2008年05月15日
味の素スタジアムの一考察
そして名古屋戦で見つけたもうひとつの出来事。それが芝生問題だ。実は、このゲーム(5月6日)のわずか3日前に数万人規模のライブが2日間に渡り開催された。 ピッチコンディションが懸念され、実際、このゲームの最初の段階で名古屋の吉田がセンターバックの位置から前線にフィードを試みた際、思い切り滑るのを目撃することになる。 だが私がゲーム前にピッチレベルで見る限りではそこまで痛んではいなかったことも一つ。ゲーム後も「途中出場」した石川などに聞くと、ほとんど気にはならなかったようである。 もちろん昨日発表されたFC東京、村林裕社長の移転検討発言は、タイミングとしては素晴らしい、とも思う。 やはり昨シーズンからの鬱憤は多くのサポーターや関係者が共有してしまっている。ハラトーキョーは各カテゴリーの代表召集や外国人問題の他にも、芝生という本来なら味方であるべき要因と戦わなければならなかった。前代未聞のゲーム開催前日の味スタでの練習やピッチコンディションの影響で戦術を変更する場面もあった。四面楚歌な監督とチームは劇場型フットボールとは対極に位置するようになっていく。 それを考えると、今回の意見は至極もっともだと言える。実際起こりえた実態から、行動までの時間も早かった。 コメントの中には移転なども出ているが、あまり現実的ではないだろう。サポーターが「昔のように」となるのはポジティブな思考だが、クラブとしての生産性は感じられない。 そして運営会社の「東京スタジアム」は味の素KKと昨年末に2012年までのネーミングライツを更新したばかりである。スタジアム側の答えも有り余るほどだ。 クラブがスタジアムを管轄できないことにより、非効率的な側面は確実に存在する。しかしクラブの財源をそこまで回せない日本のサッカー界の未成熟な部位は、やはり民間や行政の前には無力だというのが現実だ。 そこで、今回の発言が、これまでのパワーバランスに変化をもたらすことができるのだろうかと考えてみる。もちろん、この「声」にFC東京だけではなく、東京ヴェルディも加担しなければいけない。そこにいるだけのクラブからの脱皮、になるのかもしれない。 名古屋戦は、やはり一つのターニング・ポイントになりそうである。
posted by okumastore |02:00 |
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