2009年08月25日
あなたは、
奇跡を信じますか?
諸手をあげて、一塁スタンドが
狂喜した。
鋭い打球が
野手の間を裂き、
5、4、3、2、1…
点差はすぐさま減っていく
グラブを焦がすライナー
アウト!
涙は、ほんの少し、
相手エースが泣いているのに。
中京ナインは信じられないようだった
優勝が
追い詰められていた。
ファンは拍手をやめなかった
越後に夏がきた。
奇跡を信じよう、と
思ってみませんか
ね、聖地の神サマ
posted by 斉藤太一 |02:49 |
甲子園夏ゆめ~高校野球の詩09~ |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年08月23日
あまりに純粋な、
琴線に触れる、最期だった
……
マイクが向けられている。
泣きじゃくる。
「この仲間だったら一生野球できなくてもいい」
+
「最後は雄星(菊池)さんにマウンドに立っていてほしかった」
雄々しい星と先発の大役を果たした2年。
この化学式の答えは如何なるものになるか
宮沢賢治さん。見てましたか?
posted by 斉藤太一 |23:44 |
甲子園夏ゆめ~高校野球の詩09~ |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年08月22日
すらり
長い手足がしなり、
打球を放ち
打者を翻弄する
マンモスが出現した頃から
剛の者としてあった
182センチ79キロ
土と歴史を詰めこんで
頂へ飛翔せよ!
posted by 斉藤太一 |23:47 |
甲子園夏ゆめ~高校野球の詩09~ |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年08月22日
マウンドが濡れた。
背番号1の涙で
13人で夏のグラウンドから去る
どっさり
甲子園の土
誰にあげるの?誰の?
仲間のために、
止めどない涙雨だった
この土壌から、芽が吹くときは、
きっと、くるはずだ
posted by 斉藤太一 |01:36 |
甲子園夏ゆめ~高校野球の詩09~ |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年08月21日
抱擁を交わした
二人の快速投手
バットで闘い
炎の球で勝負した
汗を一回から、滴らせ
投げた常葉のエース
プロの試合か、と思わせた
153キロの俊英
こんな試合も、あった
王者の貫禄さえ感じる怪腕に
沸騰するスタンド。
バットを
バン!と
土に叩きつけた
無数のリズムを刻む
この球場。激震に耐えられるか?
posted by 斉藤太一 |01:46 |
甲子園夏ゆめ~高校野球の詩09~ |
コメント(0) |
トラックバック(1)
2009年08月19日
異境から集まった、
球児たち
へたくそ
その一語はほめ言葉ではない
けれども
打って、守った
この事実が8強進出に
燦然と輝く
posted by 斉藤太一 |23:48 |
甲子園夏ゆめ~高校野球の詩09~ |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年08月18日
下克上は目前だった
「赤シャツを破る!」
という名分で
9回表、5-4
怪左腕から5点奪った
だが、敗者となった
涙に暮れる北の国の球児
「おまえのせいじゃない」
決勝打を浴びた2年生への直情
抱擁、継承…新たな練習へ
冷涼な風とともに
悔しい思いは、もうさせない
posted by 斉藤太一 |23:54 |
甲子園夏ゆめ~高校野球の詩09~ |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年08月18日
熱砂の中、
耳を裂く打撃音。
アーチを描かれたのは、
これで四回目
打たれるときは打たれる
ー野手に感謝しなければいけない
吼えた吼えた……
星の咆哮が
泥臭くても、
甲子園という銀河で、
星は流れる
posted by 斉藤太一 |00:39 |
甲子園夏ゆめ~高校野球の詩09~ |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年08月17日
プロへの道が半ば開けているその男
球児のオーラだった
瀬戸内海と四国の地に
抱かれた好選手
にこにこして
剛球を投げる、
豪打を放つ、
試合後、取材のとき
遂に眼が紅くなった
「最後まで泣きたくなかった」
巨躯は、その心を
しまうか
持ちつづけるか
甲子園の
土が知っているはずだ
posted by 斉藤太一 |22:53 |
甲子園夏ゆめ~高校野球の詩09~ |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2009年08月15日
試合に出たい気持ちは少しもない
メンバーは彼を、信頼する
感情、因縁、現象を超えたもの
主将の松本
「聖光」によるみちのくの夢
全国制覇は、成らなかった
が、伝令役を活発におこいない
態度でチームをまとめた
聖地の観衆だってこう思うはず
すばらしい、
ことじゃないか
posted by 斉藤太一 |23:31 |
甲子園夏ゆめ~高校野球の詩09~ |
コメント(0) |
トラックバック(0)