2007年02月21日
[阿波野秀幸のキャンプレポート2007]“ハマのおじさん”工藤公康がもたらすもの
「プロ野球界のお正月」とも言われる2月1日、12球団が一斉キャンプイン。2007年シーズンに向けて、いよいよ動き始めました。各球団で実戦練習が行われるなど、早くも終盤に差し掛かった春季キャンプ。ペナントレースの行方を左右するキャンプの様子を、解説者・阿波野秀幸さんが独自の視点で徹底チェックします! 第3回目は、昨年まで一軍投手コーチを務めていた古巣・横浜の工藤公康投手。大矢新監督を迎え9年ぶりの優勝を目指すチームに、プロ26年目の大ベテランがもたらす影響とは!? ・・・ 43歳の工藤公康投手、とにかく元気でした。 ことしの沖縄は天気が良く、新天地で気持ちも張り切っているのでしょう。 自主トレ期間中に巨人から突然の移籍。 工藤投手、そして家族にも戸惑いがあったと思うのですが、 キャンプ取材で会ったときにはすでに100パーセント気持ちを切り替えていました。 ブルペンではいつも通りバランス、リリースポイント、右足の踏み込みをチェックしながら、 テンポよく投げていました。 僕にとっては、2001年に巨人のコーチに就任してから見慣れていた光景でした。 ピッチングの途中で、帽子を投げ捨てる……これが工藤投手の“スイッチ”です。 力強いボールが捕手のミットに収まっていました。 では、その工藤投手が横浜投手陣に与える影響とは何でしょう? 優勝を何度も経験している工藤投手は、まさに『生きた教科書』と言えます。 渡り歩いた球団で数々の挫折を経験しながらも、 激しい競争を戦い抜いてきた投手なのです。 横浜の投手陣は、グラウンドでもみんな素直で仲が良い。 悪いことではないのですが、チーム内の競争は激しいとは言えません。 昨年の三浦と門倉はブルペンで意地の張り合いを見せてくれましたが、 他の投手はマイペース型が多いです。 毎年オフにアリゾナまで行って、まだまだ進化を遂げる工藤投手を見て、 横浜の投手たちが個々に揺るぎない自分を作り出していけば、 強い投手陣になっていくでしょう。 かつての西武やダイエーのように! もうしばらく時間が必要のようです。 ■阿波野秀幸/Hideyuki Awano 1964年7月28日生まれ。神奈川県出身。桜丘高-亜大-近鉄-巨人-横浜。178センチ、75キロ。左投げ左打ち。 87年に、巨人、大洋と競合の末、近鉄にドラフト1位で入団。先発として1年目から活躍し、15勝を挙げて新人王に輝いた。89年には最多勝と奪三振王を獲得してリーグ優勝に貢献。95年、巨人にトレード。98年には横浜に移籍し、2000年に引退。01年から巨人の投手コーチ、06年から横浜の投手コーチを務めた。 関連リンク 球団別情報・横浜ベイスターズ(スポーツナビ) 12球団・キャンプ情報(スポーツナビ) [横浜]春季キャンプ編(スポーツナビ・プラス)
posted by スポーツナビ編集部 |19:05 |
阿波野秀幸のキャンプレポート2007 |
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この記事に対するコメント一覧
Re:[阿波野秀幸のキャンプレポート2007]“ハマのおじさん”工藤公康がもたらすもの
工藤投手と同世代(少し下ですが)としては少しでも長く頑張って欲しいです。それに昨年までコーチをしていらっしゃった阿波野さんの解説はとても楽しみです。ただ一つだけ指摘させていただくと
>強い投手陣になっていくでしょう。かつての西武やダイエーのように
と仰っていますが工藤投手がいたダイエー時代は決して投手陣がよかったわけではありません。当時は打って勝っていたのです。工藤投手がジャイアンツに移籍した頃から投手陣が整備されたのです。ただし、井口や城島が抜けたりして打てなくなりましたが・・・。もちろん工藤投手の影響力を否定しているわけではありませんので勘違いなさらないようにお願いします。
posted by 花火 | 2007-02-22 13:22
Re:[阿波野秀幸のキャンプレポート2007]“ハマのおじさん”工藤公康がもたらすもの
当時のダイエーなんて、育てようにもその該当者自体がいなかったんだもの、そりゃどうしようもない。今の横浜に似ているかもしれん。工藤の起用法は、散々巨人戦にぶつけて勝てばいいんです、他のチームには負けても。それより、工藤の指導法やトレーニングのノウハウを、誰かが受け継いだらいいんです。ダイエーのときだって、工藤が出て行ったあと、城島が受け継いで、和田や杉内や新垣たちに受け継がれていったんですから。
posted by oak | 2007-02-23 13:28



