2009年08月01日
ラグビーW杯あと10年、少しでも多くの人がファンになってくれるように
ラグビーW杯が日本にやってくる。個人的にラグビー好きとしては朗報以外の何物でもない。しかし、10年の猶予期間があるとはいえラグビーのW杯。日本で成功することができるのかと言われれば、自信を持って“はい”とはいえないのかもしれない。 ここまでのW杯はどちらかといえば、ラグビーという競技が根付いている国が開催地となっていた。もちろん、日本だって伝統の早明戦しかりこの競技が根付いているほうだといえばそう言える。しかし、ここ最近のラグビー事情。どちらかといえば発展ではなく、地盤沈下しつつあるのかもしれない。 こうした環境でラグビーをやろうとする若年層、これから先10年で飛躍的に伸びるとは思えない。(これがきっかけで伸びてくれることを祈るが…) では、ラグビーという競技が、日本人が好まないかといえばそうではないと思う。試合終了後、お互いをたたえ合うノーサイドの精神。これは万国共通ではなく日本固有のものらしい。そして、ワンフォアオール、オールフォアワン、ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために。これも日本ラグビーがモットーとして大事にしているものだ。 互いを尊重する。そして、個の力ではなく全体の力で物事に挑む姿勢。無資源国家といって日本が生き延びるために、協調性や他人を認め創意工夫していくといったお国柄から発生したものだと思う。 日本ラグビーには日本人特有のメンタリティがあると思う。だからこそ、ここに見ているものの琴線に触れる何かがあるように思う。誰しもが好きになってくれる競技。ラグビーにはそうした魅力があると信じている。 話は変わりますが、僕が感じたラグビーの魅力を少し。6月に行われたラグビー、U-20の世界大会。瑞穂ラグビー場で行われた試合をしばしば見ていたのだが、アイルランドとニュージーランドの試合がしびれた。 ラグビーが好きとはいっても、U-20の他国の選手で顔と名前が一致する選手なんて皆無に等しい。知らないような選手ばかりで背景もない。スポーツにドラマを見出すには難しいのかもしれない。でも、この試合十分に楽しめた。 試合が始まる前、ニュージーランドは恒例の“ハカ”を披露、相手を威圧。しかし、アイルランドも古豪。いくらニュージーランドが相手とはいえ簡単には負けたくない試合。加えて20歳以下の血気盛んな若者。この儀式を前に黙って見ているということができなかったのだろう。 隊列を組んだ全員が肩を組んで、自然発生的にニュージーランドに向かって歩みよっていく。見ているこちらにも緊張が伝わってくる雰囲気、まさに一触即発。それを感じたレフリーも間に入る。だが、それでも前進し続けるアイルランド。そして、“ハカ”をしていたはずのニュージーランドも前へ。互いの負けたくないという気持ちが始まる前から全開だった。 スポーツの醍醐味として気持ちの見えるというものがあると思う。高校野球のように、誰が出ているか全員知らない競技でも盛り上がるのは気持ちのこもったプレーに惹かれるからだと思う。 ラグビーという競技はフィジカルが前面に出ている。だからこそこの“負けたくない”という思いが前面に出やすい。野球もサッカーもいい。でも、ラグビーにしかない感動というのも確かにあると思う。あと10年、少しでも多くの人がラグビーを好きになってくれるように。
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posted by nomura |01:41 |
ラグビー |
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