2009年02月12日
バンクーバー、開催まで1年の様子
バンクーバー冬季大会の開会式(2010年2月12日)まで、今日でちょうどあと1年。バンクーバーオリンピックの会場となるバンクーバーとウィスラーでは、これを祝ってさまざまなイベントが開催されているようです。 ハイライトは、IOCのロゲ会長が世界の若者に参加を促す式典。これはオリンピックの伝統的な儀式の一つで、世界のアスリートたちに向けた招待状が開催の1年前に各国の国内オリンピック委員会(NOC)宛に送付されます。 このほか、聖火リレーのトーチや聖火ランナーのユニフォームの公開、開会式までカウントダウンをする時計を公開するイベントなどが、昨日・今日とおこなわれてます。 また、運営の実地テストを兼ねた国際スポーツイベントが今月から複数開催されており、これまでのところ、テストは全て成功とのこと。開催国が事前にこうしたイベントをおこなうことで、運営テストのみならず、地元の人たちのオリンピックスポーツへの関心を高める効果もあります。 一方、選手村建設費をはじめとするコストの問題もメディアでは取り上げられています。選手村建設にあたっては、当初、オリンピック終了後に高級マンションとして販売するつもりだった米国系の投資会社がローンという形で資金提供をしていたのですが、不動産市場に期待できなくなったとして昨年11月頃に突然支払いを停止、残りの建設費をどうやって賄うのかが問題となりました。結局、州政府や市議会での話し合いによって、バンクーバー市が借り入れをすることになり、そのための予算も決議されました。 これによって借入金の利息が下がってオリンピック終了後は市民に手の届く適正価格で販売されるようになる、あるいは市が抱えるホームレス問題の解決につながるのではというポジティブな見方もありますが、市にとっては突然の負担増大。 選手が滞在する施設として高級マンションを建設する必要があったのか、地域に見合った施設なのかどうか、最初に検討すべきだったのではと思います。市民が必要とする施設・住居なら、民間の投資会社に頼る必要もなかったかもしれません。 IOCの方針は、できるだけ運営コストを抑え、必要のないものは作らない・残さないようにとしています。それでも、世界からゲストを迎える開催国としてはいいところを見せたい。そのために、運営費や関連事業費が膨らんでいく傾向があるようです。関連事業がいくつも立ち上がれば経済活性化や市民生活の向上につながるので、必ずしも悪いことではありませんが、地域のニーズに合っているかどうかの吟味は必要不可欠ではないかと。 バンクーバーの明るい話題としては、チケットや関連グッズの売り上げが好調なこと。カナダ国民の関心の高まりが伺えます。 さて、本日2/12は日本が立候補ファイルをIOCに提出する日でもあります。マドリードとリオ・デ・ジャネイロは、一足先に水曜日に提出。シカゴと東京は本日、最終締切日に提出します。各都市のコメントについては次回ご報告します。
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posted by olympic-study |19:56 |
2010バンクーバー |
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