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瀬戸際の選択と、苦渋の決断。【#5 川端慎吾】

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朝、Twitterをチェックしていたら、次のようなニュースが流れてきました。

ヤクルト・川端がヘルニア手術決断 今季1軍復帰絶望

ニュース記事の通り、川端は今季は椎間板ヘルニアを発症し、保存療法を選択して今季ここまで一軍復帰を目指していましたが、残念ながら今季は復帰が絶望的。 きょう、今のチーム状況で「川端手術」と聞いても、「そうか、じゃあ来年に向けてがんばって」程度の感情しかないのは率直な気持ち。 ですが、ちょっと話を巻き戻したり違う選手の話をしたりして、改めて川端について見つめてみると違った話になってきます。


川端がヘルニアを発症したのは2月の春季キャンプ中。

近年、ケガ人続出でペナントで苦戦を強いられる様を「ヤ戦病院」と揶揄されるスワローズにおいて、入団当初からケガとの戦いを続けている川端は、失礼ながらまさにその「代表格」と言っていい選手。 ただ、持っている素質が高いことは、チームが優勝した2015年に2番に座り首位打者のタイトルを獲得したことで証明しています。

ヘルニアが容易ならざる代物であることは、読者のみなさんもご存知だとは思います。 ただでさえ、腰は一度痛めてしまうと持病として一生付き合っていくことになります。同じスワローズでは大引啓次が腰痛を持病としていて、時々スタメンを外れたり登録抹消されたりしているということもあります。

その中で、仮に川端が春季キャンプ中に手術を決断していたら。

そのifを考える必要は、筆者はないと思います。理由はふたつ。 まずひとつは手術すれば、そのリハビリのために現実と同じく「開幕から一軍にはいない」ということ。 ふたつめは、下記の記事と併せながら考えましょう。

手術か、保存療法か…野球選手を苦しめる『腰の爆弾』

記事に挙げられているのが川端の他に、北海道日本ハムファイターズ・近藤健介と、東北楽天ゴールデンイーグルス・塩見貴洋の3人。 このうち、近藤は今季開幕から好調で打率4割を記録。シーズン打率4割の大台も狙えたシーズンでしたが、肉離れで登録を抹消し、その後ヘルニアが発覚。近藤は手術を選択し、今季残りシーズンを棒に振っています。 一方で、塩見は川端と同じく春季キャンプ中にヘルニアを発症。塩見はリハビリとトレーニングを経て一軍に復帰し白星をマークもしましたが、現在はまた二軍調整中となっています。

一般人がヘルニアを発症した場合は保存療法を選択することが多い中で、体が資本のスポーツ選手が手術を決断するか保存療法を選択するかは、非常に難しい判断かと思います。 川端はシーズン中の復帰を目指して3月には二軍戦に復帰しましたが、その後状況が一進一退。川端自身を含め、畠山和洋や雄平ら他の主力打者も次々と離脱する中で、「可能性があるなら1試合でもいい」と今季中に復帰してチームに貢献したかったとは思いますが、残念ながらその思いが叶うことはありませんでした。

記事にもある通り、近藤、塩見、そして川端の3人の動向は、今後同じヘルニアを発症した選手にとっては道しるべになるでしょう。そして彼らが来季以降、ヘルニアからどのように復帰してプレーするかは注目すべきでしょう。

川端に対しては、今季は治療に専念し、そして来年、チームとともに逆襲に賭けてくれればと思います。

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記事カテゴリ:
東京ヤクルト・野手
タグ:
川端慎吾

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