2008年11月23日

安馬と白鵬

 優勝決定戦までいった、九州場所の千秋楽。白鵬が安馬を倒し、3場所連続の優勝を決めた。

 今年は白鵬の年といってもいい。九州場所前までで、3回の優勝。地力、存在感、彼の時代という感がしないでもない。だが、今年最後の土俵、この日の九州場所千秋楽。ここで負けてしまってはすべてが水泡に帰す。白鵬からしたら、何としても負けられない。

 この日の白鵬の相撲は内容どうこうではなく、がむしゃら。安馬との決定戦、頭を押さえつけて強引に倒そうとしようともしていた。どちらかというとキレイな形の横綱からは想像もつかないような取組内容。が、逆にそれこそがなりふり構わず勝利に向かう気迫を出していた。

 今年の白鵬は満点に近いような力士だと思う。強くて簡単には負ける気がしない。完璧すぎる横綱の姿、そこに魅力を感じる人も多いだろう。しかし、今日の相撲のように気迫をあらわにして土俵の鬼となり、最高位を守り続けるんだという意思表示。強さだけではなく、そういう気持ちの面こそ相撲ファンの心を揺さぶるのではないだろうか。

 それを引き出したのは、何と言っても安馬。彼は把瑠都との一番に勝ち、先に白鵬の結果を待つ身となった。白鵬は実力者の琴光喜との対戦。立ち合い、カタにはまったときの琴光喜も速いのだが、それを上回る速攻相撲。そして、首を押し込んで強引に投げる。一気呵成の取組、ここで負けるわけにはいかないという横綱の声が聞こえてきそうな一番だった。

 白鵬、安馬との決定戦。安馬のスピードに、白鵬がどう対処するかがひとつのポイントかと見ていた。ところが、立ち合い、白鵬が安馬をしっかりと受け止める。そして、上手を取って、白鵬十分のカタチになる。

 安馬の相撲ではなく、こうなれば横綱が簡単に決めるだろうと見ていた。ところが、あっさり決まらない。横綱が吊りにいったりもしたし、首根っこを押さえつけて投げようともした。

 強引でがむしゃら、なりふり構わない姿がそこにあった。白鵬有利のカタチから1分を超える熱戦。そして、最後の必死さと土俵後の疲労感。すべて出し尽くしたという白鵬のこんな姿を見るのは、今年初めてではないだろうか。

 ライバル関係というのは、その人の力以上のものを引き出す何かがある。白鵬にとって、いまや安馬こそそれにふさわしいのではないだろうか。

 大関昇進が確実となった安馬。歳も近く、同じモンゴル出身。完璧と思われた白鵬からもっと、何かを引き出してくれる好敵手ではないだろうか。もちろん、それは安馬にとってもしかり。

 今年、最後の土俵。ふたりのモンゴル人力士の可能性。そして、来年の相撲界はふたりを中心に良い取り組みが見れるのは必至だろう。いろいろあったが、最後の最後でやはり相撲は面白かったと思った。

posted by nomura |18:56 | 相撲 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年11月21日

ノリを裏切りというのはさびしい

 ノリは枯れたヒマワリ。楽天・野村監督のコメントである。枯れたという言葉はともかく、ヒマワリという言葉にはかつて王・長嶋に対して使った例えであり、賛辞。三村編成部長も、チームにフィットしていると獲得に躍起、解禁即、連絡となった。元・近鉄戦士も多く、岩隈などはぜひやりたいと語っている。

 噂される契約内容からも、必要とされているのがうかがえる。背番号は希望する番号。複数年で三塁確約。ノリがとれれば三塁のフェルナンデスは解雇も、ならばフェルナンデスの今季年俸1億5千万円に近い評価か。

 一方のドラゴンズ。森野のコンバートに伴い一塁のポジションへ。ファースト固定ではなく、外野から和田、イ・ビョンギュなどを配置転換も。ポジションを争わせる方針。年俸のほうも7、8千万プラス出来高。両者の評価はあまりに違いすぎる。

 ドラゴンズに入団した経緯。シーズン中、FAについては言及しなかった態度。これらのことから、ドラファンの中では残留が基本との見方。それがここにきてのFA宣言、裏切られたと感じているファンも多いようだ。

 たしかに2年前のオフにドラゴンズ、落合監督が手を差し伸べねばNPBでの道は閉ざされていた可能性が高い。恩義も感じていただろう。ならばイコールで、引退までドラゴンズになるのだろうか。

 ノリの年俸は07年600万円、08年5000万円である。2年間の成績は平均、2割8分で20本以上、70打点以上。これだけの選手が2年間で5600万円、コストパフォーマンスとしては申し分ない。

 加えて、昨年は日本シリーズのMVP。53年間、どうしても届かなかった日本一にチームを導いてくれた功績。ドラゴンズに対する恩義には答えたように思うのだが。

 歳が近い同じ右打者の和田が3億円近い年俸と、両者の待遇の違い。ノリからしたら負けていないというプライドもあろう。入団した経緯の違いもあるが、基本はプレー内容。評価というのは金銭でしか評価されないなら、納得できるものではないだろう。

 若手への方針転換。チームの編成として、ノリが構想外になったのならそれを本人に伝えるべきだ。彼は2年間、満身創痍でチームに貢献したのだから。ウッズと川上の年俸が浮くならば、年俸の面で彼を厚遇せねば。それがないということはきっと構想外なのだろう。

 ノリに裏切られたというファンがいるという事実。おそらく、球団側がもっとうまい対応を見せていたらこうはならなかっただろう。ノリとドラゴンズの2年間の蜜月関係。こうした思いを抱いたファンがいるという状況で、彼がチームを去るというのならばそれはあまりにもさびしい。

posted by nomura |18:49 | 中日ドラゴンズ | コメント(21) | トラックバック(0)
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2008年11月21日

相撲の雑感、

 白鵬か、安馬か。九州場所は12日目で直接対決を安馬が制し、両者が2敗で並んだ。この戦い、安馬のほうが攻めのスピードが速く、完璧なカタチの勝利。大関、初優勝へむけて鼻息の荒い彼が有利なのだろうか。

 今場所、初日から白鵬が敗れる波乱があった。安馬に敗れるまでこの一敗だけだったのだが、7日目まで物言いがついた取り組みが2つもあった。エンジンのかかりの悪さはいつもだが、今場所は特に顕著か。

 個人的に思うのだが、モチベーションが上がらないのだろうか。名古屋、先場所と朝青龍は途中休場。しかし、今回はハナからいない。自分が主役という自負はあるが、横綱不在も影響か。
 加えて、今場所の観客数の少なさ。5日目までで、平均3632人と定員の半数程度しか埋まらない。(昨年からも1割減)自分が主役の舞台でお客が少ないとあれば、やる気にもかかわるのか。

 協会は観客減を、景気の低迷を理由に挙げているが、そればかりではないだろう。福岡が不入りの場所とはいえ、ソフトバンクホークスの試合には多くの人が詰め掛けるのだから。

 死亡事故、薬物問題、八百長疑惑。こうした問題のイメージダウンもある。そこにきて、テレビで見てのあの空席。相撲に興味のない若い人からすれば、余計そっぽを向けられてしまう。景気などの理由もあろうが、根幹の所やどうしたら観客が増えるかを考えねばやっている力士たちも身が入らない。

 そこで新しい協会が取り組んだのが、立ち合いの厳格化。しっかり両手をついてというのが襟を正された。
 しかし、安馬はこれでリズムに乗り損ねたように思う。初日の琴奨菊戦で、4度のやり直し。勝つには勝ったが、フワッとした立ち合い。何回もやり直しがされると、これでいいのだろうかというような立ち合いになる。2日目も勝つも、3、4日目に連敗を喫してしまう。

 11日目の白鵬-把瑠都の対戦。把瑠都の吊りを警戒、白鵬は今場所はじめてといってもいいくらいの全開でのぞみ、速攻相撲で相手に何もさせなかった。同じく、11日目の安馬-千代大海の対戦。こちらはラグビーのスピアータックルのような鋭い突き刺しで、千代大海の機先を制した安馬。内容もあり見ごたえのある取り組みが続いた。

 終盤になって注目度も上がりエンジンのかかった白鵬。立ち合いの迷いが消え、勢いに乗っている安馬。今場所は、彼らふたりが主役になることは分かっていた。ならば、彼らふたりに気持よく相撲を取らせてはどうだろうか。

 観客増の営業努力。そして、立ち合いを明確にさせるなら、ルールやペナルティを作って全力士に浸透させねば。(琴光喜のように土俵に触れるかどうかのギリギリのもの。垣添のように、はじめからしっかり拳骨までつくもの。個人差なのか成否なのかが分かりづらい)

 11日目の取組や、12日目の直接対決。これを見ているとまだまだ、相撲は面白いし、魅力的だと思う。相撲ファンやそれを分かっている人間にとってはよい。だが、相撲離れが進んでいるいま、相撲がおもしろいということをアピールせねばならないと思う。

 週末、優勝争いが絡んでいやがおうでも盛りあがる。けれども、それでいいというのではない。観客減、完全に浸透してない立ち合い。改善せねばならないところはしてほしいです。

 13日目の結果  安馬○-雅山●、 白鵬○-琴欧洲● 

posted by nomura |18:44 | 相撲 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年11月13日

”川上、メジャー濃厚”という流れの怖さ

 “憲伸メジャー濃厚”。FA宣言解禁日の中日スポーツの1面は、日本シリーズの勝者よりこちらが優先されていた。

 新聞は前日に作られており、厳密には9日の話題。9月の下交渉の段階での感触から判断した記事なのだろう。

 だが、川上投手は自身のサイトでこのように語っている。
「ところで、僕も今、新聞等でいろいろと騒がれていて、少し驚いているというのが本音です。特に、自分が話してもいない事が新聞などに書かれていて、びっくりですね。まぁ、だから新聞なんですけどね。
皆さんが一番気になると言うか心配なのは、僕が中日ドラゴンズを去るのか、来年もこのチームでプレーするのかということだと思います。ただ、それだけは今の僕自身にも、正直わからないところです」

 川上投手は公の場に姿を現しておらず、このコメントを読む限りは現状白紙というのが正しいのだろうか。にもかかわらず、13日の中京スポーツには10日に行われる球団との交渉を川上が応じず、それをも持ってして中日残留消滅という記事を書いている。

 ファンの声も、移籍があってもしかりというのが多いのか。残留論、どうしてもドラゴンズに残ってほしいというような切実な思いは少なく感じる。台所事情の苦しいドラゴンズ、高給であり、FAで得た権利。彼の意思があるなら要望を聞いてもよいのではないかというのは、分からないでもない。

 でも、そう考えるのもはじめから報道が“憲伸、メジャーありき”という流れになっているのが大きいのでは。一流投手がFAを取得、次に目指すのはメジャーというのが一般論なのだろうか。

 元広島の黒田投手は、06年に取得したが権利を行使することはなかった。球団側の交渉力もあるが、ファンの熱意。それを感じ、翌07年は広島でプレーした。市民球場で見せた横断幕。そこまでは言わないが、川上にも残ってほしいという意思をファンは見せるのが必要だろう。

 しかし、これはなりにくい話だと思う。川上も言っているように、自分が言ってもいないことが書かれる。つまり、“川上はメジャー”という流れがドラファンにも浸透しているのではないか。

 CS1stの阪神戦を前に、シリーズの展望などがマスコミで述べられていた。今季、圧倒的に阪神に分が悪かったドラゴンズ。甲子園での3連敗などを見せつけられると、シーズン中、彼我の差は大きいのではと感じていた。
 しかし、CSの下馬評はドラ有利。もちろん、東海地方だからだろうが、当時の阪神の巨人に逆転された状況。岡田監督の辞意など、阪神側のマイナス的な話題を前面に出すことでいつのまにか勝機はドラゴンズにあるのではという雰囲気になっていた。

 つまり、マスコミ、メディアの報じかた次第でファン(一般大衆)というのは、ある種流れのようなものを見出してしまうのではないか。“川上はメジャー、ドラゴンズには残らない。”今の報道の流れはそれで、コメントを発していない川上投手の意思はそこに介在していない。

 今の状況は、ファンが憲伸を後押ししづらい状況だと思う。そして、こうした雰囲気がいつの間にか作り出せられたのならば、憲伸もドラゴンズに固執する必要性を感じずらいのでは。

 マスコミ、メディアの報道。世論を先導してしまう怖さ。今回、そんなものを少なからず感じてしまった。

posted by nomura |00:02 | 中日ドラゴンズ | コメント(9) | トラックバック(1)
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2008年11月09日

FC岐阜、1万人の秋まつり

 9日の対横浜FC戦。残念ながら結果は0対1で横浜の勝利。FC岐阜はホームで勝つことはなかった。
 この試合、1万人の秋まつりと銘打ち、イベントも多数行われた。日曜日、対戦相手の横浜は昨年J1在籍。この日のスタメンには、言わずと知れたキングカズ。FC岐阜のファンというわけでなくとも、岐阜でカズが見れるならと足を運んでくれた人もいたのでは。

 入場者数は1万人超とはならずも、8374人という数字。おそらくFC岐阜、長良川でのリーグ公式戦では最多の数字か。
 2日の天皇杯、グランパスのホームといえる豊田スタジアムでの名古屋対岐阜戦。こちらの入場者数は7597人で、単純に比較してはいけないと思いながらも、その対比。この日長良川の入場者数が上回ったという事実には驚きだ。

 グランパスのホームタウン、名古屋市の人口は220万人。一方、岐阜市は41万人、5倍超の差がある。グランパスはJ創設からいるチームで代表選手もいる。対して、岐阜は今年がJ2ファーストシーズン。グランパスはJ1で優勝争いに絡むチーム。岐阜はJ2でなんとか10位以内に入るというのが最大の目標。そして、今季、長いリーグ戦を通じてホームで2勝しかしていないチームである。

 規模、歴史、現在の成績。何をもってもグランパスには勝てない。天皇杯でも、内容で勝る惜敗とはいえ敗北には違いない。

 それでも、この日8374人という声が岐阜を支持した。FC岐阜に何かを期待して、そして岐阜に初めてできたプロスポーツクラブの可能性を信じているからだろう。試合には負けたが、チーム関係者のがんばり。応援し続けたサポーターには惜しみない拍手を送りたい。

 一方のゲーム。天皇杯、グランパス戦のように、中盤から非常にプレスがかかっていた。この間も、薮田が目立っていたが、梅田、北村、嶋田といった選手が躍動。

 梅田、薮田、北村などはベテランと呼ばれ、ゲームを読める。試合をコントロールして、失点の機会を減らすこともしてくれる。運動量も豊富で、好感のもてるスタイルである。しかし、ゴール前で何かが足りない。後半になって大友が途中出場したが、彼のようなドリブルで仕掛ける選手。それが新鮮に感じてしまうようでは、やはりゴールは遠いか。

 ベテランのがんばりで安定したゲームを作る。いい試合は演出できるが、大量得点とはなりづらいのだろうか。大友のようにリスクはあっても攻撃をしかけることが必要か。(得点もあるが失点も多いという期間がチームにあって、最近はこうした安定重視したスタイルなのか)

 安定か、それともリスクを冒してでも攻め続けるのか。来季、岐阜のスタイルはどうなるのだろうと考えてしまった試合でもある。

posted by nomura |17:44 | FC岐阜 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2008年11月06日

ナゴヤ球場で

 休日を利用して、ナゴヤ球場に秋季練習を見に行った。
午後になって、訪れてみるとゲージで各選手がバッティング練習をしていた。すると、監督も登場して様子をうかがっていた。

 こっちから見て、監督が気にしているんだろうなあと感じた選手。まずは、福田選手。捕手から打力を買われて内野手(一塁)に転向。フェニックスリーグでも本塁打量産とあって、こちらも気になって見た。
 ボールをインパクトの瞬間とらえ、ラインドライブで打球を飛ばすというのが中距離、一般的な打者。が、福田はバットで捉えてからボールを長く押し込むことができる。ホームランバッターに見られる打ち方をしているように感じた。脱ウッズ、4番争い。福田に期待するのは早いかもしれないが、ああいう打ち方を見るとせずにはいられなかった。

 それから次に、中川選手。彼は今年、長いケガから帰還。最近になって、まともに野球ができるようになった選手。森野コンバートでセンターが抜け、レギュラー獲得の最右翼は外野のポジション。落合監督はそこにあえて中川を指名。内野手から、外野手に転向させた。期待のほどがうかがえる選手だ。
 中川はバッティングもシェアで悪くはない。それから、走塁に非凡なものを感じた。ばねが躍動するようなしなやかな走り方。天性の筋肉なのだろうか、ああいう選手をセンスがあるというのかとあらためて感じた。

 ドラフト1位の中川に感心していると、そこに同じドラフト1位組の森岡選手が登場。戦力外となった森岡選手、トライアウトのために調整するようにがんばれとのことだが、寂しそうに感じた。登場した時のどよめきや、客席からのがんばれという声援。やはりというか、彼の戦力外に対して納得のいかないファンがいるのを感じた。
(彼が来季、活躍したらコーチは責任とかをとるのだろうか。ヤクルトなどが興味を示しているようだが、もし仮に他チームでレギュラーになれる力がある人間を、チャンスも少なく一軍にもほとんど昇格させなかったという事実。
今季、一軍にいたわずかな時間。すべてがためになると森岡は一挙手一投足漏らすことなくとどめようとしていた。ここまで向上心のある人間。そして、開幕前にはOBで元監督の高木氏も森岡はいいと発言。背番号45には未練を感じてしまう。)

 それから、森岡と同じようなタイプ。岩崎、谷、沢井、西川、柳田。ポスト、アライバといわれるような選手。似たタイプに分類していたが、実際練習を見ると個性の違いが分かる。柳田、西川などはバッティングに非凡で1、2番タイプとは少し違うか。柳田の打球は速く、褒めすぎになってしまうがメジャーの岩村のように感じもした。

 あと、落合監督のノックもまじかで見られた。のらりくらりとした喋り方に慣れたせいか、今でもあんな速い打球を打つとは驚きだった。捕手陣にノックをしていたが、練習のための練習には怒っていた。すべては試合を想定して、彼のスタイルは好ましい。
(捕手陣の練習とあって、ここに戦力外された小山がいた。彼はブルペン捕手になることが内定。練習の手伝いをしていたが手持無沙汰に見えた。何日か前までは小田、田中、小川と一緒になってやっていたのだろう。それがわずかな時間で、もはやボールを追えないという事実。プロは厳しいと感じずにはいられなかった。
高校の同級生の小池は中日。松坂はいうまでもなく、後藤も現在日本シリーズで戦っている。中、高、大学と日本一になったという事実。プロで花咲くことはなかったが、この先の道に期待。)

 秋季キャンプのつもりが、戦力外の話が多くなってしまいました。それでも、ただ練習している姿とはいえ秋季キャンプは楽しいということです。ドラファンにはですが。

posted by nomura |23:32 | 中日ドラゴンズ | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年11月04日

中村公治のニュースを考える

 中村公治が起用法をめぐって、退団を直訴というニュースがあった。親会社の中スポには報じられておらず、真相は分からない。だが、この話を聞いて起こってもおかしくないと感じる。

 少し前、このブログ内で、競争の場が少ないドラゴンズ。これでは、レギュラー以外の選手のモチベーションはどうなのだろう、というようなことを書いた。主力選手を信頼して使い続ける、落合監督のそうしたやり方は成功する時もあるが(主力選手が年齢的にパフォーマンスの最盛期)、うまくいかないときもあるのではないか。

 中村公治は、昨年、ウッズが欠場したときに4番・スタメンに座ったこともある選手だ。今年も、ウエスタンリーグではチーム最多の10本のホームラン。本塁打王のサーパス・相川とはわずか1本差である。

 それが今年は一軍で1試合だけの起用。チーム事情も、森野をケガで欠いたにもかかわらず外野手の小池をトレードで獲得。納得いかないこともあったに違いない。

 レギュラーでない選手がレギュラーになる方法。ひとつはドラフト1位のように、プロスペクトとして最初から与えられるというもの。が、実際これはよほどの逸材。多くは、ケガやアクシデントによって回ってきたポジションをものにするしかない。

 森野→小池の件もそうだが、アクシデントに対する処方が違うのでは。シーズン前、五輪を見越してデラロサを補強した。こういったアクシデントに対して、まず自軍の選手に場を提供するのではなく、外から補修するということをドラゴンズは今季してきた。

 レギュラーと控えに差があるのだからしょうがないだろう。それもあるのだろう。しかし、彼我の差を嘆いていてはそれが縮まることは一生ない。

 平田がいい例だと思う。彼は高校時代、ホームランを量産。その時のバッティングの残像があるのだろう。ヒッチなどの余計な動きが多かった。それでも高校時代は打てたし、培ったスタイル。だから、簡単に変えることはできなかったのだろう。
 だが、一軍で試合に出続けるようになって、アジャストしなければならない部分を矯正したのだろう。いまでは非常にバットがスムーズに出て、代打としてコールされると期待感がある。

 彼のように、実践。そして足りないと思ったところを練習で修正。これしか、プロの水に慣れる方法はないと思う。
 もっとも、場が与えられるためには信頼されねばならない。だが、この信頼という言葉、きっとすごくあいまいなのだろう。二軍とはいえ、チームで一番ホームランを打ったのに。信頼の定義がないだけに、中村公治の結果が即、一軍とはならない。そして、そこに不信感が生まれる。

 中村公治がいなくなって、すぐにチームが困るという話ではないだろう。が、彼のような思いを持った選手が他にもいるかもしれないということが怖い。

 今年、ドラゴンズはタイトルホルダーなしという結果。年齢的なものだろうか、主力のパフォーマンスにかげりが見えもする。
 ウッズも退団し、メンバー構成も練り直す時機だ。そこで、落合監督が就任した年に行った、キャンプ初日の紅白戦をしてはどうだろうか。

 今あるメンバーの力、その明確な優先順位をあらためてつけるために。3年契約のスタート、新しい船出には、これくらい必要ではないだろうか。

posted by nomura |23:51 | 中日ドラゴンズ | コメント(8) | トラックバック(0)
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2008年11月02日

FC岐阜、名古屋に惜敗(後)

 サイドはつけるし、クロスも何とか上げる。それでもゴールは遠い印象は否めない。

 話は変わるが、国士舘大学と鹿島の試合。大学生とはいえスピード、運動量はモチベーションが高く鹿島のそれを凌駕していたのではないか。(前後半、延長終って2対2のスコア。結局、鹿島のPK勝ちという結果)

 しかし、トップカテゴリーで活躍するDFの屈強さ、FWの質の差というものは存在。
 運動量、スピードというのはサッカーの大きな要素で、これが互角ならいい試合にはなる。だが、最後のシーンというのはDFの強さ、FWの質などに左右される。五分のゲームでも最後の詰め、何秒間の差。一番の重要なところが勝敗を分けるのだろうか。

 岐阜にもこれを感じた。グランパス以上によく走るし、いいゲームをした。しかし、最後の吉田、バヤリッツァのDFに仕事をさせてもらえない。ヨンセンの高さは脅威、杉本のスピードにはちぎられていたシーンも。FWの個性、それにも辟易させられていたのでは。両局面の最後におけるツメの部分、そこにトップカテゴリーとの差があるようにも感じる。

 しかし、これは金銭的なもの、クラブの規模もある。ヨンセンやバヤリッツァは外国人。J1でも得点王争いは外国人で上位を占める。もちろん、金銭的余裕のない岐阜に助っ人外国人はいない。

 つまり、今日の試合は、今できるすべてのことを試合に出た選手は示したのではないか。特に薮田選手。攻守に貢献で、無尽蔵なスタミナを披露。といっても、彼は今年32歳。若手とは言い難く、それゆえ持っている力以上に頑張ってくれたと思う。

 現実として、トップカテゴリーとの間に差はある。が、それを埋めるように必死になってピッチをかけずりまくった選手の姿。気持ちをこめて、足りない部分を補おうと懸命に最後まで走り続けたイレブン。

 後半ロスタイム、終了間際の失点。無情にも岐阜ゴールは割られてしまった。それでも、ホイッスルがなっても、選手は下を向くことはなかったし、その必要はないと思う。持っている力の限り戦ったFC岐阜の選手たち。試合には負けたが彼らは決して敗者ではないから。

 今日の試合を見て改めて思った、FC岐阜というチームはやはり応援するのに値するチームだと。

posted by nomura |17:42 | FC岐阜 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年11月02日

FC岐阜、名古屋に惜敗(前)

 FC岐阜のジャイアントキリングならず。天皇杯4回戦、対グランパスとの戦い。終始、優勢に試合を進めるも後半ロスタイムに失点。0対1のスコア、悔しい惜敗となった。

 スタメンは中スポの予想と多少の変化。中スポ予想の左MFに高木ではなく、薮田がそこというのがこの日のスタメン。このことからも岐阜は守りをベースに試合を進めようとするのが見える。

 立ち上がり、岐阜は激しくプレス。同じ東海地区、相手はJ1。北村や片桐などには古巣のチーム。負けたくないという気持ちのこもったプレーを披露。

 前半、岐阜のほうが常に足が動いていた。押されぎみのグランパスは、1トップのヨンセンまでボールが回らない。焦れたヨンセンが下がってボールをもらいに来るなどする。強者のグランパスのゴールは遠かった。それでも、すかさず2トップに変更したりとゲームに対応。

 岐阜は走っていたのもそうだが、インターセプトをする回数が多かった。グランパスに対するプレッシャーをグループでかける(北村、薮田の中盤のふたりは集中力高くこの仕事を貫徹していた)。そして、相手が後手に回ったところ、パスコースを読んでカット。格上の相手に少しも負けていない、いやそれ以上といっていい戦いぶりだった。

 勝機はあるのでは。前半が終わって、後半を待ち遠しく思った岐阜サポも多かったはず。ところが、後半のスタートはグランパスのほうが積極的。闘将ピクシー、前半の戦いぶりによほど不満だったのだろう。喝を入れてイレブンをピッチに送り出したのは想像に難くない。

 しかし、前半にできたゲームの流れはなかなかのことでは変わらない。岐阜に勝機、やはりそう思いながらゲームの行方を見守った。

 梅田、嶋田、薮田。彼らがゴールに迫ったシーンは数多く見た。しかし、ゴールがどうしても遠い。コーナーでもそうだが、ニアが多かった。吉田、バヤリッツァという高さのあるDF。そこにボールを放り込むのは至難で、切り崩して迫るのがゴールへの最短なのか。


posted by nomura |17:38 | FC岐阜 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年11月01日

今週のドラゴンズ

 今週のドラゴンズ、ドラフト以外の話題で。

 一番驚いたのは高代コーチの退団。テレビで見ていると伝わりづらいが、ドラゴンズというチームは高代コーチあってこそのチームだと感じていた。

 今年こそ、新任した苫篠コーチが三塁コーチ。だが、それまでは高代コーチの指定席であった。ジェスチャーや、せわしなく動く姿。相手のクセを盗もうとしたり、とにかくジッとしていない。敵のスキをどうにかついてやろう、彼の所作からそうしたことがうかがえた。ここ何年のドラゴンズらしい野球、相手の嫌がる野球は、高代コーチの功績が大きいと思う。
(2006年、ドラゴンズは本塁憤死をわずか1という好結果。状況判断、正確な指示。高代コーチのすごさが分かる数字のひとつだと思う)

 守備位置の指示だって彼がしていた。それが今年になって、苫篠コーチがチャートを片手にベンチから指示することが目立った。ベースコーチの交代もそうだが、苫篠コーチへの禅譲という言葉が浮かんだ。

 もちろん、川相、苫篠という若い両コーチが参謀格としてこれからのドラゴンズを動かしていけばいい。が、高代コーチの遺産というものをすべて受け継いだのだろうか。

 高代コーチは今年どうしても退団しなければならない訳ではないだろう。彼は、今季の不振の責任を誰かが取らねばとユニホームを脱いだのでは。落合監督がはやくから慰留されたことで、責任を代わりにとった形になったように見えもする。

 落合政権となって1、2、1、2(日本一)、3位という結果。常にペナント争いできるのは落合監督になってからともいえるが、同時に就任した高代コーチ(宇野コーチも)の力も多大だと思う。高代コーチという屋台骨を失ったドラゴンズ。これからのオレ竜に注目したい。


 それから、デラロサが帰国。オフのウィンターリーグ参戦、そのとき首脳陣らとタッグを組んで助っ人探しに協力するという。

 来季、ウッズがいなくなれば大砲探しは必須か。だが、ここ何年、ドラゴンズは外国人に大きなアタリがあったといえない。ウッズとて横浜発だし、パウエル、ゴメス、アレックス、ギャラードといったような優良外国人をドラゴンズが獲得できないでいる。

 ここ何年、ドミニカのウィンターリーグ発でいい選手を狙っているのだろうが、昨年はイスラエルリーグのネルソンを獲得。今の段階で、大成功とは言い切れない。

 デラロサに頼ったり、これがニュースになってしまうようでは優良外国人の獲得は厳しいか。助っ人のパイプがほしいというのが本音。

 それが、ダメなら楽天がセギノールを獲得したやり方。西武退団濃厚のブラゼルを狙ったりすべきではないか。クルスやネルソンのように、成功したらもうけものではなく、貢献してくれるという可能性が高いと思えるような選手を入団さしてほしい。

 最後に、落合監督が元巨人などの河原投手をテストという話題。
今年はFAなどに参入せず、監督自らトライアウトにも足を運ぶという。河原投手の現在形を知らないので何とも言えないが、彼は浪人の身。あくまで現役の頃、キレのあった当時の面影を追い求めすぎてはいけないと思う。

 落合監督は同じように元巨人などの三沢投手を07年に支配下登録した。ほとんど使うことなく、当年限りで解雇となるわけだがいい時のイメージや、最後にかけるベテランの意地のようなもので入団させるのだろうか。

 今年はドラフトでも、育成を含めると9人獲得。ドラゴンズはクルスと上田の両選手しかクビにしておらず、これから何人かが退団の可能性が高い。ならば、そうした選手のためにも本当に必要なパーツのみを補強してほしいと願うばかりだ。

 あんまり、ポジティブではなくなってしまいましたが、来週は明るい話題を考えたいです。

posted by nomura |23:04 | 中日ドラゴンズ | コメント(3) | トラックバック(0)
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