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トルチエ日誌 2010W杯グループリーグ 日本VSオランダ

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トルチエ日誌 
2010FIFAワールドカップ南アフリカ
グループリーグ 日本VSオランダ

~トルチエ日誌~
主にサッカー日本代表の試合感想を、
元日本代表監督トルチエが語り、ダバテイが通訳します。
つまり、ド素人によるただの妄想レビューです。
トルチエは少々辛口ですがそれだけ代表を愛しているのです。

スポナビ試合結果/詳細
オランダに0-1で敗れる=サッカー日本代表

過去のトルチエ日誌
2007年8月以降~
2005年6月~2007年7月







2010年6月20日 とあるホテルの一室

記者
「トルチエさん、こんにちは。
今日もよろしくおねがいします。
トルチエ
「ウィ~シェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ(通訳)
「よろしくどうぞ」

記者
「FIFAワールドカップ2010南アフリカ大会、日本はグループリーグ初戦を白星スタートで迎えた優勝候補オランダ。試合は0-1での惜敗。
トルチエさんの率直なご意見をお願いいたします」
トルチエ
「ウィ~シェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ(通訳)
「クゥ~~~~~」

記者
「……。
注目の一戦だったわけですが、あのオランダ相手に0-1。試合について詳しくお願いします」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「日本のスターティングメンバーの発表時点で、カメルーン戦と同様に守備から入るのだというゲームプランは伝わりましたし、その通りの展開で前半は非常に守備の意識を高く戦ったと思います。オランダは守備的ではなく、むしろ開始早々からパスワークでプレッシャーをかけてきました。しかし、日本の組織的な守備の前に徐々にボールの出しどころを失ってしまう。足元サッカーと化したオランダ。日本の攻め時は前半でした。しかし、攻めきれなかったのはまずは守備というゲームプランを意識しすぎたからでしょう。レベルの高い国際試合での経験を積めば、いつが攻め時なのか、いつ守りどきなのかを敏感に察してベンチではなく選手たちが試合の流れを変えられる。それが世界レベルです。日本はまだまだその域に達していないということだと思います」

記者
「確かに岡田監督は前半は0-0でも構わないという構えだったようですね」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「ですが、カメルーン戦と明らかに違ったのは本田、松井、大久保の意識です。とにかく前線から積極的にプレスをかけにいった。ひょっとすると90分持たないかもしれない。しかし、ここで負けたらおしまいなのだ。そんな意気込みを彼らから感じ取れる前半でした。特に松井は前半の守備の意識が高い日本の中で、攻め時を感じ取っていた一人でした。彼もまた疲労困憊だったと思いますが、本当に素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれました」

記者
「ただ、後半、惜しくもスナイデルのシュートが決まりました」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「素晴らしいシュートでしたね。こればかりはスナイデルを褒めるしかない。何より後半はオランダの攻め方が変わりました。日本がもっとも苦手な放り込みサッカーをオランダが仕掛けてきましたのでかなり冷や冷やしました。その中で必死に守ってきた牙城のわずかな隙間からの失点。しかし、結果あの一本だけです。スナイデル自身も納得いくシュートでは無かったと語っています。引き分けの可能性だってあったわけですからこれは悲観すべきものではない。現にあの一発後はとたんにオランダがその1点を守りに入った。放り込みサッカーから堅守速攻のカウンターサッカーへと移行していく。このおかげで日本は後半、中盤でパスを回し攻撃に転じる日本らしいサッカーの一面を垣間見せることができました。特に流れを変えると思われ、私もかなり危惧していたオランダのエリア投入にも、駒野とポジションチェンジした長友が見事に抑えきった。バランスを考えすぎた選手交代にはかえってシステムが混乱してしまったものの、それ以上に終了間際に彼ら代表の全選手がみせた勝利への執念は鳥肌モノでした」

記者
「確かに後半は選手から『勝つ』という気持ちがヒシヒシ伝わってきましたね」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「非常に感動しました。我々が日本代表に待ち望んでいたのはあの『魂』なのです。それをこのW杯本番で見せてくれたことは、一敗という結果以上の、未来の日本代表にとってもとてつもない収穫だったと思います。私は彼らがああして『魂』を見せつけ、それを見届けられた以上、このようなインタビューで私が何かを語る必要などないと感じました」

記者
「じゃあ今日のインタビューはこのへんで……」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「いや、せっかくなのでお話ししましょう。あの気持ちさえあれば、きっと彼らは次の試合で日本の本来のサッカーを披露してくれるでしょう。岡田監督の築き上げてきた日本のサッカーを取り戻してくれると思いますよ」

記者
「というと、まだカメルーン戦やオランダ戦は日本のサッカーでは無いと?」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「そうです。これはあくまでも日本がワールドカップという舞台で確実に勝利を得るための対策の一つに過ぎません。本当に日本のやりたいサッカー、日本が世界という舞台ででも光るサッカーはこれではない。岡田監督の目指すサッカーはこれでは無いのです。それは多くのサポーターが気付いているはずです」

記者
「日本のサッカーは次のデンマーク戦で発揮できるのでしょうか?」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラ」
ダバテイ
「間違いなくやってくれるはずです。勝っているチームはいじらないことがセオリーと言いますが、オランダに敗れてあとがないのです。引き分けでも上には行けますが、私はそんな気持ちでは絶対に負けると思います。勝つために守備の意識中心から攻撃に移行してほしい。私は次こそは遠藤、長谷部のダブルボランチに俊輔や本田、憲剛を絡ませた、ワントップは岡崎の4-5-1で試合に臨んでみてほしい。いや、俊輔や憲剛といった送り手を出すならむしろ最初から森本ワントップでも良い。DFラインを押し上げ、中盤で遠藤や長谷部が攻撃の芽を摘み、バランスをとり、俊輔や本田らが連動してボールをもらいに行き、左右からもサイドバックが果敢に攻め上がる。少ないタッチで敵のバイタルエリア深くまで多くの人で攻め込む。そしてここから先、なかなかシュートせず横パスばかりで決め手を欠いてしまうことで決定力不足と嘆かれてきた日本でしたが、このオランダ戦で彼らは『闘うための魂』を手に入れた。その気持ちがあればきっとリスクを恐れずゴールを向いてシュートできるはず。岡田監督が作り上げてきたサッカーはそこにあるはずです」


記者
「引き分け以上でも決勝へ上がれます。ですが、勝ちに拘ってほしいデンマーク戦。日本からもエールを送りましょう。ところで他に気になったことはありましたか?」
トルチエ
「ウィシェトトプテュルテュルドゥドゥドゥ……
ティユティケスクセドゥドゥチョコラビービーケスクセ」
ダバテイ
「何と言ってもテレ朝の怒涛の番組編成ですね。しかし、あまりにも気合いが入りすぎてまして、川平サンのジョークとも本気ともとれる言葉にも、誰も突っ込みすら入れられない緊張感が南アフリカではなくあのスタジオから……」

記者
「……。はい、どうもありがとうございました。ところでトルチエさん。フランス大丈夫?」
トルチエ
「大丈夫やっ」
ダバテイ
「ははっ、何のことですか?」


 トルチエ日誌 終

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トルチエ日誌・代表戦レビュー
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