2007年09月28日
先日のエントリで、川崎のメンバー変更、そしてベストメンバー規定に関して少し触れましたが、安易な発言でした。
なぜなら、川崎はベストメンバー規定に抵触していないのですから。しかもそのことについて「Jの事務局に確認した」と川崎側は主張しています。
つまり「Jのお墨付きをもらったはずなのに、文句を言われる筋合いはない」はずなのです。
いろいろと私としては思うところもあるのですが、基本的に以下の二つの記事が私の言いたいことの大部分をカバーしてくれているので、ここで引用させていただきます。
改めて思うが、「ベストメンバー」を決めるのは、協会やリーグではない
いつもお世話になっているブンさんのブログです。
「前回も書いたのですが、「ベストメンバー」を決めるのは、少なくともそのチームの監督のはずです。そして、それをサポーターやマスコミが評価するのです。間違っても協会や、リーグが決めることではありません。」
それから、今回の川崎の挑戦をいちばん間近で見て、おそらくいちばん公平な意見を述べているのはこのスポナビでコラムを書いている江藤高志さんの記事です。
すでにご覧になった方もいらっしゃるでしょうが、まだ見ていない方でこの問題に興味がある方ならば必見です。
川崎敗退、1点が遠かった210分 ACL準々決勝セパハン戦
「チームとしては「柏戦の日程をずらせないか?」とリクエストを出していたというが、結局それは受け入れられなかった(ちなみにイランリーグはセパハンの試合日程をACLのスケジュールに合わせて大幅に変更)。放送や totoを含め、あらゆるものがきっちりと組まれているJにおいては、日程を動かせないのは仕方ない部分もある。だからこそ、川崎はいわゆる最強チーム規定(Jリーグ規約・第42条[最強のチームによる試合参加])に則った選手起用をしたのである」
江藤さんも指摘しているところでありますが、リーグ戦で0-4という結果で敗れたことは確かに批判されてしかるべき点です。リーグ戦での惨敗という「犠牲」を払ってまで挑んだACLの戦いで敗れたことは、チームのマネジメントの観点からいって、失敗だったといわざるをえません。
ただ、その失敗を責められる権利があるのはサポーターなわけで、例えば極端な話、このことで「もう川崎の試合は見に行かない」となったとしても仕方ない。だけど、それを協会やリーグ側が言うのはやっぱりおかしい。
私が見た限りではサポーターからは非難の声は聞こえてこないですし、サポでない私としても選手と監督には「ベストを尽くした。よくやった」と言いたい。
もちろん、攻め続けたにも関わらずの敗退ということで、不満は残るでしょう。私としても見ていて「決めてくれ!」と何度思ったことか。
敵将も、「川崎のほうが良かったが、それがサッカーというもの」とコメントしています。試合終了後のルカ・ボナチッチ監督(セパハン)記者会見コメント
ただ、はじめて進んだ決勝トーナメントということで、様々な情報がなかった状態で挑んだわけですし、川崎はスタッフが事前に現地に飛んでの視察という面でも、かなりの準備をしてきたわけです。その点をまずは評価すべきです。その上で、そのようなベストを尽くしたけれども、足りなかったのはどうしてか、という点を精査していくべきなのでしょう。
リーグ戦では柏に、ACLではセパハンに、川崎が負けてしまったことは事実ですから、その負けを乗り越えていくという方向に議論をもっていくべきなのですが、「チャーター機を用意したのに主力を休ませるのはどうか」というような話に終始してしまっては、「建設的な議論」には発展しません。
今回のJのサポート面での、細かい経験を次につなげていくことこそが必要なことなのでしょうから。
UEFAチャンピオンズ・リーグと比較する向きもあるでしょうが、欧州よりもアジアCLのほうが移動距離は長くなるのは当然のことです。日本代表としては様々なアジア遠征の経験はありますが、クラブレベルでの経験という面では、ゼロだったわけです。ましてやJ2から上がってきて間もない川崎ですから。だからこそ、協会やJリーグは川崎に支援をしたはずです。
本来、協会やJリーグが考えるべきことは、川崎がどうのこうのよりも、まずはリーグがどうしたら充実していくか、ということでしょうし、Jリーグが今後もACLで活躍するにはどうしたらいいのかを考えていくことが必要だと思うんです。
今回の川崎が負けたことに苦言を呈するよりも、むしろ、Jとしてのサポートは十分だったかどうか、という方向に議論を進めていくべきでしょう。
「関塚監督は「実際に中東を往復してACLを戦ったのは(Jリーグとしても)これが初めて」であり、だからこそ選手の表情や体調を見極めて、ベストの選択をしたと述べていた。そして中東を舞台にしたACLでの戦いの経験を、Jリーグ全体で共有しよう、ということを口にしていた」
川崎敗退、1点が遠かった210分 ACL準々決勝セパハン戦
さて、いろいろな批判的な声に負けず、川崎の選手たちはぜひともナビスコカップでは「結果」を出してほしいところです。
MF森「オレらの力がなかっただけ。ナビスコとか優勝すれば見方も変わると思うし、ちょっと見返したい」川崎はJとACL両立のメンバー編成強調「ベストな判断だった」
posted by nori |17:26 |
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2007年09月26日
私はラグビーは門外漢なのですが、今回は非常に気になったので投稿します。
このワールドカップにてラグビー観戦デビューした私なのですが、オーストラリア戦では世界の力に驚き(純粋にその技術とパワーを楽しみました)、その後の2戦は世界との差に打ちひしがれました。
日本対カナダのラグビーワールドカップでの試合は、フランスにて最後の瞬間を迎えようとしていました。
日本は相手の陣内にて、トライできるかどうかという攻防。
スコアは 日本 5-12 カナダ。
トライ5点、トライ後のコンバージョンが2点のラグビーならば、逆転はないけれども同点に追いつくチャンスは十分にある。
時間は80分をとうに越えて、ノーサイド直前の最後のワンプレー。画面上部の時計は81分を示していました。
しかし、突然画面は切り替わります。大西選手を映しています。
あれ? これは何?
と思っているうちに大西選手がキックの助走に入ります。実況は「さあ追いつくか日本!」
あれ? さっきまでスコアは5対12だったんじゃ…。こ、コンバージョン?
ふと画面上のスコアを見ると日本10点でカナダ12点。もしや……と思ったら右上にLIVEの文字が。
つまり、それまでは(なんらかの局の都合で)録画での放送で、家庭用HDDレコーダなどにも搭載されている「追っかけ再生」のような放送の仕方をしていたのだと思います。
それで放送時間の終了が迫ってきたところで、このままでは全部放送できない。けれども試合は続いていて、LIVEでは既に日本はトライを決めていて、追いつくかどうかのコンバージョンとなっている。
ここで恐らく、全部見せられないのならば、せめてコンバージョンだけでも見せようという判断が下ったのでしょう。
そこで、81分まで進んでいた録画放送の、最後のトライをすっ飛ばしてLIVEのコンバージョンの場面。これは大西選手が見事に決めます。
最後の最後で引き分けに持ち込んだ日本。1点でも負ければ負け。引き分けと惜敗は大きな差があるわけでしょう。素直に「おめでとう!」と選手たちには言いたいです。
結局、CMを挟んで編集された30秒ほど(もっと短い?)のトライのシーンが入りました。
ふと思うのです。ここで、試合時間が足りなくなって、83分くらいまでしか放映できず、引き分けの瞬間すら映せないのが良いのか。それとも、恐らくは批判を覚悟しての今回の措置が良かったのか。
あえて言うならば、私は後者だと思うんです。そして、今回の措置をとった現場の方の判断はその場としては正解だったのではないか、とも思います。
単なるファンとしては局の都合などわかりませんけれども、局の都合は局の都合でしかない、つまり、例えばいくら「お前らにはわからない都合があるんだよ」と言ったとしても、言い訳に過ぎないわけですよね。真にカスタマーのことを考える局ならば、今回の「トライの瞬間を放送できない」という放送の仕方は絶対にいただけない。
試合はナマモノですから何が起こるかわからないはずで、そのことを事前に認識できていなかった番組編成自体のミスです。
どうすればいいのかという答えは、最初から放送時間をもっと確保しておくか、場合によっては繰り下げの措置もあってしかるべきでした。
ジャイアンツの試合で放送時間を繰り下げた結果、結局試合の全部は放送しきれない、というのは日本テレビのお家芸ですが、それはファンに失礼だし、普通の番組を見たいのに、時間が全部変わってしまうことで被害をこうむった巨人ファン以外の人も敵に回していたわけですからね。
そのことの、おそらくは多数寄せられていたであろう視聴者の声に耳を傾け切れなかった結果が、今回のような恥ずかしい事態を招いたといわれても仕方がないでしょう。
で、ここで自分の畑に話を持っていけば……サッカーのクラブW杯はあなたがたはホスト・ブロードキャスターですからね。よろしくお願いします。
W杯ラグビーで日テレに抗議1000件=日本のトライ放送せず
posted by nori44 |22:38 |
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2007年09月26日
10人の相手にふがいないともいえるパフォーマンスを披露した前半の浦和。後半はどのように修正してくるのか。
ものすごい運動量で前線からボールを追う全北の18番。圧倒されてはいけません。ボールも人も動かしていかないと。
50分に全北の選手が2人目の交代。
中盤でのパスがまったく前に繋がらない浦和。これは前半の最後と一緒。それがピンチを招き、相手の連続攻撃という様相を呈しています。これでは守備陣の休む暇もないわけです。そうすると疲れがたまって、余計に人も動かないからパスも繋がらない。
54分、浦和は全北のゴールからほど近い位置でFKを得る。ポンテのFKは相手DFに阻まれる。相手のカウンター、2対2のシーンを作られるが、GK都築の勇気ある飛び出しにより阻む。
58分、達也に代えてワシントン。前線でワシントンにポストプレイを含めてキープしてもらいたい。
トゥーリオの出血があり、しばしの中断を挟んで浦和ボールで再開。その後、CKのチャンスを得る。
ポンテの蹴ったボールは、全北選手にあたり、ゴールへ吸い込まれていった。OGにて2得点目が決まった。
この時点で、二試合合計で浦和が4-1となり、全北はアウェーゴールがあるので4点とらなければいけない。ただ、ピッチに立つ浦和の選手たちは、そんなことは考えないでただ勝つことだけを考えてほしいところです。
70分過ぎから、スコアが二点差となったこともあってか、徐々に全北の選手たちの疲労感が見え隠れし始めます。人が動かなくなると、やはり10人の全北は厳しい。
好調の浦和から少し目を離して、フロンターレの速報をネットにて見ると、0-0となっている。
もちろんホームで失点する危険性はあるけれど、何とか1点決めてほしい。一試合目がスコアレスドローだったわけで、1点が勝敗の分かれ目になるでしょう。(こっちの試合は、私のテレビ環境では録画放送のみ)
浦和では、その後は落ち着いた試合展開をキープし、危なげなく勝利。試合終了直後、相手のキャプテンが審判への異議によってカード。ちょっと残念な結果です。彼らは負けたのだから、その負けを誰かのせいにしてはいけない。
審判の問題は、ある意味では運のようなものだと思います。実力の足りない審判が試合を裁くこともありますし、その瞬間に自チームを見てくれてなければ、公平でない判定もありうるでしょう。人と人がぶつかり合う競技だからこそ、その分審判の担う割合も高くなります。
この試合の判定は、試合会場から遠く離れた日本でテレビ越しに見ていた自分ですので、良いとか悪いとかいえる立場にはないので特に文句はつけません。特別ひどい判定だったとは思わないんですけれども。
ただ、日ごろからプロの試合を経験し、審判のレベルを間近で見ている選手たちにしか見えない視点もあるでしょうから、全北のキャプテンの異議ももしかしたら「間違っていない」のかもしれません。(その後の中指は確実に間違っているでしょうが)
審判のレベルが低いと嘆くことは楽です。けれども、それは自分とは関係ないもの。だからこそ、運みたいなものだと言えると思うんです。
「運も実力のうち」とはよく言うことですが、結局は運を掴める位置にいる者、運を掴める準備をしている者だけに幸運は転がり込んでくるものでしょうし。
浦和は、ホームで勝っていたこともあり、強かったということです。その事実から目をそむけ、自分も相手も関係ないはずの審判にぶつけることは、やっぱり良くない。
審判問題は、UEFAチャンピオンズリーグでさえ(CLだからこそ、とも言えますが)頻発しています。ただ、アジアの場合はジャッジに関しては「アジアのスタンダート」ともいえるモデルがなかった。だからこそ、ACLにはアジアの審判という面での期待も込めたい。
このアジアチャンピオンズリーグが成功すれば、これがジャッジの指標となるでしょう。第三国の審判が割り当てられるわけですから、そこでその国の審判との交流などもあれば、全体的な審判のレベルの向上も望めるかもしれませんから。
……と、気付いたら審判の話になってしまった。
とにかく今は、浦和の選手たちに「おめでとう」と言いたいです。でもそれと同時に生まれた、新たな挑戦。決勝進出という目標。
Jのサポなら誰もが思っているはずです。「(浦和サポじゃないけど)浦和なら、やってくれそうだな」と。
ACLは賞金の面では今年はあまり魅力的な大会ではないのですが(確かナビスコカップの半分弱)、その先のクラブW杯もありますし、何よりアジアでのJクラブの地位向上という意味でも、そして来年以降のACLへの日本国内での注目度の向上という意味でも頂点を極めてほしいと思います。
もちろん川崎も……。応援しています。
後記:川崎は延長の末、PKにて惜敗。
後記その2:一部加筆修正
posted by nori |21:15 |
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2007年09月26日
前回のエントリでACL応援宣言を表明した私。どっちのサポでもないのですが、今回の試合も応戦していきます。
■敵地に響く「We are REDS」
Jの多くの対戦相手から「あの応援は脅威」と言わしめたレッズサポの声が会場を支配する。そしてそれは同時に、海を渡った浦和の選手を強力に後押しするでしょう。
■なんと開始3分、達也が決めた!
ポンテがフリーで打ったシュートをGKがファンブル。そこにつめていた田中達也が落ち着いて隅へ流し込んだ。
(追記:VTRで見返してみたら、明らかにオフサイドでした。キーパーファンブルしたボールを受けるときでも、オフサイドラインを越えた位置だとオフサイドになるんでしたね)
大きな大きな1点。UEFAチャンピオンズ・リーグでおなじみの、アウェーゴール方式をACLも採用しています。
先日の埼玉スタジアムでは圧倒的な地力の差をみせつけて勝ったともいえる勝利でした。しかし、そこで失った1点。スコアは2-1で終えたため、たとえばこの試合が0-1で終わるようなことになれば、浦和が敗戦となりました。でも、勝てばいい。点を決めればいい。それだけのこと……しかし、それがどんなに大変なことか。
それに畏れることなく、浦和は先制に成功したことは素直に賞賛したいです。
■前半の退場劇
その後は全北が焦りからか早いタイミングでクロスを入れてきたり、前線へ放り込むシーンも目立ちます。焦りからかもしれませんが、同時に浦和の選手たちにも焦りを生む可能性だってあります。浦和は、どっしりと構えて跳ね返してほしい。
15分までは危なげなく対処していたように思います。
20分、ボックスで坪井が相手の選手を倒してしまったのか、と思ったら全北16番の選手にイエロー。シミュレーションとの判定。2枚目のイエローで16番はなんと退場。
相手は既に交代のカードを1枚つかっています(なぜか理由はわからず。怪我か何かだったんでしょうか)。24分までに、全北は開始直後とは大幅なプランの変更を迫られつつある、ということでしょう。
だって既に全北はアウェー(埼スタ)で1-2で負けているのだから、最低でもこれから2点を決めて、達也と永井とポンテの攻撃を0点に抑えないといけない。さらに、交代のカードとして浦和にはワシントンも小野もいる。
■気持ちで負けてはいけない
ただ、それだけ決死の、捨て身の攻撃が全北には可能となるわけで、気持ちの面で負けてはいけない。
浦和は、その相手の気持ちをあざわらうような「サッカーを知っている」試合運びが出来るかどうか。ボールをとって、速いパス回しをすれば、ポゼッション率は必然高まる。こういったときは普段はなにかと非難と対象になりがちな日本特有のボール回しだって有効になるわけです。
しかし、落ち着いてボールをまわしてほしいところなのですが、それがうまく繋がらない。
そんなこともあって、10分以上相手のペースが続きます。
浦和は人の動きが止まっていることも相手のペースとなっている原因でしょう。人がいることに安心しているからなのか、フリーランニングが少ないように見受けられます。ここはもう一度、心理的な面で選手を鼓舞させていく必要があるでしょう。それはサポータの声援を聞くことや、トゥーリオの前線への飛び出しも効果的でしょう。
1-0のまま前半終了。なんとか凌いだ前半でした。
(後半へ)
posted by nori44 |18:59 |
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2007年09月18日
■ゴールを脅かすドイツと、ゴールに迫る日本という差
優勝候補のドイツとの試合に挑んだなでしこ日本代表。この試合、0-2というスコアで敗戦した。
その結果、この女子W杯はグループリーグでの敗退という結末を迎えた。
開始直後、ボックス内で8番のスミセクにシュートを打たれるも、キャプテンでもある2番の磯崎が足を出してクリア、ゴールラインの外に出る。
3分、日本のDFラインが一直線にならんだ瞬間に、その裏へダイレクトのスルーパス。それに反応したのはドイツ20番のウィムバースキ、GKと1体1の場面を作る。GK福元のファインセーブにより失点は回避。
一方の日本も、開始1分に10番澤と5番の柳田の動き出しとパス交換によってゴール前にもちこんで、最後は宮間へのクロス、宮間のシュートはヒットせず。
日本はボールを奪われたあとのカウンターを警戒してか、後ろからの押し上げの面ではあと一人足りない。心理的にも相手に圧倒されているのかもしれない。
守る日本は守備の人数は揃っているのだけど、ドイツの正確なパス出しの前にマークが後手にまわり、チェックにいけていない。体格面では劣るのだから、守りにも攻めにも人数をかけて、組織的に動いていくしかない。
日本、中盤でボールをキープ。しかしボックス内への効果的なパスは見られず。日本は足元の技術は確かなものがあり、パスが通っているものの、最後の一歩が足りていない。
17分、左サイドバックの20番宇津木が中盤にボールをあずけてタッチラインをすーっとあがっていく。最後は宇津木のトラップの精度が悪く、ボールがタッチラインを割ってしまう。
18分、スミセクが原が落ち着いてトラップしたはずのボールをかっさらい、チャンスにつなげる。9番でキャプテンのプリンツが、3番近賀のタックルをものともせず、スミセクへパス。最後は岩清水のボックス内でのスミセクへのファインタックルによりことなきをえる。
一瞬の気の緩みを正すための声の掛け合いは、このときばかりは足りていなかったのかもしれない。
20分、ドイツの長い一本のパスが中盤の選手にわたり、それをダイレクトで右サイドの選手へ出す。このあたりの決定的なチャンスを作り出す技術は高いドイツ。さらにパスを受けたウィムバースキがワンツーで抜け出し、GKとの1対1を作る。シュートはキーパー福元が左へはじく。
大柄なドイツ選手たちだが、パスを出したあとの連動性は高い。
ついに均衡を破ったのはドイツ。
その直後のCK、10番のリンゴーのボールは磯崎が触れたかに見えたが、結局ファーにまで流れ、そこにいたフリーのプリンツがシュート。失点。0-1
それ以降は一進一退。
双方から何度もロングパスが出されたのだが、ドイツのロングパスは精度の高く、ピンポイントで選手に渡る。対する日本は裏を狙う意思はみられるが、それが効果的に繋がっていない。身長の差もあるため、頭上の高さのボールとなると競り負けてしまうことが多い。
33分、ドイツの2番シュテゲマンからの効果的な縦へのロングパス。DFラインから抜け出した18番のガレフレケスがフリーで受け、最後はマイナスのラストパス。通れば1点のパスだったが、ボールは何とか磯崎の足にあたり、それを日本はかろうじてクリア。
40分、ドイツのCK。速くてするどいボールが来る。日本はせり負けて折り返しのボールを上げられ、さらにもう一度競り負けてスミセクがヘディング。しかしボールは幸運なことにバーを叩く。
■ベンチを含めた選手層の差
後半、日本は宮間に代えて荒川。この交代が吉と出るか。
その荒川へのロングパス。惜しくもキーパーに阻まれるが、前半はまったく効果がなかったロングフィードで良い形を一つ作った。
何度か荒川にボールが収まるシーンも。一縷の可能性が見えてくる。前線でキープできると、体力的な面でも休めるし、優位に立てる。
前半に比べて、時間が進むのが早いと感じてしまう。双方ともにゴールに近付くシーンが少ないということだろう。
14分、荒川が相手GKと競り、負傷。大野との交代となる。
負傷したシーンも、ボールを最後まで追っていたからこそ、相手GKとの接触となってしまった。点のニオイを放っていた(その上に途中出場だった)荒川が交代となってしまったのは非常に痛い。
15分ステグマンのミドルシュートは枠を外す。しかし男子顔負けの迫力のあるシュートはなでしこの肝を冷やしたことだろう。
18分、交代した大野がドリブルでボックス手前まで運ぶ。
21分、19番のバイラマイが速い。左サイドからチャンスを作られる。
29分、原からのロングパスに反応した大野が抜け出したかに見えたが、最後のシュート直前に相手DFに詰められる。
30分、プリンツのスルーパスにスミセクが反応。ゴール前でGKと1対1となり、パスを選択。最後は宇津木がオフサイドと判断してマークを疎かにしてしまっていたウィムバースキに渡り、決定的なシュートを放つもバーのわずか上。
31分、FWの永里に代えて宮本投入。
33分、DFのヒングストから右サイドへのロングフィード。これを右サイドの選手が簡単に頭で落とし、交代した直後でフレッシュなミュラーに通る。ミュラーはボックス右で冷静に切り返して岩清水のマークを外してクロス。ゴール前でフリーで待っていたプリンツがヘッド。しかし枠を外れる。
40分、相手の粘りのある突破を抑えられず、磯崎がPKを与えてしまう。
決められて、0-2
そのまま反撃できず、タイムアップ。
実は男子以上に過密日程だったなでしこ。3月には今大会への出場権をメキシコと争った。なでしこリーグの合間をぬうように北京五輪予選も戦った。それらを勝ち抜いて、中国の地で戦っていたなでしこには、純粋に拍手を贈りたい。
そのような状況ではコンディションやピッチに入るまでの外的要因も多くの困難があったはずで、それを一つずつ越えての昨日の試合だったわけだ。
この試合では確かに「荒川が出続けていれば」と思うこともあった。
しかし、その荒川を途中交代で使わざるをえないのは、ベンチ、更に言うとなでしこリーグに出場している全選手を含めた日本女子の選手層がまだまだ厚くはない、という事実をものがたっているのかもしれない。
ドイツは速さ、強さ、高さ、そして上手さも兼ね備えた良いチームだった。10回戦って、日本は8回は負けるだろう。その勝てる2回を手繰り寄せられなかったのは、様々な差。全ての面での差だった。スコア以上の実力差があるのだと感じた。
印象的だったのは、解説の川上がアディショナルタイムに今大会3試合の総括をしていたのだが、エースの澤がそれと同じことを試合終了後の記者会見で話していた。
澤は絶対に悔しいはずだ。ただ、悔しがっているだけではいけないわけで、その経験を前につなげていく意識をもつ選手、そしてその選手をサポートしていく人たちもいなければならない。
その役割を澤にだけ任せてしまってはいけない。日本のエースとして長く女子サッカーを引っ張ってきた澤、その後に続く選手たちが待たれるところだろう。
■参考
なでしこ、敗戦の先に見えたもの 女子W杯グループリーグ第3戦 ドイツ戦
posted by nori |14:28 |
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2007年09月16日
※この記事は当サイトで連載を担当しております、銀河系スポナビオフ会の様子です。
1~3の様子は(こちら)
ジャンル選択をおすすめします
A「(ブログをはじめたのは7月だが)12月ごろからスポナビブログは見てましたね。UJさんが休んでた時期も知ってます」
青天「びっくりした。休むときに仰々しいのがあって。ほんとに引退なんだなーって。そしたらまた再開してて」
UJ「いいでしょ、開店セール閉店セールみたいなもんなんだから(笑)」
モーリー「(UJ休業宣言の前に)メッセージ書きましたよ、システム論のとき。(リレー形式で記事を書く)キャッチボールしましょうって。それで、僕が律儀に(ブログで記事を)書いたら、UJさんがちょうど休むことになって」
UJ「なんか、逆に悪いなって思って」
モーリー「コメント欄に、本文並みのが入ってきましたよ。あ、俺よりいいこと書いてるかもとか」
S「時々思うんですよ。あそこまで長いコメントだったら、ブログ書いたらどうかと(笑)」
モーリー「でも分かる気がするな。ブログやっちゃうと、コメント返したりせんといかんし」
(一同うなずく)
青天「ウン。固定客大事に、みたいな」
UJ「ありがたいことですよ。前は一応テーマを作って、それを書くという練習をやってましたけど、最近は日記ですから」
青天「おれはほんとびっくりした。世界ではじめてね、エロとサッカーの融合はありえねえなと思った(笑)」
UJ「それはやってんだよ、ストライカー男根論があるんで。それは一般的なのよ」
S「最初のころ危ないのありましたよね」
青天「はじめて見たんで。男根論」
UJ「スペインの小宮(良之)さんがやってんのよ、そういうの」
S「運営側からすると、(4人の)みなさんのブログは大丈夫だと思います」
モーリー「僕、最初要注意じゃなかったですか? 大丈夫です?」
S「安心してください(笑)。あと僕が見てるのは、ジャンル選択ね。「ジャンル選択をおすすめします」っていうコメント、あれ僕がやってるんです。書かれたことあります?」
UJ「何回も書かれました」
モーリー「当然、あります。よく忘れるんで(笑)」
S「ジャンル選択しないと、サッカージャンル一覧に出ないんで、すぐ流れていっちゃうんですよ」
UJ「あえて選択しなかった時期もありますし、それと、実は私、書きだめすることが多いんですよ。5本くらい一気に書いておいて、小出しにする」
青天「…ぜったい無理だ」
UJ「そのときに、(下書きの時点で)ジャンル選択しちゃうと、サッカーのポータルの方に公開されちゃうんで、選択しないでおくんです。それで、いざ公開するときに再度選択するのを忘れちゃうことがあります」
スポーツ好きのためのブログ
S「トラックバックってうたれてます?」
UJ「たまに」
モーリー「僕はやりかたが分からないんで」
青天「俺もわかんない」
A「私は一回だけUJさんにうったくらいですね」
S「(UJに)スポナビ内だけですか?」
UJ「外にもやりますよ。例えばgooのブログとかからトラバ来たりして、向こうとテーマが同じとかなら、返してます。あれのほうが、正直ありがたいですね」
S「本当はコメントよりも、トラックバックのほうが健全っていえば健全なんですけどね。コメントなら誰が書いたのか分からないけど、トラックバックなら(相手が)分かるんで」
UJ「はじめて見たときは、オレの記事の中に異物が入り込んでるって思ったんですけど(笑)。で、それを辿っていけばその人がどう思っているのかとか、その人が普段書いている記事を通していろいろ分かんのよ。1つのコメントだけだと分かんないじゃん、その人のこと」
青天「そういう意味なんですか。はじめて知った」
S「スポナビブログはね、コンセプト的にはブログ好きの方に書いていただくというより、スポーツ好きの方に書いていただくんで、逆を言えば他のブログサービスにあるような面倒くさい機能はついてないんです。シンプルで。
青天「魅力的です」
S「(トラックバックで)いちばんいいのは、本文中に相手のブログに関して言及して、それでうつのがいちばんいいでしょうけど」
盲目の愛ですから
S「スポナビだけなのかも知れないんですけど、皆さんホント代表が好きなんですけど、もっとJリーグを、と思うんですけどね」
UJ「なんで見ないんだろう」
モーリー「代表おおいっスわ。もう面倒くさいっす」
UJ「代表って結局のところ、それの集まりなのに、根元がないんですね」
モーリー「僕としては、サッカーが好きでとか選手が好きでとか、そういう感情の背景が分からないから、ただのナショナリズムじゃないのかなと思ってしまう」
青天「俺はもう正反対で、昭和ってうたってるだけに、それが嬉しい」
A「2通りありますよね。下(Jリーグ)から(興味をもって、代表に興味が)上がってくか、上を見てからJリーグを見るかっていうのが」
青天「代表で興味持ってくれた人が、こんだけ増えてくれたって。ここ数年ですごく降りてきてくれたって思う。J2があんだけ発展したのも。だって、ものすごく長いスパンじゃないと文化って成り立たないと思うから。俺たちはそのとっかかりぐらいで生きているんじゃないかな」
モーリー「テレビがんばってほしいな」
UJ「流れ上は無理だね、はっきり言うと。いっちゃったわ(笑) 金とれるんだから。テレビを有料にしてでも観る人がちゃんといるんだから。無料にしませんよ。イギリスとかでもそういう世界だから」
モーリー「ヨーイドンで遅れたんですかね」
UJ「イギリスだとそれが当たり前になっちゃってるから。ドイツの国営放送みたいに、代表の試合をこれかっちりやって頑張りますとか、なにか(方針が)あればいいのよ。でも日本はそんなもの作れないじゃないです。作りゃあいいんだけど、そんな人いないし」
モーリー「公共物みたいな感覚をドイツの人たちは持っているらしいです。でもイギリスは違って、スタジアムが高傾斜でピッチが近いのは、土地狭く出来るでしょ。お金をケチって商売するためにそんなのにしたら、たまたま反響するスタジアムになったらしいんです」
青天&A「へぇー」
モーリー「結局お金払わないとテレビでも見られないわけじゃないですか。どっちがいいかはちょっと分からないですけど」
UJ「下から(Jリーグから)上がってくれば、たぶんそういう発想になんないのよ。だけど上からガツンっていう世界やと、ああこれ儲かるやん、ってなるんで。すごく単純に言うとね」
S「スカパーさんのすごいのは、全試合やると。J1、J2あわせると31チームで、15試合毎節あって放送しきれないんですよね。しかも同時開催が多いので、それを出来るのは多チャンネルしかできない」
UJ「エライ」
S「何らかの形でチームにお金を払わないと、チームが成り立たない」
UJ「そこは還元されてますからね、ある程度」
S「じゃあその(放映権を)買った局が有料で回収するか、広告で回収するかというところなんですけど、視聴率をそれなりにとれないと金にならないんですよ。Jリーグもどんな人気カードでもせいぜい数パー。そうなると、ローカルでやるか有料でやるかですよね」
(お金の話になる。少々差し支えがあるので非公開)
青天「チクショー、俺が金持ちになって…」
S「お金があったら何します?」
青天「もちろんクラブを作ります」
モーリー「僕はマリノスのオーナーになります」
青天「おれはゼロから作るね」
モーリー「口出さない(オーナー)。インテルみたいな」
一同「えー!?」
モーリー「僕、だって盲目の愛ですから(笑)」
青天「おれ、口も金も出すオーナーになりてぇな。なんとか、自分の身分つくってベンチにも入るようなオーナーになりたい」
(つづく)
posted by nori |20:21 |
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