2007年02月19日

[阿波野秀幸のキャンプレポート2007]“北の怪物”田中将大

「プロ野球界のお正月」とも言われる2月1日、12球団が一斉キャンプイン。
2007年シーズンに向けて、いよいよ動き始めました。
各球団で実戦練習が行われるなど、早くも終盤に差し掛かった春季キャンプ。
ペナントレースの行方を左右するキャンプの様子を、
解説者・阿波野秀幸さんが独自の視点で徹底チェックします!
第1回目は、東北楽天の大型ルーキー・田中将大投手です。

・・・

“北の怪物”東北楽天・田中将大のキャンプをじっくり見てきました。
ことし、初めて経験するキャンプ視察で一番の楽しみは、
田中投手を生で見てすごさを感じることでした。
会う解説者がみんな口をそろえて
「マー君はスゴイ!」と言っていました。
ウォーミングアップが終わり、田中投手がブルペンに入ると、
チームスタッフ、報道陣、楽天ファン、そして久米島の人たちの視線が一斉に集まりました。
その張り詰めた雰囲気を楽しむかのように、リラックスした表情での投球がスタート。
捕手の真後ろで投球を見たぼくは、打者方向に対して向かってくる迫力に驚きました。
これだけ注目されて投球するとなると、
コントロールやフォームを気にして小さく見えてしまうものですが、
ホント大きく見えました。

紅白戦でもマー君のすごさは発揮されました。
甘く入った高めのストレートで2本のホームランは勉強になったでしょう。
でも、その後です!
結果を気にして四球で崩れていく状況でも、
打者を攻め続けて完ぺきに抑え込んだのです。
一つ一つのボールもすごいですが、
すぐに心のコントロールをして投球できる姿にまたまた驚きました。

普段はニコニコしていても、マウンドに上がると頼もしく感じる……。
こんなギャップも魅力のひとつですね。
でもその笑顔も、連日の取材で疲れているように見えて心配でした。
こういうことも乗り越えて、
大投手になれ!マー君!!


■阿波野秀幸/Hideyuki Awano
1964年7月28日生まれ。神奈川県出身。桜丘高-亜大-近鉄-巨人-横浜。178センチ、75キロ。左投げ左打ち。
87年に、巨人、大洋と競合の末、近鉄にドラフト1位で入団。先発として1年目から活躍し、15勝を挙げて新人王に輝いた。89年には最多勝と奪三振王を獲得してリーグ優勝に貢献。95年、巨人にトレード。98年には横浜に移籍し、2000年に引退。01年から巨人の投手コーチ、06年から横浜の投手コーチを務めた。

関連リンク
球団別情報・東北楽天ゴールデンイーグルス(スポーツナビ)
12球団・キャンプ情報(スポーツナビ)
[東北楽天]春季キャンプ編(スポーツナビ・プラス)

posted by スポーツナビ編集部 |20:46 | 阿波野秀幸のキャンプレポート2007 | コメント(2) | トラックバック(3)
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この記事に対するコメント一覧
Re:[阿波野秀幸のキャンプレポート2007]東北楽天・田中将大投手

阿波野さんのファンだっったんで、評論が聞けて嬉しい・・・
 ところで、若いピッチャーって、どうしても全力で投げて、力でねじ伏せたがるんですかね?球威よりも、アウトを重ねようと思ったら、制球力のほうが重要では?例えば、相手の力が5とか6だったら、7の力で打ち取れるのに、そいつに10の力を出そうとして、甘く入って失敗するケースが多いように思うんだけど。相手の力をみてペース配分とかって、田中君は出来そうですかね?だって、松坂なんてのは、一年目からある意味手抜きの投球が出来ていたんだし。

posted by oak | 2007-02-19 23:14

Re:[阿波野秀幸のキャンプレポート2007]東北楽天・田中将大投手

学生時代の話ですが、阿波野さんがいた頃の近鉄と西武の優勝争いは凄かったですね。
阪神ファンですが、当時の近鉄が一番感動しました。選手のみなさんには感謝しています。

普段記事に載らない様な選手も、機会があれば紹介して下さい。楽しみにしています。

posted by 10.19 | 2007-02-20 03:01

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