2009年04月02日
WBCの話題もひとしきり終わって
WBC関連の話題もひとしきり終わり、雑誌、テレビなどで勝因というわけではないですが、多くが語られていました。それを見て、個人的に感じたこと。 イチローについて。3月2日の朝日新聞スポーツ面(この時点ではWBC1次ラウンドすらはじまっておらず、巨人との練習試合後)。ここまでの強化試合で6試合、23打数3安打。そこでつけた見出しが「どうしたイチロー」。添えられた写真は凡退してうつむき加減のショットをわざわざ持ってきている。 北京では星野JAPANという固有名詞。だが、今代表は侍JAPAN。責任の所在が監督にいきづらい。日本代表のイメージにもっともふさわしいのは? この問いには、多くの人がイチローを挙げるのではないだろうか。 マスコミ、メディアは開幕前から日本代表、イチローに注目する。そして、その注目がゆえに責任は彼にありとして非難の矛先を向けようとしていた。彼の受けたプレッシャー、それは想像以上だったのではないか。 いくつもの要素があるだろうが、重圧。彼のバットから快音が生まれることは少なかった。 「個人的には想像以上の苦しみ、つらさ、痛みを経験しました」。前回優勝時には満足感、充足といったことを数多く語っていた。今回にももちろんそれはあるだろうが、それ以上にコメントなどから苦しみといったことのほうがみてとれる。 「みんなが折れかけた心を支えてくれた」。メジャーの記録を塗り替えた男がチームメートに感謝する。そこにあるのはメジャーリーガー・イチローではなく高校球児のような鈴木一朗の姿ではないだろうか。 不振のイチローを励ますため、外野陣がオールドスタイルのユニホームにしたというエピソード。「ゲームには俺が出たけど、ブルペンを含めてみんなのおかげ」(城島のコメント)。抑えの役割をダルビッシュに譲ったものの、その心得を伝えたという藤川。こういった類の話が多く語られている。 でも、この手の話、彼らがスター選手だから強調されること。日本の高校球児であれば、チームのため、仲間のためにプレーするというのは必然。そして、どんな名選手もこの高校野球という文化を得て現在にいたっている。 イチローを救ったもの。日本代表がひとつになれた理由。それは高校野球という文化、風土が日本にはあったからではないだろうか。 世界的に見ても18歳以下の野球大会で、あの規模、レベル。甲子園という日本が誇れるひとつの文化は、一朝一夕ではなく歴史。先人たちによってなされたもの。 これまで、日本という国が培ってきたもの。野球の実力もそうだが、そういったものがあったことも連覇の一因ではないだろうか。だからこそ、同じ日本人、国民の多くが今大会に熱狂したとあらためて思った。 原監督の掲げたスローガン、日本力(にっぽんぢから)。数字や成績ではなく、それは目に見えないところこそあったのではないだろうか。
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posted by nomura |23:42 |
中日ドラゴンズ |
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WBCの話題もひとしきり終わって
コメント投稿者ID :
いい切り口ですね。
『そうきたか』と思ってしまいました。
posted by オズマ | 2009-04-03 00:27
WBCの話題もひとしきり終わって
コメント投稿者ID :
そうですね。
良くも、悪くも甲子園をめざす高校球児を経て
どんなプロ野球選手もプロ入りします。
悪い方は投手の連投により、酷使という形で
高校時代が一番速かったとい結果になる投手も
結構、いるということですが。
よい方は高校時代に短期決戦の
戦い方を身に付けるということだと思います。
なにもプロ野球だけではなく
全国4000何校のうちから、代表校がきまるというのも素晴らしいし
時として無名校から、あっという選手が突然あらわれる
というのも楽しみですね。
posted by vv | 2009-04-03 02:13
WBCの話題もひとしきり終わって
コメント投稿者ID :
オズマさん、vvさん、コメントありがとうございました。
WBCで日本が勝てた要因は、選手個々人の力というのは間違いないと思います。
でも、それを生み出した下地。甲子園という文化があるのではとも感じています。
日本のこれまでのすべての野球少年。連覇という偉業にはそうしたすべての力があってだとも思います。
posted by nomura | 2009-04-03 17:29
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