2009年03月25日
和田、宮本、そして川崎
日本代表WBC連覇。MVPこそ松坂投手であるが、彼だけでなく他の選手の活躍もあがる。誰かひとりに頼りきったチームではなく、一丸となってなしえた栄光だと思う。 そんな中、準決勝アメリカ戦での川崎選手の活躍がひかる。本来はショートだが、今大会では中島の控え。この試合の前までは3試合出場で2打席だけ。どちらかといえば裏方。それでも「ベンチでも試合に出ていました」と語っていた。 そんな川崎の姿勢、それはヤクルトの宮本選手から学んだという。07年12月北京五輪予選、このときの宮本の姿を彼は語る。「試合に出たのは僕だったけど宮本さんが一番出たい気持ちでいたと思う。僕らへの接し方は勉強になった」。 宮本はWBC前回大会に参加。このとき彼は、最後の最後30番目に選ばれている。主力としてのメンバー入りとは言い難い。 前回大会後のNumber650号“世界一の誇り”より、以下抜粋 “出場を了承した時点で、チーム内での自分の立場も十分に理解していた。ショートにはすでにソフトバンクの川崎宗則が選出されていた。アテネ五輪のときのようにレギュラーとしてグラウンドでチームをけん引できないことは分かっていた。それでも控え選手として、チームを後ろから支えることはできるはずだと思った。” 宮本はまとめ役、そしてときに打撃投手として志願登板するなどチームのために彼ができることをやっていた。そして世界一に。 “「自分のメッセージがチームの中で伝わったかどうかは、はっきり言って分かりません。でも、僕は代表のユニホームを着るのは、これが最後だと思っている。だからこそ、何かを伝えたいと思うし、自分自身でも何かをつかみとって帰っていかなければならないと思っていた。」”(実際は北京五輪もメンバー) その宮本がアテネ五輪で2度目の韓国との敗戦後、ベンチでその大会において控えだった和田一浩(現ドラゴンズ)だけがひとり目をはらし泣いていた光景が忘れられないという。 “「選手としてあれだけ苦しい思いをしてベンチに座り続けてきたのに、チームを思ってあそこで泣ける。ああいう気持ちが大事なんです。あんな選手が集まったチームならば、絶対に強いチームになると思うし、そういう心を日の丸を背負う選手たちは受け継いでいかなければならないと思う」” 野球という集団スポーツ。優れた能力も求められるがチームを思える心、ひとつになるということも必要ではないだろうか。「和」の心を持つ日本人という国民性は、全員がチームを思いやることができるのではないだろうか。 和田の涙、宮本のキャプテンシー。そして、それを受け継いだ川崎の意志。日本代表が今後も伝え続けねばならないひとつのイズムだと思う。
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posted by nomura |19:55 |
中日ドラゴンズ |
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和田、宮本、そして川崎
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こういう話は、とても「ため」になりますね。
宮本の日本代表にかける思いみたいなのは知っていたのですが、和田や川崎のエピソードは知りませんでした。
本当にイイ勉強になりました。
posted by 広島ファン | 2009-03-27 03:41
和田、宮本、そして川崎
コメント投稿者ID :
広島ファンさん、コメントありがとうございます。
WBC連覇。日本ができたのは、高校野球、甲子園という文化があったからだと思います。
そこで培われた精神性。日本人ならではのメンタリティがあるのではと思っています。
そういうことを少しでも言えればと思って現わしたつもりでした。
posted by nomura | 2009-03-27 21:36
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