2009年04月21日
東京招致に一定の評価
IOC評価委員会による東京視察が日曜日で終了、メンバーのかたたちは翌日、東京を後にしました。この1週間、緊張しながらニュースを見守っていた私ですが、皆さんはいかがだったでしょう。(私が緊張してもしょうがないのですが。。。) 海外メディアの報道を見るに、招致委員会として・日本としてIOCに伝えたかったことは伝わったように思います。コンパクトな会場や環境への配慮、ファイナンス、マーケティング、テクノロジー、パラリンピック開催に向けたバリアフリー化などについて、視察・プレゼンの状況やIOC委員によるコメントが報道されていました。 IOCが2月におこなったオリンピック支持に関する世論調査の結果も気になるところですが、数字が公表されるのは9月、評価委員会の最終報告書が完成するまで公表されません。今回の視察で、日本は首相をはじめ数多くの人たちがIOCメンバーを歓迎したので、2ヶ月間でどれだけ変わったか実感されているかもしれません。 また、財務・マーケティング面の強さが、改めて東京のアドバンテージになった気がします。オリンピックの運営費(全てではありませんが)を出すIOCにとって、財務のチェックは欠かせません。IOCは、放映権やグローバルスポンサーシップ(TOP)などによる収益の9割以上を、オリンピック開催の運営費や各国オリンピック委員会のスポーツ振興費として配分するため、どのような予算や事業計画が立てられているのか慎重に検討する必要があります。求められているのは豪華なイベントではなく適正な運営であること。大会後、使われなくなるような施設を作らないこと。もし、オリンピック開催が開催国に負担をかけているのだとしたら、それも検討する必要が出てくるでしょう。招致都市を視察する目的は、こうしたことを見極めるためではないかと思っています。 視察期間中、聖火の再現やハイテクなゴーグルなど魅力的なアトラクションがいくつもありましたが、なかでも、地元の子どもたちとIOC委員が東京湾の埋め立て地に苗木を植えたというのが個人的には一番印象に残りました。オリンピック開催に向けて育っていく木、将来は1000ヘクタールの緑地になるというのは、何とも夢のある話です。緑が増えれば空気もきれいになるでしょう。自然が増えれば、都市のストレスも軽減されるかもしれません。 東京の次はリオ・デ・ジャネイロ。シカゴ同様、青少年向けのスポーツレガシーを強調するのではないかと見ていますが、どうでしょう。 ところで、11日に英国のオーディション番組に登場したシンガー、スーザン・ボイルさんの話題がここ1週間ほど各国メディアで何度も取り上げられています。YouTubeを通して広がった映像が世界中の人々に希望と感動を与えたという明るいニュース。夢を諦めずに実現した人・世界中の人々をインスパイアーした人は、金メダリストの価値に通じると思った1件でした。
- 共通ジャンル:
- スポーツビジネス/用品
- スポーツ報道
posted by olympic-study |18:10 |
2016東京招致 |
コメント(0) |
トラックバック(0)


