2008年12月01日
聖火リレーは国内のみ(バンクーバー)
先日、バンクーバー2010年冬季大会の聖火リレーコースが発表されました。カナダの全ての州、1000か所以上を回るコースとなっています。日本語のニュースは「バンクーバー」「聖火」で検索するとたくさん出てきます。 今年の北京オリンピックの聖火リレーが、チベット問題との関係で世界各地で騒動となり、警備や費用面からもグローバルな聖火リレーをおこなうことが疑問視されていました。バンクーバーが国内のみとしたことについて、当地の組織委員会もIOCも北京大会との関係については特に言及していないようですが、国内のみになってほっとしている人はきっと多いと思います。 グローバルな聖火リレーが始まったのは2004年のアテネ大会からでした。これは、聖火を五大陸に運びたいというアテネ組織委員会からの要望を受け入れる形で実施されました。それまでは、ギリシャのオリンピアで灯された聖火はアテネを経由して開催都市に運ばれ、そこから国内中心に聖火リレーがおこなわれていました。 ギリシャでのオリンピック開催となるとルートが限られるため、オリンピック・ムーブメントを広める上でもスポンサーという面でも海外ルートへ広げたかったというのは理解できます。でも、グローバル聖火リレーをもし今後おこなうとしたら、オリンピックの生誕地ギリシャでの開催時のみでいいのではないかと今は思ったりします。 以前も書きましたが、世界の主要都市よりも開催国内のできるだけ多くの地域を回るほうがオリンピック本来の目的に合っているように思います。開催都市だけでなく開催国全体にオリンピック・ムーブメントが広がることが、開催国にとってのレガシーの一つになるのではないかと。 2010年バンクーバー大会のルートはまさにそのとおりで、カナダの人口の90%以上をカバーできるルート(聖火リレーのコースに車で1時間以内に行ける)になっているそうです。 オリンピックトーチ(聖火)が北限の地にも原住民の人たちにも届くとのことで、どんなストーリーが伝えられるのか楽しみですね。 補足:聖火リレーが始まったのは1936年のベルリン大会から。近代オリンピックが始まった当初は、聖火台も聖火リレーもありませんでした。今では、両方ともオリンピック競技大会には欠かせない重要な役割を担っています。 参考:バンクーバー2010年冬季大会のサイト、IOCのサイトなど 関連記事:「聖火リレーの見直し」
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posted by olympic-study |10:25 |
2010バンクーバー |
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