2007年07月21日

ハノイ以上に情熱は高温多湿!?

 非常に個人的なことで恐縮なのだが、今回私がオーストラリア戦をことさら気合を入れて観戦しようと思っている背景には、このブログをはじめたことが大きい。
 実際には前回のベトナム戦からブログの執筆を開始したわけだが、前回は状況的に、すこしリラックスした気分があった。たとえるなら、10回試合をやっても9回は負けない(勝ちまたは引き分け)だろうといった考えがあったため、ある意味で安心できたのだ。
 それに対して今回は10回試合をやったら、負けも勝ちも五分五分だろう。サッカーでは何が起こるかわからない……いやはや、その通りでございます。

 何度も言われているように、今日はギリギリのマッチとなる。ガチンコ勝負、選手たちが意識せずとも周りは煽ってしまうような背景、アジアでの初顔合わせ、などなど、見所は満載だ。
 
 うーん、「だ・である」調は、なんか疲れちゃいますね^^;
 というわけで文章の調子をかえます。

 気になるのは、昨日の記事にも書きましたが、オシム監督の会見でのコメントをどう評価するかという点。

――この1年やってきて、日本のよさを出せるようになったと思うが、オーストラリアという強い相手に対して、去年のW杯以上に出せるという手ごたえはあるか?

オシム監督「私個人としては、その種の質問は私に聞かないでほしいということだ。監督ではなく、メディアやサポーターや第3者がするものだ。代表監督は、自分のやりたいことをやる。それを第3者がどう評価するか。監督は、個人的な好みや方針でチームを作っていくものだ。だから、われわれが進歩しているのかしていないのかという評価は、世論にお任せする」

 これは昨日の会見の様子です。スポナビに掲載されたものなのですが、速報ということもあり、オシム監督の言葉のみが載っている内容でした。
 それに対して私は昨日、次のように述べさせていただきました。

「どんな表情で彼はこのコメントを述べたのでしょう。気になる。そういった現地にいなければ分からない部分を、もっとマスコミは私たちに対して伝えてくれたらなと。文字だけでは限界があるんですよ」

 もちろん、誰かによって(マスコミによって)曲解された情報が流布してしまってはいけません。
 手の加えられていない状態の情報が持つ意味は計り知れません。
 そのため、スポナビのこの会見の様子は、私やみなさんにとって非常に重要なものだと思います。
 ただ、それだけじゃなくて、現場の雰囲気まで伝わってくるような報道のしかたも一つの手ですし、それは案外需要があるのでは、ということを伝えたかったわけです。

 さてさて、そういった報道をしていたメディアはあったのでしょうか。
 私がざっと(ほんとうにざっとですが)見た中では、サンスポで取り上げられてますね。

 オシム監督、打倒・豪州に確かな自信「評価は世論に任せる」

 上記のオシム監督の会見の部分を引用しつつ、それを受けた記事(記者の見解)があります。
 スポーツ新聞が叩かれる理由の一つに、ファンとの意識の差があると思うんです。
 それは、より刺激的な紙面構成にすることによって、買ってもらう必要があるから。それに対してファンは、勝ってもらう必要がある……ってつまらないギャグになってしまいました。反省。

 そもそもオシムさんが「評価は世論に任せる」なんて言った原因は、会見にて記者のオシム監督への質問がミョウチクリンだったからなのかとも思います。

 去年のW杯以上に(日本の良さを)出せるという手ごたえはあるか?

 って聞かれてもね。それに対してオシムの発言を見れば当たり前のことを言っているだけですよね。
 監督はやりたいように自分のチームを作った。だから去年とは別のチームになった。去年と別のチームなのに、それを結果とかなんとかで比較してもしょうがないわけですね。
 でもオシムさんは、なにかと比較したくなってしまう心理、そして敗戦を払拭したいという心理も見えているのでしょう。
 そのために、「評価は世論に任せる」って話になったんだと思うんです。

 で、そのことを上記のサンスポは触れているのか?
 答えはノー。
 記者の質問があってのオシム監督の言葉のはずなのに、その質問の内容にすら触れず、全面的にことごとくカットされています。
 会話って、相手があってこそなりたつものだろうし、まぁ記者会見と普通の会話とは差があるでしょうが、それでも質問があってこその答えなわけで、その部分を省くことは「なんだかおかしいんじゃないの?」と思ってしまいます。
 やっぱり、まだまだファンが求めている内容と、売れる内容との差は埋まらないのでしょうね。

 ま、オシムさんが会見後の練習でリラックスムードだったってのは安心できます。そのことをサンスポで知れたのはありがたかった。その部分が知りたかったことですからね。
 で、オシム監督は選手への影響を真っ先に考える人らしいですから、指揮官までが「比較」だの「リベンジ」だの言ったらダメなんだ、ってことでしょうね。

 そんなわけで今日のオーストラリア戦、安心して、必死に(笑)応援したいと思います。

posted by nori44 |11:45 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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