝利の後、脚部に不安が出てしまい休養を余儀なくされたこの馬。今回は半年ぶりの競馬となる。6月下旬に函館に入ってからは急ピッチに乗られており、来週には態勢が整うだろうという報告。先週は特別登録もしていたようだが、そこを見送っていよいよ出走となる。手掛けるのは......続きを読む»

戸崎騎手は福島での乗り方をすっかり手の内に入れた

第52回七夕賞。 この時期に行われる福島競馬の名物レースで、当日は七夕にちなんで織姫賞・彦星賞という特別レースも組まれていますね。 ちなみに僕は七夕賞は勝っていません。 優勝したのは僕も注目していた3番人気アルバートドック。 勝因は戸崎騎手のそつのないレース運びでしょうか。 まず好スタートを決めて馬なりで行く馬を先に行かせ、なるべく内側に入れるよう後方を確認しながら位置取りを決めました。 ......続きを読む»

7月16・17日の注目馬情報

注目ランクB 伊藤正 厩舎 ダイフク ※函館4-6R・3歳未勝利・芝2000mに出走予定 5走前の東京戦から腕利き助手に手替わりして、③④③⑥②着。しかもその腕利き、函館にこの馬1頭持ちで滞在している。通常以上に手をかけられる環境となれば、前走の②着も納得の結果。「入厩して日が浅かった前走であれだけの競馬ができたのは力をつけている証拠です。滞在して体調は今回の方が良さそうだし、洋芝の適性も見せたコ......続きを読む»

明暗を分けた福島競馬場での乗り方

気温30度を超す日が出てきたこの頃、梅雨明けはまだ少し先のようですが暑さに負けそうな身体に気づき、いっそうの体調管理を心掛けています。 競馬も先週から夏の福島開催が始まり、いよいよローカルシーズン到来です。 日曜メインは3歳馬によるGⅢレース、第65回ラジオNIKKEI賞。前走のプリンシパルSで3着に入った好走が評価されて1番人気に支持されたゼーヴィントが優勝しました。 このレースの上位人気馬......続きを読む»

7月9・10日の注目馬情報

注目ランクB 国枝 厩舎 ディープジュエリー ※函館2-12R・かもめ島特別・芝1800mに出走予定 スイートピーSを勝った後が鳴かず飛ばずの競馬続きだが、今回は2階級の降級戦。ましてや牝馬限定戦となれば、さすがに力が違うだろう。一時は東京開催で復帰するプランもあったそうだが、納得行くデキになるまでジックリ函館まで待ったという話。実戦で手綱を獲る三浦も、稽古に乗って好感触を掴んだとのことで、これは......続きを読む»

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  7. 皐月賞3強を負かした蛯名騎手の好騎乗
  8. 次週のGIは国内最高賞金レースのジャパンカップです。
  9. 来週はマイルチャンピオンシップですね
  10. 荒れた開幕週を終え、次週からは3歳クラシックのトライアルが始まります!

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