……ぶんろぐsponavi……

トルチエ日誌 2010W杯決勝トーナメント 日本VSパラグアイ

このエントリーをはてなブックマークに追加

okenoya-187419.jpg
トルチエ日誌 2010FIFAワールドカップ南アフリカ 決勝トーナメント1回戦 日本VSパラグアイ ~トルチエ日誌~ 主にサッカー日本代表の試合感想を、 元日本代表監督トルチエが語り、ダバテイが通訳します。 つまり、ド素人によるただの妄想レビューです。 トルチエは少々辛口ですがそれだけ代表を愛しているのです。 スポナビ試合結果/詳細 試合詳細 過去のトルチエ日誌 2007年8月以降~ 2005年6月~2007年7月






2010年6月30日 とあるホテルの一室

記者
「トルチエさん……おはようございます」
トルチエ
「ウィ~シェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ(通訳)
「とても清々しく眠い……」

記者
「FIFAワールドカップ2010南アフリカ大会、決勝トーナメント1回戦のパラグアイ戦、日本は南米の雄と互角の120分の死闘を繰り広げ惜しくもPK戦での敗退でベスト8進出ならず。
トルチエさんの率直なご意見をお願いいたします」
トルチエ
「ウィ~シェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ(通訳)
「そうですね、悔しいっす」

記者
「本当に残念ですね。しかし選手は本当によく闘ってくれました」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「そうですねはじめにお伝えしておきたいです。元気のない日本に夢と希望と感動を与えてくれた戦士たちと、統括してきた指揮官、そして彼らを支えてきた縁の下の力持ちとなったスタッフのみなさんに、心からありがとう、そしてお疲れ様と言いたいです」

記者
「やべ、泣いちゃいそうだ」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「泣くのはまだ早いです。その涙は次にくる有終の美のためにとっておくべきですね。それにこの試合は勝ったに等しい試合でした。PKは運。ジャンケンみたいなもの。日本はベスト8に値する誇るべき世界のベスト16に輝いたのです。2010W杯は終わりました。しかし、戦いはすでに始まったのです。4年後、この日本代表というチームが本当に世界を脅かすまでのチームになるために、ここで泣いてはいけません」

記者
「互角とはいえ、あとあと一歩で勝てていた試合だけに余計に悔しいですね」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「もちろんパラグアイにも言えるのかもしれませんが、守備を重視して臨んだ両者の試合。いたしかたないでしょう。前半のパラグアイは終始ボールを支配していましたが、最後の最後を抑えてましたし、ポゼッションでは分が悪くても日本にはまだ余裕もあった。完全に崩されたというシーンも殆どなく、一進一退の攻防は非常に見ごたえありました。ただ、パラグアイの足が止まりだした後半、日本がこれまでにやってきた攻撃的なシステム。中盤でボールをコントロールし、パスを繋いで駆けあがるサッカーが思ったほど出来なかったことは惜しい。もっとチャンスは作れたはずだったのですが、少しそのシフトチェンジが遅れてしまった。これが試合全体の流れを掴むという、国際舞台での経験の差というものでしょうか」

記者
「パラグアイもタフなチームでした」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「流石は南米の雄です。日本が攻めようとした局面での気持ちを寸断するかのように、ポイントポイントであっさりとボールをクリアして陣形を整える時間を作ったり、自陣で遅行に転じたりする。相手のメンタル面を揺さぶるこの辺のしたたかさは、日本が得意とする所だったのですが、逆にやられてしまいました。素晴らしいチームだったと思います」

記者
「日本も果敢なプレーで、松井のクロスバー直撃弾、本田の左ギリギリのシュートなど、あと一歩というシーンもありました」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「そうですね、ですがあのワンチャンスを決めるか決めないかがワールドカップで勝つチームなんですね。終わってみれば大差の勝利がつく試合、1点を死守する僅差の試合、いずれにしてもその最初の1点を奪う強さを求められるのがこのワールドカップという世界の舞台なのです。どんなに強豪であろうとどのチームもその1点をとることに苦労する。だからこの大会、日本は守備的に自分たちのレベルを過信することなく闘い、決勝トーナメントまでいけた。これは一つの代表の幅が広がった点で評価できます。そしてそれぞれの誇りを抱いた選手たちの結束なくしてチームは完成しないということも。しかし、ここから先の未知の領域に踏み込むためにはまだ何かが足りない。そのヒントを得る大会でもありました。身体能力、個人技の差。これを埋めるためのスピードと組織力。それを武器に戦ってきましたが、やはりその足りない部分も補える力がこれから求められるということですし、必ずそういう日が来ると私は思います」

記者
「ということは、この試合でやっぱり世界との差を痛感したということでしょうか?」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「感じました。ですがそれは大きな差ではありません。フランスやイタリアが早々に姿を消したことと同様に、ほんの少しの差を補う力を身に付けたチームが勝ちあがる世界なのです。日本はそこまで手が届いているのです。プロ化してわずか十数年のアジアの弱小国が、わずか4度目のW杯で世界の強豪と肩を並べるベスト16。代表の選手たちは誇りを持ってこれからも闘い続けてほしい。必ず差は縮まると信じています」

記者
「それにしてもPK戦は酷ですね」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「そうですね、勝負に負けたわけではないのですから。駒野は気負ってましたね。おそらく多くの人が駒野?と首をかしげたかもしれませんが、駒野はPKが得意と聞いていました。だからこそ気負ってしまったのでしょう。ですが責めてはいけません。バッジォも外すのです。それがPKです」

記者
「さて、日本代表の試合は終わりました。日本代表の総括などをお願いします。」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「そうですね、選手は全員素晴らしいですがあえて一人挙げるなら私は長友です。彼の存在はあまりにも大きい。相手のエース級が輝かないのは地味だが彼の存在があったからこそです。ともかく日本はこの大会期間中に一つになれました。もう少し彼らのチームを観てみたかった。しかし、今日からは4年後を見据えた戦いが始まります。次期監督の話はともかく、一つ言いたいことは、私が指揮したナイジェリアユースの頃からそうしたように、次はユース世代、五輪代表、そして日本代表と、若いころからチーム力を統括できる一貫した監督による代表育成が必要だと思います。海外組と国内組の融合など、多くの弊害が待ち受けている。しかし、日本が勝つためには綿密な合宿と長いスパンをかけたチームの熟成は欠かせません。わかっているはずなのにそれをしないのはおかしい。協会はそうした代表強化のシステムを再構築すべきです。」

記者
「そして、W杯はこれからが大一番の連続でもあります」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラビービーケスクセ」
ダバテイ
「特にドイツ、アルゼンチンの準々決勝は楽しみですね。ちなみに私はスペインを優勝候補に挙げています。2位はブラジル、3位ドイツです。実はとあるサイトでこのトップ3の予想を当てるとレンタルサーバー代が無料になるチャンスがあるということで非常にやきもきしています」

記者
「……どうでもいいよ。明日には選手も帰国します本当にお疲れさまと声を掛けてあげたいですね。さてそのほか気になった点はございますか?」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラビービーケスクセ」
ダバテイ
「そうですね、何といっても長谷部の試合直後のインタビューです。海外でプレーしている彼が視聴者に対し、『これからJリーグを盛り上げてほしい』と語っていました。私は思わず『長谷部トレビアーン!』と声をあげてしまいました。さらに別のインタビューで松井選手のお父さんでしょうか、試合後の感想を問われ、代表の選手数を『27人』と語ってました。私は思わずハッとさせられました。そうなんです。南アフリカで闘ったのは23人ではなく、サポートメンバー4人も含めた27人で闘っていたのです。流石は松井のお父さんです。その彼はそのほかにも試合後の息子の涙を『大粒のうろこ』と表現しました。うろこは動物が攻撃から身を守る防御。闘い終えて傷つきながらも守りきったそのうろこの涙を最後の最後に流した松井。いや、これほどの美しい例えはありません。松井のお父さんはすぐにでも直木賞作家になれる素質を秘めていると思います」

記者
「……ツッコミにくいわ。はい、どうもありがとうございました。ところでトルチエさん、W杯終わったらどうすんの?」
トルチエ
「正式にどこかのテレビ局からの解説者オファー待ってるわ」
ダバテイ
「オレと対戦だ!」


 トルチエ日誌 終

1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
トルチエ日誌・代表戦レビュー
タグ:
日本代表 トルシエ

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

もっと憲剛にボールが集まっていれば・・・・【◇サッカー大好き!野球もね(主婦の戯言)◇】

ありがとう日本代表!【信じる力の一人として…】

《サッカー日本代表》終っちゃいましたね【南大阪に吹くマリンの風】

ブロガープロフィール

profile-iconokenoya

管理人 桶乃弥

主にサッカー・プロレスが好きですが、基本的にスポーツ全般観ます。
スポーツに関するレビューなどをこのブログでやりたいと思います。
  • 昨日のページビュー:2
  • 累計のページビュー:208620

(09月12日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. トルチエ日誌 2014年ワールドカップ アジア最終予選 第3戦 オーストラリアVS日本
  2. トルチエ日誌 ロンドン五輪 男子サッカー 準々決勝U-23日本 vs U-23エジプト
  3. トルチエ日誌 ロンドン五輪男子サッカー 1次リーグ第1戦U23スペイン vs U23日本
  4. トルチエ日誌 2012ロンドン五輪 男子サッカー3位決定戦 日本五輪代表 vs 韓国五輪代表
  5. トルチエ日誌 ロンドン五輪 男子サッカー 1次リーグ第2戦U-23日本 vs U-23モロッコ
  6. トルチエ日誌 2012ロンドン五輪 女子サッカー決勝 日本 vs アメリカ
  7. 代表の誇り ~中田英寿を通して~
  8. トルチエ日誌 2014年ワールドカップ アジア最終予選 第2戦 日本VSヨルダン
  9. トルチエ日誌 2014年ワールドカップ アジア最終予選 第1戦 日本VSオマーン
  10. トルチエ日誌 キリンチャレンジカップ2012 日本VSアゼルバイジャン

月別アーカイブ

2012
08
07
06
05
2011
11
10
09
08
07
06
03
01
2010
09
06
05
04
03
02
2009
06
2008
10
06
03
2007
12

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年09月12日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss