2006年11月09日
「マイケル・ジョーダンの姿をした神だ」
チームが接戦をモノにしたにもかかわらず ボストン・セルティックスのラリー・バードは 相手チームのまだ2年目のプレイヤーを手放しで絶賛 このバードの一言がきっかけで 後にマイケル・ジョーダンは「神」として 世界中の人々から崇拝されることとなった 85/86 Eastern Conference Playoff 1stRound Game2 ボストン・セルティックスvsシカゴ・ブルズ@ボストンガーデン マイケル・ジョーダン伝説の序章ともなったこの試合 以前から見たくて見たくてしょうがなかったのだが ようやく試合の映像を見ることができた J sportsさんありがとう この85/86シーズンのブルズは ジョーダンが骨折によりシーズンの大半を欠場したこともあり 苦しみながらもギリギリ8位でプレーオフに進出 ジョーダンがブルズでのキャリアで唯一 1ケタ得点に終わった試合もあった 一方のセルティックスはまさに黄金時代の真っ只中 ロサンゼルス・レイカーズとタイトルを分け合っていたまさに王者 Game1はセルティックスが快勝した(ジョーダンは49pts) Game2も立ち上がりから ジョーダンvsセルティックスの様相を呈していた セルティックスはケビン・マクヘイルを中心とした 強力なフロントコート陣を前面に押し出し 攻守ともにインサイドを支配する 一方ブルズはやはりジョーダン中心の攻撃になる 得点だけでなくボール運びの役目を担うシーンも少なくなかった 第1Qの序盤にいきなりブロックショットを2つくらうジョーダン それでも怯むことなく果敢にドライブインを繰り返していた だが得点以外の面で他のブルズの選手たちの奮闘もあり 前半をリードして終えることに成功したブルズ リバウンドの本数がセルティックスの約半分だったにもかかわらずだ ジョーダンは前半は23pts ここまではまだ特筆すべきゲームではなかった 後半に入りセルティックスはバードがいよいよ乗ってきた 加えてインサイドの攻撃陣は相変わらずの高確率をキープ バードのロングレンジの3Pでついに逆転に成功 このまま王者のペースになると思われたが ブルズにはジョーダンがいる 1on1ではもう誰も止められない 順調に得点を積み重ね試合はシーソーゲームへ そのままゲームは終盤へ 第4Qも残り6秒 2点ビハインドのブルズ もちろんジョーダンに全てを託すブルズ 終了ブザーギリギリで放たれたジョーダンのショットは リングに嫌われ万事休すと思いきやファールの笛 マクヘイルのファールによりジョーダンにフリースロー もちろん2投とも沈めてゲームはオーバータイムへ ジョーダンはここまで52ptsをマークしていた オーバータイムも ブルズはジョーダン一辺倒のオフェンス 同点で迎えた残り5秒 ゲームを決めるべくジョーダンが狙うも外してしまう だが残り2秒でのバードのショットも決まらずダブル・オーバータイムへ ここにきてチーム力の差が出てしまう セルティックスは多彩なオフェンスから いろんな選手がスコアを重ねる だがブルズはやはりジョーダンオンリー 連続ゴールで4点差を追いつくも その後再びの同点ショットを失敗して今度こそ万事休す やはりジョーダンといえど たったひとりで王者を倒すには至らなかった 続くGame3にも敗れて結果的にスイープで敗退となった 素晴らしいプレーを見せたジョーダンだが 第4Q・OT・2OTと 勝負を決めるショットはことごとくミスしてしまった ジョーダンのキャリアの代名詞の一つである 「無類の勝負強さ」を身につけるのはもう少し後の話ではあった だが百戦錬磨の王者に対しても 何も恐れることなく立ち向かっていく姿には脱帽 そして63ptsという驚異的なスコアも残した わたくしの記憶が確かならば これは未だにプレーオフ記録のはずだ そしてもうひとつ特筆すべきは 「エアー」と称されたその跳躍力 身体能力に優れた選手が数多くいる今日のNBA ジャンプの最高到達点だけなら 全盛期のジョーダンを上回る選手は何人かいるとは思うが やはりあの滞空時間の長さはジョーダンが群を抜いている ホントに空中で止まっているように見える いや 止まっているのだ 試合後のバードのコメントは 決してリップサービスなどではなかったはずだ その後の数々のジョーダン伝説を見れば ジョーダンが「神」であることは明白だからだ
posted by わたくし |18:04 |
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