2008年07月28日
名古屋場所の後で、(雑感です)
白鵬の全勝で幕を閉じた名古屋場所。この地方に住んでいる僕としては、場所が終わってしまって寂しさを感じる。だからというわけではないが、少しばかり雑感です。 白鵬の強さが群を抜いていた今場所。当事者の対戦相手が”強えなぁ”と、唸るような表情をしていたのが印象的。圧倒的すぎるほどの彼の強さに時代到来を感じる。しかし、朝青龍、彼がそこにどう絡んでくるのかホントはもっと見たかった。 実は今場所、佐渡ヶ嶽部屋に出稽古に来ていたとき朝青龍に偶然サインをもらった。それがうれしくて、翌日仕事場で最初に会ったバイトの女の子にそれを伝えた。彼女は「ウケル~」と、なんにでも言うような今どきすぎるくらいの子で、普段は話は噛み合わないことが多い。そんな子でも、朝青龍のサインはうらやましがってくれた。 私も会いたいというんで、朝青龍には無理だが、琴光喜や琴欧洲なら行ったら会えるよと答えた。すると、彼女は「誰それ、知らな~い。ワタシ、マニアじゃないし‥」。僕は絶句、琴光喜はしょうがないけど、琴欧洲はCMも出てたし全国区じゃないの。 彼女に聞いてみると、相撲で知っているのは朝青龍だけだというのだ。それもなぜ知っていたかというと、一時期のワイドショーなどでテレビに取り上げられまくっていたからだという。朝青龍自体はマスコミ嫌いだろうが、彼を扱ってくれるということは露出度増、知名度増につながる。引退したとき、相撲ファンに知られた存在というだけでなく、全国誰もが知っているという存在というのは大きいと思う。プラスに転化することはできないだろうが、経済効果としては大きいと思った。 サインといえば、千秋楽の日、琴光喜にももらえた。場所中の最後の稽古が終わり、いつもならさっと力士たちが奥に行ってしまうところ。が、琴光喜は自らこちらにきてくれ写真や握手のサービスに応じる。顔にも表れているが、この人やっぱいい人だわ~思ってしまった。 しかし、いい人っぷりが邪魔していないかとも思う。勝負の世界、いい人だけではやっていけない。敵がイヤがること、敵の弱いところそういうところをあえてつくようなワル光喜が今後は見たい。 金曜に賜杯の結果が決まってしまった。面白みのない場所と言えばそうだが、魅力的な力士は多数いた。そのひとり、将司である。新入幕の彼の奮闘ぶり、思わず目がいった。 仕切りのとき、顔、しかも自分のアゴを”ゴッ、ゴッ”と音がするぐらい殴る。顔をパンパンと叩いて気合いを入れるというのは見たことがある。しかし、ここまでの気合の入れ方にはなかなかお目にかかれない。 夏場所前に彼の長男が亡くなったという。彼は「一番の供養は現役中は自分が勝って番付けを上げること。それしかない」と語っていた。内に秘めた気迫。派手さはないが青い炎のように、静かに強い熱さが彼から感じられた。新入幕での10勝5敗。健闘以外のなにものでもない。 気迫でとっていた彼の相撲。こういう力士がいるなら、優勝が決まったとして興がそがれることはない。将司にはありがとうと言いたいし、よくがんばったと心から言いたい。 来場所は朝青龍が白鵬時代到来を防ぐかが見どころだろう。しかし、仮に来場所も休場したからといって即、引退勧告とかは言わないでほしい。 いままで、彼以上に休場していた横綱も多かった。彼はここまでほとんど休むことなく酷使して、実績も残してきた。マイナスイメージの強い彼だが、実績とか他の横綱と比較して考慮してあげることも必要だ。それでも、やっぱり普通に千秋楽で白鵬との勝負が見たい。終わったばかりだというのに、次の場所が待ち遠しい。
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posted by nomura |22:55 |
相撲 |
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