2007年09月10日

レッドソックスファンの我慢。

「レッドソックスにあまりマッチしていないんだよ - 16パーセント。」

ボストン・レッドソックスの松坂大輔投手は、現地8日、ボルチモアでオリオールズ戦に先発。満塁ホームランを含む8失点を許し、3回を投げ終わることなく降板。12敗目を喫した(14勝)。

明けて現地9日。現地メディアはここ5戦で1勝4敗、防御率9.57の右腕の敗戦と、ヤンキースが再びゲーム差を5・5に縮めたことをこぞって報じた。ボストン・グローブは「オリオールズ、楽勝する」という見出しで、ゲームを振り返った。比較的冷静なトーンで、松坂投手、ファレル投手コーチ、フランコーナ監督のコメントを掲載し、ここ最近の松坂投手の成績を分析しながら、どこに不振の原因があるのか探ろうとしていた。

一方、より大衆向けで辛辣な記事で有名なボストン・ヘラルドはよりストレートだった。
「松坂、失意の中、あっという間に敗れる。」見出しはそのように書かれ、「ダイスケはレッドソックスのローテーションの重要な一角を担ってきたが、ここ最近、(ダイスケの出来は)一番の懸念事項になりつつある」と、記事は始まっている。

「松坂はどうしちゃったと思いますか」-そのマイケル・シルバーマン記者が書いた記事の横には、ボストン・グローブの読者アンケートが掲載されていた。
1.今年は松坂の年じゃないだけ 
2.そもそもレッドソックスにあまり合ってない 
3.まだアメリカの野球に適応しようとしている 
4.不運が重なっただけ 
これら4つの答えのなかで、一番多かったのが、73パーセントを占めた3番だった。「まだダイスケはアメリカの野球を勉強しているだけ。今シーズンもなかなかやっているじゃないか。なぁに、慣れたらガンガン勝ってくれるさ」と。

と同時に、松坂投手が「レッドソックスにあまりマッチしていない」と答えたレッドソックス・ファンが16パーセントもいた。「マッチしていない」、つまりボストンが今、ヤンキースに追い抜かれるかもしれない、という現状に対して松坂投手が「マッチしていない」のか、プレーオフ、ワールドシリーズを勝ち抜いていく上で、日本の至宝と謳われた右腕はチーム事情に「マッチしていない」のか。もしくは、そもそも1億ドルの男は、レッドソックスのチーム、ボストンという街に「マッチしていない」のか。そのどれかが当てはまるかはわからない。そのいずれなのかもしれない。どれも当てはまってないかもしれない。ただ、高まる不満を隠しきれないファンが多くなっているのは、事実だ。

レギュラーシーズンが1ヶ月を切り、現実が数字として明確になるこの時期。ボストンファンは松坂投手に対し抱いていた、シーズン当初はどこかモヤモヤっとしていた疑問も、今は具体的な形として感じているのは確かだろう。「新人のバックホルツはノーヒット・ノーランをやったし、ベケットは18勝をあげた。ウェイクフィールドだって41歳で16勝だ。何でダイスケは・・・。」 信じていながらも、一度ネガティブな方向に思考が働くと、否定的な考えに思考回路が支配される。スポーツファンはつい、愛するチーム、選手のことでさえもそんな風に考えてしまう。

「自分自身にとって我慢の時期だと思いますけど、それよりも自分一人がチームに迷惑をかけて、本当に申し訳なく思っています。」 レッドソックスのゲームをほぼ全試合放映する地元ケーブル局、NESNのウェブサイトで松坂のぶら下がり会見を見た。丁寧に質問に応じるものの、口は重く、顔の表情も曇ったまま。一番ふがいなさを感じ、ファンとチームに申し訳なく思っているのは、誰でもない、松坂大輔なのは明らかだった。

次回登板予定は現地14日、フェンウェイスタジアムでのヤンキース戦。周辺の雑音を消し去り、ファンの不安を笑顔に変える、最高の舞台が整った。


※アンケートはボストン・ヘラルド紙のHP上で展開されているため、パーセンテージはリアルタイムで変わります。そのため、実際に表示される数字と、
ここにある数字に違いが出る可能性があります。あらかじめご了承ください。
(ここで書いた数字は、米国東部時間9日、午後11時現在)

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posted by nysports |11:58 | MLB | コメント(4) | トラックバック(0)
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Re:レッドソックスファンの我慢。

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要は、松坂君のストレートが通用しないということでしょう。完全に、変化球投手とみなされていますね。

松坂君でなくても、ベケット、ボクホルツ、シリング、ウェイク、レスターで、5人回せるし、調子が悪いなら、ポータケットに行ってもらってもいいのでは、、、

SOXが勝つのが、最優先です。とはいえ、ボクホルツは、まだ若いし、チーム最大IPの松坂君は、まだ、LEARNING CURVEという好意的な解釈をすれば、とりあえず、10月には、必要な投手と周囲を納得させる投手になって欲しいです。

FENWAYのチケットを法外な値段で買ったので、今週末は、がんばって欲しいものです。

posted by BOSTON | 2007-09-10 13:46

Re:レッドソックスファンの我慢。

コメント投稿者ID :

 やっぱり太りすぎだと思うけどな~(笑)

posted by アセアン | 2007-09-10 17:54

Re:レッドソックスファンの我慢。

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Bostonさま
お返事、有難うございます。シリングの記事にもコメントを残して頂きまして、重ねてお礼申し上げます。

ストレートが通用していない、とのお話はもっともだと思います。どうしても球が低めに集まらないんですよね、高めにばっかり。
うーん、メジャー流調整をかなり受け入れている、という話も聞きますが、本人が納得いくような走り込みが出来たのかなぁ、と疑問です。本人は否定していますが、やっぱり疲れが今ピークでは?と一人気をもんでいます。
おお、思い切ってポーターケット行きですか(笑)。そこで投げている松坂投手も見て見たいですが、おっしゃるとおり、ソックスの命題は「勝利」ですもんね。10月にローテの一角を担って、チームをどんどん引っ張っていって欲しいです。
フェンウェイ、楽しんできて下さいね。ビール片手に「Sweet Calorine」を大声で歌いたいなぁ。

posted by ブログ筆者 | 2007-09-11 02:55

Re:レッドソックスファンの我慢。

コメント投稿者ID :

アセアンさま これまたど真ん中直球なコメント、有難うございます(笑)。僕は決して太りすぎだなんて思わないですよ。聞いた話ですが、松坂投手はペドロ・マルティネス投手みたいに、筋肉が柔らかいらしいです。その見た目柔らかな感じが、そう見えてしまうんですかね。逆はヤンキースのクレメンス投手。どれだけ筋肉つけてんだ、って感じですよね。

posted by ブログ筆者 | 2007-09-11 03:07

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