2006年10月19日
「地域密着」とプロバスケットボール
地域密着って・・・ 元祖地域密着のJリーグはもちろん、プロ野球や多くのスポーツで「地域性」を掲げる組織・団体は多くなってきています。僕が愛するスポーツ「バスケットボール」においても、地域密着独立リーグ『bjリーグ』が今年2年目を迎え、今年からは富山と高松のチームが増え、さらに来年からは沖縄が加入(その他にも福岡、長野、奈良、群馬、茨城のいずれかからも加入予定)とその地域性の高い活動の広がりに期待が膨らみます。また、僕自身、地域住民(子供~一般)に対してスポーツ(バスケットボール)の大会企画・運営や育成支援活動をしていますが「地域密着」について改めて自分なりにバスケットボールというスポーツを通して考えてみました。 プロチームと地域とが持つ「地域密着」のギャップ まずハッキリといえる事は、プロチームにとってビジネスだということです。この構造は今までバスケットボール界ではなかったといって過言ではありません。日本ではアマチュアスポーツとして育まれた競技であり、今となっては良い悪い論議は置いておきますが、いずれにせよその土壌はなく「bjリーグ」が初めての試みだと思います。 プロチームにとっては、いろいろな面で工夫し、ビジネス化して収益性を高めたいと思うのは当然のことです。チケット販売やグッズ販売、クリニックや地域との連携活動、そういった様々な面をビジネスとしてとらえて見直しが必要となってきます。しかし今までそういった土壌はなく地域(住民)にとってはお金を出すことの価値がなかなか見出せないというギャップがでてきます。まだまだ様々な面で発展途上で知名度も低いことを考えれば、現状はしょうがないのかもしれません。 僕自身の経験の中では、「地域主体でトップチームを呼ぶようなイベント(クリニック等)開催すれば地域スポーツも盛り上がるんですが・・・」と行政に相談していたのが6~7年前のことでした。はじめは知名度も低かったので聞いてもらえませんでしたが、行政担当者に会うたびにそういう活動の重要性を話を続け、今ではbjチームを呼び、地域中学バスケ部合同のクリニックが継続的な事業として行われるようになっています。工夫しさえすれば地域に根づく性格は持っているのです!! 今までも地域密着はあった?! 話の視点は変わりますが、バスケットボールに限ったことでなく、学校部活は地域密着の原点なのではないかと思います。その地域にトップチームがないからだとも思いますが、高校以上になるとその性格は次第に薄れていき、強豪校のある他県へ出て行ったり、強豪校は他県や他の国から選手を集め強化を図るなど本来の地域性が高いはずである学校のあり方は歪んできています。地域にトップチームがあり、そこを目指してその競技に取り組んでいく。そういう一貫性のある環境は地域にとってプラスになるのではないでしょうか。 地域が求める「地域密着」像 競技人口は多いはずなのに、どういうわけかマイナースポーツとして扱われるバスケットボール。その原因としてはその「競技するスポーツ」というとらわれ方であり、その対象の狭さだと思います。(こういう現状にした)トップのJABBA(日本バスケットボール協会)がアマチュアスポーツとしていまだ抜け出せず、テーマも強化ばかりに重点をおいているようですから、その辺がおざなりになっているんでしょうが、これからは「見るスポーツ」としての面をもっと盛り上げ、育む必要があると思います。 ともあれ、そのチームがその地域にとって存在することの影響・価値(地域スポーツ、産業、福祉、その他)や、より魅力的な内容(観戦や地域連携活動)、それを伝える方法やグッズ提供等、チームが地域の目線にならない限りは活動が盛り上がるのは難しいと思いますし、これからもチーム側の苦悩は続くでしょう。会場だけでなく(チームやグッズ)の接点をより増やしていくことも大切だと思います。それでも、そこにアプローチしている限りは、未来は明るいと思っていますし、それらに価値を見出せるようになっていくのではないかと感じます。 個人的には、自分の地域の盛り上がりも楽しみにしていますが、来年加入予定の「沖縄」がとても楽しみです。沖縄に行き、自然や食べ物を満喫し、音楽や文化を感じ、そしてバスケットボールの試合を心いくまで観戦できるというのは魅力的です。地元産業の活性化にも繋がるのではないでしょうか。そういう新しいバスケットボールの楽しみ方がドンドン増えていって「地域スポーツ」が盛り上がっていって欲しいものです。
posted by old-rookie |01:21 |
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