2009年03月27日
WBCの熱もさめぬが、ちょうど1週間後の金曜日にプロ野球も開幕。この日のドラゴンズ、対オリックスとのオープン戦。先発マウンドに上がったのは、吉見投手だった。
立ち上がり、2番大村に右前打、盗塁。スコアリングポジションになったものの、ラロッカ、ローズを打ちとり無得点。ローズのときのピッチング、すごくボールが走っていたように思う。
ナゴヤドームのセンターのスコアボードで150キロを表示。吉見が150キロと思っていたら、それ以降表示されなかったので真偽の方は定かではないですが。それでも吉見投手は悪くはなかったように思えた。
吉見は5回、6回に得点された。5回はフェルナンデスにデッドボールのあと。6回は大村に完全にモーションを盗まれ思わずボーク。こうした自分のミスから得点につながってしまうのはいただけない。それでも6回2失点6三振なら合格点では。
スタメンの方も、1番からアライバに森野。ブランコ、和田、イ・ビョンギュと続いて藤井、谷繁の順。これが開幕オーダーか、と思わせるラインナップ。しかし、攻撃の方は、オリックス・近藤の投げた6回のうち4回を、3人で攻撃を終えてしまうというもの。どこか淡白な打線は見ていて不安が残った。
そして、守備。7回表に荒木選手のエラーがあった。アライバコンビのコンバート。是非が言われるが、彼らの総合力からすればこなせるのではとも思う。ポジショニングなど、経験だろうかいいとこ守っているなあというのがいくつもあった。
しかし、ここでの日高のゴロをさばいた荒木。捕球は難なくするのだが、そこから送球までがセカンドの「間」が抜けないのだろうか。その前の後藤のときの遊ゴロもそうだが、彼が思うより意外とランナーが進んでいて思ったタイミングで投げれていないのでは。名手だけに逆にこれまでの経験、クセがなかなか抜けないのでは。
試合は1対3、ドラゴンズは敗れオリックスの勝利。そのオリックス、2回裏・ドラゴンズ・和田の遊ゴロ。このとき、大引、後藤の二遊間が魅せた。アライバをほうふつさせるような、セカンドの後藤が捕球、大引にトス。ショートの大引がファーストへというプレー。
ひいきのチームが勝つ試合もいいが、こうした純粋にプロとしてすごいと思えるプレーを見るだけでもプロ野球を見る価値はあると思った。
posted by nomura |18:58 |
中日ドラゴンズ |
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2009年03月25日
日本代表WBC連覇。MVPこそ松坂投手であるが、彼だけでなく他の選手の活躍もあがる。誰かひとりに頼りきったチームではなく、一丸となってなしえた栄光だと思う。
そんな中、準決勝アメリカ戦での川崎選手の活躍がひかる。本来はショートだが、今大会では中島の控え。この試合の前までは3試合出場で2打席だけ。どちらかといえば裏方。それでも「ベンチでも試合に出ていました」と語っていた。
そんな川崎の姿勢、それはヤクルトの宮本選手から学んだという。07年12月北京五輪予選、このときの宮本の姿を彼は語る。「試合に出たのは僕だったけど宮本さんが一番出たい気持ちでいたと思う。僕らへの接し方は勉強になった」。
宮本はWBC前回大会に参加。このとき彼は、最後の最後30番目に選ばれている。主力としてのメンバー入りとは言い難い。
前回大会後のNumber650号“世界一の誇り”より、以下抜粋
“出場を了承した時点で、チーム内での自分の立場も十分に理解していた。ショートにはすでにソフトバンクの川崎宗則が選出されていた。アテネ五輪のときのようにレギュラーとしてグラウンドでチームをけん引できないことは分かっていた。それでも控え選手として、チームを後ろから支えることはできるはずだと思った。”
宮本はまとめ役、そしてときに打撃投手として志願登板するなどチームのために彼ができることをやっていた。そして世界一に。
“「自分のメッセージがチームの中で伝わったかどうかは、はっきり言って分かりません。でも、僕は代表のユニホームを着るのは、これが最後だと思っている。だからこそ、何かを伝えたいと思うし、自分自身でも何かをつかみとって帰っていかなければならないと思っていた。」”(実際は北京五輪もメンバー)
その宮本がアテネ五輪で2度目の韓国との敗戦後、ベンチでその大会において控えだった和田一浩(現ドラゴンズ)だけがひとり目をはらし泣いていた光景が忘れられないという。
“「選手としてあれだけ苦しい思いをしてベンチに座り続けてきたのに、チームを思ってあそこで泣ける。ああいう気持ちが大事なんです。あんな選手が集まったチームならば、絶対に強いチームになると思うし、そういう心を日の丸を背負う選手たちは受け継いでいかなければならないと思う」”
野球という集団スポーツ。優れた能力も求められるがチームを思える心、ひとつになるということも必要ではないだろうか。「和」の心を持つ日本人という国民性は、全員がチームを思いやることができるのではないだろうか。
和田の涙、宮本のキャプテンシー。そして、それを受け継いだ川崎の意志。日本代表が今後も伝え続けねばならないひとつのイズムだと思う。
posted by nomura |19:55 |
中日ドラゴンズ |
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2009年03月24日
WBCが開幕した当初、イチローの調子は良いとはいえなかった。そんな中「いつも連絡のない人からメールとかがあって、そういうことなんだろうな、と思った。それがちょっとおもしろかった」と、彼は発言。WBCという大会の注目度の高さを、彼独特の言い回しで現したのだろうか。
視聴率の高さ、ニュースで取り上げられる街の様子。それだけでも、今回のこの大会ちょっとスゴイなと思っていた。
僕はスーパーで働いているのだが、ここ何日か休憩所がすごかった。WBCを見ている人たち。ここ、こんなに人いたっけと思うぐらい試合中にはそこに人が集まっていた。
ひとつのプレーに一喜一憂。パートのおばちゃんなんか、普段野球の話なんてしないくせに「あの韓国のピッチャーは…」なんて解説者のような言いかたをする。
偶然、どのカードか忘れたけど、そこで試合終了の瞬間を見れたときがあった。日本代表が勝って、よかったなと思い仕事に戻ろうとしたとき。掃除のおばちゃん(けっこう高齢)が、「日本、勝ったの?」と聞いてきた。勝ちましたけどと答えると「日本、勝ったの。よかったわあ」と、本当にうれしそうな顔をしていた。
おそらくこの人は、いつもはここまで野球、プロ野球など見ないのだろう。それでもこの大会。世界一に向けて、日本代表という名のもとに集まった選手が躍動。野球に興味があるなしにかかわらず、同じ日本人として誇らしい気持ちになれるのだろう。
僕の家の近所の公園にホームレスの人がいる。最近のことなのだが、そこに住んでいる人はテントに日本の国旗をたてている。直接聞いたのではないが、その人もWBC日本代表を誇らしげに思っているのだろうか。
所得の多い、少ないではなく同じ日本に生まれた人すべてにこうした気持ちを与えてくれる代表選手。日本国民に分け隔てなく、笑顔と満ち足りた気持ちを与えてくれるということ。
「日本のファンの人たちに笑顔を届けられて最高です」。イチロー選手の試合後のコメント。だが、逆にお礼をいいたいぐらいである。
代表選手たちの活躍から笑顔をもらえて、こっちこそ最高です。今日はそう感じれる幸せを胸にしている人が多いのではないだろうか。
posted by nomura |21:23 |
中日ドラゴンズ |
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2009年03月23日
WBCたけなわであるが、プロ野球の方も開幕まで2週間を切り目下。ドラゴンズもオープン戦、開幕一軍へ向けて競争が激しい。
藤井、野本の争いに象徴されるように今年のドラゴンズはウッズ、ノリの抜けたことでレギュラー争いが熾烈。チャンスがあるかもということで、実績を残してない若手選手が奮闘しているだろう。
だが、アライバコンビ。このふたりは、ポジションこそ変われど開幕に名を連ねそうである。
荒木、井端のセカンドショートコンバート。井端にいたっては、目の障害で満足にキャンプすら遅れていない。付け入るすきはあるのでは。それでも、彼らの牙城は簡単に崩れないないのかもしれない。
オープン戦のテレビ解説で、ドラゴンズOB高木氏が言っていた。それはセンター前に抜けようかというあたり。セカンド西川が打球を追っていた。西川は必死にボールを追うも、グラブに触れることすらできなかった。そこで、高木さんが感じたこと。“荒木だったら、捕れたのでは…”、きわどい当たりをそのように表現していた。
高木さんが感じること、そして残念ながら僕も同じように感じてしまった。
ドラゴンズには、ポストアライバという選手が多くいる。しかし、彼らからポストの肩書が外れるのは至難の業だ。
その日、見たセンターに抜けていく当たり。たしかに、荒木なら補給できた可能性が高い。しかし、その荒木は落合監督いうところの“守備ならメジャーでも十分やっていける状態”。つまり、彼本来のマックスのとき、そこのレベルの高さと後付けで参加した選手は比べられる。
僕らは選手のベストプレーを見てしまう。それはベストだから、満点に近い。すると、そのベストなプレーの印象が強すぎて、その選手が常にそのプレーができると錯覚してしまう。
年齢、コンディション。どんな名選手であれ、時を重ねて必ずベストなプレーから遠くなっていくに違いない。しかし、その選手がベストなプレーをしていたという印象は残ってしまう。
荒木は今年、32歳。井端にいたっては34歳。全盛期、トップコンディションでプレーできているわけではないのかもしれない。しかし、彼らのような選手からポジションを奪うということ。ケガ抜きでいえば、「荒木だったらとれたのに…」というベストに近いその選手本人のポテンシャルを越えねばならない。
ここ最近、ずっとゴールデングラブを受賞しているアライバのふたり。そんなレベルの高い彼らの最高を基準にしてしまう危うさ。レギュラー争いというが、これまでそこにいた選手を越えねばならないという高い壁。
若手選手のレギュラー定着。アライバコンビのそれは、現実以上にものすごく高いものだと思う。
posted by nomura |00:08 |
中日ドラゴンズ |
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2009年03月22日
いつもはFC岐阜を中心にサッカー観戦するのだが、この日はたまたまグランパスの試合を観戦。22日に行われたホーム瑞穂での対エスパルス戦、結果はグランパスが3対1で勝利。
グランパスの試合を見ての個人的な感想。正直、面白いと思った。いつも見ているFC岐阜の試合、J2の試合よりレベルが高く、魅力的だった。
今週発売されたNumberで、ストイコビッチ監督のインタビュー。「もっと楽しいサッカーが見たくないか?」。そういうわけではないが、この日の試合もすこぶる楽しかった。
田中隼磨の動きだし、楢崎の無駄のない動き。これはもはや、もちろんといっていいぐらいのダビィの凄さ。中村や、吉村の目立たない動きだが、彼らのゲームコントロール。運動量は多くないが、マギヌンの質。数えればきりがないが、リアルに目にすると面白かった。
だが、この面白さやはりいい選手がいるからなのだろうか。制作費の高い映画は基本的に面白い。お金がかかっているだけあって、いい脚本が集まり、良い技術。話題の俳優も出演し、これがすべてではないがお金があることによって面白いもの、スぺクタルなものができるのではないかという推論。
ハーフタイム中、オフィシャルスポンサーが紹介されていた。トヨタ、そしてその系列企業。地元の、多くの人が認知するような会社が列記。岐阜の現状になれている僕は、その規模に圧倒された。
ダビィには3億の価値があるらしい。これはFC岐阜でいえば、年間予算の半分以上を占める。田中、マギヌン、玉田、ダビィなど他チームからきた選手。補強という方法、簡単には言えないがお金をかけたことでチームは強くなった。そして、質の高い選手が集まれば試合はおのずと面白くなる。グランパスの選手個人のレベルの高さを見ながらそう思ってしまった。
スポーツファンとして、質の高いゲームを求める。しかし、それがすべてではない。僕個人のことだが、野球でいえばメジャーも見るが高校野球も見る。プロ野球もペナントレースだけでなく、2軍の試合も見る。それはなぜだろうか。
面白いゲーム、質の高い試合が見たい。だが、それ以上に試合、選手、そういったひとつの部分やプレー、背景に思いをはせながらの感情移入。これらがあるから、僕は生で何かを感じたくスタジアムへ足を運ぶ。
お金をかけた映画が面白いのは当たり前。(なかにはそうでないのもあるが)しかし、だからといってお金がかかっていない映画がつまらないというわけではない。
そこに情熱があればこそ。そういったものに感化されることで、ときに感動を生むことがある。スポーツもしかり、お金がなくとも情熱、気持ちさえ伝わればそこに感動は生まれると思う。
面白いものは見たい。が、面白くなくとも、そこに感情移入さえしていれば、そこで何かを感じることはできる。スポーツの魅力、春、野球など開幕の季節ですが今年も何かに魅せられそうです。
posted by nomura |23:24 |
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2009年03月15日
15日に行われたFC岐阜のホーム開幕戦。対甲府戦は、0対1で敗戦。開幕2連勝とはならなかった。
序盤、ホーム開幕戦ということもあり岐阜が攻勢。しかし、それも10分程度だろうか。残りは甲府ペースで試合が進んだように感じた。
事実、前半17分に甲府、森田選手のゴール。岐阜のミスもあったが、先制を許す。マラニョンやFWの金選手。チームとして岐阜にないものを持っている甲府。総合力で優位に見える。
それでも、岐阜は必死に食らいつく。菊池や秋田の体を張ったプレー。相手が優位とかではなく、目の前の敵に対しやるべきことをやってやろうという姿勢には好感がもてた。
岐阜は選手全員がよく走っていた。監督のいう「最後まで走りきるサッカー」をピッチで表現しようとしていた。前半終了間際に、センターバックが上がったことでチャンス。走って、スペースを作って相手をかき回してこそゴールへ向かう。若返ったチーム、目指すべきはそこだろうか。
それから、菅選手が必死にゲームをコントロールしようとしていたのが印象的。ときにはDFラインに入ったり、周囲の選手に支持。DF陣が空中戦で上がっていくのをフォロー。キャプテンマークを巻いた姿、背番号「7」。この日の菅選手の雄姿、前キャプテン北村隆二を思わずにはいられなかった。
北村選手はチームを去ってしまった。しかし、残った者の責任。きっと、菅和範はその重みをかみしめながらプレーすることができる。チームの中心選手として、今季の菅には大いに期待したいです。
大友、片桐のスタメンFW。スピードもあり、運動量も豊富だった。しかし、高さがないのは相手にとって脅威ではないだろう。たしか、前半はじめてのFKで彼らふたりがともに地点へ。空中戦をそこまで求められていないとはいえ、少し寂しかった。
後半30分、大友に代わって交代した朴・ジュンキョン。彼のポストに期待。頑強そうな体、壁となりボールを預かる。ガツガツ削られてもキープできる耐性がありそうだ。
それから、同じく途中交代で入った染矢選手。スピードがあるのはもちろん、中に切れ込んでいく姿勢がいい。得点に絡むんだというのが伝わってくるようだった。
負けはしたが、新戦力などに光る部分も見え、悪くないのでは。永芳選手なんかは、チームにフィットしたらもっとできそうな感じがする。ただの敗戦ではなく、可能性も見えた試合。だからだろう終了後、負けてもあたたかい拍手が選手に向けられた。
最後にこの日の観客は6803人。昨季の平均が約3700人だから、個人的にはよくやったと思う。日曜日Jリーグのホーム開幕という特別な日。
これに対し、今週、“平日”の木曜日に同じ長良川で行われたドラゴンズの“オープン戦”。観客は千人以上も多い、8155人だった。
ドラゴンズとは規模や歴史が違うといっても、スポーツを見に来る人、見たい人というのはいないわけではない。今年はもっと多くの人がホームに訪れることを祈ってます。
posted by nomura |17:12 |
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2009年03月12日
11日に放送された、NHKニュースウォッチ9のスポーツコーナー内でFC岐阜が特集されていた。いい話題というより、チームの窮状を伝えるものであった。
累積3億円の赤字があるチーム。番組内でも放送されていたが、昨年のJ2平均運営費11億円に対し、今年のFC岐阜は5億1万円。およそ、半分程度の予算でのぞむ。
これでも、昨年ベテランと呼ばれる選手を大量解雇。大幅なリストラを敢行。チームをスリム化させた。それだけでなく、スタッフの給料も削減させるなど苦肉の策。だが、それを持ってしても今年だけでも9000万円の赤字。
岐阜はリーグから、5000万円を借り入れている。しかし、それも返さなければならない。
先日、発表されたところによると返済できない場合は、J2クラブはJ1に昇格できないことを規約に明記することを決めたのだそうだ。その期限はJ2最終節の30日前。削減に削減を重ねたチーム。今年度だけでも9000万円赤字のチームから、5000万円をしぼり出すということ。厳しいというより不可能に近いのではないか。
それを解消する手段が1口1000円の募金を5万口集めるというもの。岐阜はホームで25試合あり、例えばだが1試合で2000口集めなければならない。昨季の平均入場者数3745人であり、毎回半分以上の人が募金に訪れねばならない。これは現実的と言えないのではないか。
野球のWBC。前回大会から比べると、注目度が違う。テレビの視聴率もそうだが、集客も。これは前回「世界一」となったことによる連覇への期待感が大きいのではないか。
岐阜もいつかは大きくなる、J1に。そういう期待感があるからこそ、サポーターはスタジアムへ足を運ぶのではないだろうか。それが、お金が返せないということで規約によってトップカテゴリーに行けなくなる。チームに対する期待感の何割かがなくなってしまうのではないか。
今西GMは放送の中で言っていた。「支援してもらう中で、我々ももっと元気な姿を見てもらって勇気、元気を返したい」と。
8日にラストランをした高橋尚子選手(岐阜県出身)。引退の会見で「支えられて、元気をもらって楽しい時間を過ごせた」と、彼女は語っていた。
FC岐阜というチームを応援する。そして、ガンバレといってくれる人の声を聞いて、チームが頑張れる。
苦しい現状、支えられ支えるという関係。ガンバレという人がいて、頑張れる。そして、その対象(FC岐阜)が頑張って、今度はまた逆にガンバレと言った人が励まされる。
チームは厳しい。それでも、支える人がいるという現実。選手が頑張り、サポーターが応援する。その声を糧に今度は、選手が奮起。誰かが何かを支え、そして癒されるということ。
苦しい中で、お互いとにかく前に進まねばならないという事実。チーム、選手だけでなくサポーターにも決意が求められているのだろうか。
posted by nomura |00:42 |
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2009年03月09日
FC岐阜は8日の開幕戦、栃木SCに1対0で勝利。幸先のいいスタートを切った。ガラリと変わったチーム、抱える負債。見えない不安ばかりのなか、これ以上ないニュース。
そんなFC岐阜で、いま注目されている選手がいる。背番号6、秋田英義選手だ。15年ぶりにJのピッチに戻ってきた34歳。艱難辛苦あっただろう彼の人生。それが人々の心を揺さぶるのだろう。
彼について。昨季までの所属がJFLのガイナーレ鳥取、デビューはグランパスという情報ぐらいはあった。しかし、その間彼がどうしていたのかは知らなかった。彼の履歴を見ると、20代、スポーツ選手として一般的に一番あぶらが乗っているとされる時期をアマチュアクラブで過ごしている。
Jリーグ、グランパスという日本でいえばトップのところからアマチュアで10年以上過ごすということ。サッカーを辞めようという選択を、数えられないくらいしたに違いない。
それでもあきらめることなくプレー。アマチュアからJFLへ。そして今季、FC岐阜の入団テストを経て再びのJリーグのピッチ。
7日に放送されたNHKのサタデースポーツ。彼は言っている。「人に負けたくないというのはあった。それがずっと続いていた」。10年以上もプロではない環境に身を置く。まわりがどうこうではなく、俺はまだできるんだという思いを持ち続けたところに、彼の凄さがあるのではないか。
景気が悪くなり、不況といわれて久しい。勝ち組とか、負け組とか言われたりもする。でも、僕は自分もそうだが周りでも勝っている人、要領よく生きている人を見たことがない。みんな本当に地道に生きていて、それでも何かができるという思いを持っているのではないか。だからだろうか、秋田選手のようなメンタリティに惹かれる。
秋田選手は鋼のような肉体を持っている。もちろん、一朝一夕にできるものではない。それを維持し、過去にはアマチュアとして普通の生活をして暮らすこと。言うのは簡単だが、これほど困難なことはないだろう。
9日朝日新聞夕刊より「拾ってくれたFC岐阜に恩返しをしたい。おっさんだってあきらめなければプレーできるんだ。それを若いやつに見せてやる」。
“おっさんだってあきらめなければできる”。彼の言葉、そしてそのプレーに勇気をもらえそうだ。
苦しいチーム、はなやかとはいえない。だが、必死にやっている人たちはそこに確実にいる。15日、ホームでの開幕戦。そんなチームと秋田選手の活躍を生で感じたいです。
posted by nomura |19:18 |
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2009年03月08日
8日の日本ハムとの試合。4対6で敗戦。しかし、今のドラゴンズ勝敗以上に、熾烈とされているものがある。藤井と野本のセンター争い。
東海地区のメディアではドラゴンズ関係でいえば、結構な確率で取り上げられている。監督本人も「今は藤井と野本に争わせるのがいい」と語っていた。
この日のふたり。藤井は4の1だが、盗塁を成功。野本は3の1でタイムリー。ここまでは藤井が5割近い打率を残し、野本をリードか。
守備走塁では藤井に一日の長。打撃もここまで2本のホームランに加え、長打率も5割を超える。かつては打撃が課題とされていた藤井。それがここにきて目を見張るものがある。
今の状態は偶然ではなく、藤井が培ってきたものだと思う。藤井は07年のキャンプで打撃向上を目指し、通常メニューの後にゲージに入り続けた。それを伝えるキャンプ中の中スポの記事より。
…「これから毎日だよ。足りなけりゃ4時間でも5時間でもいい。長くなってくるよ。限界? 限界なんてあるか」
無期限の継続。さらなる延長。まさしく出口なきスイング地獄を報道陣から聞かされた藤井は、しばし絶句した後で言葉を絞り出した。
「リアルにヤバイです。手の感覚はありません。心の準備をしておきます。期待されていると信じて…。言われるうちが花ですから。でも、今はあしたのことは考えたくありません」 手のひらから染み出た血は、巻いたテープと革手袋をぬらし、バットまで赤く染めた。…
努力の藤井、彼がこのまま定位置確保か。そして野本。水をあけられているようだが、彼に関して気になること。
月刊ドラゴンズ2月号でOBの川又氏が対談で、「打席の中での雰囲気がいいんだよなあ。“打ちそう”なムードをすごく持っている」と語っていた。彼だけでなく、同じくOBの彦野氏も同じようなことを言っていた。
ゆったりとしたフォーム。自分の型を持っているのだろうか、トップの位置がしっかりしている。この日のタイムリーもバットがスムーズに出ており、新人らしからぬバットコントロール。打ってくれそうな気配のある打者であるのは間違ってはいないのだろう。
ルーキーということもあり、やってくれそうな期待感というものはあってよい。しかし、藤井が努力のすえ、結果を残し続けるのであればそれを是が非でも優先させてあげてほしい。
努力の藤井。期待の野本。どちらを優先させるとかではなく、願わくば外野全体の争い。和田もイ・ビョンギュも含めたところで監督が迷う。そういう状態がファンとして、チームとしてよいのではないかと思います。
posted by nomura |19:29 |
中日ドラゴンズ |
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2009年03月04日
4日のロッテ戦。終盤に登板した中田投手が3失点で敗戦。結果、4対5のスコアとなった。3回投げて5四死球では不安ばかりが先に立つ。
だが、悪いことばかりではなくこの日、山井投手が好投。「やっぱり去年は何もいいことがなかったよ」と本人が語っていたようにけがに泣いた山井投手。
原因さえ分からないひじの痛み。対して07年11月1日の日本一を決めた8回パーフェクトピッチング。昨年、いやでも高まっていた期待に反し、投げれないという葛藤。心のもやもやはいかばかり。それがこの日は、晴れ渡ったようなナイスピッチング。彼独特のキレイなまっすぐがキャッチャーのミットに吸い込まれていった。
先発どうこうではなく、山井らしいボールを投げている姿が見れただけでもいい。ケガからの復活ということもあって、彼の活躍はうれしいものだ。
それからパヤノ投手が良かった。外国人枠でどうなるか分からないが、クセのある投手で中継ぎとしてアクセントになってくれるだろうか。
野手では藤井-野本で先制打をたたき出すなど、彼らふたりの好調さが今日も目立った。そして、彼らだけではない選手もいい野球をしていた。西川、岩崎達のふたり。
西川、岩崎は8、9番として先発。つなぐ野球に徹していたように見えた。3回裏、先頭の西川が四球で出塁。これを岩崎が二安打。進塁打を打つんだという意識が強く、右方向にゴロで打球がいった。
5回裏も彼らふたりが見せた。先頭の小山が倒れ、西川が遊ゴロエラーで出塁。ここで打席には岩崎。ベンチからは1球ごとにサインが出ているのだろうか。アライバコンビをほうふつさせるような、見ていて何かをやってくるかのような雰囲気。相手の嫌がる野球、彼らの目指すところはここなのだろう。
結果、ランエンドヒットの形でセンター前。一、三塁となり最高の場面を作り出した。続く、藤井がセンターオーバーの三塁打。ランナーの岩崎も判断よくホームへ。そつない野球をやってくれた。
ドラゴンズというチームで認められるには、ただ打てばいいというものではないのかもしれない。チームが求める細かい野球、出されるサイン。これらを忠実にこなすことがベンチにいれる要素なのだろう。
もちろんまず、打って結果を出す。それからこうしたベンチからのテスト。ひとつハードルを越えたら、またいくつものハードルが出てくる。
白井オーナーが年賀のあいさつに語った「出てこい若い荒武者」という言葉。藤井、野本、岩崎、西川。当たり前だが、彼らにとって毎日が野球、野球の連続。そしてこの繰り返しが彼らを成長させる。“若い荒武者”はこうして育っていくのだろうか。
posted by nomura |19:32 |
中日ドラゴンズ |
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