2009年03月30日
報告が遅れましたが、22日の東京マラソンを無事に完走しました。翌日は海外から来ていた方の観光ガイドで都内各地を回り、24・25日は国立スポーツ科学センター(JISS)の大学ネットワークフォーラムに参加させていただきました。
このフォーラムは2016年オリンピック招致に向けてオリンピック・レガシーを考えるというもの。海外のオリンピック開催・招致都市から招かれた有識者の方々や国内の研究者・学生がプレゼンテーションをおこないました。
オリンピック・レガシーについては、関連書を読んだばかりだったので、個人的にはとてもタイムリーで、また国内外のオリンピック研究者のかたたちとも直接お話ができ、とても有意義な時間が過ごせました。このフォーラムを紹介してくださったオリンピック・アカデミーの方に感謝するばかりです。
オリンピック・レガシーについて考えるというのは、オリンピック招致・開催を通して何を残していくのかを考えること。レガシーには有形・無形のものがありますが、もともとはオリンピック会場の有効活用や無用なものを作らないようにするというところから議論が始まりました。以前、このブログに書きましたが、レガシーについて公に語られるようになったのは2000年以降(特に2002年のシンポジウムが大きなきっかけ)ですが、IOC内部では1980年代から話題に出ていたと今回のフォーラムで聞きました。
また、招致委員会に提案活動をしているという学生さんに、水辺の活用を提案したりもしました。というのは、東京マラソンの受付会場(ビッグサイト)に行くのに、両国から水上バスに乗ってオリンピックスタジアム建設予定地のそばを通り、オリンピック会場に水辺からアクセスできたらいいのではと思ったから。
お天気が良かったので、終始2Fのデッキで周囲の景色を見ていたのですが、東京にこんな景色があったのかと思うほどで、レインボーブリッジに向かって視界が広がっていくのも良かったです。
今、私が住んでいるところはフェリーで通勤する人もいるくらい水上交通がメジャーなのですが、東京でも水辺をもっと活用してもいいかもしれません。
今回は観光ガイドも兼ねて、外国人が好むところを中心に歩いてみました。行ったところは、国技館・両国界隈、銀座、原宿、表参道、渋谷、お台場、秋葉原、東京駅界隈、東京タワー、浜離宮恩賜庭園、築地魚市場など。
箱崎のそばに滞在し東京下町の風情もチェック。六本木や皇居周辺など前回訪れたところはパスしましたが、東京マラソンでも都内名所を走り回ったので、だいぶ東京のことを説明できるようになったかもしれません。東京で生まれ育ったため、以前は東京観光という発想があまりなかったのですが、観光客として訪れると意外と新発見がありました。
また、観光ガイドをしたあとに、日本はいいところ・また来たいと言ってもらえるのは日本人としてやはり嬉しいもの。2016年オリンピック開催で日本を訪れた人がそう思ってくれたら、これもレガシーです。
東京マラソンでは、日本の強みでもある組織だった運営を実感し、至れり尽くせりのサービスともてなしを受け、そんなところからもオリンピック開催の条件は揃っていると感じることができました。街のいたるところに招致バナーが掲げられ、街の歓迎ムードも徐々に高まってきている様子。
2016年オリンピック開催に向けて、東京の街には緑や鳥など自然が戻ってくる予定。これも大きなレガシーになるのではと思っています。
posted by olympic-study |09:10 |
2016東京招致 |
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2009年03月21日
昨日、東京マラソンの受付を済ませ、EXPOも見てきました。EXPOの規模の大きさには圧倒されました。ブース(出展企業・団体)の数といい、サービスの内容(情報提供、試供品、写真撮影、有名人のトークなど)といい、賑わいぶりといい、これだけの規模のマラソンEXPOって他にはないのではと思うほど。報道を通して見る日本の景気とは裏腹に、日本は十分すぎるくらい豊かという印象。
国際的なイベントだと言語サポートが気になったりするのですが、会場にいた外国人のかたたちで困ってる人はいないようでした。というか、日本語がある程度わかる人たちが来ているような感じも。人混みでぶつかってしまった瞬間に「スミマセン」と日本語で言われたのには本当にびっくりしました。
国内の参加希望者が多い人気大会なので、今後どれだけ国際化するかは難しいところかもしれません。
さて、会場内でボランティアリーダーの養成案内というのを笹川スポーツ財団のブースで見つけました。スポーツイベントではボランティアの存在が非常に重要ですが、たいていはイベントごとに募集とトレーニングがおこなわれており、組織的・恒常的に育成をするというのは珍しいこと。日本でそうした動きがあるのは情報としては知ってましたが、マラソンEXPOで具体的な内容を知ることができました。詳細な情報はウェブでも見られるようです。→ http://www.ssf.or.jp/wk_vol/index.html
私もスポーツ関係のボランティア歴はかれこれ10年以上、イベントの企画・運営からチームの会計、撮影、ガイド、翻訳・通訳、計時、ドリンクマーシャルなど、さまざまな仕事を地域レベル・国際レベルの組織・イベントで経験し、運営側の苦労やボランティアとしてできることの限界も感じたりしつつも、スポーツについていろいろ考えることができ、ボランティアは貴重な体験だったと思っています。
また、今は、社会人が本業のかたわら地域活動として地元のスポーツを支えているという文化の中で生活しているので、ボランティアなくしては成り立たないというのを実感しています。
どんなにビジネス面がフォーカスされようと、スポーツの根本は、選手・参加者・関係者などたくさんの人たちの情熱やボランティア精神で支えられているので、スポーツが好きでスポーツに関わりたいという人たちが増えていくのは社会的にもいいことではないかと。支えられる立場(選手や参加者)と支える立場(運営者やボランティア)の両方を体験すると、見えてくる世界も変わってきます。
いよいよ明日は本番。ボランティアの皆さんに感謝しつつ走りたいと思います。
posted by olympic-study |13:22 |
スポーツイベント一般 |
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2009年03月06日
東京マラソンまで2週間ちょっと。海外在住の私のところにもゼッケン引換証が火曜日に届き、いよいよと気持ちが高まっています。今回の目的は、「東京マラソン」(ベースボールマガジン社発行)という本で読んだ素晴らしい運営を実際に体験すること、そしてオリンピック招致へ向けて東京がどういうふうに盛り上がっているかを見てみることです。前回東京に行ったときは、オリンピック招致への一般の人の反応が今ひとつだったので(大勢から話を聞いたわけではありませんが)、それがどう変わっているか興味があります。
また、海外からの観光客として見た東京というのも体験してみようかと。先週ディスカバリー・チャンネルの番組で美しい日本を再発見し、今朝はESPNでWBCの対中国戦に東京の風景が映し出され、観光気分も高まっています。
日本に住んでいたときに海外からのお客さんを何度かお迎えしたことがあり、現在は、日本へ旅行に行った人や日本に興味にある人が周囲に結構いるのと、海外における観光動向というプロジェクトに関わったこともあって、外国人の視点で見た東京がどういうものなのか大体感じを掴んでいるので、その視点で見てみようかと。
ちなみに、今回の東京滞在中にも日本でストップオーバーする知人を案内する予定です。マンガを原語で読めるようになるために日本語を勉強している彼女が行きたいところは秋葉原。私が20代の頃は原語で読みたいものは小説でしたが、今は世界的に日本語を学ぶ動機はマンガだそうです。時代の流れを感じます。
スポーツからちょっと話が逸れてしまいましたが、スポーツ・ツーリズムという言葉があるように、スポーツイベントと観光は実は密接に関係しています。オリンピックやサッカー・ワールドカップのような大きな国際イベントでは特に、経済効果の面からも観光との関係が重要になってきますが、市民レベルのスポーツイベントでも観光が参加者の増加や地域振興の後押しになることは珍しくありません。
そんなスポーツ・ツーリズムの視点で、2016年東京オリンピック招致の立候補ファイルを見ると、国技館がボクシングの会場になるというのはすごく良いことだと思います。相撲が日本の伝統的なスポーツであることは世界で知られているし、東京を訪れる外国人にとって国技館はぜひとも行ってみたい場所の一つ。そこでオリンピックスポーツを観戦できるのは価値があると思います。
さて、ほぼ10年ぶりに走るフルマラソンで実は緊張と不安が入り交じっています。初心者同然なので完走することが目標。日本と季節が逆のため、毎日、東京の気温をチェックし、季節の変わり目で気温差が小さくなることを祈っています。
posted by olympic-study |11:33 |
2016東京招致 |
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