2009年02月04日
オリンピック選手に求められること
今週は、マイケル・フェルプス選手がマリファナのパイプをくわえている写真を巡って、世界各国のメディアがその動向を報じています。 問題となった写真が掲載されたのはイギリスのタブロイド新聞「News of the World」紙で、日曜版に掲載されるや、瞬く間に主要メディアにニュースが流れました。2/1の記事で既にフェルプス選手の謝罪が伝えられているので、フェルプス選手の対応も早かったといえるかもしれません。 マイケル・フェルプス選手といえば、北京オリンピックの競泳で前人未到の8冠を達成しオリンピック史に名を刻んだ人物。その功績には7つの世界記録、8つの米国記録とオリンピック記録が含まれます。北京大会で最も注目された選手といえるでしょう。オリンピック後にはスポンサーからの高額なボーナスやさまざまな賞の受賞が話題となりました。今年に入ってからも中国マツダとの欧米人として中国で最高額のスポンサー契約があったり、1週間ほど前には米国オリンピック委員会から2008年の年間最優秀選手賞を受賞。このほか、スポーツイラストレーテッド誌やAP通信社からも年間最優秀選手賞を受賞しています。 それだけに今回の件は大きく取り上げられました。フェルプス選手は写真が本物であることを率直に認め、通信社を通じてファンや関係者に謝罪をおこなうとともに、スポンサーに対しては直接連絡して謝罪したようです。 ただ、実際にマリファナを吸ったのかどうか「News of the World」紙が言及していないこと、写真が撮影されたのがオフ期間中(昨年11月)のプライベートな大学のパーティーだったことから、現在のところ、スポンサー各社とも今後も支援を継続するとコメント。米国オリンピック委員会は、今回の件には遺憾の意を表明しつつも謝罪を受け入れ、フェルプス選手には今回の反省から学んで青少年のロールモデルとなることを期待しています。今後、どのような経緯で写真が撮影されたのか、大学のある地元では調査もおこなわれるようです。 オリンピック選手にはロールモデル(お手本)となることが求められています。これはオリンピックの理念が健全な青少年の育成という教育的な側面を持っているためで、オリンピック選手は子どもたちに夢と感動を与え、目標となるような人物であるべきとされています。勝つことだけがゴールではないというのがオリンピックの本来の姿。 とはいえ、勝利の影には数えきれないほどの努力があり、勝者だからこそお手本になれるのも事実。また、注目される選手は強い選手・メダルを獲得した選手になりがちなので、メダリストほどロールモデルとして求められる期待も大きくなります。 今回の件では、フェルプス選手の注目度や影響力、オリンピックメダリストに対するロールモデルの期待の大きさを改めて感じました。スーパーボールがなければアメリカではもっと大きく報道されていたという専門家もいますが、国際大会に向けてトレーニングを再開したばかりの本人にしてみたら相当の痛手だと思います。これから2012年ロンドン大会に向けて試練が続くかもしれません。
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posted by olympic-study |12:16 |
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