2008年03月20日

ガンバ、常勝軍団という名の功罪 [AFCチャンピオンズリーグ 全南 vs G大阪]

AFCチャンピオンズリーグ 全南 3 - 4 G大阪

 実は、この試合を見ていたときは別の論調の文章を書こうと思っていました。
「浦和が昨シーズンにACLで優勝し、川崎も同様に1次リーグの突破を果たした。だけれどもちょっと考えてみてほしい。ACLが出来てから日が浅いこともあるが、日本勢が活躍したのは去年のこの2例のみ。もちろん関係者・選手・サポの並々ならぬ情熱には敬意を表したいし、十分に賞賛されるもの。しかし、だからといって無条件に『じゃあ今年も大丈夫』という論理にはならない。1次リーグの突破が難しいことには変わりないのだ」といったようなもの。
 で、「J開幕からいま一つ上手いこといかないガンバ大阪と順調な鹿島アントラーズ」という構図を、上記の話題を絡めて書こうと考えていたんです。

 いい意味で裏切られました。
 そんな文章を書こうとした自分を恥じます。ごめんなさい、そして本当に良かった。よくぞまぁガンバは勝ったなと素直に拍手を送りたい試合でした。
 相手本拠地に乗り込んで戦った、ガンバとガンバサポの皆さんの意志の強さ、そんなものを見られました。

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posted by nori |15:56 | サッカー | コメント(8) | トラックバック(1)
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2008年03月18日

人の輝きは、時として見えにくいものだ。~伊藤翔選手を扱った記事を読んで~


 まず、このブログは長い間更新停止状態だったのですが、管理人=私の気まぐれで、この度復活することとなりました。
 停止中にコメントを頂いた方や見ていてくださった方、失礼しました&ありがとうございました。

 今後は、ゆっくりながら堅実な感じで更新していきたいと思います。
 よろしくお願いします。



 夜になると、星が見えます。
 空気があまり綺麗でない東京に住む私は、あんまり星は見えないのですけれども、光っている星、そうでない星があります。
 そして、同じくらいの明るさを放つ星もありますが、それらは等距離で同じ大きさのために同じ明るさなのではなく、「地球からの見かけ上の明るさ」なわけです。
 大きい星や、それほど大きくなくても地球に近い星は明るい。けれども、大きくても遠すぎれば暗い。

 で、私は思ったのが、このことは私たちの耳へ入ってくる、サッカーにおける情報量のそれと一緒だな、と。
 Jリーグは、私たちと近い位置にあるからこそ、たくさんの情報が入るし、遠いはずのプレミアリーグなどの話題も少なくないということは、それだけ発信源では大きな情報量があるわけです。

 何のことかと言えば、伊藤翔選手の話題。
 Jリーグを経験せずに、高校を卒業してすぐに欧州のプロリーグへと渡った伊藤選手。
 当時、アーセナルが興味を持っているなどの情報が断片的に伝えられ、私も今になって「あのチームに入っていて、もし出場機会があれば……」なーんて、色々と妄想が浮かぶところですけど、それは置いといて、彼の活躍や、彼が今どうしているか、ということは日本にいてはなかなか伝わってきていません。
 実際、私もポーンと彼のことは失念していたのですが、伊藤選手のインタビューを扱った記事を見つけました。

スポニチ ワールドサッカープラス
「“マイペース”という名のアスリート、伊藤翔の7つの法則」

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posted by nori |00:17 | サッカー | コメント(4) | トラックバック(0)
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2007年09月28日

Jリーグはぜひとも建設的な議論をしてほしい~川淵氏・犬飼氏の発言に思う~

 先日のエントリで、川崎のメンバー変更、そしてベストメンバー規定に関して少し触れましたが、安易な発言でした。
 なぜなら、川崎はベストメンバー規定に抵触していないのですから。しかもそのことについて「Jの事務局に確認した」と川崎側は主張しています。
 つまり「Jのお墨付きをもらったはずなのに、文句を言われる筋合いはない」はずなのです。
 いろいろと私としては思うところもあるのですが、基本的に以下の二つの記事が私の言いたいことの大部分をカバーしてくれているので、ここで引用させていただきます。

 改めて思うが、「ベストメンバー」を決めるのは、協会やリーグではない
 いつもお世話になっているブンさんのブログです。
 「前回も書いたのですが、「ベストメンバー」を決めるのは、少なくともそのチームの監督のはずです。そして、それをサポーターやマスコミが評価するのです。間違っても協会や、リーグが決めることではありません。」

 それから、今回の川崎の挑戦をいちばん間近で見て、おそらくいちばん公平な意見を述べているのはこのスポナビでコラムを書いている江藤高志さんの記事です。
 すでにご覧になった方もいらっしゃるでしょうが、まだ見ていない方でこの問題に興味がある方ならば必見です。
 
 川崎敗退、1点が遠かった210分 ACL準々決勝セパハン戦 
 「チームとしては「柏戦の日程をずらせないか?」とリクエストを出していたというが、結局それは受け入れられなかった(ちなみにイランリーグはセパハンの試合日程をACLのスケジュールに合わせて大幅に変更)。放送や totoを含め、あらゆるものがきっちりと組まれているJにおいては、日程を動かせないのは仕方ない部分もある。だからこそ、川崎はいわゆる最強チーム規定(Jリーグ規約・第42条[最強のチームによる試合参加])に則った選手起用をしたのである」
 
 江藤さんも指摘しているところでありますが、リーグ戦で0-4という結果で敗れたことは確かに批判されてしかるべき点です。リーグ戦での惨敗という「犠牲」を払ってまで挑んだACLの戦いで敗れたことは、チームのマネジメントの観点からいって、失敗だったといわざるをえません。
 ただ、その失敗を責められる権利があるのはサポーターなわけで、例えば極端な話、このことで「もう川崎の試合は見に行かない」となったとしても仕方ない。だけど、それを協会やリーグ側が言うのはやっぱりおかしい。
 私が見た限りではサポーターからは非難の声は聞こえてこないですし、サポでない私としても選手と監督には「ベストを尽くした。よくやった」と言いたい。

 もちろん、攻め続けたにも関わらずの敗退ということで、不満は残るでしょう。私としても見ていて「決めてくれ!」と何度思ったことか。
 敵将も、「川崎のほうが良かったが、それがサッカーというもの」とコメントしています。試合終了後のルカ・ボナチッチ監督(セパハン)記者会見コメント
 ただ、はじめて進んだ決勝トーナメントということで、様々な情報がなかった状態で挑んだわけですし、川崎はスタッフが事前に現地に飛んでの視察という面でも、かなりの準備をしてきたわけです。その点をまずは評価すべきです。その上で、そのようなベストを尽くしたけれども、足りなかったのはどうしてか、という点を精査していくべきなのでしょう。

 リーグ戦では柏に、ACLではセパハンに、川崎が負けてしまったことは事実ですから、その負けを乗り越えていくという方向に議論をもっていくべきなのですが、「チャーター機を用意したのに主力を休ませるのはどうか」というような話に終始してしまっては、「建設的な議論」には発展しません。
 今回のJのサポート面での、細かい経験を次につなげていくことこそが必要なことなのでしょうから。
 UEFAチャンピオンズ・リーグと比較する向きもあるでしょうが、欧州よりもアジアCLのほうが移動距離は長くなるのは当然のことです。日本代表としては様々なアジア遠征の経験はありますが、クラブレベルでの経験という面では、ゼロだったわけです。ましてやJ2から上がってきて間もない川崎ですから。だからこそ、協会やJリーグは川崎に支援をしたはずです。
 本来、協会やJリーグが考えるべきことは、川崎がどうのこうのよりも、まずはリーグがどうしたら充実していくか、ということでしょうし、Jリーグが今後もACLで活躍するにはどうしたらいいのかを考えていくことが必要だと思うんです。
 今回の川崎が負けたことに苦言を呈するよりも、むしろ、Jとしてのサポートは十分だったかどうか、という方向に議論を進めていくべきでしょう。

 「関塚監督は「実際に中東を往復してACLを戦ったのは(Jリーグとしても)これが初めて」であり、だからこそ選手の表情や体調を見極めて、ベストの選択をしたと述べていた。そして中東を舞台にしたACLでの戦いの経験を、Jリーグ全体で共有しよう、ということを口にしていた」
 川崎敗退、1点が遠かった210分 ACL準々決勝セパハン戦 

 さて、いろいろな批判的な声に負けず、川崎の選手たちはぜひともナビスコカップでは「結果」を出してほしいところです。
 MF森「オレらの力がなかっただけ。ナビスコとか優勝すれば見方も変わると思うし、ちょっと見返したい」川崎はJとACL両立のメンバー編成強調「ベストな判断だった」

posted by nori |17:26 | サッカー | コメント(11) | トラックバック(5)
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2007年09月26日

ラグビー日本代表 ~放送局は戦っていなかったのか~

 私はラグビーは門外漢なのですが、今回は非常に気になったので投稿します。
 このワールドカップにてラグビー観戦デビューした私なのですが、オーストラリア戦では世界の力に驚き(純粋にその技術とパワーを楽しみました)、その後の2戦は世界との差に打ちひしがれました。

 日本対カナダのラグビーワールドカップでの試合は、フランスにて最後の瞬間を迎えようとしていました。
 日本は相手の陣内にて、トライできるかどうかという攻防。
 スコアは 日本 5-12 カナダ。
 トライ5点、トライ後のコンバージョンが2点のラグビーならば、逆転はないけれども同点に追いつくチャンスは十分にある。
 時間は80分をとうに越えて、ノーサイド直前の最後のワンプレー。画面上部の時計は81分を示していました。

 しかし、突然画面は切り替わります。大西選手を映しています。
 あれ? これは何? 
 と思っているうちに大西選手がキックの助走に入ります。実況は「さあ追いつくか日本!」
 あれ? さっきまでスコアは5対12だったんじゃ…。こ、コンバージョン?
 ふと画面上のスコアを見ると日本10点でカナダ12点。もしや……と思ったら右上にLIVEの文字が。

 つまり、それまでは(なんらかの局の都合で)録画での放送で、家庭用HDDレコーダなどにも搭載されている「追っかけ再生」のような放送の仕方をしていたのだと思います。
 それで放送時間の終了が迫ってきたところで、このままでは全部放送できない。けれども試合は続いていて、LIVEでは既に日本はトライを決めていて、追いつくかどうかのコンバージョンとなっている。
 ここで恐らく、全部見せられないのならば、せめてコンバージョンだけでも見せようという判断が下ったのでしょう。
 そこで、81分まで進んでいた録画放送の、最後のトライをすっ飛ばしてLIVEのコンバージョンの場面。これは大西選手が見事に決めます。
 最後の最後で引き分けに持ち込んだ日本。1点でも負ければ負け。引き分けと惜敗は大きな差があるわけでしょう。素直に「おめでとう!」と選手たちには言いたいです。

 結局、CMを挟んで編集された30秒ほど(もっと短い?)のトライのシーンが入りました。
 ふと思うのです。ここで、試合時間が足りなくなって、83分くらいまでしか放映できず、引き分けの瞬間すら映せないのが良いのか。それとも、恐らくは批判を覚悟しての今回の措置が良かったのか。
 あえて言うならば、私は後者だと思うんです。そして、今回の措置をとった現場の方の判断はその場としては正解だったのではないか、とも思います。
 単なるファンとしては局の都合などわかりませんけれども、局の都合は局の都合でしかない、つまり、例えばいくら「お前らにはわからない都合があるんだよ」と言ったとしても、言い訳に過ぎないわけですよね。真にカスタマーのことを考える局ならば、今回の「トライの瞬間を放送できない」という放送の仕方は絶対にいただけない。
 試合はナマモノですから何が起こるかわからないはずで、そのことを事前に認識できていなかった番組編成自体のミスです。
 どうすればいいのかという答えは、最初から放送時間をもっと確保しておくか、場合によっては繰り下げの措置もあってしかるべきでした。
 ジャイアンツの試合で放送時間を繰り下げた結果、結局試合の全部は放送しきれない、というのは日本テレビのお家芸ですが、それはファンに失礼だし、普通の番組を見たいのに、時間が全部変わってしまうことで被害をこうむった巨人ファン以外の人も敵に回していたわけですからね。
 そのことの、おそらくは多数寄せられていたであろう視聴者の声に耳を傾け切れなかった結果が、今回のような恥ずかしい事態を招いたといわれても仕方がないでしょう。

 で、ここで自分の畑に話を持っていけば……サッカーのクラブW杯はあなたがたはホスト・ブロードキャスターですからね。よろしくお願いします。

W杯ラグビーで日テレに抗議1000件=日本のトライ放送せず

posted by nori44 |22:38 | コメント(3) | トラックバック(2)
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2007年09月26日

韓国のアウェーの地にて戦う浦和、その後半。

 10人の相手にふがいないともいえるパフォーマンスを披露した前半の浦和。後半はどのように修正してくるのか。
 ものすごい運動量で前線からボールを追う全北の18番。圧倒されてはいけません。ボールも人も動かしていかないと。
 50分に全北の選手が2人目の交代。
 中盤でのパスがまったく前に繋がらない浦和。これは前半の最後と一緒。それがピンチを招き、相手の連続攻撃という様相を呈しています。これでは守備陣の休む暇もないわけです。そうすると疲れがたまって、余計に人も動かないからパスも繋がらない。
 54分、浦和は全北のゴールからほど近い位置でFKを得る。ポンテのFKは相手DFに阻まれる。相手のカウンター、2対2のシーンを作られるが、GK都築の勇気ある飛び出しにより阻む。
 58分、達也に代えてワシントン。前線でワシントンにポストプレイを含めてキープしてもらいたい。
 トゥーリオの出血があり、しばしの中断を挟んで浦和ボールで再開。その後、CKのチャンスを得る。
 ポンテの蹴ったボールは、全北選手にあたり、ゴールへ吸い込まれていった。OGにて2得点目が決まった。
 この時点で、二試合合計で浦和が4-1となり、全北はアウェーゴールがあるので4点とらなければいけない。ただ、ピッチに立つ浦和の選手たちは、そんなことは考えないでただ勝つことだけを考えてほしいところです。
 70分過ぎから、スコアが二点差となったこともあってか、徐々に全北の選手たちの疲労感が見え隠れし始めます。人が動かなくなると、やはり10人の全北は厳しい。
 
 好調の浦和から少し目を離して、フロンターレの速報をネットにて見ると、0-0となっている。
 もちろんホームで失点する危険性はあるけれど、何とか1点決めてほしい。一試合目がスコアレスドローだったわけで、1点が勝敗の分かれ目になるでしょう。(こっちの試合は、私のテレビ環境では録画放送のみ)

 浦和では、その後は落ち着いた試合展開をキープし、危なげなく勝利。試合終了直後、相手のキャプテンが審判への異議によってカード。ちょっと残念な結果です。彼らは負けたのだから、その負けを誰かのせいにしてはいけない。

 審判の問題は、ある意味では運のようなものだと思います。実力の足りない審判が試合を裁くこともありますし、その瞬間に自チームを見てくれてなければ、公平でない判定もありうるでしょう。人と人がぶつかり合う競技だからこそ、その分審判の担う割合も高くなります。
 この試合の判定は、試合会場から遠く離れた日本でテレビ越しに見ていた自分ですので、良いとか悪いとかいえる立場にはないので特に文句はつけません。特別ひどい判定だったとは思わないんですけれども。
 ただ、日ごろからプロの試合を経験し、審判のレベルを間近で見ている選手たちにしか見えない視点もあるでしょうから、全北のキャプテンの異議ももしかしたら「間違っていない」のかもしれません。(その後の中指は確実に間違っているでしょうが)
 審判のレベルが低いと嘆くことは楽です。けれども、それは自分とは関係ないもの。だからこそ、運みたいなものだと言えると思うんです。
 「運も実力のうち」とはよく言うことですが、結局は運を掴める位置にいる者、運を掴める準備をしている者だけに幸運は転がり込んでくるものでしょうし。
 浦和は、ホームで勝っていたこともあり、強かったということです。その事実から目をそむけ、自分も相手も関係ないはずの審判にぶつけることは、やっぱり良くない。

 審判問題は、UEFAチャンピオンズリーグでさえ(CLだからこそ、とも言えますが)頻発しています。ただ、アジアの場合はジャッジに関しては「アジアのスタンダート」ともいえるモデルがなかった。だからこそ、ACLにはアジアの審判という面での期待も込めたい。
 このアジアチャンピオンズリーグが成功すれば、これがジャッジの指標となるでしょう。第三国の審判が割り当てられるわけですから、そこでその国の審判との交流などもあれば、全体的な審判のレベルの向上も望めるかもしれませんから。

 ……と、気付いたら審判の話になってしまった。
 とにかく今は、浦和の選手たちに「おめでとう」と言いたいです。でもそれと同時に生まれた、新たな挑戦。決勝進出という目標。
 Jのサポなら誰もが思っているはずです。「(浦和サポじゃないけど)浦和なら、やってくれそうだな」と。
 ACLは賞金の面では今年はあまり魅力的な大会ではないのですが(確かナビスコカップの半分弱)、その先のクラブW杯もありますし、何よりアジアでのJクラブの地位向上という意味でも、そして来年以降のACLへの日本国内での注目度の向上という意味でも頂点を極めてほしいと思います。
 もちろん川崎も……。応援しています。

 後記:川崎は延長の末、PKにて惜敗。
 後記その2:一部加筆修正

posted by nori |21:15 | サッカー | コメント(11) | トラックバック(4)
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2007年09月26日

韓国のアウェーの地にて戦う浦和、その前半。

 前回のエントリでACL応援宣言を表明した私。どっちのサポでもないのですが、今回の試合も応戦していきます。

■敵地に響く「We are REDS」

 Jの多くの対戦相手から「あの応援は脅威」と言わしめたレッズサポの声が会場を支配する。そしてそれは同時に、海を渡った浦和の選手を強力に後押しするでしょう。

■なんと開始3分、達也が決めた! 

 ポンテがフリーで打ったシュートをGKがファンブル。そこにつめていた田中達也が落ち着いて隅へ流し込んだ。
 (追記:VTRで見返してみたら、明らかにオフサイドでした。キーパーファンブルしたボールを受けるときでも、オフサイドラインを越えた位置だとオフサイドになるんでしたね)
 大きな大きな1点。UEFAチャンピオンズ・リーグでおなじみの、アウェーゴール方式をACLも採用しています。
 先日の埼玉スタジアムでは圧倒的な地力の差をみせつけて勝ったともいえる勝利でした。しかし、そこで失った1点。スコアは2-1で終えたため、たとえばこの試合が0-1で終わるようなことになれば、浦和が敗戦となりました。でも、勝てばいい。点を決めればいい。それだけのこと……しかし、それがどんなに大変なことか。
 それに畏れることなく、浦和は先制に成功したことは素直に賞賛したいです。

■前半の退場劇

 その後は全北が焦りからか早いタイミングでクロスを入れてきたり、前線へ放り込むシーンも目立ちます。焦りからかもしれませんが、同時に浦和の選手たちにも焦りを生む可能性だってあります。浦和は、どっしりと構えて跳ね返してほしい。
 15分までは危なげなく対処していたように思います。
 20分、ボックスで坪井が相手の選手を倒してしまったのか、と思ったら全北16番の選手にイエロー。シミュレーションとの判定。2枚目のイエローで16番はなんと退場。
 相手は既に交代のカードを1枚つかっています(なぜか理由はわからず。怪我か何かだったんでしょうか)。24分までに、全北は開始直後とは大幅なプランの変更を迫られつつある、ということでしょう。
 だって既に全北はアウェー(埼スタ)で1-2で負けているのだから、最低でもこれから2点を決めて、達也と永井とポンテの攻撃を0点に抑えないといけない。さらに、交代のカードとして浦和にはワシントンも小野もいる。

■気持ちで負けてはいけない

 ただ、それだけ決死の、捨て身の攻撃が全北には可能となるわけで、気持ちの面で負けてはいけない。
 浦和は、その相手の気持ちをあざわらうような「サッカーを知っている」試合運びが出来るかどうか。ボールをとって、速いパス回しをすれば、ポゼッション率は必然高まる。こういったときは普段はなにかと非難と対象になりがちな日本特有のボール回しだって有効になるわけです。
 しかし、落ち着いてボールをまわしてほしいところなのですが、それがうまく繋がらない。
 そんなこともあって、10分以上相手のペースが続きます。
 浦和は人の動きが止まっていることも相手のペースとなっている原因でしょう。人がいることに安心しているからなのか、フリーランニングが少ないように見受けられます。ここはもう一度、心理的な面で選手を鼓舞させていく必要があるでしょう。それはサポータの声援を聞くことや、トゥーリオの前線への飛び出しも効果的でしょう。

 1-0のまま前半終了。なんとか凌いだ前半でした。
(後半へ)

posted by nori44 |18:59 | サッカー | コメント(6) | トラックバック(0)
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2007年09月25日

録画していたJの試合。そしてACLに思いを馳せる。

 ここ数日、私がブログを書かずにいる間にもサッカーの世界はめまぐるしく動いていました。

■ちょっとネタは古くなりますが、先日のJでは浦和が首位をキープ。

 浦和は横浜F・マリノスとの中盤の凌ぎ合いを、一点の重みを噛み締めての勝利。最少得点で試合の勝敗がついたわけですが、両チームの攻防は見ていて楽しかった。ファンの皆様は冷や汗モノだったでしょうけれども。
 中盤の本職がいなかったこの日のマリノス(by モーリーさん)でしたが、それでも攻撃の形を数多く作れたのは、チームとしてのシステムが浸透している証拠なのかもしれません。
 にもかかわらず浦和に勝てないのは、ゴールまであと一歩というところの差が、浦和の個の総和と比較したときに下回ったから、ともいえる試合でした。
 失点のシーンは安易なラインの後退によるものでしょうけど。

 Jは降格争いを含めてフィナーレへ向けて白熱していくところですが、忘れてはいけないコンペティションもある。

■浦和、そしてもちろん川崎もですが、ACLの試合も明日にはあるわけです。

 そちらは普段のJの舞台とはちょっと違う、アジアと日本という位置関係での試合が見られるので、非常に新鮮ですね。
 長い間、Jリーグは2000年のジュビロ磐田を除けば、すぐ外に広がるアジアに目を向けたのは初めてですからね。サッカーって本当は、世界と繋がっているという感覚があるはずなんです。
 地元で蹴ったボールが、最後は世界に繋がっている。もちろん、夢のまた夢のまた夢の……話ですが、それでも天皇杯を制すれば世界一にだってなれる可能性がある。その部分こそがサッカーの魅力だと思うんです。その感覚をようやく日本のサッカーに関わる全ての人が共有できる。そのことを確かなものにするためにも、浦和・川崎の両クラブには結果を出してほしいですね。

 日ごろはJの対戦相手からはいい意味で忌避されるレッズサポーターたちですが、浦和を日本代表みたいな形で見た場合、こんなに頼もしいサポはいない。「日本にもサポーターの文化が生まれつつある」ということを韓国のクラブを含めて、外に向けてアピールできれば、中東の選手たちも日本に興味を持つのではないでしょうか。
 イスラム教への認識の低さなどがあり、決して日本はムスリムたちにとって過ごしやすい国ではないでしょうが、サッカーを通して国際交流のきっかけとなってくれればそれは歓迎したいですし、そして可能性は低いかもしれませんが、彼の国の代表クラスがJに来てくれれば、Jは非常に面白いことになるでしょうね。

 それにしても、一時期騒がれた「ベストメンバー規定」もびっくりな川崎の主力をごっそり休ませたターンオーバー采配……実は関塚監督はびくびくしていたんじゃないでしょうか(笑) 川崎の場合はナビスコも残っていて、リーグ終了後は天皇杯も当然戦うことになるわけですが、この関塚監督の判断には敬意を払いたいです。
 もちろん私も「主力を休ませればいいでしょ」って単純に思いましたが、思うのと実際にやるのは別。関塚監督が行動に移したという点を評価したいです。

■アマちゃんだった私は「浦和はリーグ優勝すればクラブW杯出られるんだし、無理しなくても……」と思っていたのですが。

 週刊サッカーダイジェストの10月2日号『セルジオ越後の天国と地獄』の越後氏の意見を読んで、はっとさせられました。

 日本のチームを参加させるために、無理やり作った開催国枠に頼って出場することは、各大陸の王者が競い合うという本来の趣旨から明らかに外れているのだからね。(中略)
 今後、この大会の意義まで問われかねない。日本のチームがACLで勝つことは、クラブW杯という、興行優先になりがちな大会を救う意味でも重要なことかもしれないね。

 UEFAチャンピオンズリーグで大金を稼ぐUEFAに対抗したいFIFAの意向もあるのだろうから大会が成功するためには日本チームが必要……などと、オトナの事情を深読みしてしまうところですが、それを抜きにしてもACLタイトルを引っ提げて参加してほしい。
 ついでに言うと、放映権を持つ日本の某テレビ局さん……いや、みなまで言うまい。それも含めてきっと、オトナの事情です(笑)

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posted by nori |17:19 | サッカー | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年09月21日

『FIFA U-17 World Cup KOREA 総集編 ~徹底討論・日本蹴球の未来~』を見て。

■蹴球中毒症状促進番組

 先日、畏れ多くもサッカー情報番組の雄、『スーパーサッカー』を当ブログで批評しました。簡潔に言うと…

 忙しいサッカーファンの方にとって、ハーフタイム含めて2時間の試合を追っていくだけの時間はなかなか捻出しづらいことでしょうから、そのなかで週の代表・Jリーグの結果などを網羅できる『スーパーサッカー』の存在は、必須なものだと思います。
 ただ、日ごろから「余暇=サッカー」というサッカー中毒症状にかかっているような方にとっては物足りない番組であることも事実。だからこそ、その要求にこたえる番組が、地上波でももう少しあってもいいのではないかと。
 そのような話をしました。しかし――

 サッカー中毒症状を促進させる番組が、実は昨晩の深夜に放送されていたのです。
 それが、フジテレビにて深夜3:10~4:00に放送されていた『FIFA U-17 World Cup KOREA 総集編 ~徹底討論・日本蹴球の未来~』。
 番組は、フジ系列で放送されたU-17ワールドカップの戦いを日本代表の映像を中心に振り返るものなのですが、それだけでないのがこの番組。それをふまえて、日本サッカーの現実から将来像までを一歩踏み込んで対談形式で追求していくものでした。


■対談には4名の論客が出演しているのですが、バランスのとれた面々。

 JFA技術委員長・小野剛……元広島監督。
 協会は何かと批判されるものですが、彼らが批判意見をしっかりと認識していることがうかがえます。もちろん、批判をうけて解決策を立てる企画力、そしてそれを実行していくだけの力が必要でしょうが。
 一流サッカー選手パパ・高木豊……元プロ野球選手。現フジの解説者。
 え? 畑違い? と思うこと無かれ、実は三人の息子たちはサッカーの道を選び、それぞれユース世代でトップクラスの実力者。野球と比較することは、私としては重要なことだと思いますし、長い歴史から集積された知識や経験が多分にあるわけです。
 その意味でもスポーツ界全体として、マクロ視点にての見識が必要だということを高木パパは教えてくれます。
 サッカージャーナリスト・後藤健生……サッカーの温故知新を体現している氏は、日本のサッカー史を編纂していることからも、Jによって雨後の竹の子のように出てきたジャーナリストたちとはまた別の、ロングスパンでの視点を持っています。
 サッカー解説者・風間八広……日本プロサッカー選手のパイオニアの一人。清水スペシャルトレーニングなどを主催するなど、さまざまな活動を通して日本サッカー界に問題提起を続けています。

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posted by nori |19:21 | サッカー | コメント(7) | トラックバック(0)
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2007年09月20日

「サッカーも人生も、“現実”を受け入れることが大切だ」ジョゼ・モウリーニョ

 サッカー界において本日の最大のニュースがこのモウリーニョ退団であることは間違いないでしょう。

 今回の突然の退団は、モウリーニョ監督とオーナーのロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏との関係悪化が臨界点に達したことが原因と見られており、チェルシーとモウリーニョ監督との関係は4年目にして突如として終焉を迎えた。

 モウリーニョ監督はスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge stadium)で19日未明に開かれた会議でクラブ側と退団で合意に達しており、その会議に向かう途中でフランク・ランパード(Frank Lampard)をはじめ主力選手に退団する意向を伝えていたと報じられている。 (c)AFP

 正直、「なんで?」という気持ちと「やっぱりか」という気持ちが半々です。
 このブログでも度々取り上げさせてもらっている、Numberの最新号に載っていたチェルシーの記事をあらためて読み返してみました。
 退団、という二文字を織り込んだ上で記事を読み返してみると、最初に記事を読んだときとは別の感覚を抱きます。

 自身のキャリアでは初めて、同一クラブで4シーズン目を迎えたモウリーニョは、悟りの境地に達したかのごとく「継続性」や「安定感」といった言葉を口にする。そして「サッカーも人生も、“現実”を受け入れることが大切だ」とまで語った。 Number 687 チェルシー「今年の我々は一味違う」 P57

 現実を受け入れた末の決断なのか、それとも現実を受け入れられなかったからこその退団なのか。単なるアブラモビッチの恣意なのか。
 退団となるまでの今期の成績は可もなく不可もなくといったところ。
 例えば、これが開幕直前だとしたらチェルシーの選手にとっても衝撃が大きかったとは思いますが、今の時点ならば既にプレミアリーグもCLも始まってしまっているため、選手たちは「目の前の試合を戦うしかない」という気持ちにはなりやすいと思うんです。その意味ではあながち間違ったタイミングでもないと思います。
 それにしても、オーナーの意向が大きいとされるチェルシー。「フットボールのクラブは誰のものなのか?」という問いについて、あらためて考えさせられる一件でした。
 ブルーズファンの皆さんは、このアブラモビッチの決断(?)をどう受け止めるのでしょうか。

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2007年09月19日

1つのボールと2つのゴール、そして22人の選手。

【映画『The Other Final』レビュー】

 「モントセラト? それはどこにあるの?」「ブータン? そんな国もあったね」
 モントセラトとブータン。きっと、その2つの名前を耳にしたら、誰もがそんな反応を示すことだろう。
 その二つは国の名前。それも、ひどく小さい国。決して世界情勢の中でそれらの国が話題に上ることはない(注:モントセラトはイギリス領)。
 だけれども、その日ばかりは違った。その日は、この二カ国が主役だった。


 太平洋のカリブ海に浮かぶ島、モントセラトと、ヒマラヤ山中に座す国、ブータン。本来ならば決して交わることのないこの2つの国が、あるオランダ人によって引き合わされることになった。
 オランダは2002年のFIFA World Cup KOREA JAPANの予選で敗退した。そのことで彼は「負けるということに興味がわいた」。2002年当時、この2つの国と地域はFIFAランキングにおいて最下位と最下位の一つ上の順位だった。そのときにこのオランダ人は“それ”を思いついたという。
 横浜国立競技場にて6月30日におこなわれた、W杯決勝戦のブラジル対ドイツと同じ日に、“それ”は開かれることとなった。最弱国同士が戦う“もう一つの決勝戦”「The Other Final」が。

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posted by nori |10:26 | サッカー | コメント(2) | トラックバック(0)
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