2009年04月25日

スポーツ省(庁)の設置が地域にもたらすもの

スポーツ省(庁)設置に関する記事がいくつか。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009042300813
http://www.sponichi.co.jp/olympic/flash/KFullFlash20090423103.html
http://sports.nikkei.co.jp/index.aspx?n=AS3S1702E%2017042009


いわゆる東京へのオリンピック誘致に向けた動きと大きく関係していると思われますが、普段活動を続ける地域スポーツの現場観点から、もたらされると思われるもの、期待することを考えてみました。

期待のひとつは地域行政への効果という面です。なにせ課題があろうがなかろうが主体的には動けない役所の人達。事業計画に盛り込まれたり、予算化されれば、とたんに変わる可能性があります。ただこれもタイミング。

常日頃から地域スポーツ現場のことを自分達から情報発信しながら知ってもらい、しかるべきテーブルを持った時に提案し続けることをしても、数年間で異動という性格上、現場担当者変われば、またいちから同じ話をし続ける・・・まったく理解が進まない・・・

特にびっくりするくらい横のつながりがありません。これは横のつながりがないと嘆く民間企業の比ではなく、横のつながりは存在しなくていいという感じ。

スポーツ省(庁)が横のつながりを改善するものであればと願います。またそのベースとなると思われる「スポーツ基本法(仮称)」の内容も大切です。

スポーツ競技力向上と学校体育改善のレベルととらえれば、あまり変わらず意味がないと個人的には思います。それが地域課題の対策(高齢化医療対策、子どもの居場所づくりなど)にもわたるものであれば、地域スポーツの価値向上にもなります。

あとなんといっても、、、、
施設面よりも、人材のサポートと育成が急務かと思います。部活動では学校教師が顧問になるケースがほとんどですが、そういった先生方へのサポート、また総合型地域スポーツクラブを進める自分からすれば、先生方にお任せするのではなく、地域でスポーツを指導する人達が増えていく流れをつくるべきだと思います。幼児などは民間会社がスポーツ指導員を派遣する例をよく聞きますが、小中学校に対して体育に変わる、スポーツ指導員を地域で雇用するイメージです。

その人達の所属は総合型地域スポーツクラブのような、地域スポーツ振興を目的とするNPO組織がいいのではないかと思います。もちろん準じる民間でもいいかもしれません。地域スポーツ指導者育成や地域スポーツ振興と連携がとれれば。そういった動きによりスポーツ選手のセカンドキャリアの場にもなると思いますし、スポーツを専門とする人達が生活できることにつながり、地域雇用も将来的に増えるのではないかと思います。

また、高齢化による医療費増加の予防対策としてスポーツは大きな効果をもたらすはずです。体の健康もさることながら、仲間ができ心が健康になるからです。

放課後など子どもの居場所づくりにもなります。共働きが増えている現在、子どもが地域に安心して遊べる場所はどんどん少なくなってきています。

スポーツが地域にもたらす効果はいろいろあると思いますが、懸念するのは、一過性の動きになることやオリンピック以降をよく考えていない動きになること。そして既存の関連する主管省庁から中途半端に放され、融合も進まず、地域自治体も今まで以上に動きがなくなり関心が低くなることです。



posted by old-rookie |01:41 | 総合型地域スポーツクラブ | コメント(0) | トラックバック(0)
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